キャンプの費用の平均はいくら?|1回の予算は「5,000円以上1万円未満」が26%、キャンプ場に泊まる観光旅行は1人1回4万8,268円(2025年)

家計の見える化 ・ ・ 最終更新

キャンプの情報サイト TAKIBI が2021年12月に18〜65歳の500人に聞いた調査では、1回のキャンプの予算は「5,000円以上1万円未満」が26%で、最も高い割合でした。3万円未満の答えを合わせると9割になります。

国の統計では、観光庁の旅行・観光消費動向調査(2025年)で、泊まった施設がキャンプ場の観光の宿泊旅行は1人1回4万8,268円でした。この記事では、2つの数字の違い、1回の費用の内訳、道具の費用の考え方、家計簿での予算の立て方を書きます。

家族でキャンプに行くと、1回でいくらかかるのか見当がつきません。道具を買う分も入れると、旅行より高くならないかが心配です。

キャンプの費用の平均は、1回の予算で1万円未満が約半分

1回のキャンプの予算は、キャンプ・アウトドアの情報サイトが行ったアンケートで分かります。ここでは、聞いた時期と対象を添えて結果を並べます。

1回の予算は「5,000円以上1万円未満」が26%

TAKIBI は2021年12月14日に、全国の18〜65歳の男女500人にインターネットで「一回のキャンプで使うお金の予算はいくらまでか」を聞きました。答えの分かれ方は次のとおりです。

  • 23%が5,000円未満
  • 26%が5,000円以上1万円未満
  • 23%が1万円以上2万円未満
  • 18%が2万円以上3万円未満
  • 5%が3万円以上4万円未満
  • 3%が4万円以上5万円未満
  • 1%が5万円以上10万円未満
  • 1%が10万円以上

1万円未満の2つを合わせると49%で、およそ半分です。3万円未満までを合わせると90%で、3万円以上の答えは合わせて10%でした。

ソロ・2人・家族で、予算の幅が違う

同じ調査を、行く人数で分けた結果も出ています。1人で行くソロキャンプは、およそ7割が1万円以内と答えました。2人のデュオキャンプと複数人のグループキャンプは、5,000円以上2万円未満の割合が最も高い結果です。

家族のキャンプでは、1万円以上3万円未満の予算が全体のおよそ6割を占めました。1万円未満の家族も3割あり、近くの無料のキャンプ場で食費だけにするといった過ごし方が考えられる、と調査は書いています。

予算の調査に入っていないもの

この調査は「予算はいくらまでか」を聞いたもので、実際に払った額の平均ではありません。テントや寝袋などの道具を買う費用が入るかどうかも、聞き方からは分かりません。

家族の予算を比べるときは、何人分の額か、ガソリン代や道具の代金を入れているかを先にそろえます。自分の家の1回の額は、次の節の項目ごとに見積もると出せます。

観光庁の統計で見る、キャンプ場に泊まる旅行の額

観光庁の旅行・観光消費動向調査は、住民基本台帳から無作為に選んだ人に、旅行の回数と使った額を年4回聞く統計です。泊まった宿泊施設ごとに分けた額が集計表に出ていて、その1つが「キャンプ場」です。

キャンプ場に泊まった観光旅行は、1人1回4万8,268円

2025年の集計表(確報)第13表では、泊まった施設がキャンプ場の観光・レクリエーションの宿泊旅行の旅行単価は、1人1回4万8,268円でした。旅行単価は、旅行1回に1人が使った額の平均で、交通費や旅行の前の買い物も入ります。

同じ表で、泊まった施設を問わない観光の宿泊旅行は8万2,270円でした。ホテル(洋室主体)は9万221円、旅館(和室主体)は7万9,532円です。キャンプ場の額は、施設を問わない額のおよそ6割にあたります。

内訳では、旅行前の買い物が8,414円

キャンプ場に泊まった観光旅行の4万8,268円を、使った物ごとに分けると次のとおりです。旅行の前に買った物と、帰ってから払った物も入っています。

  • 宿泊費:1万8,161円
  • 旅行前の買い物:8,414円
  • 交通費:7,855円
  • 飲食費:5,093円
  • 買物代(旅行中):4,814円
  • 娯楽等サービス費・その他:2,713円
  • 参加費(パック旅行などの代金):1,136円
  • 旅行後:83円

