フェンスの費用はいくら?|1mあたり1万5,000〜3万5,000円・10mで15万〜35万円。素材と高さごとの額、工事費の内訳、境界のフェンスの費用を隣と分ける民法の決まり

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フェンスの費用は、本体と工事費を合わせて1mあたり1万5,000〜3万5,000円が目安で、10mなら15万〜35万円、20mなら30万〜70万円です。工事の発注先を比べて探す仕組みを運営する会社が示す額で、素材・高さ・地面の様子によって変わります。

ここでは、持ち家の庭や隣との境、道路側に新しくフェンスを立てる場合を中心に書きます。隣との境に立てて費用を分けたいときは民法の決まりの節を、古いブロック塀を替えるときは撤去と補助の節を見てください。

庭にフェンスを付けたいのですが、長さと素材でいくらになるのかが分かりません。隣との境に立てるなら、費用を半分ずつにできるのかも気になります。

長さごとの費用の目安

本体と工事費を合わせた総額は、1mあたりの目安に長さを掛けて見当をつけます。次の表は、1mあたり1万5,000〜3万5,000円の目安から出した額です。

長さ 総額の目安
5m 7万5,000〜17万5,000円
10m 15万〜35万円
20m 30万〜70万円

10mと20mの額は工事の発注先を比べて探す仕組みを運営する会社が示すもので、5mの行は同じ1mの目安に5を掛けた額です。工事の仲立ちに利害のある会社の数字なので、見積もりと並べて見る物差しにします。

同じ会社は、1mあたりの本体を5,000〜6万円、工事費を7,000〜3万円としています。ブロック塀の上にフェンスを付ける場合は、ブロックに柱の穴を開けるコア抜きの工事が要り、5万〜10万円が足されるとしています。

建売住宅の外回りに後から付ける総額

家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社は、敷地の一辺が10〜15mほどの建売住宅にフェンスを後から付ける総額を、15万〜70万円としています。高価な素材を選んだり、広い範囲を囲んだりすると、100万円を超えることもあるとしています。

総額を分けるのは、素材、高さ、長さ、地面が土かコンクリートか、古いフェンスやブロック塀を外すかどうかです。次の節から、素材ごとの本体の額と、工事費の中身を順に見ます。

素材ごとの本体の額

本体の額は、素材で大きく変わります。家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社が示す、1mあたりの本体の目安は次のとおりです。

素材 1mの本体 特徴
スチールメッシュ 3,000〜1万円 境の目印向き
アルミ形材 5,000〜2万円 錆びにくい
天然木 8,000〜3万円 塗り直しが要る
樹脂・人工木 1万〜4万円 塗装が要らない
アルミ鋳物 1万5,000〜5万円 飾りの多い形

スチールメッシュは網の目のフェンスで、向こうが見えるので目隠しにはなりませんが、日当たりと風通しをさえぎりません。天然木は1〜3年に1度の塗り直しが要る一方、アルミや樹脂・人工木は塗り直しがほぼ要らない素材です。

工事の発注先を比べる仕組みを運営する会社の額では、木粉と樹脂を混ぜた木目調のフェンスが1mあたり1万〜3万円、竹垣のフェンスが1万5,000〜3万円です。同じ素材の名前でも、デザインで額の幅が大きく開きます。

目隠しの高さにすると、本体の額が上がる

外からの視線をさえぎる目隠しのフェンスは、高さを180cmほどにするので、本体の額が上がります。同じ家づくりの情報を載せる会社が示す、高さ180cmの1mあたりの本体の目安は次のとおりです。

素材 1mの本体(高さ180cm)
スチールメッシュ 3,000〜8,000円
天然木 1万〜3万円
アルミ形材 1万5,000〜4万円
樹脂・人工木 2万〜5万円

スチールメッシュはそのままでは目隠しにならず、目隠しのパネルを足すと別に額がかかります。高さ180cm以上にすると、風を受ける力に耐える太い柱と基礎が要るので、工事費も上がります。

