忘年会の会費の相場は?|調査の平均は1回5,004円。会社が費用を出すときの扱い、幹事が会費を決める手順、家計簿での書き方

家計の見える化 ・ ・ 最終更新

忘年会は、年の終わりに職場や友人どうしで1年をねぎらう宴会です。会費の額に決まりはなく、店のコースや飲み放題の有無、会社が費用を出すかどうかで変わります。

この記事では、参加する人が払う会費の目安を、民間の調査の平均と額の幅で示します。そのあとで、会社が費用を出すときの扱いと、幹事が店の見積もりから会費を決める手順を、例の数字で並べます。

職場の忘年会の会費が5,000円と案内されましたが、高いのか普通なのか分かりません。幹事を頼まれたときに、いくらの店を選べばよいかも決められません。

忘年会の会費の目安は、1回5,000円台

調査の平均は、想定5,004円・実際4,993円

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、2025年12月〜2026年1月の忘年会・新年会1回あたりの想定予算の平均は5,004円でした。前の年より108円高く、この調査で初めて5,000円台になったと報告書は書いています。

同じ調査で、前の年度(2024年12月〜2025年1月)に実際にかかった参加費の平均は4,993円で、そのときの想定額の平均4,896円を上回りました。会費5,000円の案内は、この平均とほぼ同じ額です。

調査は2025年10月31日〜11月10日に、首都圏・関西圏・東海圏に住む20〜69歳の男女7,790人に聞いたものです。平均は「0円(自分では払わない)」と答えた人を除いて出しています。

額の幅ごとの割合は、5,000円台が37.2%

2025年度の想定予算を額の幅ごとに見ると、5,000円〜6,000円未満が37.2%で最も高く、3,000円〜4,000円未満と4,000円〜5,000円未満が各15.1%でした。5,000円台の割合は、2015年度以降の参加費の同じ幅の中で最も高いと報告書は書いています。

忘年会の会費の目安の図。ホットペッパーグルメ外食総研の調査で、2025年12月〜2026年1月の忘年会・新年会1回あたりの想定予算の平均は5,004円、前の年度に実際にかかった参加費の平均は4,993円。想定予算の幅は5,000円〜6,000円未満が37.2%、3,000円〜4,000円未満と4,000円〜5,000円未満が各15.1%。ぐるなびの調査では、職場の忘年会で払ってもよい金額は4,500〜5,000円未満が22.8%で最多

払ってもよい額の調査では、職場は4,500〜5,000円未満が最多

ぐるなびの「忘年会」に関する調査(2024年11月・全国の20代〜60代の会員1,300名)では、職場や仕事関係の忘年会で払ってもよい金額は、4,500〜5,000円未満が22.8%で最多でした。20代に限ると、3,000〜3,500円未満がトップです。

図は、2つの調査の数字を並べたものです。案内された会費が高いか低いかを見るときは、平均の5,000円台に加えて、コースに飲み放題が付くかどうかもあわせて見ます。

会社が費用を出す忘年会

自分で払うか、会社が払うかに決まりはない

忘年会の費用を会社が出すか、参加する人が払うかに、決まった線はありません。社員みんなが出る前提の、会社としての行事なら会社が持つのがふさわしい、という見方もあります。

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、前の年度の忘年会・新年会の1回あたりの参加費を「0円(自分では払わない)」と答えた人は4.9%でした。自分で払わなかった理由までは、報告書に出ていません。

会社が出した忘年会で、社員に税金はかかるか

国税庁の所得税基本通達36-30では、会社が社員のレクリエーションのために会食などの行事の費用を出したとき、参加した社員が受ける利益には課税しなくて差し支えないとしています。社会通念上一般的に行われている行事であることが前提です。

ただし、参加しなかった社員に代わりのお金を渡す場合や、役員だけを対象に費用を出す場合は、この扱いから外れます。参加しなかった人に渡すお金は、給与として課税されると通達は書いています。

会社の側では、もっぱら従業員の慰安のために行う行事に通常かかる費用は、法人税の交際費等から除かれます(タックスアンサー No.5265)。取引先を招いた忘年会は扱いが変わるので、経理の担当者が国税庁の案内で確かめます。

幹事が会費を決める手順

店選びの前に、決まる時期と人数を見る

ぐるなびの調査では、職場の忘年会の開催が決まった時期は「11月に入ってから」が61.5%でした。職場の忘年会の規模は11〜20人が29.4%で最多、注文はコースメニューの飲み放題付きが65.1%で最多です。

