ヘアカラーの料金の相場はいくら?|美容院・理容室の白髪染めは1回平均5,929円、カラー専門店との違い、根元のリタッチ、通う間隔ごとの1年の額、家計簿での書き方

ヘアカラーの料金は、染める範囲と髪の長さ、店の種類で変わり、どこでも同じ額ではありません。民間の調査では、美容室や理容室で白髪染めをする人が1回に使う金額は平均5,929円で、カラー専門サロンでは平均4,032円でした。
ここでは、調査の平均と国の統計で見た美容院の白髪染めの値段を並べ、カラー専門店との違いを整理します。通う間隔ごとの1年の額の例と、市販のカラー剤との比べ方、家計簿での書き方もまとめます。
白髪が気になって、美容院でこまめに染めるようになりました。1回いくらならふつうなのか、1年でいくらになるのかが分かりません。
美容院でカラーをすると1回いくらか
株式会社リクルートのホットペッパービューティーアカデミーは、白髪の悩みと白髪染めの使い方を聞いた調査を出しています。2026年の調査は、7月29日〜8月3日に、全国の20〜69歳の男女1,031人にインターネットで聞いたものです。
答えたのは、白髪染めをしていて白髪を気にしており、理美容室を3か月に1回以上使う人です。美容室・理容室で白髪染めをする人が1回に使う金額は、平均5,929円でした。男性は4,364円、女性は6,229円で、女性のほうが約1,900円高くなっています。
前の年(2025年)の同じ調査では、男性が4,096円、女性が6,228円でした。この平均は、答えた人が1回に払っている額を聞いたもので、カットなどを一緒に頼んだかどうかは分けていません。
国の統計で見た、美容院の白髪染めの値段
総務省の小売物価統計調査は、決めた条件の品目の値段を毎月調べています。美容院の白髪染めは「ヘアカラーリング代」という品目で、女性のショートヘアを、シャンプーとブロー(またはセット)込みで染める値段です。
この調査では、2026年9月の東京都区部のヘアカラーリング代は7,692円でした。1年前(2025年9月)のヘアカラーリング代は7,434円で、258円上がっています。東京都区部の店の値段なので、ほかの地域ではこれより安い店も高い店もあります。
カラー専門店は美容院よりいくら安いか
カラー専門店は、カットやパーマをせず、カラーだけをする店です。全体染めは2,500〜3,000円、部分染めは1,000〜1,500円程度が、専門店の料金の目安です。かかる時間は40〜60分程度とされます。
先の調査でも、カラー専門サロン・白髪染め専門サロンで白髪染めをする人が1回に使う金額は、平均4,032円でした。美容室・理容室の平均5,929円より約1,900円安く、通う回数が多いほど1年の差は広がります。
美容院のヘアカラーは6,000円台からが目安で、カットやシャンプーを加えると1万円台になることもあるとされます。2つの美容院の料金表の例では、根元のリタッチが5,000〜7,900円から、全体のフルカラーが5,500〜8,900円からです。
美容院と専門店で違うところ
料金のほかにも、美容院と専門店ではできることが違います。主な違いは、次のとおりです。
- 美容院:カウンセリングに時間をかけ、細かい要望を伝えやすい。メッシュやウイービングのように技術の要るカラーも頼める。カットやトリートメントも一緒にできる
- カラー専門店:料金が安く、短い時間で済む。最後のセットを自分でする店や、グラデーションのような特殊なカラーを受けない店もある
- 持ち込みのコース:自分でカラー剤を持っていき、塗ってもらうコースを置く専門店もある
短い時間で手軽に済ませたいときは専門店、相談しながら染めたいときやカットもしたいときは美容院、という使い分けもあります。仕上がりと時間、料金のどれを重く見るかで決めます。
料金が変わるところ(根元のリタッチ・長さ・カット込み)
同じ店でも、どこまで染めるかで料金が変わります。伸びてきた根元だけを染める「リタッチ」は、髪全体を染めるフルカラーより安く決めている店があります。先の料金表の例では、リタッチとフルカラーの差は500〜1,000円でした。
カラーの種類や髪の長さによっても値段が変わります。小売物価統計の値段も、ショートヘアと条件を決めて調べた額なので、長い髪ではこれと違う額になることがあります。カットだけの平均の額は美容院のカット料金の平均にあります。
カットも頼むと、1回の額は大きくなります。小売物価統計の2026年9月の東京都区部では、美容院の女性のカット代(シャンプー・ブロー込み)が5,088円でした。ヘアカラーリング代7,692円と足すと1万2,780円ですが、別々の品目の和で、店のセットの料金ではありません。
通う間隔ごとの1年の額
