ゲーム課金の平均はいくら?|調査ごとの月額と課金する人の割合、家計調査で見る「ゲームソフト等」、子どもの無断課金の相談と家計簿での決め方

家計の見える化 ・ ・ 最終更新

ゲーム課金の平均は、どの調査を見るかで月に数百円から数千円まで変わります。課金している人だけの平均か、課金していない人も含めるのかで、額の意味が違うためです。

この記事では、民間の調査ごとの月額と課金する人の割合を並べ、平均が違う理由をまとめます。国の家計調査で見るゲームの支出、課金を後悔した人の割合、子どもの無断課金の相談と対策、家計簿での上限の決め方も書きます。

ゲームの課金にいくら使っているのか、ほかの人と比べて多いのかが分かりません。子どもの課金をどこまで認めるかも決めかねています。

調査で見るゲーム課金の平均

総務省の家計調査は課金だけを分けた額を出していないので、ゲーム課金の平均は民間の会社の調査で見ます。調査ごとに、誰に聞いたか、課金している人だけで平均を出したかが違います。

民間の調査で見るゲーム課金の平均の図。課金することがある20〜50代は月平均2,337円(2023年)、うち40代は3,026円。課金している20代は月平均4,804円(2022年1月公表)。家計調査のゲームソフト等は二人以上の世帯で年2,306円

クレジットカードとお金の情報サイトを運営する会社の調査では、オンラインゲームに課金することがある20〜50代の課金額は、月平均2,337円でした。年代別では40代が最も高く、月平均3,026円です。

この調査は、株式会社モデル百貨の「MoneyGeek」が2023年6月23日〜7月3日に行ったものです。20〜50代の男女19,000人に事前調査をし、そのうちオンラインゲームに課金することがある1,000人に課金の額を聞いています。

事前調査では、オンラインゲームに課金すると答えた人は全体の9%で、20代と30代で課金する割合が高くなっていました。2,337円は、この9%の人たちから選んだ1,000人の平均です。

20代の調査とスマホゲームの調査

SMBCコンシューマーファイナンスの「20代の金銭感覚についての意識調査2022」(2022年1月公表・20代が対象)では、ゲームに課金している20代は18.4%で、月額の平均は4,804円でした。男性のほうが、課金する割合も平均額も高くなっています。

調査会社のアスマークによる「スマホゲームの課金に関する調査」(2021年8月公表)では、20〜50代のスマホゲームの利用者のうち、直近1年に課金した人は39%でした。1か月の課金額は500円未満が男女とも最も高い割合で、半数以上が1,000円未満でした。

同じ調査では、月に5万円以上課金する人も全体の1.9%いました。課金額が大きい人ほど「もっと課金額を増やしたい」と答える割合が高く、5万円以上の人では73.3%でした。

平均が調査で違う理由

月2,337円と月4,804円は、どちらも課金している人だけの平均です。対象の年代や、オンラインゲーム全体かスマホゲームか、聞いた年が違うので、同じものさしで比べられません。

平均は、多く使う人がいると引き上げられます。500円未満が最も高い割合で、半数以上が1,000円未満という調査もあるので、平均の額を「ふつうの人の額」と読まないようにします。課金していない人を含めると、1人あたりの額はさらに小さくなります。

家計調査で見るゲームの支出

総務省の家計調査は、ゲームへの支出を「ゲームソフト等」と「ゲーム機」に分けています。ゲームソフト等には、ダウンロード販売のゲーム代、オンラインゲーム代、ゲーム内での追加料金が入ります。

家計調査(2025年)で、二人以上の世帯がゲームソフト等に使った額は1年2,306円でした。1か月にすると約192円です。二人以上の世帯のうち勤労者世帯では、ゲームソフト等は1年3,715円でした。

この額は、ゲームをしない世帯や課金しない世帯も含めた平均です。ゲームソフト等には、ゲーム機の部品や周辺機器、コントローラーも入っているので、課金だけの額ではありません。

