エステの料金の相場はいくら?|フェイシャル1回の平均7,582円、痩身・脱毛・初回とコースの目安、通う間隔ごとの1年の額、中途解約のきまり、家計簿での書き方

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エステの料金は、フェイシャルか痩身か脱毛かといった種類と、1回ずつ払うかコースで契約するかで大きく変わります。民間の調査では、フェイシャルのエステサロンを使った女性が1回にかけた金額は平均7,582円でした。

ここでは、調査で見た1回の平均と、種類ごとの料金の目安、初回料金とコース料金の違いを並べます。通う間隔ごとに1年でいくらになるかの例、コースを途中でやめるときの法律のきまり、家計簿での書き方もまとめます。

エステに通ってみたいのですが、1回いくらなら相場なのかが分かりません。コースを勧められたときに、総額が高すぎないかも判断できません。

エステサロンは1回いくらか

「美容センサス2026年上期」は、株式会社リクルートのホットペッパービューティーアカデミーによる、美容サロンの利用の調査です。対象は全国の人口20万人以上の都市に住む15〜69歳の男女で、2026年1月21日〜2月12日に男女各6,600人がインターネットで答えました。

この調査では、エステサロンを「フェイシャル」と「ボディ/痩身」に分けて、1回あたりの利用金額と1年の利用回数を聞いています。使った人が答えた「平均的な1回の金額」で、受けたメニューの中身は分けていません。

  • フェイシャル:女性は1回平均7,582円、1年に平均4.57回。男性は1回平均4,862円、1年に平均3.57回
  • ボディ/痩身:女性は1回平均7,042円、1年に平均3.88回。男性は1回平均5,572円、1年に平均3.46回

女性のフェイシャルは、前の年の調査(2025年上期)の7,946円から364円下がりました。2024年上期の調査では7,431円で、年によって上下しています。

種類ごとの料金の目安

エステの種類ごとの料金の目安は、次のとおりです。どれもサロンの場所や格で上下する幅で、サロンの料金表と比べるときの手がかりになります。

  • フェイシャル:1回6,000〜1万5,000円。都度払いが中心とされる
  • 痩身:1回1万2,000〜2万円、10回のコースで10万〜18万円
  • 脱毛(エステ):ワキは1回3,000〜1万円で、全身は6回のコースが12万〜30万円
  • ブライダル:1か月の集中コースで3万〜6万円、3か月で8万〜15万円
  • セルフエステ(機器を借りる形):1回2,000〜3,500円、通い放題で月1万2,000〜1万8,000円

エステの脱毛は医療行為ではなく、医療機関で受ける医療脱毛とは別のものとされます。1回の額だけでなく、何回で何をするコースなのかをそろえて比べます。

初回料金とコース料金はどう違うか

初めての人向けに、安い体験の料金を用意しているエステサロンがあります。その初回料金は、フェイシャルで2,000〜1万1,000円、ボディで1,000〜1万円が目安とされます。

コースで通うときの1回の料金は、入会した人の価格(メンバー価格)と、入会していない人の価格(ビジター価格)で分かれます。

  • フェイシャル:メンバー価格7,000〜3万6,000円、ビジター価格9,000〜4万円
  • ボディ:メンバー価格6,500〜10万円、ビジター価格9,000〜12万円

メンバー価格で通うには入会金がかかり、大手では2万円前後とされます。初回料金は、同じ店や同じグループでは1回だけにしているサロンがあります。体験のあとに通い続けるなら、コースの1回の料金と入会金で1年の額を見積もります。

通う間隔ごとの1年の額

エステの1年の額は、「1回の料金×通う回数」で決まります。美容センサスの平均で見ると、フェイシャルの女性の1回7,582円に1年4.57回を掛けて、約3万4,600円です。平均どうしを掛けた額なので、実際に払う額は人によって大きく違います。

エステに通う間隔ごとの1年の額の例の図。1回9,000円で、月1回なら年12回で108,000円、2か月に1回なら年6回で54,000円、3か月に1回なら年4回で36,000円。金額は例

