車の鍵をなくしたときの費用はいくら?|スマートキーの作り直しの目安、販売店と鍵の業者の違い、保険・ロードサービス・遺失届

支出の見直し ・

車の鍵をなくしたときの費用は、鍵の種類と頼む先で変わります。業者などの案内では、差し込んで回す鍵は3,000円〜3万円、スマートキーは3万〜10万円が目安です。

鍵を全部なくすと、車の側の登録のやり直しや鍵穴の部品の交換が加わり、10万円を超えることもあるとされます。予備の鍵が1本でも残っていれば、それをもとに作れるので、額を抑えやすくなります。

鍵が車の中にあって閉じ込めたのなら、作り直さずに鍵開けで済みます。ロードサービスで受けられることがあるので、保険とロードサービスで出るものを先に読んでください。

車の鍵が見つからないとき、作り直すといくらかかるのか、どこに頼めばよいのかが分かりません。予備の鍵が無いと、その日のうちに車を動かせるのかも心配です。

状況ごとの早見:どこに頼み、何にお金がかかるか

頼む先は、予備の鍵があるかと、すぐに車を動かす必要があるかで決まります。鍵そのものの代金のほかにかかるものも、状況で違います。

今の状況 頼む先 鍵の代金のほか
車の中に閉じ込めた ロードサービス 会員でなければ作業料
予備の鍵がある 販売店・鍵の業者 登録の作業料
全部なくした・急ぐ 鍵の業者(出張) 出張費・時間外の料金
全部なくした・急がない 販売店 車を運ぶ費用・代車

予備の鍵があるなら、まず家族に持ってきてもらうか、取りに帰って車を動かします。そのうえで、なくした分を作り直すかを落ち着いて決められます。

全部なくした人は、その日のうちに車が要るかで分かれます。急ぐなら現地に来てもらえる鍵の業者、急がないなら販売店に頼み、車はレッカーで運びます。運ぶ費用はレッカーの費用で確かめられます。

鍵の種類と頼む先ごとの費用の目安

次の表は、鍵の業者を探すための情報サイトの案内(2025年9月執筆)にある、鍵を作る費用の目安です。鍵の業者を探して頼むためのサイトの数字なので、目安の1つにとどめます。

鍵の種類 販売店 鍵の業者
差し込む鍵 3,000円〜2万円 5,000円〜3万円
スマートキー 3万〜5万円 4万〜10万円

同じ案内は、イモビライザー付きの鍵や輸入車では、さらに高くなることがあるとしています。販売店の額は車種と鍵の種類で決まるので、自分の車の額は販売店に問い合わせて確かめます。

車の販売・買取をする会社の案内では、鍵の業者が国産車の差し込む鍵で8,000円〜、スマートキーで4万円〜、販売店が1万〜8万円としています。どちらの案内も、販売店のほうが鍵の業者より安く済む見込みが高いとしています。

自分の鍵の種類を確かめる

車の鍵は、作りと使い方で次のように分かれます。種類で頼める先と額が変わるので、頼む前に確かめておきます。

  • 差し込む鍵:鍵穴に差して回し、ドアの開け閉めとエンジンの始動をする金属の鍵
  • リモコンキー:ボタンでドアを開け閉めし、エンジンは鍵を差してかける鍵
  • スマートキー:身に着けて近づくとドアが開き、ボタンでエンジンがかかる鍵
  • デジタルキー:スマートフォンなどを鍵として使うもの

イモビライザーは、鍵の中のチップの番号と車の側の番号が合わないと、エンジンがかからない仕組みです。ボタンでエンジンをかける車や、メーターのあたりに鍵の形のランプが点く車、窓に盗難防止の表示がある車は、付いている見込みが高いとされます。

イモビライザー付きの鍵は、車の側への登録が要るので、作れる鍵の業者が限られます。頼む前に、車種と年式、鍵の種類を伝えて、作れるかを聞きます。

鍵を全部なくすと高くなる理由

予備の鍵が残っていれば、その鍵の情報をもとに追加の鍵を作り、車に登録します。全部なくしたときは、車の側の登録をやり直すことになり、作業が増えます。

鍵には、車ごとに違う番号(キーナンバー)があります。番号は、納車のときに鍵と一緒に渡される小さな札(キーナンバープレート)に刻まれています。札も無くして番号が分からないと、鍵穴の部品(キーシリンダー)ごとの交換になる場合があるとされます。

