タイヤ交換の費用はいくら?|4本の総額は本体代+工賃、組み換え・バランス・処分の内訳、頼む先ごとの工賃、ネットで買って持ち込むときの計算、国の統計のタイヤの値段、家計簿での書き方

支出の見直し ・ ・ 最終更新

夏タイヤを4本替える費用は、タイヤ本体の代金に、交換の工賃と、バランス調整・エアバルブ・古いタイヤの処分の費用を足した額です。工賃と付帯の費用は4本で数千円から1万円台の例が示される一方、本体の代金はサイズと銘柄で数万円の差が出ます。

この記事では、費用の内訳ごとの目安と、頼む先による工賃の違い、ネットで買って持ち込むときの比べ方をまとめます。国の統計のタイヤの値段と、家計簿で1年あたりの額にする書き方も書きます。

タイヤを4本替えると言われたのですが、全部でいくらになるのかが分かりません。見積もりの工賃やバランス調整が高いのかどうかも、判断できずに迷います。

タイヤ交換の費用は、本体の代金と工賃と付帯の費用

タイヤを替えるときに払うお金は、次の3つに分けて見ると中身が分かります。見積もりでも、この3つは別の行に分かれていることがあります。

  • タイヤ本体の代金:4本分。サイズと銘柄で大きく変わる
  • 交換の工賃:ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤをはめて車に付ける作業の代金
  • 付帯の費用:バランス調整、エアバルブの交換、古いタイヤの処分

4本の総額は、軽自動車で約3〜6万円、コンパクトカー・セダンで約5〜12万円、SUV・ミニバンで約8〜20万円が目安とされます。総額の7〜8割以上は本体の代金で、工賃と付帯の費用は4本で7,000〜15,000円程度です。

夏タイヤを4本替える費用の例の図。タイヤ本体13,000円×4本で52,000円、組み換えの工賃2,000円×4本で8,000円、バランス調整800円×4本で3,200円、エアバルブ400円×4本で1,600円、古いタイヤの処分400円×4本で1,600円、合計66,400円。金額は例

図は、普通車で1本13,000円のタイヤを選んだときの計算の例です。金額は例なので、自分の見積もりの額に置き換えてください。この例では、工賃と付帯の費用を合わせて14,400円で、総額のうち本体が8割近くを占めます。

タイヤ本体の値段

本体の値段は、まずタイヤの大きさで決まります。1本の値段の目安は、次のとおりです。同じサイズでも、銘柄やグレードで幅があります。

  • 軽自動車(155/65R14):1本3,000〜10,000円
  • 普通車(195/65R15):1本5,000〜20,000円
  • SUV(215/60R16):1本8,000〜30,000円以上

軽自動車やコンパクトカーなら安いもので1本10,000〜15,000円程度、セダンやSUVなどは1本20,000〜50,000円程度という目安もあります。性能の高い銘柄や大きなサイズでは、これより高くなります。

サイズは「195/65R15」のような並びの記号で、付いているタイヤの横の面や、運転席のドアのあたりの表示で確かめられます。見積もりのときにこの記号を伝えると、店ごとの額を同じ条件で比べられます。

国の統計で見るタイヤの値段

総務省の小売物価統計調査では、2026年9月の東京都区部の自動車タイヤの価格は1本20,685円でした。調べている銘柄は、冬用を除くラジアルタイヤで、サイズ195/65R15 91H、低燃費タイヤのマークが付いたものです。

4本にすると82,740円です。1年前の2025年9月は1本19,860円で、800円あまり上がっています。銘柄の条件に取り付けの作業は入っていないので、工賃と付帯の費用は別に足して見ます。

この値段は、1つのサイズの低燃費タイヤを、東京都区部の店で調べたものです。軽自動車の小さいサイズや、安い銘柄を選べば、これより下がることがあります。自分の車のサイズと銘柄で見積もった額と並べて、高い・安いの目安にします。

工賃と付帯の費用の内訳

組み換えと履き替えで、工賃が違う

工賃は、作業の中身で変わります。新しいタイヤに替えるときは、ホイールから古いタイヤを外して新しいタイヤをはめる「組み換え」になります。ホイールごと付け替える「履き替え(脱着)」より手間がかかります。

組み換えの工賃は、1本1,500〜4,000円程度や、1本4,000円程度が目安とされます。ディーラーの組み換えは、1本2,000〜4,000円ほどという例が示されています。夏と冬でホイールごと付け替えるだけなら、4本で2,000〜6,000円程度とされます。

バランス調整・エアバルブ・処分

組み換えのときは、次の費用が工賃と別の行で付くことがあります。工賃に含めている店もあるので、見積もりの行を見て確かめます。

  • バランス調整:1本500〜1,500円程度。タイヤの重さの偏りを機械でならす作業
  • エアバルブの交換:1本300〜500円程度。空気を入れる口のゴムの部品
  • 古いタイヤの処分:1本250〜550円程度や、1本500〜1,000円程度

