スマホの買い替えは平均何年?|内閣府の調査で4.6年、買い替えの理由とサイン、端末代を1年あたりにならす考え方と家計簿での書き方

支出の見直し ・ ・ 最終更新

内閣府の消費動向調査(2026年3月)では、二人以上の世帯が買い替えた携帯電話は、平均4.6年使われていました。調べた耐久消費財の11品目の中で、いちばん短い年数です。

この記事では、年ごとの平均と買い替えの理由を原文の表で見たうえで、「平均使用年数」と「寿命」の違いを分けます。続けて、買い替えを考えるサイン、分割払いと端末代を1年あたりにならす考え方、買い替える前にすること、家計簿での書き方を順に見ます。

今のスマホは4年目で、まだ動きます。みんなは何年で替えているのか、自分はいつ替えるのがよいのかが分かりません。

スマホの買い替えは平均4.6年

内閣府の消費動向調査は、毎年3月に、前の1年間に買い替えた耐久消費財について、買い替える前のものを何年使ったかを聞いています。2026年3月の調査は、2025年4月から2026年3月までに買い替えた二人以上の世帯が対象です。

この調査の「携帯電話」は、スマートフォンとそれ以外の携帯電話をまとめた品目です。2026年3月末で、携帯電話を持っている二人以上の世帯は95.8%、スマートフォンに限ると93.5%でした。

年ごとの平均使用年数

スマホの平均使用年数は、調査の年によって4.3年、4.5年と変わります。同じ表を年ごとに並べると、次のとおりです。

内閣府の消費動向調査の主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)で見た携帯電話の平均使用年数の図。2023年3月の調査4.4年、2024年3月の調査4.5年、2025年3月の調査4.3年、2026年3月の調査4.6年

2023年3月の調査は4.4年、2024年3月は4.5年、2025年3月は4.3年で、2026年3月は4.6年でした。年によって上下はありますが、この4回は4.3〜4.6年の間です。

平均使用年数は、その1年間に買い替えた世帯だけを分母にして出した数字です。買い替えなかった世帯は入らないので、長く使い続けている人の年数は、その人が買い替えた年の調査に出てきます。

買い替えの理由

同じ表には、買い替えた理由の割合もあります。2026年3月の調査の携帯電話は、「故障」が32.4%、「上位品目への移行」が25.6%、「住居の変更」が0.2%、「その他」が41.8%でした。

2025年3月の調査では「故障」が38.7%、「上位品目への移行」が24.3%、「その他」が36.6%でした。上位品目への移行は、調査票では「上位(高級)品目が欲しかったから」という理由で、壊れていなくても替える人がいることが分かります。

調査会社の分析での買い替えのサイクル

調査会社の Strategy Analytics の分析を伝えた2022年6月の報道では、スマートフォンの買い替えのサイクルは、2013年の平均28か月から長くなり、2020年には43か月になりました。同じ分析は、2027年には41か月に短くなると見込んでいました。

43か月を年にすると約3年7か月です。調べ方や対象が違うので、内閣府の調査の年数とは並べて比べられません。

平均使用年数と寿命は別の数字

平均使用年数は、実際に買い替えた人が使っていた年数で、何年使えるかを示したものではありません。スマホの寿命は、3〜4年、3〜5年といった目安があります。

寿命を決めるものとして挙げられているのは、バッテリーの傷みと、OSの更新が届く期間の2つです。どちらが先に来るかは、使い方と機種で変わります。

バッテリーは充電の回数で傷む

スマホのバッテリーに使うリチウムイオン電池は、充電と放電をくり返すうちに、ためられる量が減っていきます。フル充電にして約500回で、最大の容量が80%ほどまで下がるとされます。

300回の充電で70〜80%、500回で50〜70%まで下がるという見方もあり、バッテリーの寿命は2〜3年ともされます。新しい機種には、約1,000回の充電で80%を保つよう改良されたものもあると紹介されています。

