美容院のカット料金の平均は1回いくら?|家計調査で3,184円・東京都区部は5,101円、理容室の散髪代(理容料金)、カット専門店、地方ごとの平均、1年の額と家計簿の項目

美容院などで払うカット代の平均は、総務省の家計調査(2025年・二人以上の世帯)で1回3,184円です。条件をそろえて値段を調べる小売物価統計では、東京都区部の美容院の女性のショートのカットが、2026年10月に5,101円でした。
理容室(床屋)で切る男性の散髪代は、同じ家計調査の「理髪料」で1回2,860円です。小売物価統計の東京都区部の男性の総合調髪は、2026年10月に4,326円でした。
美容院のカットは1回いくらか(国の統計の平均)
カット代の平均が分かる国の統計には、総務省の家計調査と小売物価統計調査の2つがあります。同じカットでも、何を平均したかが違うため、額も違います。
家計調査:実際に払ったカット代の平均は3,184円
家計調査は、全国の世帯に家計簿をつけてもらい、実際に払ったお金を品目ごとに集める調査です。2025年の二人以上の世帯では、カット代の1回あたりの平均価格は3,184円でした。円未満は四捨五入しています。
この品目には、シャンプーやトリートメント、セットの代金も含み、部分カットの代金も入ります。世帯の誰のカットかでは分けていません。二人以上の世帯がカット代に使った額は、払わなかった世帯も含めた1世帯あたりの平均で、1年で7,133円でした。
小売物価統計:東京都区部の女性のショートは5,101円
小売物価統計調査は、決めた条件の品目の値段を、店で毎月調べる調査です。カット代の条件は「美容院におけるカット(シャンプー,ブロー込み),ショート,女性(高校生以下を除く)」です。
この調査では、2026年10月の東京都区部のカット代が5,101円でした。1年前の2025年10月は4,925円で、176円上がっています。東京都区部の店の値段なので、ほかの地域の店では、これより安い額も高い額もあります。
家計調査と小売物価統計で平均が違うわけ
家計調査の3,184円は、実際に払った額の平均で、男女や年齢、髪の長さが混ざっています。小売物価統計の5,101円は、東京都区部の美容院で女性のショートをシャンプー・ブロー込みで切る値段を、調べた店ごとに消費税込みで集めて平均した額です。

自分のカット代を住む地方の平均と比べるなら家計調査、美容院でシャンプー込みで切る値段と比べるなら小売物価統計を見ます。小売物価統計は東京都区部の値段なので、ほかの地域に住む人は、次の地方ごとの平均もあわせて見ます。
地方ごとのカット代の平均
家計調査では、地方ごとの1回の平均価格も出ています。2025年の二人以上の世帯のカット代と理髪料は、次のとおりです(円未満は四捨五入)。
| 地方 | カット代 | 理髪料 |
|---|---|---|
| 北海道 | 3,105円 | 2,694円 |
| 東北 | 2,887円 | 2,676円 |
| 関東 | 3,228円 | 2,962円 |
| 北陸 | 3,290円 | 3,072円 |
| 東海 | 3,391円 | 2,926円 |
| 近畿 | 3,275円 | 2,884円 |
| 中国 | 3,130円 | 2,837円 |
| 四国 | 3,115円 | 2,926円 |
| 九州 | 2,886円 | 2,418円 |
| 沖縄 | 2,682円 | 2,514円 |
カット代は東海の3,391円が最も高く、沖縄の2,682円が最も低い額でした。都市の大きさで分けると、カット代は大都市3,333円・中都市3,238円・小都市A 3,035円・小都市B・町村2,996円で、大きな都市ほど高くなっています。
理容室の散髪代(理容料金)とカット専門店の料金
美容院のほかに、髪を切る店には理容室と、カットだけを短い時間でする専門店があります。料金と、料金に入るものが違います。
理容室の散髪代は1回2,860円(家計調査)
理容室の散髪代は、家計調査では「理髪料」で、2025年の二人以上の世帯の1回の平均価格は2,860円でした。この品目は指名料も含み、部分刈りや顔そりの代金も入ります。地方ごとの額は、上の表の右の列にあります。