ゲーム機の本体は「ゲーム機」という別の項目で、二人以上の世帯で1年2,044円でした。家計簿でも、本体と、ソフトや課金の行を分けておくと、課金の額だけを見られます。

課金して後悔した人の割合

2023年の調査では、ゲームの課金を後悔したことがある人は61%でした。1か月に課金した最高額が高い人ほど、後悔したことがある割合がおおむね高くなっていました。

同じ調査で、1か月に課金した最高額は5,000円未満の人が34%で最も高い割合でした。一方で、1万円以上の人が半数近くいて、3万円以上の人も8%いました。40代では、予算を決めていても超えてしまうことがあると答えた人が41%いました。

20代の調査では、ゲームに課金したことを後悔したことがある人が25%、課金しすぎて生活に困ったことがある人が9.8%でした。ゲームの提供が終わると、課金で手に入れたアイテムやキャラクターは手元に残りません。それが後悔につながる場合もあります。

子どもの課金と、国民生活センターへの相談

国民生活センターには、オンラインゲームの相談が寄せられています。全国消費生活情報ネットワーク(PIO-NET)に登録された相談件数は、2023年度8,473件、2024年度7,191件、2025年度6,234件でした(2026年5月31日現在)。

契約した人が小学生・中学生・高校生のオンラインゲームの相談は、2022年度に4,024件ありました。契約購入金額の平均は約33万円と高額です。スマートフォンやタブレットでの、小学生・中学生の無断課金の相談が目立つとされています。

国民生活センターが紹介する相談には、親のアカウントでログインしたままのスマートフォンを貸した、子どもが自分の指紋を課金の認証に足した、キャリア決済で数か月に課金が重なった、という形があります。親が前に入力したカードの番号が残っていて、課金に使われた例もあります。

無断課金を防ぐための対策

国民生活センターは、保護者に次のような対策を勧めています。子どもにスマートフォンやゲーム機を渡す前に、決済の設定から確かめます。

  • 親のスマートフォンで遊ばせるときは、親のアカウントからログオフする
  • 子ども専用のアカウントを作り、保護者が管理する機能で課金を承認制にする
  • アカウントの決済とキャリア決済の両方に、パスワードや指紋・顔の認証を設定する。パスワードは子どもが推測できない文字列にする
  • クレジットカードの保管場所に気をつけ、子どものスマートフォンに入力したカードの情報は消す
  • キャリア決済は、必要に応じて上限額を低くする
  • 決済完了のメールや明細を日ごろから確かめる

子どもと一緒に、遊ぶゲームの課金のしくみを確かめ、課金のルールを決めておくことも大切だとしています。家計簿で毎月の明細を見る習慣があると、知らない課金に早く気づけます。

子どもが無断で課金してしまったとき

民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。ただし、子どもが保護者のアカウントでログインしたスマートフォンで課金した場合は、保護者が決済したとみなされる場合もあると、国民生活センターは注意しています。

取り消せるかどうかは、決済の方法や状況で変わるので、この記事では言い切れません。困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。

家計簿での課金の上限の決め方

ゲームの課金は、1回の額が小さくても、月に何度も重なると大きな額になります。カードの明細、キャリア決済の請求、アプリの購入の履歴に分かれて出てくるので、家計簿では「ゲーム課金」の行を1つ作って、まとめて書きます。

ゲーム課金の上限を月1,500円にした場合の家計簿の例の図。1年で18,000円。月ごとに使った額を書き、上限を超えた月は翌月の上限から引く。金額は例

図は、課金の上限を月1,500円と決めた例です。1年では18,000円になります。上限を超えた月は翌月の上限から引くなど、超えたときの決まりも先に書いておくと、ずるずる増えるのを防げます。数字は例なので、自分の家の額に置き換えます。