不動産の売買を仲介する会社は、目隠しのフェンスの本体を1mあたり1万5,000〜4万円、業者の設置費を1mあたり5,000円からとしています。どちらの額も素材とデザインで動くので、見積もりは高さと素材をそろえて比べます。

工事費の内訳

工事費は、柱を支える基礎、柱を立てる作業、本体の取り付け、古いものの撤去に分かれます。家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社が示す目安は次のとおりです。

工事 目安
独立基礎 1か所5,000〜1万円
ブロック積み 1m 8,000〜1万5,000円
柱を立てる 1本2,000〜4,000円
本体の組み立て 1m 2,000〜5,000円
コア抜き 1か所3,000〜8,000円
撤去と処分 1m 3,000〜1万円
諸経費 工事費の5〜10%

独立基礎は、柱ごとに穴を掘ってコンクリートの基礎のブロックを埋める方法です。ブロックを一列に積んでその上にフェンスを立てる方法は、土留めを兼ねられる代わりに、1mごとの額がかかります。

コア抜きは、コンクリートの地面やブロック塀に柱の穴を開ける作業で、この表では1か所ごとの額です。諸経費には、材料の運搬や重機、掘った土の処分などが入ります。

自分のフェンスの額の出し方

見積もりを頼む前でも、長さと柱の本数から、おおよその額を出せます。柱を2mおきに立てるとすると、柱の本数は、長さを2で割って1を足した数になります。

  • 手順1:フェンスを立てる長さを測る
  • 手順2:素材と高さを決め、1mあたりの本体の額に長さを掛ける
  • 手順3:柱の本数を出し、柱1本と基礎1か所の額をそれぞれ掛ける
  • 手順4:1mあたりの組み立ての額に長さを掛ける
  • 手順5:古いものを外すなら撤去と処分を足し、最後に諸経費を足す

隣との境に12mのスチールメッシュのフェンスを土の地面に立てるときの費用の計算の例の図。本体は1m6,000円で7万2,000円、柱7本で2万1,000円、独立基礎7か所で4万2,000円、組み立ては1m3,500円で4万2,000円、小計17万7,000円に諸経費6%の1万620円を足して合計18万7,620円

図は、隣との境に12mのスチールメッシュのフェンス(高さ1mほど)を土の地面に立てる例です。工事費の表の幅の中から額を置いて足した計算の例で、実際の額は見積書で確かめます。

この例の合計を長さで割ると1mあたり約1万5,600円で、長さごとの表の幅に収まります。目隠しの高さにすると本体と柱・基礎の額が、コンクリートの地面に立てるとコア抜きの額が加わって、合計が上がります。

高さの決め方

高さは、何のためのフェンスかで決めます。家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社は、目的ごとに次の高さを目安にしています。

  • 道路や隣からの目隠し:180〜200cm
  • 侵入を防ぐ:150〜180cm以上
  • 隣との境の目印:60〜100cm

敷地が道路より高い場合は、低いフェンスでも目隠しになり、敷地が低い場合はもっと高さが要ります。隣の家の2階の窓からの視線は、地面に立てるフェンスだけではさえぎりにくいので、見られたくない場所の前だけを高くする方法もあります。

高いフェンスは、自分の家と隣の家の日当たりや風通しをさえぎり、圧迫感も出ます。リビングの前など視線が気になる所だけを目隠しにして、ほかを低いフェンスにすると、本体と基礎の額も抑えられます。

境界に立てるフェンスの費用は、隣と分けられるか

民法には、隣との境に設ける囲い(囲障)の費用の決まりがあります。持ち主の違う建物が2棟あり、その間に空き地があるときは、それぞれの持ち主は、相手と一緒に費用を出して境に囲いを設けられます。

設ける費用と、その後の手入れの費用は、隣どうしが等しい割合、つまり半分ずつ負担すると決められています。話し合いがまとまらないときの囲いは、板塀か竹垣などの材料で、高さ2mのものとされています。