OSの更新が届く期間

OSの更新には、新しい機能のほかに、不具合や安全の面の直しも含まれます。更新の対象から外れても、すぐに使えなくなるわけではありませんが、安全の面の直しが届かなくなります。

更新が届く期間は機種によって違い、2〜4年程度のものから、6〜7年、最も長いもので7年とするものまで幅があるとされています。買うときに、その機種の更新の期間を確かめておくと、使える年数の見当がつきます。

買い替えを考えるサイン

年数より、次のような様子が出ているかで決めます。1つ当てはまれば検討を始め、2つ以上なら早めに動くという目安もあります。

  • バッテリーの持ちが悪い:最大の容量が80%を下回ると、残りがあるのに急に電源が落ちることがあるとされる。設定の画面で最大の容量を確かめられる機種がある
  • 動きが遅い:アプリの起動に時間がかかる、途中で落ちる。保存している写真やアプリで容量がいっぱいになっていることもある
  • OSの更新の対象から外れた:スマホ決済やネットバンキングを使う人は、更新の届かない端末を使い続けないほうがよいとされる
  • 使いたいアプリが動かない:アプリが求めるOSの版より古いと、入れられない
  • 故障や画面割れ:充電できない、熱くなる、カメラが起動しない。修理代が高くなるなら買い替えも比べる

動きが遅いときは、不要なアプリや写真を整理して空きを作ると戻ることもあるので、替える前に試せます。バッテリーの持ちだけが悪いなら、次のバッテリー交換で使える年数を延ばす道もあります。

バッテリーを交換して使い続ける

バッテリー以外に不具合がなく、OSの更新も続いているなら、バッテリーの交換のほうが安く済むとされます。あるメーカーの正規の窓口での交換の料金は、1万1,200円〜1万5,800円とされます。

画面の修理は3万円以上かかることもあるとされ、修理した所以外の部品は古いままです。更新の期間が残り少ない端末に高い修理代をかけるかは、新しく買う額と並べて決めます。画面の修理代の幅はスマホの画面修理の料金にあります。

バッテリーを傷めにくい使い方

バッテリーを長持ちさせる使い方として、次のことが勧められています。充電の電気代と一緒に、スマホの充電の電気代は1回いくら?でも触れています。

  • 熱くしない:直射日光の下や、充電しながら重いゲームをすると傷みが早まる
  • 満充電と使い切りを避ける:20〜80%の範囲で充電する。充電の上限を80〜90%に止める設定のある機種もある
  • 容量に空きを作る:使わないアプリを整理する

何年で替えるかは、端末代の払い方でも変わる

端末を分割で買って、決められた時期に返すと残りの支払いが要らなくなるプログラムがあります。返すまでの期間は1年や2年、23か月目・25か月目以降などがあり、返すことを前提にすると、この時期に端末を替えることになります。

分割の途中で別の端末に替えると、前の端末の残りと新しい端末の分を、同じ時期に払うことになります。替える前に、今の端末の支払いが何回残っているか、いつ終わるかを請求の明細で確かめます。

1年あたりの端末代で比べる

何年で替えるかは、端末代を使う年数で割った1年あたりの額で比べられます。次の図では、端末の値段と年数を自分で置いて計算しました。

スマホの端末代を使う年数で割った例の図。12万円の端末を3年で替えると1年4万円・1か月約3,333円、同じ12万円の端末を5年使うと1年2万4,000円・1か月2,000円。金額と年数は例

12万円の端末を3年で替えると1年4万円、1か月約3,333円です。同じ端末を5年使えば1年2万4,000円、1か月2,000円になります(金額と年数は例)。

返すプログラムを使うと払う額は変わるので、使うなら、返さずに使い続けた場合と、1年あたりの額で並べて比べます。返すときの端末の状態で追加の支払いが出ることもあるので、条件は契約の前に確かめます。

端末の値引きと契約の決まり

総務省の案内では、通信の契約と一緒に端末を買うときの値引きやキャッシュバックは、4万円(端末の定価が8万円以上の場合)を超えるものが改正電気通信事業法で禁止される例に挙がっています。定価が8万円より低い端末は、上限の額も低くなります。