12月は宴会の予約が重なります。日にちと人数が決まった時点で、候補の店のコースの額と、飲み放題が付くか、人数が減ったときのキャンセル料を確かめておきます。

ステップ1店の総額を出す15分

候補の店のコースが1人いくらか、飲み放題が付くかを見て、1人あたりの額に参加の人数を掛けます。景品や会場の飾りを用意するなら、店とは別の費用として足します。

ステップ2会社の補助を引く5分

会社や部署から補助が出るなら、その額を総額から引きます。補助の額と、誰が受け取って店に払うかを、会計の前に決めておきます。

ステップ3人数で割って会費を出す10分

補助を引いた額を参加の人数で割ると、1人あたりの会費が出ます。割り切れないときは、端数を幹事が受け持つか、少し上げて集めて余りを次の会に回すかを、案内を出す前に決めます。

忘年会の会費の例の図。参加18人。出ていくお金は、店のコース 飲み放題付き5,000円×18人で90,000円。入ってくるお金は、会社の補助18,000円と、会費4,000円×18人で72,000円。合計90,000円。金額は例

図は、参加を18人、店のコースを飲み放題付き1人5,000円、会社の補助を18,000円とした例です。この例では、会費は1人4,000円で、店の総額90,000円と同じ額が集まります。上司が包む寸志の額は寸志の相場にあります。

12月の家計で見る

参加した人の平均は1.67回

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、2024年12月の忘年会に参加した人の平均参加回数は1.67回でした。参加しなかった人を含めた平均は0.63回です。

職場と友人の忘年会に1回ずつ出て、会費がどちらも5,000円なら、12月の会費は1万円になります(例)。二次会に出るなら、その分も同じ月に重なります。

年末の出費とまとめて予定に書く

12月は、忘年会のほかにクリスマスや帰省、お歳暮など、年末の出費が同じ月に重なります。年末年始の出費の全体と、先に予定を書いておく方法は、年末年始の出費にまとめています。

家計簿での書き方

会の目的で、外食か交際費かが分かれる

総務省の家計調査の分類では、飲酒を目的とした会費は「飲酒代」、食事を目的とした会費は「他の主食的外食」で、どちらも外食に入ります。親睦や交際の要素のある会費は「つきあい費」で、交際費です。

職場の忘年会のように、飲みながら親睦を深める会は、どちらとも読めます。家計簿では、外食と交際費のどちらに入れるかを1度決め、毎回同じ行に書きます。線の決め方は家計簿の交際費で扱っています。

幹事が集めた会費は、自分の分だけを書く

幹事が店に全員の分をまとめて払うと、家計簿には自分の会費より大きな額が出ていきます。ほかの人から集めた会費は、自分の支出ではありません。

集めた額と店に払った額を並べ、差し引きで残った自分の1人分だけを外食か交際費に書きます。先に払ってあとから集めるときの書き方は、家計簿の立替金と同じです。

迷いやすい場面

会費が7,000円以上と書いてある

調査の2025年度の想定予算で7,000円以上の幅を足すと12.1%です(7,000円〜8,000円未満3.6%・8,000円〜9,000円未満2.9%・9,000円〜1万円未満0.3%・1万円以上5.3%)。平均の5,004円より高い会です。

会費が平均より高いと感じたら、案内に書かれた料理と飲み放題、景品の有無を見比べます。払うのが難しいときは、出欠の返事の期限までに欠席を伝えます。

会社持ちと聞いていたが、会費を集めると言われた

会社の補助が一部だけで、残りを会費で集める会もあります。補助の額が決まっていれば、総額から補助を引いた額を人数で割った額が会費です。

会費の額に納得できないときは、幹事に、店の1人あたりの額と補助の額を聞いてみます。数字が分かれば、図の例と同じ形で確かめられます。

よくある質問

Q忘年会の会費の相場はいくらですか

民間の調査(ホットペッパーグルメ外食総研)では、2025年12月〜2026年1月の忘年会・新年会1回あたりの想定予算の平均は5,004円でした。前の年度に実際にかかった参加費の平均は4,993円です。

Q忘年会の会費5,000円は高いですか

調査の平均とほぼ同じ額です。想定予算の幅でも、5,000円〜6,000円未満が37.2%で最も高い割合でした。

Q会社が全額出した忘年会で、税金はかかりますか

国税庁の所得税基本通達36-30では、社会通念上一般的な会食などの費用を会社が出したとき、参加した社員の利益には課税しなくて差し支えないとしています。参加しなかった人に代わりのお金を渡した場合、そのお金は給与として課税されます。