場合 費用の持ち方
境に囲いを設ける 隣と半分ずつ
良い材料・高くする 増えた分は立てる側
違う慣習がある 慣習に従う

片方が、板塀や竹垣より良い材料を使ったり、2mより高くしたりすることもできますが、それで増えた費用はその人が持ちます。板塀などより額の高いフェンスを境に立てたいなら、その差の分け方も含めて隣と話し合います。

境界線の上に設けた囲いは、隣どうしの共有のものと推定されます。壊れたときの直し方と費用の分け方も、立てる前に隣と話しておきます。

隣と費用を分けずに、境界より内側の自分の土地に、自分の費用で立てる方法もあります。境の真上に立てるか内側に立てるかで、費用の持ち方と、誰の持ち物と見られるかが変わるので、見積もりを頼む前に決めておきます。

境界の位置を確かめる

フェンスは、境界標(境界杭)の位置をもとに立てます。境界標が見つからないときや、隣と考えている位置が違うときは、工事を進めずに、土地家屋調査士に測量を頼むことを考えます。

境界を越えて柱や基礎を作ると、後から外す工事になり、その費用もかかります。業者に頼むときは、境界標から何cm内側に柱の中心を置くかを、図面か見積書に書いてもらいます。

工事で隣の土地に入るとき

民法では、境やその近くに塀などを造ったり直したりするために、必要な範囲で隣の土地を使えます。使う目的・日時・場所・方法は、前もって隣の持ち主と、そこを使っている人に知らせる決まりです。

隣の人が住んでいる家の中に入るには、住む人の承諾が要ります。隣の土地を使って損害が出たときは、隣の人は償金を求められるので、足場や材料を置く場所は業者と一緒に決めて伝えます。

ブロック塀を替える・ブロック塀の上に付ける

古いブロック塀を外してフェンスに替えるときは、撤去と処分の費用が加わります。家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社が示す撤去と処分の目安は1mあたり3,000〜1万円で、量や重さで変わります。

建築基準法施行令では、鉄筋の入ったコンクリートブロックの塀に次の決まりがあります(構造計算で安全を確かめた塀は除きます)。いまの塀がこれに合っているかは、上にフェンスを付けるかどうかの見立てにも使えます。

  • 高さは2.2m以下
  • 壁の厚さは15cm以上(高さ2m以下の塀は10cm以上)
  • 高さが1.2mを超える塀は、3.4m以下ごとに控壁を設ける
  • 高さが1.2mを超える塀は、基礎の丈を35cm以上、根入れの深さを30cm以上にする

ブロック塀の上にフェンスを足すと、塀の全体が高くなり、風を受ける力も増えます。ひび割れや傾きのある塀なら、上に足す前に、塀を直すか替えるかを業者と決めます。

古いブロック塀の撤去の補助

国は、市区町村などが計画で決めた避難路(通学路を含む)沿いのブロック塀の撤去や改修に補助するとき、その一部を交付金で支える仕組みを設けています。国土交通省によると、この仕組みを使った補助がある市区町村は、2025年4月1日時点で1,741のうち846です。

国の仕組みによらず、市区町村が独自に補助していることもあります。補助があるか、どの塀が対象か、いくらまで出るかは、市区町村ごとに違います。

補助を使うなら、工事を頼む前に、市区町村の建築や防災の窓口で、対象になる塀と申し込みの時期を確かめます。補助を受けて塀を外したあとにフェンスを立てる費用は、補助の対象に入るかどうかも聞いておきます。

撤去そのものの費用は、塀の段数と長さで決まります。段数ごとの1mあたりの額と、補助の計算の例は、ブロック塀の撤去費用にあります。

建築確認や地域の決まり

建築基準法施行令で、確認が要る工作物として挙げられているのは、高さ2mを超える擁壁や6mを超える煙突などで、塀やフェンスはこの一覧にありません。土を留める擁壁を新しく造ってその上にフェンスを立てるときや、ブロックの上に付けて全体が2mを超えるときは、建築の窓口で確かめます。