観光庁の旅行・観光消費動向調査(2025年・確報)の第13表で、泊まった施設がキャンプ場の観光・レクリエーションの宿泊旅行の1人1回あたりの額の内訳を示した図。合計4万8,268円のうち、宿泊費1万8,161円・旅行前の買い物8,414円・交通費7,855円・飲食費5,093円・買物代4,814円。施設を問わない観光の宿泊旅行は8万2,270円

旅行前の8,414円は、施設を問わない観光の宿泊旅行の7,630円より高く出ています。旅行の前に払った額の合計で、食材・燃料・道具のどれに使ったかの内訳は、この表には出ていません。

1人あたりの額を、家族の人数でそのまま掛けない

旅行単価は1人あたりの額なので、子どもも1人として数えた平均です。キャンプ場の利用料は1区画ごとに決まる場合もあり、家族の人数を掛けると、実際より高く見積もることがあります。

この額には、泊数や行き先の遠さの違う旅行が混ざっています。2025年7〜9月の同じ旅行は5万8,276円で、季節によっても動きます。家族の額は、平均を掛けるより、項目ごとに見積もるほうが近い額になります。

1回の費用は、何でできているか

キャンプの1回の費用は、大きく分けると移動の費用、キャンプ場の利用料、食材の費用の3つです。家族の1泊2日なら、次のような項目を書き出すと、どこが大きいかが見えます。日帰りで食材と炭だけを用意するときの額はバーベキューの費用にあります。

  • 行き帰りのガソリン代と高速道路の料金(電車やバスなら運賃)
  • キャンプ場の利用料(区画の料金・人数ごとの施設使用料・駐車料金)
  • 食材と飲み物、炭や薪、燃料のガス
  • お風呂(場内のシャワーや近くの温泉施設)
  • 借りる道具の料金(テントや寝袋など)
  • 現地での体験や入場料、お土産

キャンプ場の利用料は、料金の決め方が場所ごとに違う

キャンプ場の料金は、1区画いくらで決まる所と、区画の料金に大人・子どもの人数分の施設使用料が足される所があります。環境保全のための料金や、タープを張る分が別の料金になる場合もあります。

公営の無料のキャンプ場もありますが、予約の要否や使える時期、火の使い方は施設ごとに決まっています。料金と決まりは、予約の前にキャンプ場の案内で確かめます。

移動の費用は、遠さで大きく変わる

車で行くなら、ガソリン代と高速道路の料金が移動の費用です。片道の距離が長いほど両方が増えるので、近くのキャンプ場を選ぶと1回の額が下がります。1か月のガソリン代の目安はガソリン代の1ヶ月の平均にまとめています。

観光庁の統計でも、キャンプ場に泊まった観光旅行の交通費は1人1回7,855円でした。施設を問わない観光の宿泊旅行の1万6,672円と比べると、半分を下回る額です。

道具を買う費用は、1回の額と分けて考える

テント・タープ・寝袋・テーブルといすなどを一から買うと、家族分で数万円〜10万円かかるとされます。有名なブランドや人数の多い製品、新しい型の製品を選ぶと高くなります。

道具は何回も使うので、1回のキャンプの費用とは分けて書きます。買った額を、使う見込みの回数で割ると、1回あたりの道具の費用が出ます。

家族4人で1泊2日のキャンプに行くときの、1回の費用を項目ごとに見積もった例の図。キャンプ場の利用料6,000円、ガソリン代と高速料金7,000円、食材と飲み物9,000円、薪と燃料1,500円、お風呂2,000円で、合計2万5,500円。道具一式8万円を12回使うなら、1回あたり約6,667円を別に見込む。金額は例

図は、家族4人で1泊2日のキャンプに行くときの例です。1回の費用は2万5,500円と置きました。道具一式8万円を、年4回で3年、合わせて12回使うなら、1回あたり約6,667円を道具の分として別に見込みます。一式の額と道具の一覧はキャンプ道具の初期費用にまとめています。

旅行と比べると、どちらが安いか

キャンプは宿泊費の欄が小さくなる一方で、道具を持っていなければ最初に買う費用がかかります。観光庁の統計で1人1回の額を比べると、キャンプ場に泊まった観光旅行は4万8,268円、ホテル(洋室主体)は9万221円でした。グランピングの料金の目安はグランピングの料金の相場にあります。

ただし、道具を買う年は、その代金も足して比べます。家族旅行の1人1回の額や内訳は家族旅行の費用の平均にまとめています。キャンプに何回行くかで1回あたりの道具の費用が変わるので、行く回数の見込みを先に立てます。