Q幹事は会費をどう決めればよいですか

店のコースの1人あたりの額に人数を掛けて総額を出し、会社の補助を引いてから、人数で割ります。割り切れないときの端数の扱いは、案内を出す前に決めておきます。

Q忘年会の会費は、家計簿の何の項目ですか

家計調査の分類では、飲酒や食事が目的の会費は外食、親睦や交際の要素のある会費は交際費の「つきあい費」です。どちらに入れるかを決めて、毎回同じ行に書きます。

まとめ

  • 忘年会の会費に決まりはない。民間の調査(ホットペッパーグルメ外食総研)では、2025年度の想定予算の平均が5,004円、前の年度に実際にかかった参加費の平均は4,993円
  • 想定予算の幅は5,000円〜6,000円未満が37.2%。ぐるなびの調査では、職場の忘年会で払ってもよい金額は4,500〜5,000円未満が22.8%で最多
  • 会社が出した一般的な会食の費用は、参加した社員に課税しなくて差し支えない(所得税基本通達36-30)。参加しなかった人に渡すお金は給与
  • 幹事は、店の総額から会社の補助を引き、人数で割って会費を出す
  • 家計簿では、外食と交際費のどちらに入れるかを決めて毎回そろえ、幹事は自分の1人分だけを書く

案内の会費を調査の5,004円と見比べれば、相場より高いか低いかがつかめます。幹事になったら、店の総額と補助から会費を出し、12月の予定に書いておけば月の出費も分かります。

この記事で参照した公的情報

  1. 今年度の忘年会・新年会(2025年12月~2026年1月)の動向を調査(ホットペッパーグルメ外食総研・2025年12月15日発表=忘・新年会1回あたりの想定予算の平均5,004円(前年比+108円)・5,000円〜6,000円未満37.2%・3,000円〜4,000円未満と4,000円〜5,000円未満が各15.1%/昨年度(2024年12月〜2025年1月)の実際の参加費の平均4,993円・想定額の平均4,896円・参加費を0円(自分では払わない)と答えた人4.9%/平均は0円を除いて集計/2024年12月の忘年会の平均参加回数 0回を含む0.63回・0回を除く1.67回/調査時期2025年10月31日〜11月10日・首都圏・関西圏・東海圏在住の20〜69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)・有効回答7,790人)
    窓口
    株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研
    確認日
    確認先
    https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20251215
  2. ぐるなびリサーチ部「忘年会」に関する調査(2024年11月29日発表=職場・仕事関係の忘年会で払ってもよい金額は4,500〜5,000円未満が22.8%で最多・20代の職場は3,000〜3,500円未満がトップ/職場の忘年会の開催が決まった時期は11月に入ってからが61.5%/職場の注文方法はコースメニュー・飲み放題付きが65.1%/職場の規模は11〜20人が29.4%で最多/調査期間2024年11月11日〜12日・WEBアンケート・全国の20代〜60代のぐるなび会員1,300名)
    窓口
    株式会社ぐるなび
    確認日
    確認先
    https://corporate.gnavi.co.jp/release/2024/yhrjmw0ucd/
  3. 所得税基本通達 36-30 課税しない経済的利益……使用者が負担するレクリエーションの費用(社会通念上一般的に行われていると認められる会食、旅行、演芸会、運動会等の行事の費用を使用者が負担することで参加した役員又は使用人が受ける経済的利益は、参加しなかった人に参加に代えて金銭を支給する場合と、役員だけを対象として費用を負担する場合を除き、課税しなくて差し支えない/参加しなかった人に支給する金銭は給与等として課税)
    窓口
    国税庁
    確認日
    確認先
    https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/05/03.htm
  4. タックスアンサー No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算(専ら従業員の慰安のために行われる運動会、演芸会、旅行等のために通常要する費用は交際費等から除かれる・令和8年4月1日現在法令等)
    窓口
    国税庁
    確認日
    確認先
    https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5265.htm
  5. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(飲酒代=飲酒代及びこれに伴う料理代・飲酒を目的とした諸会費も含む/他の主食的外食=食事を目的とした会費及び積立ても含む/交際費=職場、地域などにおける諸会費及び負担費を含む/つきあい費=親睦又は交際的要素のある会費)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

App Store からダウンロードGoogle Play で手に入れよう

Mirai Kanaiを見てみる

この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。