防火地域・準防火地域では、建物の門や塀のうち高さ2mを超えるものに、燃え広がりを防ぐ決まりがかかる場合があります。木のフェンスを高く立てるときは、住んでいる所の区分を業者か建築の窓口に確かめます。

市区町村の景観の条例や、分譲地の建築協定で、フェンスの高さや色、素材が決められていることもあります。決まりがあるかは、市区町村の建築や都市計画の窓口か、家を買った不動産会社で確かめられます。

台風で倒れたら、火災保険の契約を見る

火災保険では、家の建物と一緒に、門や塀、垣を保険の対象にできます(日本損害保険協会の損害保険Q&A)。強い風でフェンスが倒れた、風で飛ばされた物がぶつかって曲がったなら、契約の補償に風災や飛来物が入っているかを見ます。

さびや年数による傷み、地震による損害には、火災保険の保険金は支払われません。門や塀を保険の対象に入れているかと、自分で持つ額の決まりは、保険証券で確かめます。

連絡から受け取りまでの流れは、火災保険で請求できるものは?にあります。直す前に、倒れたフェンスと周りの様子を写真に撮っておきます。

見積もりを取るときに確かめること

頼み先には、外構やエクステリアの工事の会社、工事も受けるホームセンター、家を建てたハウスメーカーや工務店があります。ホームセンターやハウスメーカーは、実際の工事を別の会社が受けることがあり、その分の上乗せが額に入る場合があります。

見積もりは複数の会社から取り、同じ長さ・高さ・素材で比べます。「工事一式」とまとめた見積書では比べられないので、次の行が分かれているかを見ます。

  • 本体の商品名・高さ・長さ
  • 柱の本数と、基礎の作り方(独立基礎・ブロック積み・コア抜き)
  • 古いフェンスやブロック塀の撤去と処分
  • 諸経費の中身
  • 境の真上か内側か、どこに柱を立てるか

見積書の項目の意味が分からないときは、住宅の相談窓口の住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)に電話で聞けます。見積書を送って見てもらう無料のリフォーム見積チェックサービスは、着工前・契約前の、住宅本体を含むリフォーム工事の見積書が対象です。

家計簿での書き方

フェンスの工事費は、総務省の家計調査の分類では「外壁・塀等工事費」に当たります。家の外回りの門・塀・柵の工事と修繕をまとめる項目で、住居の「設備修繕・維持」の中にあります。

家計簿にも「住まいの修繕・設備」の費目を作り、フェンスの額を書いておきます。塗り直しや交換のときに前の額と比べられ、次の見積もりが高いか安いかの見当もつきます。

隣との境に立てたフェンスの費用を半分ずつにした月の家計簿の例の図。工事の総額18万7,620円のうち、自分の分の9万3,810円を住まいの修繕・設備の項目に書く例

図は、境のフェンスの費用を隣と話し合って半分ずつにした月の例の数字で、自分の領収書の額に置き換えてください。支払いを隣とまとめて1枚の領収書にしたときは、総額と自分の分の両方をメモに残しておきます。

天然木のフェンスなら、塗り直しの費用を年数で割って、毎月少しずつ取り分けておく方法もあります。立てる時期が決まっているなら、見積もりの額を立てるまでの月数で割って積み立てます。

迷いやすい場面

自分で立てるか、業者に頼むか

自分で立てれば工事費はかかりませんが、柱の基礎が弱いと、強い風で傾いたり倒れたりするおそれがあります。倒れたフェンスが隣の家や通る人に当たれば、損害の責任を問われることもあります。

基礎の要らない置くだけのフェンスや、プランターの付いた目隠しなら、自分で置ける範囲に収まります。高さのあるフェンスや長いフェンスは、業者に頼んで基礎から作ってもらいます。

メッシュにするか、目隠しにするか

隣との境の目印や、子どもやペットが外に出ないようにするだけなら、低いメッシュのフェンスで足りることがあります。視線が気になる所だけを目隠しにすると、全体を高くするより、本体と基礎の額を抑えられます。

