合鍵を作る料金はいくら?|ディンプルキーは店頭とメーカー注文で額と日数が違う、持っていくもの、賃貸での注意

合鍵を作る料金は、ギザギザのふつうの鍵なら、ホームセンターなどの店頭で300〜1,000円程度が目安とされます。表面に複数のくぼみがあるディンプルキーは、1本2,000〜6,000円程度と高くなります。
ディンプルキーは、頼む先で額と日数が分かれます。鍵屋の店頭なら3,000円〜で15〜30分、メーカーに純正キーを注文すると1,650円〜に送料がかかり、届くまで2〜4週間です(2024年1月時点の目安)。セキュリティカードが付いた鍵は、メーカーにしか頼めません。
賃貸の部屋の鍵なら、作る前に管理会社や大家に確かめます。鍵をなくして合鍵も無いときは、合鍵ではなく鍵開けとシリンダーの交換になることがあるので、後ろの節を見てください。
玄関の鍵がディンプルキーで、合鍵を作れるのか、いくらかかるのかが分かりません。急いで作るか、安く作るかにも迷います。
合鍵を作る料金の目安
合鍵の料金は、鍵の種類と、どこに頼むかで決まります。ギザギザのふつうの鍵は、ホームセンターなどで短い時間で作れます。ディンプルキーは構造が複雑で、作るのに専用の機械が要るため、頼める先が限られ、額も上がります。
頼む先ごとの料金と日数の早見
下の表は、鍵の種類と頼む先ごとに、1本あたりの料金と、受け取るまでの時間の目安を並べたものです。額は店やメーカーで違うので、頼む前に料金表か電話で確かめます。
| 鍵と頼む先 | 1本の料金の目安 | 受け取るまで |
|---|---|---|
| ふつうの鍵・店頭 | 300〜1,000円 | 5〜15分 |
| ふつうの鍵・鍵の専門店 | 800〜3,000円 | その場〜当日 |
| ディンプルキー・鍵屋の店頭 | 3,000円〜 | 15〜30分 |
| ディンプルキー・メーカー注文 | 1,650円〜+送料 | 2〜4週間 |
| カード付きの鍵 | メーカーの額 | 2〜4週間 |
| 来てもらって作る | 3,000〜10,000円 | 30分〜1時間 |
ディンプルキーの額は、まとめると1本2,000〜6,000円程度が目安とされます。料金は1本ごとなので、2本作れば2本分かかります。メーカーに注文する額は、2024年1月時点の目安で、送料が別にかかります。
ふつうの鍵は、店頭ですぐ作れる
ギザギザの形の鍵(ピンシリンダーやディスクシリンダーの鍵)は、構造が単純で、ホームセンターなどの合鍵のコーナーで作れます。元の鍵を渡すと、機械で同じ形に削り、5〜15分ほどで受け取れるのが目安です。
鍵の専門店は、ホームセンターより額が上がることがありますが、扱える鍵の種類が広いとされます。ホームセンターで断られたディンプルキーや特殊な鍵も、専門店なら作れることがあります。
来てもらって作ると、出張の分が上がる
鍵の業者に家まで来てもらってその場で作ると、3,000〜10,000円程度と、店頭より高くなります。夜や休日は割増になることもあるので、頼む前に出張費と作業の額を分けて聞いておきます。
急ぎでなければ、店に持っていくほうが安く済みます。鍵をなくして家に入れないときの鍵開けや交換の費用、出張の業者との料金の行き違いの防ぎ方は、鍵交換の費用にまとめています。
ディンプルキーは、鍵の種類で頼める先が分かれる
ディンプルキーは、くぼみの位置と深さを正確に写さないと鍵が回りません。そのため、合鍵を作れる先が鍵の種類で分かれます。どの種類かは、鍵に刻まれたメーカー名と番号、カードの有無で見分けます。
ふつうのディンプルキーは、鍵屋の店頭かメーカー
セキュリティカードが付いていないディンプルキーは、ディンプルキーを扱える鍵屋と、メーカーのどちらにも頼めます。ホームセンターでは作れないことが多いとされます。鍵屋でも専用の機械が無い店があるので、持っていく前に電話で、自分の鍵を作れるかを聞きます。
鍵屋の店頭なら、その日のうちに受け取れます。メーカーの純正キーは注文を受けてから作るので届くまで時間がかかりますが、額は鍵屋より抑えられる場合があるとされます。
メーカーへの注文には、鍵番号が要る
