酒代の1ヶ月の平均はいくら?|二人以上の世帯で約3,780円・一人暮らしは約2,060円(2025年家計調査)と、外で飲む飲酒代・自分の額の出し方

酒代の1か月の平均は、家で飲むお酒だけを数えるか、居酒屋などで飲む分まで入れるかで違ってきます。国の家計調査では、この2つを「酒類」と「飲酒代」という別の品目にして集計しています。
この記事では、総務省の家計調査(2025年)の原文から、世帯の種類・年齢と男女・酒の種類・月ごとの酒代を並べます。お酒の値段と2026年10月の酒税の変更、自分の額の出し方、純アルコール量の目安、家計簿での書き方もまとめます。
晩酌の缶ビールと月に何回かの飲み会で、お酒にいくら使っているのかがつかめません。ほかの家と比べて使いすぎなのかも分からず迷います。
酒代の1か月の平均は、二人以上の世帯で約3,780円
総務省統計局の家計調査(2025年)では、二人以上の世帯の酒類の支出は1年45,406円でした。12で割ると、1か月あたりは約3,780円です。
一人暮らしと二人以上の世帯を合わせた総世帯の酒類の支出は1年37,452円で、1か月あたりは約3,120円です。一人暮らし(単身世帯)の酒類の支出は1年24,690円で、1か月あたりは約2,060円でした。

ここでの酒類は、スーパーや酒店、自動販売機などで買ったお酒の代金で、みりんや薬用酒は入りません。家計調査の品目分類の額なので、人に贈るために買ったお酒も同じ品目に含まれています。
酒の種類ごとの内訳
二人以上の世帯の酒類の1年45,406円を種類別に見ると、ビールが13,436円で最も大きく、1か月あたり約1,120円でした。次が発泡酒(家計調査の品目名)の7,551円で、1か月あたり約630円です。
チューハイ・カクテルは1年5,650円(1か月約470円)、焼酎は5,637円(約470円)、清酒は5,509円(約460円)でした。ワインは3,341円(約280円)、ウイスキーは2,916円(約240円)、それ以外の酒は1,365円(約110円)です。
外で飲む「飲酒代」は、別の品目に入っている
居酒屋などの飲食店で飲んだ分は、家計調査では食料の中の外食にある「飲酒代」という品目に入ります。収支項目分類では、お酒に伴う料理代や、飲酒が目的の会費も飲酒代に含まれます。二人以上の世帯の飲酒代は、2025年に1年19,498円で、1か月あたり約1,620円でした。
酒類の45,406円と飲酒代を足すと1年64,904円で、1か月あたりは約5,410円になります。お酒にかかるお金を全部まとめて比べたいときは、この合計の額と並べます。
一人暮らしの飲酒代は1年24,153円(1か月約2,010円)で、酒類の24,690円とほぼ同じ額でした。足すと1年48,843円、1か月あたり約4,070円です。総世帯の飲酒代は1年21,284円(約1,770円)でした。
飲み会1回と1か月の費用は、民間の調査と家計調査の購入頻度から比べられます。その出し方は、飲み会の費用の平均で見られます。
平均には、お酒を買わない家も入っている
家計調査の平均は、その月にお酒を買わなかった世帯も入れて割った額です。総務省統計局の用語の解説では、購入世帯数はその品目に支出があった世帯の割合で、1年の値は各月の値を単純に平均したものとされています。
二人以上の世帯のうち、酒類に支出があった世帯は2025年の月平均で63.07%でした。1年の45,406円を12で割り、この割合で割ると、その月にお酒を買った世帯だけでならした目安は約6,000円になります。
飲酒代に支出があった世帯は、月平均で17.95%でした。同じように出すと、その月に外で飲んだ世帯だけの目安は約9,050円です。毎月お酒を買う家が平均の約3,780円とだけ比べると、自分の額が高く見えます。
約3,780円は、お酒を飲まない家も入った額です。毎日飲む家と比べるなら、買った世帯だけの目安や、外で飲む分を足した額と並べて見ます。
一人暮らしは、年齢と男女で使い方が違う
一人暮らしの酒代を年齢別に見ると、34歳以下は買ったお酒の酒類が1年10,939円(1か月約910円)、外で飲む飲酒代が41,967円(約3,500円)でした。飲酒代が酒類の約3.8倍で、外で飲む分のほうがずっと大きい年齢です。
35〜59歳は、酒類が1年36,288円(1か月約3,020円)、飲酒代が29,094円(約2,420円)でした。60歳以上は、酒類が24,456円(約2,040円)、飲酒代が14,536円(約1,210円)で、酒類のほうが大きくなります。