目隠しのフェンスは風を受ける面が広く、強い風で傷みやすい面もあります。風の強い場所なら、すき間のあるルーバーの型や、柱を太くする型を業者と相談します。

隣が費用を出さないと言う

民法の半分ずつは、持ち主の違う2棟の建物の間に空き地がある場合の決まりで、話し合いがまとまらないときの囲いは板塀や竹垣で高さ2mとされています。隣と分け方がまとまらないなら、自分の土地の内側に自分の費用で立てる形にすると、話し合いを待たずに進められます。

内側に立てる場合も、工事で隣の土地を使うなら、前もって知らせる決まりは同じです。境界標の位置を隣と一緒に確かめてから立てると、後から境の位置で食い違うことを防げます。

よくある質問

Qフェンスの費用は1mあたりいくらですか

本体と工事費を合わせて、1mあたり1万5,000〜3万5,000円が目安で、10mなら15万〜35万円です。工事の発注先を比べて探す仕組みを運営する会社が示す額で、素材・高さ・地面の様子で変わります。

Q目隠しのフェンスにすると、いくら上がりますか

高さ180cmの本体は、1mあたりアルミ形材で1万5,000〜4万円、樹脂・人工木で2万〜5万円が目安です。高くすると太い柱と基礎が要るので、工事費も上がります。

Q隣との境のフェンスは、費用を半分ずつにできますか

民法では、持ち主の違う2棟の建物の間に空き地があるとき、境に設ける囲いの費用と手入れの費用を、隣どうしが半分ずつ負担すると決めています。良い材料や高いものにして増えた費用は、そうした人が持ちます。

Q古いブロック塀をフェンスに替える費用はいくらですか

撤去と処分の目安は1mあたり3,000〜1万円で、これに新しいフェンスの本体と工事費が加わります。避難路や通学路の沿道の塀なら、市区町村の撤去の補助があるかを先に確かめます。

Qフェンスを立てるのに建築確認は要りますか

建築基準法施行令で確認が要る工作物として挙げられているのは、高さ2mを超える擁壁などで、塀やフェンスは一覧にありません。擁壁を新しく造る場合や、ブロックの上に付けて全体が2mを超える場合、防火地域・準防火地域で2mを超える塀にする場合は、建築の窓口に確かめます。

まとめ

  • フェンスの費用は、本体と工事費で1mあたり1万5,000〜3万5,000円、10mで15万〜35万円、20mで30万〜70万円が目安
  • 本体は素材で変わり、1mあたりスチールメッシュ3,000〜1万円からアルミ鋳物1万5,000〜5万円まで開く
  • 目隠しの高さ(180cm)にすると本体が上がり、太い柱と基礎で工事費も上がる
  • 工事費は独立基礎・柱・組み立て・コア抜き・撤去と処分・諸経費に分かれる
  • 柱を2mおきとすると、柱の本数は長さ÷2+1で、本体・柱・基礎・組み立てを足せば額の見当がつく
  • 境に設ける囲いの費用は、民法で隣どうしが半分ずつ。良い材料や高くして増えた分は、そうした側が持つ
  • 鉄筋の入ったブロック塀は高さ2.2m以下などの決まりがあり、撤去には市区町村の補助がある場合がある
  • 台風の損害は契約しだいで火災保険の対象になり、さびや劣化、地震は対象外
  • 家計簿ではフェンスの額を「住まいの修繕・設備」の費目に書き、隣と分けたときは自分の分を書く