費用を抑える方法

キャンプの費用を下げる方法は、道具・場所・食事に分けて考えると整理できます。どれも、1回の予算の上限を決めてから選びます。

道具は借りる・中古・手ごろな製品から始める

キャンプ場によっては、テントなどの道具を借りられます。まず借りて何回か行き、続けると決めてから、必要な物から買いそろえると、使わない道具を買わずに済みます。

中古の道具は、リサイクルショップやフリマのサービスで売られています。ホームセンターなどの手ごろな製品で一通りそろえ、慣れてから少しずつ買い替えるという方法もあります。

近くのキャンプ場と、料金の決め方を選ぶ

移動の費用は距離で増えるので、近くのキャンプ場を選ぶとガソリン代と高速料金が下がります。区画ごとの料金の所と、人数ごとに施設使用料が足される所では、家族4人の額が変わります。

お風呂を場内のシャワーで済ませるか、近くの温泉施設に行くかでも、家族の額は変わります。予約の前に、利用料・駐車料金・シャワーの料金を合わせて比べます。

食材は買う物を決めてから買う

食材と飲み物は、途中の店で目についた物を買うと額が膨らみます。献立と人数分の量を先に決め、ふだんの買い物のときにそろえておくと、当日の出費を抑えられます。

炭や薪、燃料のガスも、キャンプ場で買うか家から持っていくかで額が違います。何をどこで買うかを、出発前の買い物の一覧に書いておきます。

キャンプの予算を、家計簿で立てる手順

キャンプの予算は、平均の額ではなく、自分の行き先と人数の見積もりから出します。紙でも表計算でも、次の順で書けます。

ステップ1行き先・泊数・人数を書く5分

行くキャンプ場、何泊するか、大人と子どもの人数を書きます。キャンプ場の料金の決め方(区画ごとか人数ごとか)も、同じ行に書き添えます。

道具を持っていない人は、借りるか買うかもここで決めます。借りるなら借りる道具の一覧と料金を、買うなら買う物の一覧を別の行に書きます。

ステップ2項目ごとに見積もり、合計を出す15分

「1回の費用は、何でできているか」の項目ごとに、額を見積もって書きます。ガソリン代は、往復の距離を燃費で割った量に、1リットルの値段を掛けて出します。

合計が出たら、上限の額と比べます。上限を超えるなら、行き先・お風呂・食材のどれを変えるかを決めて、見積もりを直します。

ステップ3道具の代金を、使う回数で割る10分

道具を買うなら、代金の合計を、使う見込みの回数で割ります。1回あたりの額を出しておくと、キャンプを続けるかどうかを決めるときの目安になります。

道具の代金は、買った月の支出に書きます。1年のうちにまとまって出るお金なので、年間収支表の特別費の行に置いておくと、ほかの月の予算とぶつかりません。

ステップ4払う月を並べ、毎月取り分ける5分

予約のときに払う利用料、カードで買った道具の引き落とし、当日に現金で払う分を、払う月ごとに並べます。カードで払った分は、使った月ではなく引き落としの月に口座から出ます。

足りない額を、出発の月までの月数で割り、毎月取り分けます。目的ごとに分けて貯めるときの書き方は目的ごとに貯めるときにあります。

ステップ5帰ってきたら、実際の額を書く5分

帰ったら、項目ごとに実際に払った額を書き、見積もりと違った項目に印を付けます。食材の買い過ぎや、思っていなかった料金がどこで出たかが分かります。

この記録は、次のキャンプの見積もりの元になります。2回目からは、前の回の実際の額を見ながら上限を決められます。

迷いやすい場面

道具の代金と、キャンプ1回の費用をどの行に書くか

道具は何年も使う物なので、1回のキャンプの費用とは行を分けて書きます。1回の費用は、レジャーや旅行の行にまとめるか、食費やガソリン代に分けるかを、家の決まりとして1つに決めます。

決まりを変えると、前の年と額を比べられなくなります。どちらにしても、キャンプの分だと分かるように、行に一言添えておきます。

友だちの家族と一緒に行き、費用を分けた

区画の料金や食材を1つの家がまとめて払ったときは、戻ってくるまでは自分の家の費用と立て替えた分を分けて書きます。割り勘の書き方は家計簿の立替金はどう書く?にあります。