メーカーに純正キーを注文するときは、鍵に刻まれた鍵番号(キーナンバー)が要ります。あるメーカーの合鍵の案内では、公式のオンラインショップで頼むとき、メーカー名の刻印が無い鍵や複製した鍵、鍵番号が消えた鍵からは注文できず、手元に鍵が無い場合も注文できないとしています。
注文は、メーカーのオンラインショップや注文用紙、メーカーのサービス代行店で受けています。あるメーカーの案内では、本人確認の書類を求めていて、届けるときは代金引換、注文を確定したあとは取り消せないとしています。納期を縮めることも、原則としてできないとしています。
送料も、メーカーで決まりがあります。あるメーカーのオンラインショップでは、商品の合計が2,750円(税込)未満なら送料650円(沖縄県は1,300円)がかかり、2,750円以上なら送料はかかりません。何本作るかで送料が変わるので、注文の前に見ておきます。
カード付きの鍵は、メーカーにしか頼めない
セキュリティカード(IDカード)が付いた鍵は、登録制の鍵と呼ばれます。カードに書かれたID番号と、鍵に刻まれた鍵番号の2つがそろわないと、合鍵を注文できない仕組みです。鍵番号を他人に見られても、それだけでは合鍵を作られないようにしています。
あるメーカーの案内では、カードをなくすと合鍵は作れず、鍵を増やすには新しいシリンダーと鍵に替えることになるとしています。カードは鍵とは別の場所に、なくさないようにしまっておきます。
メーカーが特許を持つディンプルキーも、メーカーでしか合鍵を作れないとされます。当てはまるかどうかは、鍵の刻印のメーカー名と型番をもとに、メーカーのサイトで確かめます。
店頭で作るか、メーカーに頼むかの決め方
ふつうのディンプルキーは、店頭とメーカーのどちらにも頼めます。急ぐかどうかと、どれだけ正確な鍵が要るかで決めます。
- 今日か明日に要る:鍵屋の店頭。額は上がるが、その場で受け取れる
- 使い始める日まで数週間ある:メーカーの純正キー。届くまで2〜4週間かかる
- 毎日使う玄関の鍵:メーカーの純正キー。純正キーは元の鍵と同じ精度で作られる
- カード付きの鍵:メーカーだけ。カードと鍵番号を手元にそろえてから注文する
店頭で作った合鍵は、元の鍵の形を写して削ったもので、純正キーより精度がわずかに落ちることがあります。鍵が回りにくいときは、作った店に見てもらうか、純正キーを注文します。

図は、ディンプルキーの合鍵を2本作るときの額を、頼む先で並べた例です。例では、メーカーに頼むと2,500円安くなりますが、受け取るまでに数週間かかります。送料は例の額で、注文の合計の額によってはかからないメーカーもあります。
作りに行く前に確かめること
合鍵を作りに行く前に、次のものを手元にそろえておきます。足りないと、その場で作れなかったり、注文を受け付けてもらえなかったりします。
- 元の鍵(純正キー):合鍵からさらに合鍵を作ると精度が落ち、ディンプルキーでは開かないおそれがある。純正キーを持っていく
- 鍵番号:メーカーに注文するときに要る。鍵の持ち手の部分などに刻まれている
- セキュリティカード:カード付きの鍵で要る
- 本人確認の書類:メーカーや一部の店で求められる
- 作る本数:必要な本数より1本多く作り、純正キーを使わずにしまっておくとよいとされる
鍵番号は、それだけで合鍵を注文できてしまう鍵があります。鍵を机に置いたままにせず、写真を人に見せるときは番号が写らないようにします。鍵をなくしたときも、番号を控えておくと、次の手を決めやすくなります。
作る本数は、多すぎると防犯の面でよくないとされます。誰に何本渡したかを書き残しておくと、鍵を返してもらうときや、引っ越すときに数を合わせられます。
賃貸の部屋の合鍵を作るとき
賃貸の部屋の合鍵は、作る前に管理会社や大家に確かめます。合鍵を作ることを契約や管理の決まりで制限している物件や、セキュリティの高い鍵で、作るのに管理会社を通す物件もあります。
国土交通省の賃貸住宅標準契約書(契約書のひな形)では、初めの欄の設備の「鍵」に、鍵番号と貸し出した本数を書くことにしています。自分の契約書に同じような欄があれば、何本受け取ったかが分かります。