販売店と鍵の業者の違い

販売店は、メーカーの純正の部品を取り寄せて作ります。業者などの案内では、注文から届くまで1〜2週間ほどかかるとされ、予備の鍵が無ければ、その間は車を使えません。

鍵の業者は、現地に来て、その日のうちに作れることがあります。ただし、作れる鍵の種類は業者ごとに違い、純正の部品でないこともあります。

  • 日数:販売店は1〜2週間ほど、鍵の業者はその日のうちのことがある
  • 場所:販売店は店に車を運ぶ、鍵の業者は車のある所に来る
  • 鍵:販売店は純正、鍵の業者は業者による
  • 追加の費用:販売店はレッカーや代車、鍵の業者は出張費や時間外の料金

販売店に頼むときの流れ

まず販売店に電話して、鍵の種類と車種を伝え、費用と日数、車を持ち込む必要があるかを聞きます。予備の鍵が無く、車を持ち込むなら、ロードサービスやレッカーで運びます。

持ち込むときは、車検証と運転免許証を用意します。家族が代わりに頼むときは車検証の使用者との関係が分かる書類(住民票など)、会社の車は会社との関係が分かる書類(社員証など)が要るとされます。

鍵の業者に頼むときの流れ

電話のときに、車のある場所、車種と年式、鍵の種類を伝え、作れるかと総額の見込みを聞きます。来てもらったら、作業の前に見積もりを出してもらい、内訳を確かめてから頼みます。

本人の確認のため、運転免許証と車検証を見せるよう求められます。社用車などで車検証の名義が自分と違うときは、関係を示す書類も要るとされます。

作業のあとは、ドアの開け閉めとエンジンの始動を一緒に確かめてから払います。領収書と、保証があるならその書類を受け取っておきます。

出張の鍵開けの料金トラブル

国民生活センターは2024年11月、出張で鍵を開けるサービスの料金トラブルに注意を呼びかけました。インターネットで「解錠で2,000円~」と表示していた事業者に頼み、作業のあとに約10万円を請求された例が載っています。

載っている例は家の鍵ですが、助言は出張で鍵を開けるサービスに向けたものです。国民生活センターの助言は、次のとおりです。

  • 安い額に「~」が付いた広告の額は、そのまま信じない。時間帯や現場の状況によっては、広告の額で頼めるとは限らない
  • 頼む前に、出張料と、断ったときにかかる額も聞く
  • 額や作業の中身に納得がいかなければ、その場では払わず、納得できる額なら後日払うと伝える

見積もりのために呼んだ相手とその場で契約したときや、表示と請求の額が大きく違うときは、特定商取引法の訪問販売のクーリング・オフなどが当てはまる可能性があるとされます。受け取った書面と契約の経緯を整理して、相談します。

相談の窓口は、住んでいる自治体の消費生活センターなどです。188に電話すると、最寄りの窓口を案内してもらえます。

いざというときのために、自分の鍵の種類や作ったメーカーを知っておき、信頼できる事業者を前もって調べておくことも勧めています。車の鍵なら、入っている保険やロードサービスの連絡先も、一緒に控えておきます。

保険とロードサービスで出るもの

鍵をなくしたときに保険やロードサービスで何が出るかは、入っている契約で決まります。同じ「鍵のトラブル」でも、鍵開けと鍵の作り直しは分けて扱われます。

ロードサービスは鍵開けまで

ロードサービスで受けられるのは、閉じ込めた鍵を取り出すための鍵開けです。鍵の作り直しは対象外とされ、鍵が無いと、ドアが開いてもエンジンはかけられません。

会員制のロードサービスや、自動車保険に付いたロードサービスでは、会員や契約者なら鍵開けの作業料がかからないことがあります。会員でない人の料金、夜間の料金、使える回数は、入っているサービスの案内で確かめます。