誰がいくら払ったかを帰ってからまとめて精算するなら、払うたびに金額と払った人をメモしておきます。精算が終わったら、自分の家の分だけが支出に残ります。

雨の予報で、予約を取り消すことになった

キャンプ場の取り消しの料金は、取り消す日と施設ごとの決まりで変わります。天候で取り消すときの扱いも施設ごとに違うので、予約のときに案内を読んでおきます。

払ったお金が戻ってきたときは、戻った月に、払ったときと同じ行から引いて書きます。取消料がかかったときは、その額をキャンプの行に残します。

よくある質問

Qキャンプ1回の費用の平均はいくらですか

TAKIBI の調査(2021年12月・500人)では、1回のキャンプの予算は「5,000円以上1万円未満」が26%で最も高い割合でした。観光庁の統計(2025年)では、キャンプ場に泊まった観光の宿泊旅行は1人1回4万8,268円で、交通費も入った額です。

Q家族でキャンプに行くと、いくらかかりますか

同じ TAKIBI の調査では、ファミリーキャンプのおよそ6割が1万円以上3万円未満と答えました。行き先の遠さ、キャンプ場の料金の決め方、お風呂や食材で額が変わるので、項目ごとに見積もって合計を出します。

Q道具をそろえると、いくらかかりますか

テントや寝袋などを家族分で一からそろえると、数万円〜10万円かかるとされます。道具は何回も使うので、代金を使う回数で割り、1回あたりの額として見ておくと比べやすくなります。

Qキャンプと旅行は、どちらが安いですか

観光庁の統計(2025年)では、1人1回の観光の宿泊旅行は、キャンプ場に泊まった旅行が4万8,268円、ホテル(洋室主体)が9万221円でした。道具を買う年はその代金も足して比べます。

まとめ

  • TAKIBI の調査(2021年12月・500人)では、1回のキャンプの予算は「5,000円以上1万円未満」が26%で最も高い割合。3万円未満で9割、家族ではおよそ6割が1万円以上3万円未満
  • 観光庁の統計(2025年)では、泊まった施設がキャンプ場の観光の宿泊旅行は1人1回4万8,268円。宿泊費1万8,161円、旅行前の買い物8,414円、交通費7,855円
  • 1人あたりの額は子どもも1人として数えた平均なので、家族の額は項目ごとに見積もる
  • 道具の代金は1回の費用と分け、使う回数で割って1回あたりの額を出す
  • 予算は、行き先・泊数・人数から見積もり、払う月を並べて毎月取り分ける額を出す

項目ごとに見積もったら、1回の費用と道具の分を分けて見られました。何回行けば道具の元が取れるかも分かりました。

この記事で参照した公的情報

  1. キャンプ一回あたりで使うお金はいくら?スタイル別で見えたキャンパーの懐事情(TAKIBI のアンケート・アンケート実施日2021年12月14日・18歳〜65歳の男女500人・全国・ネットリサーチ・一回のキャンプで使うお金の予算=5,000円未満23%・5,000円以上1万円未満26%・1万円以上2万円未満23%・2万円以上3万円未満18%・3万円以上4万円未満5%・4万円以上5万円未満3%・5万円以上10万円未満1%・10万円以上1%/ソロキャンプはおよそ7割が1万円以内・デュオキャンプとグループキャンプは5,000円以上2万円未満の割合が最も高い・ファミリーキャンプはおよそ6割が1万円以上3万円未満で1万円未満が3割)
    窓口
    TAKIBI(キャンプ・アウトドアの情報サイト)
    確認日
    確認先
    https://www.takibi-reservation.style/media/questionnaire/81283/
  2. 旅行・観光消費動向調査 2025年年間 集計表(確報)第13表 旅行単価(国内旅行)(2025年・宿泊施設「キャンプ場」=宿泊旅行48,718円・観光・レクリエーションの宿泊旅行48,268円(旅行前8,414円・旅行後83円・参加費1,136円・交通費7,855円・宿泊費18,161円・飲食費5,093円・買物代4,814円・娯楽等サービス費・その他2,713円)・2025年7-9月の観光・レクリエーションの宿泊旅行58,276円/宿泊施設の計=観光・レクリエーションの宿泊旅行82,270円・ホテル(洋室主体)90,221円・旅館(和室主体)79,532円)
    窓口
    観光庁
    確認日
    確認先
    https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001998225.xlsx
  3. 旅行・観光消費動向調査 調査の概要(日本国内居住者で住民基本台帳をもとに無作為に抽出した人・同一対象者に年4回調査)
    窓口
    観光庁
    確認日
    確認先
    https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shohidoko.html

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。