白髪染めは、根元が伸びるたびに染め直すので、1年の額は「1回の料金×通う回数」で決まります。同じ1回の料金でも、間隔を変えると1年の額は大きく動きます。

図は、美容院の1回を6,500円、カラー専門店の1回を2,800円と置いた例です。4週ごとに通うと年13回で、美容院は8万4,500円、専門店は3万6,400円になり、差は4万8,100円です。年の回数は52週を間隔で割り、端数は切り捨てています。
美容院で8週ごとに染めると年6回で3万9,000円で、専門店に4週ごとに通う額と同じになります。料金の安い店に移るか、間隔を延ばすかで、1年の額を同じだけ下げられる例です。
市販のカラー剤で染めると、いくらか
自分で染めるときにかかるのは、主に市販のカラー剤の代金です。小売物価統計の2026年9月の東京都区部では、白髪用の早染めタイプのクリーム(箱入り)が1箱652円でした。市販のヘアカラーは数百円〜1,500円程度で買えるとされます。
全体はサロンで染め、伸びてきた根元の白髪だけを市販のカラー剤で染めて、サロンに行く回数を減らす方法もあります。サロン1回分の代わりに市販のカラー剤を使えば、その回の支出は数百円から1,500円程度で済みます。
ただし、染毛剤は使う前に毎回、肌の試験を求める製品です。消費者庁の消費者安全調査委員会の報告書によると、業界の自主基準で、染毛剤の箱には毎回必ず染毛の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をするよう表示します。
値上げが続く理由と、費用を抑えたいときに見るところ
美容院の値上げの理由には、カラー剤などの薬剤の値上がり、最低賃金の引き上げによる人件費、電気代やガス代の高止まりが挙げられています。前に通った店でも、今の料金表で確かめます。
ヘアカラーの1年の額を下げたいときは、1回の料金と回数のどちらを減らすかを決めます。方法には、次のようなものがあります。
- 通う間隔を少し延ばす:根元の伸びが目立ちにくい色やデザインを美容師に相談すると、次に染めるまでの間を延ばせる
- サロンと自分で染めるのを組み合わせる:全体はサロン、根元の白髪は市販のカラー剤にする
- 専門店と美容院を使い分ける:手軽に済ませたい回は専門店、カットや細かい相談をしたい回は美容院にする
- 予約サイトのクーポンを見る:初めての人向けや、続けて通う人向けの割引を配る店がある
回数を減らすと、そのぶんの施術代がまるごと減ります。仕上がりや髪の状態と釣り合う間隔を、料金表と1年の額を見ながら決めます。
予約の前に料金表で見ておくこと
初めての店では、カラーの基本の料金のほかに、次の点を料金表や予約の画面で見ておきます。会計のときに思ったより高くなるのを防げます。
- 染める範囲:リタッチとフルカラーのどちらか、リタッチはどこまでの長さを染めるか
- 髪の長さ:長さで料金が変わるか、いくら変わるか
- シャンプーとブロー:基本の料金に入っているか、セットを自分でする店か
- カット・トリートメント:一緒に頼んだときのセットの料金があるか
美容院と専門店で料金を比べるときは、この4つをそろえてから比べます。染める範囲や長さが違うと、同じ「カラー」でも額が大きく違うためです。
家計簿では、どこに書くか
総務省の家計調査の分類表では、美容院で染めてもらう毛染め代は「他の理美容代」に入り、例にヘアマニキュアとヘアカラーが挙がっています。カット代とパーマネント代は、それぞれ別の品目です。
市販のカラー剤は品物なので、「ヘアカラーリング剤」という別の品目に入ります。白髪染めやヘアマニキュア、カラートリートメントも、この品目の例です。家計調査(2025年)で、二人以上の世帯がヘアカラーリング剤に使った額は1年1,546円でした。
家計簿では、美容の項目の中にヘアカラーの行を作り、サロンの施術代と市販のカラー剤の代金を分けて書くと、どちらにいくら使ったかが見えます。美容院代やカット代を含む美容代全体の平均は、美容代と服代の平均で家計調査から見ています。
ヘアカラーの料金は、染める範囲と長さ、店の種類をそろえると比べられます。1回の額に1年の回数を掛ければ、毎月取り分ける額が見えます。
よくある質問
Q美容院のヘアカラーは、1回いくらが相場ですか
民間の調査(白髪・グレイヘアに関する意識調査2026)では、美容室・理容室で白髪染めをする人が1回に使う金額は平均5,929円でした。小売物価統計では、2026年9月の東京都区部の美容院の白髪染め(女性・ショート)は7,692円です。
Qカラー専門店だと、いくらくらいですか
全体染めで2,500〜3,000円、部分染めで1,000〜1,500円程度が目安とされます。先の調査では、専門サロンで白髪染めをする人の1回の平均は4,032円でした。
Q根元だけのリタッチは安くなりますか
