キャンプ道具の初期費用はいくら?|一式で5万〜10万円が目安、最初にそろえる道具の一覧、ソロと家族の違い、費用を抑える方法、家計簿での書き方

キャンプ道具を一式そろえる費用は、5万〜10万円程度とされています。初心者向けの道具をそろえるとおよそ8万円程度、という目安もあります。どの製品を選ぶか、何人分をそろえるかで、額は大きく変わります。
この記事では、一式に入る道具の一覧、ソロと家族の違い、季節で変わる寝袋の値段、初期費用を抑える方法をまとめます。国の統計でキャンプ道具がどの項目に入るかと、家計簿での書き方も書きます。
キャンプを始めたいのですが、道具を一式そろえるといくらかかるのか見当がつきません。全部買うか、借りて済ませるかでも迷います。
キャンプ道具の初期費用は、一式で5万〜10万円が目安
道具を一度に全部そろえると、道具の質にもよるものの5万〜10万円程度かかるとされます。初心者向けの道具一式なら、およそ8万円程度という目安もあります。
どちらの額も、テントや寝袋などを新しく買う場合の目安です。テントの大きさ、寝袋やいすの数、選ぶ製品の価格帯で、合計は上にも下にも動きます。
一式の額は、何が入っているかをそろえて比べる
一式に入れる道具は、売り方によって違います。テントとタープの両方を入れるか、調理の道具や食器まで入れるかで、同じ「一式」でも額が変わります。
額を比べるときは、寝る道具・過ごす道具・料理の道具のどこまでが入った額かを先に確かめます。次の節の一覧と照らすと、抜けている道具が分かります。
寝袋は、季節で値段が変わる
寝袋は、寒さに強いものほど値段が上がります。寝袋の予算は、5〜9月の最低気温向けなら3,000〜6,000円程度で、寒い時期に使えるものだと15,000円程度かかることもあります。
寒い時期に始めると、暖を取るための薪や防寒の道具も要ります。家族の人数分の寝袋を買うなら、始める季節によって初期費用の差が広がります。
一式に入る道具の一覧
キャンプ道具は、使う場面で分けると、買う物の抜けを見つけやすくなります。最低限そろえる道具を、場面ごとに並べました。
- 寝る道具:テント、グランドシート、テントの中に敷くマット、寝袋、枕
- 過ごす道具:タープ、テーブル、いす、ランタン
- 料理の道具:バーナー(コンロ)、焚き火台やバーベキューのグリル、クーラーボックス、調理の道具、食器
- 設営の道具:ペグ、ペグを打つハンマー
グランドシートは、テントの下に敷いて、床が汚れたり擦れたりするのを防ぐシートです。テントと組み合わせて売られている製品もあるので、別に買う前に、テントに何が付いてくるかを確かめます。
ソロと家族で、そろえる物が違う
1人で行くソロキャンプなら、小さなテントと1人分の寝袋・いす・テーブルで足ります。ソロ向けの一覧では、料理の道具も持ち運びやすい1口のバーナーが挙がっています。
家族4人なら、4人で寝られる広さのテントと、人数分の寝袋といすが要ります。家族向けの一覧には、日よけのシェードやタープ、2口のバーナー、バーベキューのコンロも入り、ソロより道具の数が増えます。
家にある物で代わりにできる道具
料理の道具は、家の物を使って始める方法が挙げられています。まな板や包丁、小さめの鍋を家から持っていけば、キャンプ用の調理の道具を最初から買わずに済みます。
食器は、家にある物を使うか、使い捨ての紙皿や紙コップ、割り箸で代える方法もあります。スプーンやフォークも、家の物で代えられる物として挙げられています。
家族4人で一式を見積もる例
一式の額は、場面ごとに「買う」「借りる」「家の物を使う」を決めてから見積もると、自分の家の額に近づきます。家の物を使う道具は0円で数え、借りる道具の料金は、そのキャンプの1回の費用の側に入れます。

図は、家族4人で一式をそろえるときの見積もりの例です。寝る道具38,000円、過ごす道具19,000円、料理の道具17,000円、設営の道具3,000円と置くと、合計は77,000円になります。調理の道具と食器は、家の物を使う前提です。
実際の値段は、製品の大きさや価格帯で大きく違います。自分の家で見積もるときは、店や売り場の値段を場面ごとに書き込み、合計が5万〜10万円の幅のどこに来るかを見ます。
初期費用を抑える方法
道具の初期費用を抑える方法は次のとおりです。道具ごとに、買う・借りる・家の物を使うを選ぶと、使い方に合った額に収まります。
最初は借りて、続けると決めてから買う
テントなどの道具を一式で貸し出しているキャンプ場もあります。最初は借りて体験してみて、続けそうなら気に入った道具から買う、という始め方が挙げられています。
道具を貸し出すサービスを使う方法もあります。借りる料金は道具の数と日数で変わるので、買う額と比べてから決めます。
暖かい時期に始める
5〜9月の気候が穏やかな時期に始めると、防寒の道具が要らない分、初期費用を抑えやすくなります。寝袋も、寒い時期向けより安い価格帯の物で足ります。
1つで2つの役目をする道具を選ぶ
焚き火台とバーベキューの台は、1台で両方に使える製品があります。両方を別に買うより安く、持ち運ぶ荷物も減ります。