同じ案内では、2年間を超える期間の拘束がある契約や、違約金が1,000円を超える期間の拘束がある契約も、情報提供を受け付ける例に挙がっています。契約の縛りや高い違約金を気にして2年ごとに替える必要は、前より小さくなったともされます。

同じ会社のまま替えるときも、本体代のほかに手数料などがかかります。機種変更の総額の出し方は、スマホの機種変更の費用にあります。

安く買い替えやすい時期

1年の中で値引きや特典が多い時期として、3月が挙げられます。決算期で、進学や就職で買う人が増えるため、各社が値引きを出しやすいと説明されています。

3月から4月のほかには、新しい機種が出て前の機種が値下がりする秋(例年9月に新しい機種が出るものがある)と、年末年始が挙がっています。3月は新しい端末だけでなく、中古の端末も選びやすい時期ともされます。

買い替える前にすること

替える日になって慌てないように、次のことを前もって済ませておきます。

  • 契約と支払いの確かめ:端末代の残り、今の料金の内訳、使っていない有料のオプション
  • データの保存:写真や連絡先をクラウドや別の機器に保存する
  • アプリの引き継ぎの設定:メッセージのアプリは、前もって引き継ぎの設定をしないと履歴が移らないことがある
  • 電子マネーの移し替え:端末に入れた電子マネーや交通系のカードは、前の端末で移す操作が要るものがある
  • 古い端末の行き先:初期化してから、下取り、売る、家族に譲る、回収に出すかを決める

料金の内訳の見直し方は、通信費の平均と家計簿での書き方にまとめています。古い端末は、小型家電リサイクル法の施行令で、回収して資源にする品目に携帯電話端末が挙がっています。出し方は、住んでいる市区町村の案内で確かめます。乗り換えの手数料は格安SIMへの乗り換え費用にあります。

家計簿での書き方

総務省の家計調査では、スマートフォンの本体は「携帯電話機」、毎月の通話とデータの料金は「携帯電話通信料」と、別の品目です。ケースなどの付属品と修理代は「他の通信機器」に入ります。

2025年の二人以上の世帯の1年の支出は、携帯電話機が8,924円、携帯電話通信料が108,814円でした。携帯電話機の額は、その年に端末を買っていない世帯も分母に入れた平均で、買い替えた年に払う額の目安にはなりません。

分割で払う端末代

家計調査の分け方では、携帯電話機の機器代金の分割払いは、クレジットの分割払いと同じ「クレジット購入借入金返済」の例に挙がっています。毎月の請求に入っていても、通信料とは性質の違うお金です。

家計簿では、通信料と端末代を別の行にしておくと、端末代を払い終わった月に通信費が下がった理由が分かります。行の分け方と一括で買った月の書き方は、通信費の平均と家計簿での書き方にあります。

次の買い替えの分を取り分ける

平均の4年台で替えると考えるなら、次の端末代を年数で割った額を、毎月の特別費として取り分けておく方法があります。数年に1回の出費を明細から拾い出す手順は、特別費は思い出さずに明細から拾うにまとめています。

買った年月と端末代、分割の回数を家計簿に書いておくと、何年使ったか、いつ払い終わるかを後から確かめられます。バッテリーの交換や修理をしたら、その額も同じ端末の行の近くに残しておきます。

よくある質問

Qスマホは平均何年で買い替えていますか

内閣府の消費動向調査(2026年3月)では、二人以上の世帯が買い替えた携帯電話の平均使用年数は4.6年でした。2023年3月は4.4年、2024年3月は4.5年、2025年3月は4.3年です。

Q2年で替えるのは早すぎますか

決まった正解はありません。返すプログラムを使う人は2年前後で替えることがあり、長く使うほうが1年あたりの端末代は下がります。端末代を年数で割った額で比べると、自分の使い方に合う年数が見えます。