自動車保険の、鍵の交換の補償

自動車保険には、鍵をなくしたり盗まれたりしたときに、鍵や錠を替える費用を払う補償を設けた契約があります。条件の例として、警察に遺失届を出していることや、車の盗難を防ぐために鍵や錠を替えることが挙げられています。

補償があるか、上限の額、保険の期間中に何回使えるかは、契約ごとに違います。保険証券と約款を見て、分からなければ保険会社に聞きます。

保険を使うと、翌年の等級が変わるかも補償の種類で違います。使う前に保険会社に聞き、自動車保険を使うと等級はどうなる?で考え方を確かめておきます。

気づいてからすること

鍵が無いと気づいたら、頼む先に電話する前に、次の順で確かめます。

  • 心当たりを探す:かばんや服のポケット、座席のすき間や下、同乗した人の荷物、立ち寄った店
  • エンジンがかかるか試す:スマートキーなら、かかれば鍵は近くにある。かからないときは、鍵の電池切れの場合もある
  • 予備の鍵を使う:家にあれば、家族に持ってきてもらう
  • 遺失届を出す:拾われたときに連絡が来るように、警察に届ける

警察に遺失届を出す

届け先は、鍵をなくしたと思う場所の都道府県警察か、自分が住む都道府県の警察です。警察庁の頁から各都道府県警察の届け出の窓口に進めます。多くの道府県は、共通の「警察国民向けポータル」でオンラインの届け出を受けています。

オンラインで届け出られない都道府県警察もあり、そこでは警察署か交番に出向きます。オンラインは受理までに時間がかかる場合があるので、車をすぐ使いたいときは窓口に直接届けます。

拾われた鍵がすでに警察に届いていないかは、都道府県警察の拾得物件の公表ページで探せます。探す前に、なくした日と場所の見当をそろえておくと絞り込めます。

届けるときは、なくした日時と場所の見当、鍵の種類と色、付けていたキーホルダーなどを伝えます。保険の補償の条件に遺失届を出していることが挙がる例があるので、届けた日と届け先を控えておきます。財布ごとなくしたときは、財布を落としたらすることも確かめます。

なくした鍵が使われないようにする

なくした鍵が他人の手に渡ると、悪用されるおそれがあります。防犯の理由で鍵穴の部品ごと替える場合もあるので、替える必要があるかと費用を、作り直しを頼む先に聞きます。

スマートキーで予備の鍵が残っているときは、販売店で、なくした鍵の登録を消して使えなくできる場合があるとされます。作り直しを頼むときに、なくした鍵の扱いもあわせて聞きます。

次になくしたときに備える

予備の鍵を1本持っておくと、なくしたときに車を動かせます。全部なくしてから作るより、残っている鍵から作るほうが、作業が少なくて済みます。

キーナンバープレートは、鍵と一緒に持ち歩かず、車の外の決まった場所にしまいます。車検証は車に置くので、写真に撮って手元に残しておくと、頼むときに車の情報を伝えやすくなります。

鍵を置く場所を家の中で決めておく、紛失を防ぐタグや目立つキーホルダーを付ける、といった工夫もあります。入っている保険に鍵の補償があるかも、更新のときに見ておきます。

家計簿での書き方

鍵の作り直しや鍵開けの費用は、ふだんの車の費用と分けて、特別な出費として書きます。レッカー代や代車の費用も、同じ出来事の出費として並べておくと、合計でいくらかかったかが分かります。

車の鍵をなくして販売店で作り直した月の家計簿の例の図。レッカーで販売店まで運んだ費用12,980円、スマートキーの作成と登録46,200円、代わりに使ったレンタカー9,900円で、合計69,080円。保険で払われた分は、受け取った額として別の行に書く。金額は例

図は、鍵を全部なくし、車を販売店へ運んで作り直した月の例です。実際に書くときは、図の額ではなく受け取った領収書の額を写します。

保険などで費用が払われたときは、払った額から差し引かずに、受け取った額として別の行に書きます。分けておくと、自分の負担がいくらだったかと、どの補償が使えたかが後から見返せます。

車にかかるお金を1年でならして見るときは、車の維持費で年の額を出せます。鍵の作り直しのような思いがけない出費は、維持費とは別の枠に置いておくと、毎月の額が乱れて見えません。

