ガソリン代の1ヶ月の平均はいくら?|二人以上の世帯で約6,040円(2025年家計調査)と、地域の差・自分の額の出し方

ガソリン代の1か月の平均は、どの世帯の平均かで額が変わります。国の家計調査では、車を持っていない世帯も入れて平均しているので、車を毎日使う家の額とは離れることがあります。
この記事では、総務省の家計調査(2025年)の原文から、世帯の種類・地域・月ごとの額を並べます。走る距離と燃費から自分の家の額を出す式と、ガソリンの税と国の補助、家計簿での書き方もまとめます。
毎月のガソリン代が1万円近くになります。これが平均より高いのか、ふつうの範囲なのかが分からず迷います。
ガソリン代の1か月の平均は、二人以上の世帯で約6,040円
総務省統計局の家計調査(2025年)では、二人以上の世帯のガソリンの支出は1年72,474円でした。12で割った1か月あたりは約6,040円です。
一人暮らしと二人以上の世帯を合わせた総世帯のガソリンの支出は1年56,545円で、1か月あたりは約4,710円です。一人暮らし(単身世帯)のガソリンの支出は1年30,978円で、1か月あたりは約2,580円でした。

図の1か月あたりの額は、家計調査の1年の額を12で割ったものです。家計調査は品目ごとの1か月の額も出していますが、月によって動くので、ここでは1年の額から出しています。
1リットルの値段と、1か月に入れる量
二人以上の世帯が2025年に1年で買ったガソリンは440.067リットルで、平均価格は1リットル164.69円でした。1か月あたりにすると、約36.7リットルです。
この平均価格は、家計簿に付けた額を量で割った値です。スタンドの店頭の値段とは、セルフかどうかや、カードの割引で違うことがあります。
一人暮らしは、年齢で差がある
一人暮らしのガソリンの支出を年齢別に見ると、34歳以下は1年21,589円、35〜59歳は47,294円、60歳以上は26,628円でした。1か月あたりでは、約1,800円、約3,940円、約2,220円です。
34歳以下は、集計した世帯が67世帯と少ない区分です。年齢の区分の数字は、幅を持たせて見ます。
平均には、車を持たない世帯も入っている
家計調査の平均は、ガソリンを買わなかった世帯も入れて割った額です。家計調査の用語の解説では、購入世帯数は、その品目に支出があった世帯の割合で、年の値は各月の単純平均と説明されています。
二人以上の世帯でガソリンに支出があった世帯は、2025年の月平均で60.56%でした。1か月の約6,040円をこの割合で割ると、その月に給油した世帯だけの目安は約9,970円になります。
車を持つ人に絞った民間の調査もあります。アクサ損害保険の「47都道府県 ドライバー県民性調査2025」(2025年9月・インターネット・マイカーを持ち月1回以上運転する20〜69歳の4,700人)では、1か月のガソリン代の平均は8,684円でした。
この調査のガソリン代には、電気自動車の場合の充電料金も入っています。答えの分布では、1万円以上1万5千円未満が23.6%、5千円以上6千円未満が15.5%でした。
家計調査の約6,040円は、車を持たない世帯も入った平均です。車を毎日使う家の額と比べるなら、給油した世帯だけの目安や、車を持つ人の調査も並べて見ます。
住む地域で、1か月の額が2倍以上違う
家計調査の二人以上の世帯では、都市の大きさで額が大きく違います。大都市は1年44,346円(1か月約3,700円)、中都市は71,128円(約5,930円)、小都市Aは83,924円(約6,990円)、小都市B・町村は109,438円(約9,120円)でした。
地方別では、北陸地方が1年111,557円(1か月約9,300円)、東北地方が95,258円(約7,940円)でした。近畿地方は56,145円(約4,680円)、関東地方は58,510円(約4,880円)です。
一方で、1リットルの平均価格は、地方別に見ると160.98円(沖縄地方)から168.08円(四国地方)までの幅でした。1年に買った量は、北陸地方が676.985リットル、近畿地方が342.33リットルで、額の差は値段よりも量の違いで生まれています。
平均と比べるときは、全国の額だけでなく、自分の住む地域の区分の額と並べます。そのほうが、自分の額が高いのか、地域の暮らし方に合った額なのかを分けて考えられます。
民間の調査では、都道府県別の額も出ています。先のアクサ損害保険の調査では、1か月のガソリン代は栃木県が11,208円で最も高く、岩手県10,404円、山形県10,065円と続きました。