男女別では、一人暮らしの男性が酒類1年37,885円(1か月約3,160円)・飲酒代40,333円(約3,360円)でした。女性は酒類13,243円(約1,100円)・飲酒代10,117円(約840円)で、どちらも男性を下回る額です。
働いている一人暮らし(勤労者世帯)では、酒類が1年25,905円(約2,160円)、飲酒代が35,027円(約2,920円)でした。一人暮らし全体より、外で飲む飲酒代が1年で1万円あまり大きい額です。
一人暮らしの年齢の区分は、集計の対象になった世帯の数が少ない区分もあります。34歳以下は67世帯で、数字は暮らす地域や働き方の違いも混ざった平均です。自分の額と比べるときは、幅を持たせて見ます。
2025年は、12月が酒類も飲酒代も最も高い月
家計調査の二人以上の世帯の月ごとの額では、2025年の酒類は12月が5,100円で、12か月の中で最も高い月でした。最も低かったのは1月の3,295円で、12月は1月の約1.5倍です。
飲酒代も2025年は12月が2,340円で最も高く、最も低い6月は1,372円でした。総務省統計局の家計ミニトピックス(平成19〜21年平均)でも、12月と1月の飲酒代の支出金額が多くなっていると示されています。
年末は、家で飲む分と外で飲む分が同じ月に重なります。12月の額を1か月の目安にすると、ほかの月の予算がふくらんで見えるので、1年の合計を12で割った額と分けて見ます。
住む地方で見ると
二人以上の世帯の酒類を地方別に見ると、2025年は北海道地方が1年53,433円(1か月約4,450円)、東北地方が52,240円(約4,350円)、北陸地方が52,203円(約4,350円)でした。3つとも全国の45,406円を上回ります。
いちばん低い東海地方は1年37,021円(1か月約3,090円)で、北海道地方とは1年で約1万6千円の差があります。外で飲む飲酒代は、関東地方が1年24,719円(1か月約2,060円)と、ほかの地方より高い額でした。
お酒の値段と、2026年10月の酒税の変更
総務省の小売物価統計調査では、東京都区部の2026年9月の値段は、ビール(350mL缶6缶入り)が1,176円、発泡酒が968円、ビール風アルコール飲料が892円でした。1缶あたりでは、約196円・約161円・約149円です。
同じ月のチューハイ(350mL缶1缶)は134円でした。居酒屋のビール(中瓶500mL)は658円です。缶ビールの値段を500mLに直すと約280円なので、居酒屋の中瓶はその2倍を超える値段です。
ビール・発泡酒・新ジャンルの税率がそろった
酒税法の第23条で、発泡性酒類の税率は1キロリットルにつき15万5千円と定められています。国税庁の酒税率一覧表(令和8年10月1日〜)では、ビールと発泡酒がどちらも15万5千円で、350mLの缶1本あたりに直すと54.25円の計算です。
国税庁の案内では、2026年10月1日の改正で、ビールの酒税は350mL缶1本あたり9.1円下がりました。一方、麦芽比率25%未満の発泡酒といわゆる新ジャンルは約7.26円、ビールや発泡酒に当たらないアルコール分10度未満のその他の発泡性酒類は7円上がっています。
店の値段は、酒税のほかの理由でも動くことがあります。10月からの家の酒代がどう動いたかは、レシートの1本あたりの値段を9月と並べると確かめられます。
自分の1か月の酒代を出す式
自分の酒代は、家で飲む分と外で飲む分を分けて出します。どちらも、レシートや家計簿の記録から数字を拾えば、電卓で計算できます。
- 家で飲む分=1本の値段×1日に飲む本数×1か月に飲む日数
- 外で飲む分=1回に払う額×1か月に飲みに行く回数
1本196円の缶を1日1本、30日飲むと、家で飲む分は5,880円です(数字は例)。週に2日、飲まない日を作って月22日にすると、約4,310円になり、1か月で約1,570円下がります(数字は例)。
外で飲む分は、1回4,000円の飲み会が月2回なら8,000円です(数字は例)。家で飲む分の5,880円と足すと、1か月の酒代は13,880円になります。どちらの額が大きいかで、見直す所が変わります。

飲む量は、純アルコール量で見る
厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」は、お酒の量(mL)だけでなく、含まれる純アルコール量(g)に着目することが重要だとしています。計算の式は「摂取量(mL)×アルコール濃度(度数/100)×0.8」です。
ガイドラインの例では、ビール500mL(5%)の純アルコール量は20gです。同じ式で、350mLの缶(5%)なら14gになります。家計簿に本数を書いておくと、純アルコール量もあとから出せます。