長さと素材から額の見当がつけば、見積書の本体と工事費を行ごとに比べられます。境に立てるときに、隣と費用をどう分けるかの決まりも分かりました。

この記事で参照した公的情報

  1. 民法 第225条(二棟の建物がその所有者を異にし、かつ、その間に空地があるときは、各所有者は、他の所有者と共同の費用で、その境界に囲障を設けることができる・当事者間に協議が調わないときは、囲障は板塀又は竹垣その他これらに類する材料のものであって、かつ、高さ2メートルのもの)・第226条(囲障の設置及び保存の費用は、相隣者が等しい割合で負担する)・第227条(相隣者の一人は、より良好な材料を用い、又は高さを増して囲障を設けることができる。ただし、これによって生ずる費用の増加額を負担しなければならない)・第228条(前三条の規定と異なる慣習があるときは、その慣習に従う)・第229条(境界線上に設けた境界標、囲障、障壁、溝及び堀は、相隣者の共有に属するものと推定する)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089
  2. 民法 第209条(土地の所有者は、境界又はその付近における障壁、建物その他の工作物の築造、収去又は修繕のため必要な範囲内で、隣地を使用することができる・住家については、その居住者の承諾がなければ立ち入ることはできない・使用の日時、場所及び方法は損害が最も少ないもの・あらかじめ、その目的、日時、場所及び方法を隣地の所有者及び隣地使用者に通知しなければならない・損害を受けたときは、その償金を請求することができる)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089
  3. 建築基準法施行令 第62条の8(補強コンクリートブロック造の塀は、高さ1.2メートル以下の塀は第5号及び第7号を除き、一 高さは2.2メートル以下・二 壁の厚さは15センチメートル(高さ2メートル以下の塀は10センチメートル)以上・五 長さ3.4メートル以下ごとに控壁を設ける・七 基礎の丈は35センチメートル以上、根入れの深さは30センチメートル以上)・第138条第1項(法第88条第1項の政令で指定する工作物=高さ6メートルを超える煙突・高さ15メートルを超える柱・高さ4メートルを超える広告塔など・高さ8メートルを超える高架水槽など・高さ2メートルを超える擁壁)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338
  4. 建築基準法 第61条第1項(防火地域又は準防火地域内にある建築物は、延焼を防止するために必要とされる性能に関して政令で定める技術的基準に適合するもの等としなければならない。ただし、門又は塀で、高さ2メートル以下のもの又は準防火地域内にある建築物(木造建築物等を除く。)に附属するものについては、この限りでない)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000201
  5. 関係助成制度について(平成31年1月16日・住宅・建築物安全ストック形成事業(防災・安全交付金等 基幹事業)のブロック塀等の安全確保事業=地方公共団体が地域防災計画又は耐震改修促進計画で位置づけた避難路(通学路を含む)沿道のブロック塀等の耐震診断、除却、改修等・ブロック塀等の所有者等に安全確保の積極的な周知を実施している地域)
    窓口
    国土交通省 住宅局 市街地建築課 市街地住宅整備室
    確認日
    確認先
    https://www.mlit.go.jp/common/001268862.pdf
  6. 耐震診断・耐震改修・ブロック塀等の安全対策に対する国の支援制度を活用した補助制度の整備状況(概要)(令和7年4月1日現在・ブロック塀等の安全対策=補助が受けられる市区町村数846・割合48.6%・全国市区町村数1,741・地方公共団体により補助を受けられる条件が異なる・国の支援制度によらず市区町村が独自に補助制度を整備している場合がある)
    窓口
    国土交通省 住宅局
    確認日
    確認先
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001845224.pdf
  7. 損害保険Q&A 問50 火災保険は、どのような保険ですか。(保険の対象にすることが可能なもの(例)=住居専用建物およびこれに収容されている家財(門、塀、垣、物置、車庫その他の付属建物を含みます。)・風災・雹(ひょう)災・雪災、外部からの飛来物などの損害・保険金が支払われない主な事由=地震・噴火またはこれらによる津波/保険の対象の欠如、自然の消耗、劣化、性質による変色、さび、かび、腐敗、ひび割れ等によって生じた損害・保険の種類により補償される範囲が異なる)
    窓口
    一般社団法人 日本損害保険協会
    確認日
    確認先
    https://soudanguide.sonpo.or.jp/home/q050.html
  8. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(設備修繕・維持=住宅、庭などの設備やその修繕に関するもの・外壁・塀等工事費=家屋の外回り及び家屋に付帯する設備(門、塀、柵など)に関する工事費、修繕維持費・例示に「門・塀工事費」「ブロック塀工事費」)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx
