スマホの画面修理の料金の相場は?|ガラスの割れか液晶か・修理先・補償の有無で変わる額と、登録修理業者、家計簿での書き方

支出の見直し ・ ・ 最終更新

スマホの画面修理の料金は、ガラスだけが割れたときで5,000円〜2万円、液晶まで傷んだときで1万円〜6万円以上が目安とされます。同じ割れ方でも、どこに出すか、補償に入っているか、どの機種かで、払う額は数千円から数万円まで変わります。

この記事では、割れ方と修理先ごとの料金の幅を見たうえで、補償に入っているときの自己負担、修理代が高くなる理由、街の修理店を選ぶときの確かめ方を順に見ます。最後に、修理か買い替えかの目安と、家計簿での書き方をまとめます。

画面にひびが入ったとき、どこに出すといくらかかるのかが分かりません。補償に入っているかも覚えておらず、迷います。

スマホの画面修理の料金の相場

画面修理の額を主に左右するのは「割れ方」「修理先」「補償の有無」「機種」の4つです。まず割れ方と修理先で幅をつかみ、補償と機種で自分の額に近づけていきます。

ガラスだけの割れか、液晶まで傷んだか

スマホの画面は、表面のガラス、触れた位置を読み取る層、表示をする液晶や有機ELの層が重なってできています。表面のガラスだけが割れたものと、その下の表示の層まで傷んだものでは、直す中身も額も違います。

  • ガラスだけの割れ:ひびはあるが、表示はきれいで、触ったとおりに動く。修理代の目安は5,000円〜2万円
  • 液晶まで傷んだ:黒いにじみや色むら、縦や横の線が出る、映らない所がある、触っても反応しない・触っていないのに動く。修理代の目安は1万円〜6万円以上で、上位の機種では10万円を超えることもあるとされる

見分けるときは、画面を点けて表示を見て、画面の全体を触って反応を確かめます。表面のひびだけでも、使ううちに広がって下の層まで傷むことがあるとされます。

修理先ごとの料金の幅

画面を直せる所は、メーカーの正規の窓口、携帯電話会社の窓口、メーカーや携帯電話会社と関係のない街の修理店の3つに分けて説明されています。補償に入っていないときの料金の幅を並べると、次の図のとおりです。

スマホの画面修理の料金の幅の図。ガラスだけの割れ5,000円〜2万円、液晶まで傷んだとき1万円〜6万円以上、メーカーの正規の窓口の料金表の例(補償なし)1万9,400円〜6万8,800円、街の修理店は正規の半額から7割程度。補償に入っていれば1回の自己負担は0円〜数千円。目安の幅で、店や機種で変わる

あるメーカーの正規の窓口の料金表の例では、補償なしの画面の修理は、機種によって1万9,400円から6万8,800円でした(時点の違う例を合わせています)。ほかのメーカー各社の料金表の例を並べても、機種によって2万円前後から6万円台まで幅があります。

携帯電話会社の窓口で、補償に入っていないときは、メーカーの修理と同じくらいの実費がかかり、2万円から9万円以上とされます。街の修理店は、正規の修理の半額から7割程度に収まることが多いといわれ、5,000円〜5万円の幅が挙がっています。

かかる時間とデータの扱い

街の修理店は、部品があればその日のうちに直り、最短で20分から1時間ほどとされます。メーカーや携帯電話会社の窓口は、数日から1週間預ける形や、郵送で1〜2週間かかる形が挙がっています。正規の店舗は予約なしでは受け付けないこともあるとされ、行く前に予約の要否を確かめます。

画面だけの交換なら中のデータには触れないとされる一方、正規の窓口では初期化されることもあります。どこに出す場合でも、預ける前にバックアップを取っておきます。

機種で変わる額

同じメーカーでも、新しい機種や画面の大きい上位の機種ほど、画面の修理代は高くなる料金表の例が並びます。画面を折りたためる機種は、料金表の例で9万円台から14万円台と、ふつうの形のスマホの2〜4倍になるとされます。

古い機種は、街の修理店なら1万円を切る額で画面を直せることもあるとされます。自分の機種の額は、メーカーの料金表か、店の見積もりで確かめます。

画面の修理代が高くなる理由

画面の修理代が高い理由のうち、部品と作業にかかわるのは次の3つです。1つ目は画面のつくりで、強いガラス、触れた位置を読み取る層、表示の層を別々に作って重ねているため、部品そのものの値段が高くなります。

2つ目は、割れた画面を外す作業の手間です。専用の道具を使い、電池を外したり、細い配線を抜いたりしながら作業するので、修理代の一部はこの作業の分になります。

3つ目は表示の方式で、液晶より有機ELのほうが高いとされます。有機ELを使う新しい機種は、古い液晶の機種より交換の費用がかかることがあると説明されています。

米国の保険会社 SquareTrade の2018年の報告書を伝えた報道では、米国のスマホを使う人の約50%が修理代を実際より低く見積もっていました。同じ報告書では、65%が割れたまま使い続け、59%が修理をあきらめて新しい端末を買っていました。