子どもの課金をお小遣いの中でやりくりさせる場合は、お小遣いの額と、課金に使ってよい額を一緒に決めます。子どものお小遣いの平均は子どものお小遣いの平均にあります。

課金がどこから引き落とされているかを探す手順は、引き落としが止まらないサブスクの探し方が参考になります。スマートフォンの請求にまとめて払っている分は、家計簿の通信費のつけ方で分け方を確かめられます。

よくある質問

Qゲーム課金の平均は、月いくらですか

調査によって違います。課金することがある20〜50代では月平均2,337円(2023年の調査)、課金している20代では月4,804円(2022年1月公表の調査)でした。どちらも課金している人だけの平均です。

Q課金している人は、どのくらいいますか

20〜50代の調査では、オンラインゲームに課金する人は全体の9%でした。20代の調査ではゲームに課金している人は18.4%、スマホゲームの利用者の調査では直近1年に課金した人は39%でした。

Q家計調査では、ゲームの課金はどこに入りますか

ゲームソフト等に入ります。ダウンロード販売のゲーム代やゲーム内での追加料金のほか、コントローラーなども含まれます。ゲームソフト等の二人以上の世帯の平均は、2025年で1年2,306円で、ゲームをしない世帯も含みます。

Q子どもが親に無断で課金しました。取り消せますか

民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。ただし、保護者のアカウントで課金した場合は保護者が決済したとみなされることもあります。消費者ホットライン「188」に相談します。

Q子どもの課金を防ぐには、どうすればいいですか

子ども専用のアカウントを作って課金を承認制にし、決済に認証を設定します。キャリア決済の上限を下げ、決済完了のメールや明細を日ごろから確かめることも、国民生活センターが勧めています。

まとめ

  • ゲーム課金の平均は調査で違い、課金することがある20〜50代で月2,337円、課金している20代で月4,804円(どちらも課金している人だけの平均)
  • 1か月の課金額は500円未満が最も高い割合で、半数以上が1,000円未満という調査もある
  • 家計調査のゲームソフト等(ゲーム内での追加料金を含む)は、二人以上の世帯で年2,306円(ゲームをしない世帯も含む)
  • 課金を後悔したことがある人は、2023年の調査で61%
  • 小中高生のオンラインゲームの相談は2022年度に4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円
  • 家計簿に「ゲーム課金」の行を作り、月の上限と超えたときの決まりを先に決める

明細と履歴から1か月の課金を書き出せば、平均と比べて多いか少ないかが分かります。上限を決めて行を分けておけば、使いすぎに早く気づけます。

この記事で参照した公的情報

  1. 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・全国・二人以上の世帯のゲームソフト等2,306円・ゲーム機2,044円/二人以上の世帯のうち勤労者世帯のゲームソフト等3,715円)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
  2. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(835 ゲームソフト等=ゲーム機の部品及び周辺機器も含む。○ダウンロード販売のゲーム代 オンラインゲーム代・○ゲーム内での追加料金・○コントローラー)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx
  3. オンラインゲーム(各種相談の件数や傾向)(PIO-NET に登録された相談件数 2023年度8,473件・2024年度7,191件・2025年度6,234件・2026年5月31日現在)
    窓口
    独立行政法人国民生活センター
    確認日
    確認先
    https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/game.html
  4. 子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!(2024年3月13日公表・小中高生の2022年度の相談件数4,024件・契約購入金額の平均約33万円・保護者へのアドバイス・民法の未成年者の取消し)
    窓口
    独立行政法人国民生活センター
    確認日
    確認先
    https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240313_1.html
  5. オンラインゲームに課金する1ヶ月の平均金額や過去の最高金額についてのアンケート調査(MoneyGeek 編集部・株式会社モデル百貨・2023年6月23日〜7月3日・事前調査20〜50代の男女19,000人/本調査 オンラインゲームに課金することがある20〜50代の男女1,000人)
    窓口
    株式会社モデル百貨(発表文の配信の頁で調査の時期と対象を確かめた)
    確認日
    確認先
    https://www.atpress.ne.jp/news/365491

この記事を書いているのは

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