2025年は、月によって5,592円から7,077円まで動いた
家計調査の二人以上の世帯のガソリンの支出を月ごとに見ると、2025年は8月が7,077円で最も高く、12月が5,592円で最も低い月でした。最も高い月と最も低い月の差は1,485円です。
2026年に入ってからは、1月から8月までの平均が5,520円で、2025年の同じ8か月の平均6,188円より約670円低くなっています。公表されている直近の2026年8月は6,475円でした。
ガソリンの税は2025年12月31日に下がりました(下の「ガソリンの値段に入っている税と、国の補助」)。ただし、月の額は値段と量の両方で動くので、税の分だけで説明はできません。
自分の車の1か月のガソリン代を出す式
自分の家の額は、次の式で出せます。紙でも表計算でも、3つの数を入れるだけです。
- 1か月のガソリン代=1か月に走る距離(km)÷燃費(km/L)×1リットルの値段(円)
距離を燃費で割ると、1か月に入れるガソリンの量(リットル)が出ます。それに1リットルの値段を掛けると、1か月の額です。
平均の距離と燃費で計算すると、約4,030円
日本自動車工業会の「2025年度乗用車市場動向調査」(2025年9月・WEB法)では、車の1か月の走行距離は平均345kmでした。保有している車の平均燃費は14.1km/lでした。
この2つに、家計調査の2025年の平均価格164.69円を当てはめると、345÷14.1で約24.5リットル、1か月約4,030円です。同じ調査で、1か月の走行距離は300km以下が61%を占めています。
同じ調査では、車を持つことにかかる費用のうち、燃料代の負担が大きいと感じている人が65%でした。車検代の76%、任意保険料の72%、自動車税の69%などと並んで、6割を超えています。
通勤に使う場合と、近所の買い物だけの場合の例
通勤に片道15km、月20日使い、休日に100km走ると、1か月で700kmです。燃費18km/Lの車で1リットル170円なら、700÷18で約38.9リットル、1か月約6,610円です(数字は例)。
近所の買い物と送り迎えで月400kmの軽自動車なら、燃費22km/L・1リットル170円で約18.2リットル、1か月約3,090円です(数字は例)。同じ値段でも、走る距離と燃費で額は2倍以上違います。

図は計算の例です。燃費は、カタログの値と実際に走ったときの値が違うことがあるので、自分の車の値を入れると額が近くなります。ゴルフ場まで車で行くときの1回の費用はゴルフ1回の費用にあります。
1kmあたりの額も出しておく
1リットルの値段を燃費で割ると、1km走るごとのガソリン代が出ます。170円で燃費18km/Lなら約9.4円、燃費22km/Lなら約7.7円です(数字は例)。
1kmあたりの額が分かると、遠出の前に往復の距離を掛けるだけで、その日のガソリン代の見当がつきます。通勤の距離が変わるときも、月の額の変わり方をすぐに出せます。
給油のレシートから、自分の燃費と値段を出す
式に入れる燃費と1リットルの値段は、給油のレシートやカードの明細から出せます。レシートには、入れた量(リットル)と金額が並んでいます。
ステップ1満タンにして、走った距離を0に戻す2分
給油のときに満タンまで入れ、車の距離計(トリップメーター)を0に戻します。レシートは、量と金額が見える形で取っておきます。
ステップ2次の満タンで、量と距離を書き写す3分
次に満タンにしたとき、レシートの量と、距離計の距離を書き写します。距離を量で割った値が、その間の自分の車の燃費です。
環境省の「エコドライブ10のすすめ」でも、自分の車の燃費を把握することが挙げられています。燃費計の付いた車なら、その表示と比べても構いません。
ステップ31か月分の量と金額を足す5分
1か月分のレシートの量と金額をそれぞれ足し、金額を量で割ると、その月の1リットルの平均の値段になります。量が増えたのか、値段が上がったのかを分けて見られます。
ガソリンの値段に入っている税と、国の補助
ガソリンの値段には、揮発油税と地方揮発油税が入っています。2025年12月31日に、この2つの税の「当分の間税率」(いわゆる暫定税率)を廃止する法律(令和7年法律第81号)が施行されました。
廃止の前は、揮発油税が1キロリットルあたり48,600円、地方揮発油税が5,200円で、合わせて1リットルあたり53.8円でした。今は揮発油税法と地方揮発油税法の税率(1キロリットルあたり24,300円と4,400円)で、合わせて1リットルあたり28.7円です。