図は、1回9,000円と置いた例です。月1回通うと年12回で10万8,000円、2か月に1回なら年6回で5万4,000円、3か月に1回なら年4回で3万6,000円です。同じ1回の料金でも、間隔を変えると1年の額は3倍違います。

入会金がかかるサロンなら、最初の年はその分も足します。施術のあとに化粧品などの関連の商品を勧められて買うと、そのお金も1年の額に加わります。

コースを途中でやめるときのきまり

エステのコースのうち、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。店頭で結んだ契約も対象です。金額には、入会金や関連の商品の代金も入ります。

この契約は、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフで解除できます。書面のほか、メールなどの電磁的記録でも通知できます。関連の商品も、決められたものは一緒に解除できます。ただし、自分で使ってしまった化粧品などの消耗品は除かれます。

8日を過ぎても、コースは途中で解除できます(中途解約)。このときサロンが求められる額には上限があり、契約書に違約金の定めがあっても、上限を超えて請求できません。

  • 施術を受ける前に解除:2万円まで
  • 施術を始めたあとに解除:受けた分の料金に、2万円か「契約残額」の10%のどちらか低い額を足した額まで

エステのコースを途中でやめたときにサロンが求められる額の上限の例の図。10回で10万円のコースを3回受けて解除すると、受けた分3万円に、契約残額7万円の10%の7,000円を足した3万7,000円まで。金額は例

図は、10回で10万円のコース(1回1万円)を3回受けて解除した例です。受けた分は3万円、契約残額は7万円で、その10%の7,000円は2万円より低いので、上限は3万7,000円です。10万円を先に払っていれば、6万3,000円以上が戻る計算です。

実際の精算は、契約書に書かれた1回の単価や関連の商品の扱いで変わります。分からないときは、消費者ホットライン(188)で最寄りの消費生活センターに相談できます。

契約の前に確かめておくこと

初めてのサロンでは、1回の料金のほかに、次の点を料金表やカウンセリングで確かめておきます。契約のあとで総額が膨らむのを防ぐためです。

  • 払い方:都度払いか、回数券やコースか、月額制か
  • 総額と回数:コースの総額と回数、有効期限、1回あたりの単価
  • 入会金と追加の料金:入会金や、施術中に勧められる追加メニューの料金
  • 解約の条件:途中でやめるときの精算の仕方と、残りの回数の返金

カウンセリングの席で契約を急かされたときは、すぐに決めずに持ち帰って考えます。「今日だけ」の割引をうたう勧め方には気をつけ、契約書の総額と回数、解約の条件を読んでから署名します。

費用を抑えたいときに見るところ

エステの1年の額を下げたいときは、1回の料金と通う回数のどちらを減らすかを決めます。方法は、次のとおりです。

  • 目的を1つに絞る:痩身も脱毛もフェイシャルもと欲張らず、いちばん解決したい悩みに合う種類を選ぶ
  • 体験の料金で試す:いきなりコースを結ばず、体験で施術の中身とスタッフとの相性を見てから続けるかを決める
  • 初回料金とコースを比べる:近くにサロンが多いかどうかで、初回料金で回るかコースで通うかの向き不向きが変わる

初回料金で店を回る方法は、1回の額は安くても、同じサロンで続けて受けられません。サロンの少ない地域では回れる店に限りがあるので、続けたいならコースのほうが向くとされます。家庭用の脱毛器や美顔器で元が取れるかの出し方は、家庭用脱毛器は元が取れる?にあります。

家計簿では、どこに書くか

総務省の家計調査の分類表では、エステティックと美顔術料は「他の理美容代」の例として挙がっています。入浴料・理髪・パーマ・カットに入らない、理容・美容のサービスの代金を入れる項目です。

家計調査(2025年)では、二人以上の世帯が「他の理美容代」に使った額は1年2万5,613円でした。毛染めや着付け、セット代なども入った額で、エステだけの額ではありません。

家計簿では、エステを美容の項目の中の1行にし、通った日に施術代を書きます。コースを前払いしたときは、払った月にまとめて出ていくので、通う回数で割った額も横に書いておくと、1回の額が見えます。