健康日本21(第三次)は、生活習慣病のリスクを高める量を、1日あたりの純アルコール摂取量で男性40g以上、女性20g以上としています。ガイドラインは、これらの量は個々人の許容量を示したものではないと断っています。
飲み方の配慮と、法律で決まっていること
ガイドラインは、健康に配慮した飲み方の例として、あらかじめ飲む量を決めること、飲酒の合間に水を飲むこと、1週間のうち飲まない日を設けることなどを挙げています。量を決めることは、酒代の予算を決めることにもつながります。
20歳未満の人の飲酒は、法律で禁じられています。ガイドラインは、妊娠中・授乳期中の飲酒や、体質的にお酒を受け付けられない人の飲酒も、避けることが必要な場合として挙げています。かかりつけの医師がいる場合は、飲酒について相談することも有用だとされています。
家計簿での書き方
家で飲むお酒は、家計簿の「食費」の中に書きます。国の家計調査でも、酒類は食料の1つです。食費の中にお酒の内訳を作ると、食材とは別に増え方が見えます。食費全体の分け方は、家計簿の食費の記事にまとめています。
外で飲んだ分は、行を分けて書く
居酒屋などで飲んだ分は、家計調査では外食の中の飲酒代です。家計簿では、食費の中に「外で飲む」の行を作るか、お小遣いから払う家ならお小遣いの行に書き、家で飲む分とは分けておきます。
忘年会など飲み会の会費の目安は、忘年会の会費の記事で見られます。家計簿の項目の決め方全体は、家計簿の項目の決め方にあります。
本数も書いておくと、見直しやすい
お酒の行には、金額のほかに本数を書いておきます。額が増えた月に、本数が増えたのか1本の値段が上がったのかを見分けられ、2026年10月のような酒税の変更があったときも確かめられます。
先月のレシートから、家で飲んだお酒の本数と金額、外で飲んだ回数を書き出してみてください。平均の約3,780円と比べるより、どこが増えたのかをつかみやすくなります。
よくある質問
Q酒代が月1万円だと、多いほうですか
二人以上の世帯の平均は酒類が約3,780円、外で飲む分を足して約5,410円で、お酒を買わない家も入った額です。その月にお酒を買った世帯だけの目安は約6,000円でした。
1万円が多いかどうかは、家で飲む分と外で飲む分に分けたうえで、先月までの自分の額と並べて見ると判断しやすくなります。外で飲む分が大きいなら、回数から見直せます。
Q一人暮らしの酒代の平均は
家計調査(2025年)の一人暮らしの酒類は1年24,690円で、1か月あたり約2,060円です。外で飲む飲酒代は1か月約2,010円で、34歳以下では飲酒代のほうが約3,500円と大きくなります。
Q居酒屋で飲んだ分も酒代に入りますか
家計調査では、店などで買ったお酒は「酒類」、飲食店で飲んだ分は外食の「飲酒代」と別の品目です。二人以上の世帯では、2つを足すと1か月約5,410円でした。比べるときは、自分の額もどちらを入れたかをそろえます。
Q2026年10月の酒税の変更で、ビールは安くなりましたか
国税庁の案内では、ビールの酒税は350mL缶1本あたり9.1円下がり、麦芽比率25%未満の発泡酒と新ジャンルは約7.26円上がりました。店の値段は税のほかの理由でも動くので、レシートの値段で確かめてください。
Qお酒は家計簿のどの項目に書けばよいですか
家で飲むお酒は食費に書きます。外で飲んだ分は、食費の中の外食の行か、お小遣いの行に書き、家で飲む分とは分けておくと、平均と比べやすくなります。
まとめ
- 家計調査(2025年)の酒類は、二人以上の世帯で1年45,406円(1か月約3,780円)、一人暮らしで1年24,690円(約2,060円)
- 外で飲む飲酒代は別の品目。二人以上の世帯は1か月約1,620円で、足すと約5,410円
- 平均にはお酒を買わない家も入っている。その月に買った世帯だけの目安は約6,000円
- 一人暮らしの34歳以下は飲酒代が約3,500円と大きい。2025年は12月が酒類も飲酒代も最も高い月
- 2026年10月から、ビールと発泡酒の酒税は350mL缶1本あたり54.25円にそろった
- 自分の額は「1本の値段×本数×日数」と「1回の額×回数」に分けて出し、家計簿には本数も書く
家で飲む分と外で飲む分を分け、本数と1本の値段を書いておけば、平均と同じ物差しで自分の酒代を見られます。量を決めて飲むことが、そのまま酒代の予算にもなります。
この記事で参照した公的情報