よくある質問

Qスマートキーをなくしたら、いくらかかりますか

業者などの案内では、販売店で3万〜5万円、鍵の業者で4万〜10万円が目安です。イモビライザー付きの鍵や輸入車では、さらに高くなることがあり、鍵を全部なくすと10万円を超えることもあるとされます。

Q販売店と鍵の業者は、どちらに頼めばよいですか

急がないなら販売店、その日のうちに車が要るなら鍵の業者が候補です。販売店は1〜2週間ほどかかるとされ、鍵の業者は出張費や時間外の料金が加わるので、総額と日数を並べて決めます。

Q車の鍵をなくしたとき、保険は使えますか

鍵や錠を替える費用を払う補償がある自動車保険もありますが、あるかどうかと条件は契約で決まります。遺失届を出していることが条件になる例があるので、先に届けてから保険会社に聞きます。

Qロードサービスで鍵を作ってもらえますか

ロードサービスで受けられるのは鍵開けで、鍵の作り直しは対象外とされています。鍵を全部なくしたときは、販売店か鍵の業者に作り直しを頼みます。

Q鍵を作るときに要るものは何ですか

車検証と運転免許証を求められます。家族が代わりに頼むときや会社の車のときは、使用者との関係が分かる書類が要るとされるので、頼む先に確かめます。

まとめ

  • 車の鍵をなくしたときの費用は、鍵の種類と頼む先で変わる。業者などの案内では、差し込む鍵が3,000円〜3万円、スマートキーが3万〜10万円
  • 鍵を全部なくすと、車の側の登録のやり直しや鍵穴の部品の交換で、10万円を超えることもある
  • 急がないなら販売店(1〜2週間ほど)、急ぐなら鍵の業者(その日のうちのことがある)。どちらも頼む前に総額を聞く
  • 出張の鍵開けは、「○○円~」の広告をうのみにしない。納得できない請求はその場で払わず、188に相談する
  • ロードサービスは鍵開けまで。鍵の交換の補償があるかと条件は、自動車保険の契約で決まる
  • 遺失届は、なくした場所か住んでいる場所の都道府県警察に出す
  • 家計簿では、鍵の費用とレッカー・代車をまとめて特別な出費として書き、保険で受け取った額は別の行にする

自分の鍵の種類と、予備の鍵があるか、急ぐかで、頼む先とかかるお金の見当がつきました。電話で総額を聞いてから頼めます。

この記事で参照した公的情報

  1. 落とし物の届出・検索(落とし物の届出(遺失届)は遺失したと思われる場所又は居住している場所の都道府県警察へ・対応する道府県は共通の「警察国民向けポータル」にリンク・リンク先設定のない都道府県警察は現在のところオンラインでの届出ができないので最寄りの警察署又は交番等に届出・オンラインで受け付けた後、受理するまでに時間を要する場合があり、急ぐ場合は最寄りの警察署又は交番等に直接届出・落とし物の検索は各都道府県警察の拾得物件の公表ページ)
    窓口
    警察庁
    確認日
    確認先
    https://www.npa.go.jp/bureau/soumu/ishitsubutsu/ishitsu-todokedekensaku.html
  2. 【広告より高額!?】出張解錠サービスの料金トラブルに注意(2024年11月19日公表・「○○円~」などのインターネット上の広告をうのみにしない・時間帯や現場の状況次第では広告に記載された料金で依頼できるとは限らない・出張料やキャンセルした場合の金額も確認・料金や作業内容に納得できない場合は後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつその場での支払いは断る・見積もりのために呼んだ事業者とその場で契約した場合や広告などの表示額と実際の請求額が大きく異なる場合は特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフなどが適用できる可能性・トラブルになった場合は受け取った書面や契約の経緯などを整理して最寄りの消費生活センターなどに相談・消費者ホットライン188(最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等を案内)・持っている鍵の種類やメーカーなどを確認し信頼のおける事業者の情報を調べておく)
    窓口
    国民生活センター
    確認日
    確認先
    https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20241119_1.html

この記事を書いているのは

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。