髪全体を染めるフルカラーより安く決めている店があります。リタッチで染める長さの決まりと、フルカラーとの差は店ごとに違うので、料金表で見比べます。
Qカットとカラーで1万円を超えるのは高いですか
小売物価統計の2026年9月の東京都区部では、美容院の女性のカット代が5,088円、白髪染めが7,692円で、足すと1万2,780円です。長さやトリートメントで額は上がるので、同じ条件の料金表と比べます。
Q市販のカラー剤はいくらですか
小売物価統計の2026年9月の東京都区部では、白髪用の早染めタイプのクリーム(箱入り)が1箱652円でした。白髪染めのような染毛剤は、箱の説明どおり毎回、染める48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をします。
Q家計簿では、何の項目に入れればいいですか
家計調査の分類では、美容院の毛染め代は「他の理美容代」、市販のカラー剤は「ヘアカラーリング剤」です。家計簿では美容の項目の中にヘアカラーの行を作ると、1年の額が見えます。
まとめ
- 民間の調査では、美容室・理容室での白髪染めは1回平均5,929円、カラー専門サロンでは平均4,032円
- 小売物価統計では、2026年9月の東京都区部の美容院の白髪染め(女性・ショート)は7,692円
- カラー専門店の目安は全体染め2,500〜3,000円とされ、カットやデザインの幅は美容院のほうが広い
- 1年の額は1回の料金と通う回数で決まり、店の種類と間隔を変えると大きく動く
- 染める範囲・長さ・シャンプーの有無をそろえて料金表を比べ、通う間隔を決める
1回の料金と通う間隔を書き出せば、ヘアカラーにかかる1年の額が見えます。美容の項目の中にヘアカラーの行を作っておけば、毎月の取り分けも決められます。
この記事で参照した公的情報
- 白髪・グレイヘアに関する意識調査2026(株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー・本調査2026年7月29日〜8月3日・全国の20〜69歳の男女で、白髪があって白髪染めをしていて、白髪を気にしていて、ヘアサロンを3か月に1回以上使う人1,031人・インターネット調査=1回あたりの金額(加重平均):美容室・理容室での白髪染め 全体5,929円・男性4,364円・女性6,229円(2025年 男性4,096円・女性6,228円)/カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め 全体4,032円)
- 窓口
- 株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
- 確認日
- 確認先
- https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/shiraga/82547/
- 小売物価統計調査(動向編)第2表 主要品目の東京都区部小売価格【2025年9月〜2026年9月】(9532 ヘアカラーリング代=2026年9月7,692円・2025年9月7,434円/9531 カット代=2026年9月5,088円/9625 ヘアカラーリング剤=2026年9月1箱652円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040510348&fileKind=0
- 小売物価統計調査 調査品目及び基本銘柄(2026年10月調査)(9532 ヘアカラーリング代=美容院における白髪染め(シャンプー,ブロー又はセット込み),ショート,女性/9531 カット代=美容院におけるカット(シャンプー,ブロー込み),ショート,女性/9625 ヘアカラーリング剤=白髪用,早染めタイプ,クリーム,箱入り(1剤40g・2剤40g入り))
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(899 他の理美容代=例示に毛染め代(ヘアマニキュア ヘアカラー)/915 ヘアカラーリング剤=例示に白髪染め・ヘアカラー・ヘアマニキュア・カラートリートメント)
- 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・全国・二人以上の世帯=ヘアカラーリング剤 年1,546円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
- 消費者安全調査委員会 事故等原因調査報告書「毛染めによる皮膚障害」概要(平成27年10月23日・染毛剤の必須表示=毎回必ず染毛の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト))