インチが大きくなると作業の手間が増え、工賃も上がります。組み換えの工賃は、12〜14インチで1本1,100〜2,500円、17〜18インチで1本2,000〜4,000円という目安があります。

頼む先ごとの工賃の違い

タイヤの交換は、カー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ディーラーで頼めます。4本の工賃の目安は、次のとおりです。どれもタイヤの代金は別です。

  • タイヤ専門店・カー用品店:4,000〜12,000円
  • ガソリンスタンド:4,000〜20,000円
  • ディーラー:8,000〜30,000円

ディーラーの組み換えの工賃は、タイヤ専門店と同じくらいか、高くなる場合があると解説されています。タイヤ専門店にも、タイヤを買った人に限って工賃を安くするなどの条件付きの料金があります。

同じ頼む先の種類でも、店とサイズで額は違います。比べるときは、工賃だけでなく、本体の代金と付帯の費用を全部足した総額で比べます。

ネットで買って持ち込むときの比べ方

ネットの通販でタイヤを買い、店に持ち込んで付けてもらう方法もあります。本体の代金は安くなることがありますが、持ち込みの工賃は高く決めている店があります。持ち込みを受け付けない店もあるので、買う前に確かめます。

持ち込んだタイヤの工賃の目安は、タイヤ専門店で1本3,000〜6,000円程度、カー用品店とガソリンスタンドはそれより低い1本2,000〜4,000円程度とされます。ふだんの工賃の1.5〜2倍程度になる店もあるとされます。

店で全部頼む場合とネットで買って持ち込む場合を比べた例の図。店で全部頼むと、タイヤ4本52,000円と工賃と付帯の費用(バランス・バルブ・処分)14,400円で66,400円。ネットで買って持ち込むと、タイヤ4本42,000円、送料1,600円、持ち込みの工賃3,500円×4本で14,000円、付帯の費用(バランス・バルブ・処分)1,600円×4本で6,400円、合計64,000円。差は2,400円。金額は例

図は、比べ方の例です。金額は例です。この例では、本体の代金は1万円安くても、持ち込みの工賃と送料で差が縮み、総額の差は2,400円です。

比べるときは、交換する店に「持ち込みのタイヤ4本を替えると、処分まで入れていくらか」を先に聞きます。そのうえで、ネットの代金と送料を足した額と、店で全部頼む見積もりを並べます。サイズが車に合うかも、買う前に確かめます。

替える時期の目安

タイヤの費用は数年に1回の出費です。いつ替えるかの見込みが立つと、それまでに用意する額が決まります。

溝が残り1.6mmになる前に替える

一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、タイヤの使用限度を残り溝1.6mmとし、それより前に新しいタイヤと替えるよう案内しています。溝が1.6mmになると、溝の中の「スリップサイン」が表に出ます。

スリップサインの場所は、タイヤの側面の三角の印で分かります。溝の深さは法律で決まった値があり、スリップサインが出たタイヤでは走れません。

年数とひび割れも見る

使い始めてから5年を過ぎたタイヤについて、JATMAは販売店などでの点検を勧めています。溝が残っていても、製造から10年たったタイヤは新しいタイヤに替えるよう勧めています。ただし、10年は目安で、使い方によってはそれより前に替える必要があるとしています。

いつ作られたかは、横の面の4桁の数字で読めます。JATMAの例では、前の2桁が週、後ろの2桁が年で、「1220」は2020年の12週目の製造です。夏タイヤを替える目安として、4〜5年、走る距離で3万〜5万kmという見方もあります。

何年もつかは、走る距離や空気圧の管理、保管の場所で変わります。前に替えたときの領収書の日付と、今の溝の深さを見て、次に替える年の見込みを家計簿に書いておくと、準備する額が決まります。

費用を抑えるときに見るところ

タイヤの選び方は車の使い方しだいなので、この節では、支払う額を小さくするために見る点だけを並べます。

  • 見積もりを2〜3か所で取る:工賃は店で違う。本体と工賃と付帯の費用を全部足した総額で比べる
  • 混む時期を避ける:冬用タイヤに履き替える11〜12月は店が混み、料金が上がる場合もあるとされる
  • 会員割引やキャンペーン:カー用品店などで、会員の工賃割引や期間の割引がある
  • 今のタイヤを長くもたせる:決まった距離でタイヤの位置を入れ替える(ローテーション)と、空気圧を保つこと

JATMAは、タイヤの位置交換を車の使い方と減り方に合わせて定期的に行うよう案内しています。空気圧が足りないと、タイヤがたわんで減りが早くなるとされます。空気圧は、ガソリンスタンドで給油のときに見てもらえます。

工賃を払わずに自分で付け替えられるのは、ホイールごと付け替える場合だと解説されています。車を持ち上げる道具や締める力を測る工具が要り、締め付けが弱いと走行中に外れるおそれがあるので、慣れていなければ店に任せます。