- 家計調査 家計収支編 2025年 二人以上の世帯 詳細結果表 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・酒類の年間の支出金額45,406円・購入世帯数6,307(10,000分比)・清酒・焼酎・ビール・ウイスキー・ワイン・発泡酒・チューハイ・カクテル・他の酒・飲酒代19,498円・地方別の支出金額)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
- 家計調査 家計収支編 2025年 総世帯 詳細結果表 第11表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額(品目分類・酒類37,452円・飲酒代21,284円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409812
- 家計調査 家計収支編 2025年 単身世帯 第10表 男女,年齢階級別1世帯当たり品目別支出金額(品目分類・酒類24,690円・飲酒代24,153円と、年齢別・男女別の額)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409844
- 家計調査 長期時系列表 品目分類(全品目)(2025年改定):支出金額(月)二人以上の世帯(酒類と飲酒代の2025年1月〜2026年8月の月ごとの額)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040270651
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(令和7年(2025年)1月改定)(酒類=アルコール分を1%以上含む飲料・薬用酒やみりんは除く・自動販売機も含む/外食=原則として飲食店における飲食費/飲酒代=飲酒代及びこれに伴う料理代・飲酒を目的とした諸会費も含む)
- 窓口
- 総務省統計局
- 確認日
- 確認先
- https://www.stat.go.jp/data/kakei/9.html
- 家計調査 用語の解説(用途分類と品目分類・購入世帯数=当該品目への支出があった世帯の割合・年の結果は各月の結果の単純平均)
- 窓口
- 総務省統計局
- 確認日
- 確認先
- https://www.stat.go.jp/data/kakei/kaisetsu.html
- 家計ミニトピックス「飲酒代への支出」(家計調査通信442号・平成22年12月15日発行・平成19〜21年平均の月別・曜日別の飲酒代)
- 窓口
- 総務省統計局
- 確認日
- 確認先
- https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/22_12.pdf
- 小売物価統計調査(動向編)第2表 主要品目の東京都区部小売価格【2025年9月〜2026年9月】「1001 うるち米」〜「2183 学校給食(中学校)」(ビール・発泡酒・ビール風アルコール飲料の350mL缶6缶入り・チューハイ350mL缶・ビール(外食)中瓶の2026年9月の値段)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040510345
- 小売物価統計調査 調査品目及び基本銘柄(2026年10月)(2021 ビール・2026 発泡酒・2027 ビール風アルコール飲料・2012 チューハイ・2171 ビール(外食)の銘柄の条件)
- 酒税法 第23条(税率:発泡性酒類は1キロリットルにつき15万5千円・その他の発泡性酒類は10万円)
- 窓口
- e-Gov 法令検索
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/328AC0000000006
- 酒税率一覧表(令和8年10月1日〜)
- 令和8年10月1日に酒類の手持品課税(戻税)が実施されます(令和8年9月・対象酒類と1リットル又は1本当たりの酒税の引上げ・引下げ額)
- 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(令和6年2月19日公表)
- 窓口
- 厚生労働省
- 確認日
- 確認先
- https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37908.html
- 二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律 第1条
- 窓口
- e-Gov 法令検索
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/211AC1000000020