補償に入っているかで自己負担が変わる

画面修理の額を大きく変えるものの1つが、補償に入っているかどうかです。修理先を決める前に、まず自分が入っている補償を確かめます。

補償の種類と1回の自己負担

画面の割れに使える補償として挙がっているのは、携帯電話会社の補償、メーカーの有料の保証、スマホ向けの保険です。携帯電話会社の補償は、端末を買うときに月額で入る形で、月額は数百円から2,000円弱の幅が挙がっています。

補償に入っていれば、1回の自己負担は0円から数千円で済む料金の例が並びます。上限を3,300円や5,500円とするもの、メーカーの有料の保証で1回3,700円とするものがあり、機種によっては1万3,000円ほどかかる例もあります。

入っているかの確かめ方

入ったかどうか覚えていないときは、契約のときに受け取った書類か、携帯電話会社の会員向けのページの契約内容で確かめます。メーカーの保証は、端末の設定の画面から確かめられる機種があります。

補償によって、自己負担の上限の額や、修理のたびに利用料がかかるかどうかが違います。修理を頼む前に、自己負担の額と、どの窓口に出せば補償が使えるかを、補償の案内で確かめておきます。

補償の月額と修理代を並べる

補償に入っておくかは、毎月の料金と、修理を1回したときの額を並べると決めやすくなります。次の図は、月額と修理代を自分で置いて、2年間で比べた例です。

補償の月額と修理代を2年間で並べた例の図。月額700円の補償に2年入ると1万6,800円、その間に画面を1回直して自己負担4,000円なら合わせて2万800円。補償に入らずに画面を直すと3万5,000円。金額は例

月額700円の補償に2年入ると1万6,800円で、その間に画面を1回直して自己負担が4,000円なら、合わせて2万800円です。補償に入らずに3万5,000円の修理をした場合と比べられます(金額は例)。

一度も修理しなければ、補償の分の1万6,800円を払うだけになります。落としやすい使い方か、新しく値段の高い機種か、修理代をすぐに出せる貯えがあるかで、入るかどうかを考えます。

街の修理店を使うときに確かめること

補償が使えないときや、メーカーの保証が切れた古い機種を安く直したいときは、街の修理店も選ぶ先に挙がっています。安さと早さの代わりに、次のことを前もって確かめます。

総務省の登録修理業者か

電波法には、携帯電話の端末などの修理の事業を行う者が、総務大臣の登録を受けられる「登録修理業者」の仕組みがあります(第38条の39)。登録を受けた店は、登録の申請に添えた修理方法書に従って修理し、修理したあとに技術基準に合っているかを確かめなければなりません(第38条の43)。

総務省の情報通信白書(平成28年版)によると、登録修理業者の仕組みは、第三者が直した端末が技術基準に合うか不明確になる懸念から作られ、2015年4月に関係する省令が施行されました。店を選ぶときは、登録修理業者かどうかが目安の1つになります。

部品・保証・防水

  • 部品:純正ではない互換部品を使うことがあり、色合いや触ったときの反応が違うことがあるとされる。どちらの部品を使うかを聞いておく
  • メーカーの保証:正規でない店で一度でも直すと、その後はメーカーや携帯電話会社の保証の対象から外れることがあるとされる
  • 防水と認証:分解すると防水の性能が保たれないことがあり、顔や指紋の認証が使えなくなることもあると説明されている
  • 修理のあとの保証:店ごとに、修理した所の保証の期間がある。3か月ほどの例が挙がっている

データを残したまま直せるか、修理の見積もりがいくらか、その日に直るかも、頼む前に聞いておけます。決めるのは、額だけでなく、保証を残したいかどうかも並べてからにします。

修理か買い替えか

修理代がスマホの本体の値段の3分の1を超えるなら、買い替えも考えるという目安があります。とくに買ってから3年以上たった機種は、電池も傷んでいるので、修理代と電池の交換代を足すと、新しい端末のほうが割安になることもあるとされます。

比べるときは、今の端末の分割払いが何回残っているか、OSの更新があと何年続くかも確かめます。買い替えの平均の年数と、端末代を1年あたりにならす考え方は、スマホの買い替えは平均何年?にまとめています。