小売物価統計の理髪料は、男性の総合調髪(カット・シェービング・シャンプー・セット)の値段です。2026年10月の東京都区部の理髪料は4,326円で、同じ月の美容院のカット代より775円低い額でした。1年前の2025年10月の4,206円からは、120円上がっています。
カット専門店(短い時間でカットだけをする店)
カットだけをする専門店は、シャンプーやブローなどを省き、短い時間で切ることで値段を抑えています。料金は1,300〜1,500円程度が相場とされ、カットは10分程度で終わる店もあります。
美容院のように、仕上げのシャンプーやブロー、カラーやパーマを頼めない店もあります。髪型を変えたり細かく相談したりする回は美容院、伸びた分を整える回は専門店、と使い分ける方法もあります。
カットにカラーやパーマも頼むと、いくらか
カラーも頼むと、1回の額は大きくなります。小売物価統計の2026年10月の東京都区部では、美容院の女性の白髪染め(ショート)が7,692円で、カット代と足すと1万2,793円です。店のセットの料金ではなく、別々の品目の値段を足した額です。
パーマは、家計調査ではカットの分も含めて1回平均9,675円で、小売物価統計の2026年10月の東京都区部ではパーマネント代が1万547円でした。カラーの料金と専門店との違いは、ヘアカラーの料金にあります。
通う間隔ごとの1年の額
カット代の1年の額は「1回の料金×1年に通う回数」で決まります。毎月取り分ける額は、1年の額を12で割ると出ます。
次の表は、美容院の1回を4,800円、カット専門店の1回を1,500円と置いた例です。1年を52週とし、間隔で割った回数の端数は切り捨てています。
| 間隔(年の回数) | 4,800円 | 1,500円 |
|---|---|---|
| 4週ごと(13回) | 62,400円 | 19,500円 |
| 6週ごと(8回) | 38,400円 | 12,000円 |
| 8週ごと(6回) | 28,800円 | 9,000円 |
| 3か月ごと(4回) | 19,200円 | 6,000円 |
美容院に4週ごとに通うと1年6万2,400円で、8週ごとにすると2万8,800円になり、差は3万3,600円です。自分の額は、いつもの1回の料金に表のかっこの中の回数を掛けて出し、1年4万円なら月に約3,300円を取り分ける計算です。
カット代を抑えたいときに見るところ
1年の額を下げるには、1回の料金か、通う回数を減らします。方法には、次のようなものがあります。
- 通う間隔を延ばす:伸びても形が崩れにくい髪型を相談すると、次に切るまでの間を延ばせる
- 専門店と美容院を使い分ける:伸びた分を整える回は専門店、髪型を変える回は美容院にする
- 割引を使う:予約サイトやアプリの初回の割引・学生の割引、店の時間帯の割引を見る
- カットモデル:美容師の練習のモデルになると、安い料金や無料で切ってもらえることがある。ただし髪型は選べないことがある
- 自分や家族で切る:道具の代金だけで済むが、技術の要る髪型は難しい
美容院に通う回数が1年で1回減れば、その回の料金の分だけ1年の額が下がります。髪型の持ちと1年の額を見比べて、通う間隔を決めます。
予約の前に料金表で見ておくこと
同じ店のカットでも、何を頼むかや来店の日時で、会計の額が変わります。カットの基本の料金に加えて、料金表や予約の画面で次の点を見ておきます。
- シャンプーとブロー:カットの料金に入っているか、別に払うか
- 指名料:担当の美容師や理容師を選ぶと、料金が足されるか
- 髪の長さ:長さで料金が変わるか
- 顔そり・眉そり:理容室で、カットとシャンプーに足して頼むと、いくら上がるか
- 割引の条件:初めての人や学生向けか、雨の日や平日の時間帯か、2回目以降も使えるか
統計の値段と自分の額を比べるときも、シャンプーや顔そりが入っているかをそろえます。小売物価統計の5,101円は、女性のショートをシャンプーとブロー込みで切る値段です。
散髪代は家計簿のどの項目に書くか
総務省の家計調査の分類では、散髪代は「その他の消費支出」の中の「諸雑費」にある「理美容サービス」に入ります。その中で、美容院などのカット代は「カット代」、理容室の散髪代は「理髪料」、パーマは「パーマネント代」と、別々の品目です。
美容院での毛染め代は「他の理美容代」に入ります。家計簿では、美容や理美容の項目の中にカットの行を作り、家族の分も同じ行に書くと、1年にいくら使ったかが見えます。美容院代を含む美容代全体の平均は、美容代と服代の平均で家計調査から見ています。