美容代全体の平均と服代との分け方は、美容代と服代の平均にまとめています。ネイルサロンの1回の料金と1年の額は、ネイルの料金の相場で見られます。

よくある質問

Qエステは1回いくらが相場ですか

民間の調査(美容センサス2026年上期)では、フェイシャルを使った女性の1回あたりの利用金額は平均7,582円、ボディ/痩身は平均7,042円でした。フェイシャルで1回6,000〜1万5,000円、痩身で1万2,000〜2万円という目安もあります。

Q1年でいくらくらいかかりますか

1回の額と通う回数の掛け算です。1回9,000円の例では、月1回で年10万8,000円、2か月に1回で年5万4,000円です。調査の平均の金額と回数を掛けると、フェイシャルの女性で約3万4,600円です。

Q初回料金とコース料金はどれくらい違いますか

初回料金はフェイシャルで2,000〜1万1,000円、コースの1回はメンバー価格で7,000〜3万6,000円とされます。メンバー価格で通うには入会金がかかり、大手では2万円前後とされます。

Qコースを契約したあとでやめられますか

期間が1か月を超え、金額が5万円を超えるエステの契約は、書面を受け取った日から数えて8日以内ならクーリング・オフができます。8日を過ぎても中途解約ができ、サロンが求められる額には特定商取引法で上限があります。

Q中途解約の解約料はいくらまでですか

エステのコースを施術の前に解除するなら、求められる額は2万円までです。エステのコースを始めたあとなら、受けた分の料金に、2万円か契約残額の10%の低いほうを足した額までです。10回で10万円のコースを3回受けた例では、3万7,000円が上限です。

Q家計簿では、何の項目に入れればいいですか

家計調査の分類表では、エステティックは「他の理美容代」の例に挙がっています。家計簿では美容の項目の中にエステの行を作り、コースの前払いは回数で割った額も添えると、1回の額が見えます。

まとめ

  • 民間の調査では、フェイシャルの女性の1回あたりの利用金額は平均7,582円、ボディ/痩身は平均7,042円
  • 種類ごとの目安は、フェイシャル1回6,000〜1万5,000円、痩身1回1万2,000〜2万円
  • 初回料金は安く、コースはメンバー価格とビジター価格、入会金で額が変わる
  • 1年の額は1回の額と回数の掛け算で、間隔を延ばすと下がる
  • 期間1か月超・5万円超のコースは、8日以内のクーリング・オフと、上限のある中途解約ができる

1回の料金と払い方、通う間隔を書き出せば、エステにかかる1年の額が見えます。コースは総額と解約の条件を確かめてから、美容の項目の中で取り分けを決めます。

この記事で参照した公的情報

  1. 美容センサス2026年上期《エステサロン編》(株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー・2026年1月21日〜2月12日・全国の人口20万人以上の都市に住む15〜69歳の男女 各6,600人・インターネット調査=フェイシャルの1回あたり利用金額 女性平均7,582円(2025年7,946円)・男性平均4,862円、年間利用回数 女性4.57回・男性3.57回、ボディ/痩身の1回あたり利用金額 女性平均7,042円・男性平均5,572円、年間利用回数 女性3.88回・男性3.46回)
    窓口
    株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
    確認日
    確認先
    https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2026-1st-half/79142/
  2. 特定商取引に関する法律 第41条(特定継続的役務提供の定義)・第48条(クーリング・オフ)・第49条(中途解約と請求できる額の上限)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/351AC0000000057
  3. 特定商取引に関する法律施行令 第24条・別表第四(エステティックの期間1月・金額5万円、中途解約の損害の額=2万円か契約残額の10%の低い額、提供開始前は2万円)
    窓口
    e-Gov 法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/351CO0000000295
  4. 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」(いわゆるエステティック=期間が1月を超え、金額が5万円を超えるもの)
    窓口
    消費者庁
    確認日
    確認先
    https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/
  5. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(899 他の理美容代=890〜894の項目に分類されない理美容衛生に関するもの・例示に美顔術料、エステティック)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx
  6. 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・全国・二人以上の世帯=他の理美容代25,613円)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。