修理に出す前にすること

修理の窓口に行く前に、次のことを済ませておきます。画面が映らなくなるとバックアップも取れなくなるので、早めに動きます。

  • データのバックアップ:写真、連絡先、アプリのデータをクラウドやパソコンに保存する
  • 補償の確かめ:入っている補償、自己負担の額、使える窓口
  • 見積もりを取る:修理先を2つ以上比べるなら、同じ症状を伝えて額をそろえて聞く
  • 応急の手当て:ひびが広がるのを防ぎ、ガラスの破片でけがをしないよう、保護フィルムやテープを貼る

修理用の部品をネットで買って自分で直す人もいますが、作業の失敗で悪くなる、メーカーの保証が使えなくなるといった危うさがあり、勧められていません。自分で直した端末で電波を出すと、電波法に触れるおそれがあるとされます。

割れたまま使い続けるときの心配

割れたまま使うと、ガラスの破片でのけが、ひびの広がり、防水の性能が落ちての水の入り込みが心配されます。触っていないのに勝手に動く「ゴーストタッチ」が起きることもあると説明されています。

液晶まで傷みが広がると、ガラスだけの割れより修理代が上がります。軽いひびのうちに見積もりだけでも取っておくと、どのくらい用意すればよいかが分かります。

家計簿での書き方

総務省の家計調査の分け方では、スマホの付属品と修理代は「他の通信機器」に入ります。スマホの本体は「携帯電話機」、毎月の通話とデータの料金は「携帯電話通信料」で、どちらとも別の品目です。

家計簿でも、画面の修理代は毎月の通信費と分けて、修理の行に書いておくと、月の通信費が急に上がったように見えずに済みます。補償の月額が通信料の請求に入っているときは、その額も別の行にしておくと、補償に毎年いくら払っているかが分かります。

急な修理代に備える

画面の割れは予定していない出費なので、毎月の予算からは出しにくいお金です。年に1回あるかないかの出費を拾い出して積み立てる手順は、特別費は思い出さずに明細から拾うにまとめています。

修理した日、修理先、額、補償を使ったかを残しておくと、次に割ったときの見積もりと比べられます。通信費全体の見直し方は、通信費の平均と家計簿での書き方にあります。

よくある質問

Qスマホの画面修理はいくらかかりますか

ガラスだけの割れで5,000円〜2万円、液晶まで傷んだときで1万円〜6万円以上が目安とされます。補償に入っていない場合のメーカーの正規の窓口の料金表の例は、機種によって1万9,400円から6万8,800円でした。

Q補償に入っていると、いくらで直せますか

補償によって違い、1回の自己負担は0円から数千円の例が並びます。上限を3,300円や5,500円とするもの、1回3,700円とするものがあり、機種によっては1万3,000円ほどかかる例もあります。

Q街の修理店で直すと、メーカーの保証はどうなりますか

正規でない店で一度でも直すと、その後はメーカーや携帯電話会社の保証の対象から外れることがあるとされます。保証が残っている端末は、まず正規の窓口や補償で直せるかを確かめます。

Q画面の修理には何日かかりますか

街の修理店は、部品があれば最短で20分から1時間ほどとされます。メーカーや携帯電話会社の窓口は数日から1週間、郵送の修理は1〜2週間かかる例が挙がっています。

Q修理代は家計簿で何の費目にしますか

家計調査の分け方では、スマホの付属品と修理代は「他の通信機器」に入り、本体の「携帯電話機」や毎月の「携帯電話通信料」とは別です。家計簿でも通信費と分けて書くと、急な出費が分かりやすくなります。

まとめ

  • スマホの画面修理は、ガラスだけの割れで5,000円〜2万円、液晶まで傷むと1万円〜6万円以上が目安とされる
  • メーカーの正規の窓口の料金表の例(補償なし)は1万9,400円〜6万8,800円で、街の修理店は正規の半額から7割程度といわれる
  • 補償に入っていれば、1回の自己負担は0円から数千円の例が並ぶ。修理先を決める前に、入っている補償を確かめる
  • 街の修理店を選ぶときは、電波法の登録修理業者か、部品、保証、防水を前もって確かめる
  • 修理代が本体の値段の3分の1を超えるなら、買い替えも比べるのがひとつの目安
  • 家計簿では、修理代を毎月の通信費と分け、修理した日と額と補償を使ったかを残しておく

この記事で参照した公的情報

  1. 電波法 第38条の39(修理業者の登録)・第38条の40(登録の基準)・第38条の43(登録修理業者の義務)・第38条の44(表示)
    窓口
    e-Gov 法令検索(法律)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000131
  2. 平成28年版 情報通信白書 第2部 第6章 第3節(3)無線設備の信頼性確保 ア 登録修理業者制度(平成27年4月に関係省令を施行)
    窓口
    総務省
    確認日
    確認先
    https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc263330.html
  3. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(764 他の通信機器=764・766の項目の付属品及び修理代も含む/766 携帯電話機=スマートフォン・携帯電話・部品も含む/763 携帯電話通信料)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

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