よくある質問
Q美容院のカットは、1回いくらが平均ですか
家計調査(2025年・二人以上の世帯)では、カット代の1回の平均価格は3,184円でした。小売物価統計では、2026年10月の東京都区部の美容院の女性のショート(シャンプー・ブロー込み)が5,101円です。
Q男性が理容室で切ると、いくらですか
家計調査(2025年・二人以上の世帯)の理髪料の1回の平均価格は2,860円でした。小売物価統計では、2026年10月の東京都区部の男性の総合調髪の理髪料は4,326円です。
Qカットとカラーで1万円を超えるのは高いですか
東京都区部の2026年10月の小売物価統計で、美容院の女性のショートのカット(5,101円)と白髪染め(7,692円)を足すと1万2,793円です。長い髪やトリートメントを足すと額は上がるため、同じ条件の料金と比べて判断します。
Qカット専門店は、いくらくらいですか
1,300〜1,500円程度が相場とされます。シャンプーやブローなどを省いてカットだけをする店で、カラーやパーマを頼めない店もあります。
Q散髪代は、家計簿の何の項目に入れればいいですか
家計調査では「諸雑費」の中の「理美容サービス」で、美容院などのカットは「カット代」、理容室は「理髪料」です。家計簿では美容の項目の中にカットの行を作ると、1年の額が見えます。
まとめ
- 家計調査(2025年・二人以上の世帯)では、カット代は1回平均3,184円、理容室の理髪料は2,860円
- 小売物価統計では、2026年10月の東京都区部の美容院の女性のショート(シャンプー・ブロー込み)は5,101円で、1年で176円上がった
- 東京都区部の男性の総合調髪は4,326円で、1年で120円上がった
- 地方の平均は、カット代が東海の3,391円から沖縄の2,682円まで違い、大きな都市ほど高い
- カット専門店の目安は1,300〜1,500円程度とされ、シャンプーやブローは省かれる
- 1年の額は1回の料金×通う回数で決まる。シャンプーの有無などの条件をそろえて比べ、通う間隔と店を決める
この記事で参照した公的情報
- 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・二人以上の世帯=全国の平均価格:カット代3,183.7円・理髪料2,860.4円・パーマネント代9,674.74円/全国の支出金額:カット代7,133円/都市階級と10地方のカット代・理髪料の平均価格)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040409546&fileKind=0
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(891 理髪料=指名料も含む・例示に部分刈り代、顔そり代/892 パーマネント代=シャンプー、カット、トリートメント、セット代及び指名料も含む/894 カット代=シャンプー、トリートメント及びセット代も含む・例示に部分カット代/899 他の理美容代=例示に毛染め代/10 その他の消費支出・10.1 諸雑費・10.1.1 理美容サービス(890〜899))
- 小売物価統計調査(動向編)第2表 主要品目の東京都区部小売価格【2025年10月〜2026年10月】(9531 カット代=2026年10月5,101円・2025年10月4,925円/9511 理髪料=2026年10月4,326円・2025年10月4,206円/9521 パーマネント代=2026年10月10,547円/9532 ヘアカラーリング代=2026年10月7,692円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040521459&fileKind=0
- 小売物価統計調査 調査品目及び基本銘柄(2026年10月〜11月分)(9531 カット代=美容院におけるカット(シャンプー,ブロー込み),ショート,女性(高校生以下を除く)/9511 理髪料=総合調髪(カット,シェービング,シャンプー,セット),男性(高校生以下を除く)/9521 パーマネント代=美容院におけるパーマネント(シャンプー,カット,ブロー又はセット込み),ショート,女性(高校生以下を除く))