退去のときは、鍵を返す
国土交通省の原状回復のガイドラインは、退去のときに借りる人がすることの1つに、鍵の返却を挙げています。合鍵を作ったなら、作った分も一緒に返せるように、本数を控えておきます。
同じガイドラインは、鍵をなくしたときは住んだ年数を考えず、シリンダーの交換費用に当たる分を借りる人が全額負担するとしています。合鍵が手元にあっても、元の鍵をなくしたら管理会社に伝えます。退去のときの費用の分け方は、賃貸の退去費用にあります。
分譲マンションの鍵
分譲マンションでも、エントランスのオートロックと部屋の鍵が同じ鍵で開く建物では、合鍵を作れる先が決まっていることがあります。管理規約や管理会社の案内を見て、作り方を確かめます。
鍵をなくして、合鍵も無いとき
家の鍵をなくして合鍵も無いときは、合鍵を作るより先に、家に入る手立てと、鍵を替えるかどうかを決めます。賃貸なら、まず管理会社か大家に連絡します。
- 落とした所を探す:立ち寄った店や駅に問い合わせ、見つからなければ警察に遺失届を出す
- メーカーに注文できるか確かめる:手元に鍵が無いとオンラインでは注文できないメーカーがある。カード付きの鍵はカードも要る
- 鍵を開けてもらう:家に入れないときは鍵の業者に頼む。料金は作業の前に確かめる
- シリンダーを替える:拾われて使われるおそれがあるときは、鍵穴ごと替える
あるメーカーの案内では、鍵をなくしたときはシリンダーを替えるよう勧め、住所が分かるものと一緒になくしたときは早めに替えるとしています。鍵開けと交換の費用の目安は、鍵交換の費用にあります。鍵を開けてもらう料金の目安は鍵開けの料金にあります。
家計簿での付け方
総務省の家計調査の分け方では、「鍵」は住まいの「修繕材料」の例に挙がっています。れんがや塗料、壁紙などと同じ費目です。家計簿でも、合鍵の代金は住まいの費目に入れておくと、引っ越しや鍵の交換の費用と並べて見返せます。
家計調査(2025年)では、二人以上の世帯の修繕材料は1世帯あたり年4,424円でした。払わなかった世帯も含めた平均で、鍵のほかの材料も入り、100世帯あたりの買った回数は305回です。
まとめ
- 合鍵の料金は、ふつうの鍵なら店頭で300〜1,000円程度、ディンプルキーなら1本2,000〜6,000円程度が目安
- ディンプルキーは、鍵屋の店頭なら3,000円〜で15〜30分、メーカーの純正キーなら1,650円〜に送料で2〜4週間(2024年1月時点の目安)
- セキュリティカード付きの鍵と、メーカーが特許を持つ鍵は、メーカーにしか頼めない。カードをなくすと合鍵は作れない
- 作るときは純正キーを持っていく。メーカーへの注文には鍵番号が要り、本人確認の書類を求められることがある
- 賃貸は作る前に管理会社や大家に確かめ、退去のときは作った分も含めて鍵を返す。原状回復のガイドラインでは、なくしたときのシリンダーの交換費用は借りる人の負担
- 家計調査の分け方では、鍵は住まいの「修繕材料」に入る
この記事で参照した公的情報
- 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)(別表2 賃借人の原状回復義務=設備の補修・鍵の返却・通常の清掃/鍵の紛失の場合は、経過年数は考慮しない。交換費用相当分を全額賃借人負担とする/負担単位=紛失の場合はシリンダーの交換/別表1 鍵の紛失や不適切な使用による破損は、賃借人負担と判断される場合が多いものと考えられる)
- 賃貸住宅標準契約書 平成30年3月版(頭書(2)の設備の欄の「鍵(鍵No.・本)」と作成にあたっての注意点「鍵:鍵番号と貸出本数をカッコの中に記入してください」)
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(419 修繕材料=主として半耐久財的要素を持つ材料・例示に「鍵」)
- 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表(品目分類・二人以上の世帯・全国)(修繕材料の年間の支出金額4,424円・100世帯当たりの購入頻度305)