  9. リフォームの見積書に関する相談(見積書に関する不明点や疑問を電話相談で受ける・リフォーム見積チェックサービス(無料)=着工前、契約前の住宅本体を含むリフォーム工事の見積書(消費者宛)を確認)
    窓口
    公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)
    確認日
    確認先
    https://www.chord.or.jp/reform/
  10. 電話相談(住まいるダイヤルは国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口・住宅に関する相談を受ける・電話受付 10:00〜17:00(土、日、祝休日、年末年始を除く))
    窓口
    公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)
    確認日
    確認先
    https://www.chord.or.jp/consult_tel/index.html
  11. 外構フェンス工事の費用相場を紹介!工事費用を抑える3つのコツや注意点を解説(1メートルあたりの総費用相場15,000円〜35,000円・本体費用5,000円〜60,000円/メートル・工事費用7,000円〜30,000円/メートル・コア抜き工事(ブロック塀の上に設置する場合)50,000円〜100,000円・10メートルで150,000円〜350,000円程度・20メートルで300,000円〜700,000円程度/種類別の1メートルあたり=木目調10,000円〜30,000円・アルミ製10,000円〜60,000円・スチール製5,000円〜10,000円・ウッド30,000円〜40,000円・竹垣15,000円〜30,000円・鋳物20,000円〜30,000円・2025年1月28日更新)
    窓口
    工事の発注先を比べて探す仕組みを運営する会社の読み物(民間)
    確認日
    確認先
    https://www.biz.ne.jp/matome/2003111/
  12. 建売住宅にフェンスを後付けする費用は?種類別の相場と選び方(一般的な建売住宅(敷地の一辺が10m〜15m程度)で総額15万円〜70万円程度・100万円を超えるケースも/1mあたりの本体=アルミ形材5,000円〜20,000円・アルミ鋳物15,000円〜50,000円・樹脂と人工木10,000円〜40,000円・スチールメッシュ3,000円〜10,000円・天然木8,000円〜30,000円・天然木は1〜3年に一度の再塗装/工事費=独立基礎1箇所5,000円〜10,000円・ブロック積み1m8,000円〜15,000円・柱1本2,000円〜4,000円・組立と設置1m2,000円〜5,000円・コア抜き1箇所3,000円〜8,000円・既存フェンスとブロックの撤去と処分1m3,000円〜10,000円・諸経費は工事費全体の5%〜10%/180cm以上は頑丈な柱や基礎で割高/目的別の高さ=目隠し180cm〜200cm・防犯150cm〜180cm以上・境界線60cm〜100cm/依頼先=外構専門業者・ホームセンター・ハウスメーカー/DIYは基礎が不十分だと倒壊の危険)
    窓口
    家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社の読み物(民間)
    確認日
    確認先
    https://crexgroup.com/ja/home-building/planning/built-home-fence-install/
  13. マイホームの目隠しフェンスで後悔しない選び方|種類別の費用相場も解説(高さ180cmの1mあたりの本体=アルミ形材15,000円〜40,000円・樹脂と人工木20,000円〜50,000円・天然木10,000円〜30,000円・スチールメッシュ3,000円〜8,000円・メッシュに目隠しパネルを後付けすると別途/柱は通常2m間隔/敷地が道路より高ければ低いフェンスでも目隠しになる)
    窓口
    家づくりの依頼先を比べる情報を載せる会社の読み物(民間)
    確認日
    確認先
    https://crexgroup.com/ja/home-building/planning/my-home-privacy-fence-selection-guide/
  14. 目隠しフェンスのメリット、デメリットとは?費用相場、安く済ませるコツも解説(目隠しフェンス本体の費用は1mあたり15,000〜40,000円・設置費用は1mあたり5,000円〜・通行人の目隠しなら180〜200cm程度)
    窓口
    不動産の売買を仲介する会社の読み物(民間)
    確認日
    確認先
    https://www.livable.co.jp/l-note/?p=8301

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Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。