1年あたりの額にして、家計簿に入れる

タイヤを替える年は数万円が一度に出て、次は数年後です。1年あたりにしておくと、毎月いくら取り分けるかが決まります。手書きのノートでも表計算でも、次の順に計算します。

  • 総額を書く:領収書か見積もりから、本体・工賃・付帯の費用を足した額
  • 年数で割る:何年使うかの見込みで割って、1年あたりの額にする
  • 12で割る:毎月取り分ける額にする

図の例の66,400円を4年使うなら、1年あたり16,600円、毎月では約1,383円です。金額は例です。取り分ける額の出し方は、特別費を12で割る手順でもくわしく書いています。

家計簿のどこに書くか

タイヤの代金も工賃も、「車」の項目にまとめると、ガソリンや税と一緒に車にかかる額が見えます。税や車検も入れた車の費用を1か月の額にする流れは、車の維持費の記事で説明しています。

総務省の家計調査の分け方では、タイヤはバッテリーやワイパーと一緒に「自動車等部品」に数えます。2025年の二人以上の世帯の年間の額は、自動車等部品が1世帯あたり年22,140円でした。車を持っていない世帯も含めた平均なので、比べるなら自分の前の年の額と比べます。

冬用タイヤの費用と保管はスタッドレスタイヤの費用の記事に、ほかの部品の費用はバッテリー交換の記事とオイル交換の記事にあります。どれも、タイヤと同じ「車」の項目に入れて見ます。

よくある質問

Qタイヤ4本の交換は、全部でいくらですか

本体の代金に、工賃と付帯の費用を足した額です。4本の総額は、軽自動車で約3〜6万円、コンパクトカー・セダンで約5〜12万円が目安です。工賃と付帯の費用は4本で7,000〜15,000円程度で、残りは本体の代金です。

Q1本だけ替えてもいいですか

1本だけの交換もできます。ただ、残りのタイヤと減り方の差が大きいと、2本か4本の交換を勧められることがあると解説されています。パンクで1本だけ替えるときは、ほかの3本の溝の深さを店で見てもらいます。

Qパンクの修理なら、いくらですか

修理の目安は、外側からなら1本1,500〜3,000円、内側からなら1本3,000〜5,000円とされます。側面の傷や大きな穴は修理できず、タイヤの交換になります。

Q古いタイヤは自分で捨てられますか

タイヤを替える店で、1本数百円から千円程度の処分料で引き取ってもらえます。自分で処分したいときは、住んでいる市区町村の案内で、タイヤを出せるか・どこに出すかを確かめます。

Qおすすめの銘柄や店はどこですか

この記事では、特定の会社や銘柄、店は挙げていません。車のサイズと使い方で合うものが違います。見積もりを取るときに、走る距離や使い方を伝えて相談します。

まとめ

  • タイヤ交換の費用は、本体の代金・交換の工賃・付帯の費用(バランス・バルブ・処分)に分けて見る
  • 総額の大部分は本体の代金で、工賃と付帯の費用は4本で7,000〜15,000円程度が目安
  • 小売物価統計調査では、2026年9月の東京都区部の、冬用を除く195/65R15の低燃費タイヤは1本20,685円(取り付けは別)
  • 工賃は頼む先とサイズで違うので、全部を足した総額で比べる
  • ネットで買って持ち込むときは、持ち込みの工賃と送料を足してから比べる
  • 総額を使う年数で割り、12で割って毎月取り分けると、替える年も慌てずに済む

本体・工賃・付帯の費用を分けて見積もりを読めば、どこで額が決まっているかが分かります。1年あたりの額にして毎月取り分けておけば、タイヤを替える月も普段どおりです。

この記事で参照した公的情報

  1. 小売物価統計調査(動向編)第2表 主要品目の東京都区部小売価格【2025年9月~2026年9月】(「5011 女性用着物」~「7413 固定電話通信料」の表・銘柄符号7311 自動車タイヤ(1本) 2025年9月19,860円・2026年9月20,685円)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040510347&fileKind=0
  2. 小売物価統計調査(動向編)調査品目及び基本銘柄(2026年10月調査)(7311 自動車タイヤ=ラジアルタイヤ(冬用タイヤを除く),〔サイズ〕195/65R15 91H,低燃費タイヤガイドライン適合タイヤ(低燃費タイヤマーク付き)・※商標・品名指定・1本・区分③)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/zuhyou/202610.xlsx
  3. 安全に乗るために(タイヤの使用限度は残り溝1.6mm・スリップサイン・タイヤの位置交換・保管の注意・使用開始後5年以上たったタイヤの点検・製造後10年たったタイヤの交換・製造年週の見方)
    窓口
    一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)
    確認日
    確認先
    https://www.jatma.or.jp/tyre_user/ridingsafely.html
  4. 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・全国・二人以上の世帯の自動車等部品22,140円)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
  5. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(751 自動車等部品=○タイヤ プラグ バックミラー ワイパー バッテリー エンジン関係の部品)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。