2つの税を合わせた差は、1リットルあたり25.1円です。月に36.7リットル入れる家なら、税の差は1か月約920円にあたります(店頭の値段がその分だけ動くとは限りません)。
国は、ガソリンの卸売価格を抑えるための補助金を出してきました。この法律の附則にも、揮発油の卸売価格の抑制を目的として国が交付する補助金として出てきます。
補助があるかどうかと額は、時期によって変わります。今の補助の内容と、毎週調べている全国の平均の値段は、資源エネルギー庁の案内で確かめてください。
ガソリン代を抑える運転
ガソリン代は、量を減らすか、1リットルの値段を下げるかで変わります。量のほうは、運転の仕方で変えられます。環境省の「エコドライブ10のすすめ」には、次の目安が並んでいます。
- ふんわりアクセル:発進のとき、最初の5秒で時速20km程度を目安に穏やかに踏むと、10%程度燃費が改善する
- 減速は早めにアクセルを離す:エンジンブレーキが働き、2%程度燃費が改善する
- エアコンの使い方:暖房だけのときはエアコンのスイッチを切る。外気と同じ25℃に設定してスイッチを入れたままだと、12%程度燃費が悪化する
- アイドリングをやめる:10分間のアイドリング(エアコンを切った場合)で130cc程度の燃料を使う
- タイヤの空気圧:適正値より50kPa不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化する
- 不要な荷物をおろす:100kgの荷物を載せて走ると、3%程度燃費が悪化する
- 道を確かめてから出る:1時間のドライブで道に迷い10分余計に走ると、燃料の消費が17%程度増える
1リットルの値段のほうは、給油する店や支払い方で変わります。先のアクサ損害保険の調査では、カーライフの節約として「安いガソリンスタンドを利用する」が44.9%、「会員割引・クーポンを使って給油する」が30.1%でした。
家計簿での書き方
ガソリン代は、給油した月の家計簿の「車」の項目に書きます。車の項目の作り方と、税や車検まで入れた維持費の出し方は、車の維持費の記事にまとめています。
金額のほかに、量(リットル)も書いておく
ガソリンの行には、金額のほかに、レシートの量を書いておきます。前の月より額が増えたとき、量が増えたのか値段が上がったのかが分かり、次にすることが決めやすくなります。
給油をカードで払う場合は、引き落としの月ではなく給油した日の月の行に入れます。こうしておくと、ガソリン代の月ごとの並びが走った月とずれません(家計簿は使った日で書く理由)。
通勤手当が出るなら、収入の側に書く
車で通勤していて会社から手当が出るなら、手当は収入の側に書き、ガソリン代はそのまま「車」に書きます。マイカー通勤の手当で所得税がかからない限度額は、通勤手当の記事にあります。
平均と比べるときは、世帯と地域をそろえる
家計調査と比べるなら、一人暮らしは約2,580円、二人以上の世帯は約6,040円、給油した世帯だけなら約9,970円と、比べる相手をそろえます。住む地域の区分の額も並べると、差の理由が見えてきます。電車・バスなどの交通費の平均は、交通費の1か月の平均はいくら?にあります。
平均より高いか低いかより、去年の同じ月の自分の額と比べるほうが、何が変わったのかが分かります。量と値段を分けて書いておくと、その比べが楽になります。
よくある質問
Qガソリン代が月1万円だと、高いほうですか
家計調査の二人以上の世帯の平均は約6,040円ですが、車を持たない世帯も入った額です。給油した世帯だけの目安は約9,970円、車を持つ人の民間の調査では8,684円でした。給油した世帯だけの目安と比べると、月1万円は大きく離れた額ではありません。
Q軽自動車だと、1か月いくらですか
軽自動車かどうかより、走る距離と燃費で決まります。月400km・燃費22km/L・1リットル170円の例なら約3,090円です。自分の車の距離と燃費を、この記事の式に入れて出してください。
Qハイオクや軽油の車は、どう計算しますか
式は同じで、1リットルの値段をハイオクや軽油の値段に置き換えます。値段はレシートの金額を量で割ると出せます。
Q電気自動車やバイクの場合は
電気自動車は、走る距離を電費で割り、電気の単価を掛けて出します。式と1か月の例は電気自動車の充電の電気代に、バイクのガソリン代はバイクの維持費の記事にあります。
Qガソリンの税が下がったのに、ガソリン代が減った気がしません
月の額は、1リットルの値段と入れた量の両方で決まります。レシートの量と金額を分けて書き、金額を量で割って、1リットルの値段が前の月と比べてどう動いたかを見てください。値段には、国の補助の有無も関わります。