Qスマホの寿命は何年ですか

3〜4年、3〜5年といった目安があります。バッテリーの傷みとOSの更新の期間で決まり、バッテリーを交換すれば長く使えることもあります。

Q買い替えの理由には何がありますか

2026年3月の調査では「その他」が41.8%で最も高く、「故障」が32.4%、「上位品目への移行」が25.6%でした。2025年3月の調査では「故障」が38.7%で、理由の割合は年によって変わります。

Q端末の分割代は家計簿で何の費目にしますか

家計調査では、本体は「携帯電話機」、通話とデータの料金は「携帯電話通信料」で、分割払いの機器代金は「クレジット購入借入金返済」の例に挙がっています。家計簿では通信料と端末代を別の行にすると比べやすくなります。

まとめ

  • 内閣府の消費動向調査(2026年3月)で、二人以上の世帯が買い替えた携帯電話の平均使用年数は4.6年で、2023年からの4回は4.3〜4.6年の間
  • 2026年3月の調査の買い替えの理由は、「その他」41.8%、「故障」32.4%、「上位品目への移行」25.6%
  • 平均使用年数は買い替えた人の年数で、寿命はバッテリーの傷みとOSの更新の期間で決まる
  • バッテリーの持ち、動きの遅さ、OSの更新、故障のサインで決め、バッテリーの交換で延ばす道もある
  • 何年で替えるかは、端末代を使う年数で割った1年あたりの額で比べる
  • 家計簿では、端末代と通信料を別の行にし、買った年月と分割の回数を残しておく

この記事で参照した公的情報

  1. 消費動向調査 令和8年(2026年)3月実施調査 報告書 第5表 主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)携帯電話:平均使用年数4.6年・買替え理由 故障32.4%・上位品目への移行25.6%・住居の変更0.2%・その他41.8%・普及率95.8%(スマートフォン93.5%)
    窓口
    内閣府 経済社会総合研究所
    確認日
    確認先
    https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/honbun202603.pdf
  2. 消費動向調査 令和7年(2025年)3月実施調査 結果の概要 第5表(二人以上の世帯)携帯電話:平均使用年数4.3年・故障38.7%・上位品目への移行24.3%・住居の変更0.3%・その他36.6%
    窓口
    内閣府 経済社会総合研究所
    確認日
    確認先
    https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/kekkanogaiyou2025.pdf
  3. 消費動向調査 令和6年(2024年)3月実施調査 結果の要点 第5表(二人以上の世帯)携帯電話:平均使用年数4.5年・故障38.0%・上位品目への移行27.8%
    窓口
    内閣府 経済社会総合研究所
    確認日
    確認先
    https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/kekkanoyouten2024.pdf
  4. 消費動向調査 令和5年(2023年)3月実施調査 結果の要点 第5表(二人以上の世帯)携帯電話:平均使用年数4.4年・故障38.7%・上位品目への移行30.6%
    窓口
    内閣府 経済社会総合研究所
    確認日
    確認先
    https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/kekkanoyouten2023.pdf
  5. 端末販売の適正化等の取組に係る情報提供窓口(改正電気通信事業法で禁止される行き過ぎた端末の値引き・不当な拘束条件の例:端末の値引き等の上限4万円(端末の定価が8万円以上の場合)・2年間を超える期間の拘束・違約金が1,000円を超える期間の拘束)
    窓口
    総務省(テレコム競争政策ポータルサイト)
    確認日
    確認先
    https://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/eidsystem/competition13_02.html
  6. 使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律施行令 第1条第2号(携帯電話端末、PHS端末その他の無線通信機械器具)
    窓口
    e-Gov 法令検索(政令)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/425CO0000000045
  7. 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表(品目分類・二人以上の世帯・全国)携帯電話機8,924円・携帯電話通信料108,814円
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
  8. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(766 携帯電話機=スマートフォン・携帯電話・部品/764 他の通信機器=764・766の付属品及び修理代も含む/763 携帯電話通信料/084 クレジット購入借入金返済=携帯電話機の機器代金分割払い)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。