前室(テントの入口の前にある、屋根の付いた場所)が広いテントなら、前室がタープの代わりになります。前室の屋根が横150cm×縦150cm以上あれば、少しの雨なら濡れずに過ごせるとされます。
ホームセンターや100円ショップ、中古を使う
ホームセンターや100円ショップにも、キャンプ用の道具が並ぶようになっています。調理の道具のなかには、数百円で買える物もあります。
新しい製品を買う、中古を買う、借りる、の3つから、道具ごとに選ぶ方法もあります。値の張る道具は、先に借りて使い心地を確かめてから買うかを決めると、合わない物を買わずに済みます。
必要な物から少しずつ買い足す
回数を重ねると、自分に合う道具が分かってきます。最初は最低限の道具で行き、帰ってから「足りなかった物」と「使わなかった物」を書き出して、次に買う物を決めます。
家計簿での書き方
キャンプ道具の代金は、始める年にまとめて出て、その後は何年も使います。毎月の生活費の項目に混ぜず、置き場を先に決めておくと、ほかの月との比べがしやすくなります。
国の統計では、テントは「他の運動用具」
総務省の家計調査は、テントやはんごう、クーラーボックスなどのアウトドア用具を「他の運動用具」という項目に入れています。ボールやラケット、釣りざおと同じ項目で、教養娯楽の中の1つです。
家計調査(2025年)で、二人以上の世帯が他の運動用具に使った額は年間4,035円です。ほかの運動用具も入り、買わなかった世帯も含めた平均なので、道具をそろえる年の額とは比べられません。
アウトドア用の燃料(ブタンガスや炭など)は、光熱の項目ではなく「他の教養娯楽用品のその他」に分けています。家計簿でも、ガスボンベや炭はキャンプの行に入れておくと、家の光熱費と混ざりません。
買う物を「今回」「あとで」「借りる」に分ける
買う物の一覧を作ったら、今回買う物、あとで買う物、借りる物に分けます。今回買う物の合計が、始めるときに用意する額です。
あとで買う物は、買う予定の月と額を書き、その月までに取り分けます。年に1回の出費を月ごとの表に置く書き方は、年間収支表にあります。
カードで買った道具は、締め日と支払日で決まる月に口座から引き落とされます。引き落としの月のずれは、家計簿とカードのずれで確かめられます。
1回あたりの道具の費用も見ておく
道具の代金を、使う見込みの回数で割ると、1回あたりの道具の額が出ます。キャンプ1回の費用の内訳と、道具の代金を回数で割る例は、キャンプの費用の平均にまとめています。
道具を場面ごとに書き出して「買う」「借りる」「家の物」に分けると、始めるときに用意する額が見えます。あとで買う物も、払う月に置いておけます。
よくある質問
Qキャンプ道具を一式そろえると、いくらかかりますか
目安は、一度に全部そろえて5万〜10万円程度、初心者向けの道具一式でおよそ8万円程度です。人数と製品の価格帯で変わるので、場面ごとに見積もって合計を出します。
Q最初にそろえる道具は何ですか
泊まるなら、テント・グランドシート・マット・寝袋の寝る道具が要ります。テーブルやいす、ランタン、料理の道具も挙げられていますが、調理の道具と食器は家の物で代えられる物があります。
Q道具を買わずにキャンプはできますか
キャンプ場には、テントなどの道具を一式で借りられる所があります。借りられる物と料金は、予約の前にキャンプ場の案内で確かめます。
Q寝袋はいくらくらいですか
5〜9月の最低気温に合う寝袋で3,000〜6,000円程度、寒い時期に合うもので15,000円程度の予算が目安です。人数分を買うなら、季節で合計が変わります。
Qキャンプ道具は、家計簿の何の項目ですか
家計調査では、テントやクーラーボックスは「他の運動用具」で、教養娯楽の1つです。家計簿では、毎月の生活費と分けて特別費の行に置くと、ほかの月と比べやすくなります。
まとめ
- キャンプ道具を一式そろえる費用は、5万〜10万円程度、初心者向けの道具でおよそ8万円程度
- 一式の額は、寝る・過ごす・料理・設営のどこまで入るかで変わるので、中身をそろえて比べる
- 寝袋は、5〜9月向けなら3,000〜6,000円程度、寒い時期向けは15,000円程度の予算が要ることもある
- 借りる、兼用の道具を選ぶ、家の物を使う、中古を使う、で初期費用を抑えられる
- 家計調査では、テントやクーラーボックスは「他の運動用具」(二人以上の世帯で年間4,035円)
- 道具の代金は特別費の行に置き、あとで買う物は払う月を決めて取り分ける
道具を場面ごとに書き出したら、今回買う物と借りる物が分かれました。始めるときに用意する額も見えました。
この記事で参照した公的情報
- 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・全国・二人以上の世帯の他の運動用具4,035円・運動用具類16,862円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(833 他の運動用具=832の項目に分類されない運動用具・アウトドア用品も含む・○アウトドア用具(テント ピッケル はんごう 磁石盤 クーラーボックス)/439 他の光熱のその他=×アウトドア用燃料(ブタンガス、炭など)→842 他の教養娯楽用品のその他)