まとめ
- 家計調査(2025年)のガソリンの支出は、二人以上の世帯で1年72,474円(1か月約6,040円)、一人暮らしで1年30,978円(約2,580円)
- 平均には車を持たない世帯も入っている。二人以上の世帯で給油した世帯だけの目安は約9,970円
- 大都市は約3,700円、小都市B・町村は約9,120円で、地域の差は値段より量の差
- 自分の額は「1か月に走る距離÷燃費×1リットルの値段」で出せる
- 揮発油税と地方揮発油税の当分の間税率は2025年12月31日に廃止され、税は1リットルあたり25.1円下がった
- 家計簿には金額と量を書き、量と値段のどちらが動いたかを見る
自分の車の距離と燃費、レシートの量が分かれば、毎月のガソリン代を平均と同じ物差しで見られます。量と値段を分けて書けば、どこで抑えられるかも見えてきます。
この記事で参照した公的情報
- 家計調査 家計収支編 2025年 二人以上の世帯 詳細結果表 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・ガソリンの年間の支出金額72,474円・購入数量440.067L・平均価格164.69円・購入世帯数6,056(10,000分比)、都市階級別・地方別の支出金額と平均価格)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
- 家計調査 家計収支編 2025年 総世帯 詳細結果表 第11表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額(品目分類・ガソリン56,545円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409812
- 家計調査 家計収支編 2025年 単身世帯 第9表 1世帯当たり品目別支出金額及び購入頻度・第10表 男女,年齢階級別1世帯当たり品目別支出金額(品目分類・ガソリン30,978円・34歳以下21,589円(集計世帯数67)・35〜59歳47,294円(111)・60歳以上26,628円(469))
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409844
- 家計調査 長期時系列表 品目分類(全品目)(2025年改定):支出金額(月)二人以上の世帯(ガソリンの2025年1月〜2026年8月の月ごとの額)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040270651
- 家計調査 用語の解説(購入世帯数=当該品目への支出があった世帯の割合・年の結果は各月の結果の単純平均)
- 窓口
- 総務省統計局
- 確認日
- 確認先
- https://www.stat.go.jp/data/kakei/kaisetsu.html
- 租税特別措置法及び東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律(令和7年法律第81号・令和7年12月31日施行・揮発油税及び地方揮発油税の税率の特例の廃止・附則第2条の特定補助金=揮発油の卸売価格の抑制を目的として国が交付する補助金)と、廃止前の租税特別措置法 第88条の8(揮発油1キロリットルにつき揮発油税48,600円・地方揮発油税5,200円)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/332AC0000000026
- 揮発油税法 第9条(揮発油1キロリットルにつき24,300円)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/332AC0000000055
- 地方揮発油税法 第4条(揮発油1キロリットルにつき4,400円)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/330AC0000000104
- 2025年度乗用車市場動向調査(2026年3月・調査時期2025年9月・WEB法・月間走行距離の平均345km・300km以下が61%・平均燃費14.1km/l)
- 窓口
- 一般社団法人 日本自動車工業会
- 確認日
- 確認先
- https://www.jama.or.jp/release/news_release/2026/3582/
- エコドライブ10のすすめ(平成24年10月 エコドライブ普及連絡会)
