カーペットクリーニングの料金はいくら?|店・宅配・家に来てもらう業者の目安、ラグの大きさと素材から額を出す方法、家で洗えるかの見分け方

カーペットやラグのクリーニング料金は、店に持ち込むと1畳1,700〜5,500円、宅配は1畳3,300〜12,000円、家に来てもらう業者は6畳6,600〜16,500円が目安です。出し方ごとに大手3〜4社の料金を調べた幅(2024年4月)で、素材と大きさで変わります。
洗濯表示で洗える物なら、コインランドリーで大きさにより1回600〜1,800円ほどです。宅配は料金表の額に往復の送料が足されることがあるので、店と比べるときは送料まで入れます。
部屋いっぱいに敷き込んで外せないカーペットは、家に来てもらう業者に頼む形になります。手ごろな値段で買った化学繊維のラグは、洗うより買い替えたほうが安く済むことがあります。
リビングのラグを洗いたいけれど、店に出すといくらかかるのか見当がつきません。家の洗濯機で洗えるのかどうかも分かりません。
出し方ごとの目安
カーペットのクリーニング代は、店に持ち込むか、宅配で送るか、家に来て洗ってもらうか、自分で洗うかで変わります。出し方ごとの目安は次のとおりです。
| 出し方 | 目安 | 戻るまで |
|---|---|---|
| 店に持ち込む | 1畳1,700〜5,500円 | 2週間ほど |
| 宅配 | 1畳3,300〜12,000円 | 2〜3週間 |
| 家に来てもらう | 6畳6,600〜16,500円 | 作業は1日 |
| コインランドリー | 1回600〜1,800円 | その日のうち |
額は、家事のサービスを紹介するサイトが、出し方ごとに大手3〜4社の料金を調べて2024年4月に示した幅です。PR の表示のあるサイトの数字なので、定価ではなく、見積もりと比べる物差しにします。
日数も同じ調べの目安です。店はシミ抜きを足すと1〜2か月、宅配は混み合う時期に1〜2か月かかることがあります。
素材と織り方で、1㎡あたりの額が変わる
料金を1㎡あたりで決める店では、素材と織り方で単価が変わります。家事の業者を紹介する仲介サービスの会社が2024年6月に調べた、1㎡あたりの目安は次のとおりです。
| 素材・織り方 | 1㎡あたり |
|---|---|
| 化学繊維やウール | 1,700〜2,300円 |
| シルク、手織りの物 | 4,000円以上 |
同じ会社の2024年の成約の額では、1件の平均が18,994円、幅は5,500〜22,470円でした。業者の紹介を仕事にする会社の数字なので、定価ではなく、見積もりと並べる目安にします。
毛足の長いシャギーや、手織りの絨毯、羊の毛皮のムートンは、手間がかかる分、単価が上がります。オーダーカーペットを売る会社の示す目安では、ムートンは1㎡8,000円から、シルクの手織りは1万円からです。カーペットを売る会社の数字なので、店の料金表で確かめます。
大きさの区切りで料金を決める店もある
1㎡ごとではなく、大きさの区切りで料金を決める店もあります。ラグを売る会社が示す料金表の例(2026年9月)では、2畳未満が4,510円から、2〜3畳が5,830円から、3畳を超える物が8,800円からです。
この形の店では、ラグの縦と横の長さから、どの区切りに入るかを見ます。シルクや手織りの物は、大きさのほかの条件でも額が変わるので、店に聞きます。
自分のラグの額を出す
手元のラグやカーペットの額は、大きさと素材から見込めます。手順は次のとおりです。
- 手順1:縦と横の長さをメートルで測って掛け、面積(㎡)を出す
- 手順2:裏のタグで素材を見て、料金表の1㎡あたりの額を探す
- 手順3:面積×1㎡あたりの額に、頼む加工の分を足す
- 手順4:宅配なら往復の送料、家に来てもらうなら出張費を足す

図は、140×200cmのポリエステルのラグと、200×250cmのウールのラグを、1㎡2,100円で計算した例です。前者は店に持ち込み、防ダニ加工を足して6,680円です。後者は一辺が200cm以上で丸めて送るため、往復の送料を足すと2万6,500円になります。
宅配の往復の送料は、梱包した大きさが200cm未満で8,000円前後、200cm以上で1万6,000円前後という目安があります。ラグを売る会社が、関東から送る場合として概算した額(2026年9月)です。
物を売る会社の概算なので、送る前に店や配送の会社に額を聞きます。大きい物は送料が洗う額を上回ることもあるので、送料を無料にしている宅配とも比べます。
洗濯表示で洗えるポリエステルのラグなら、コインランドリーで1回1,000円ほどで済む計算です。年に1回店に出すなら、6,680円を12か月で割った約560円を、毎月よけておくと払うときに慌てません。
店・宅配・家に来てもらう業者の違い
店に持ち込む
店では、汚れの場所や気になる所をその場で伝えられ、運ぶのを自分でする分、宅配より安く済みます。小さな店では、カーペットを受けなかったり、大きさや素材を限ったりしていることがあるので、持ち込む前に電話で聞きます。
大きいカーペットは、店まで運ぶのも手間です。集荷に来てくれる店もあるので、近くの店で頼めるかを聞いてみる方法もあります。
宅配で送る
宅配は、家から送り、仕上がった物が家に届きます。重いカーペットを運ばずに済む代わりに、送料が足される分、店より高くなることがあります。
梱包は自分でします。一辺200cm未満の薄手の物は折りたたみ、200cm以上の厚手の物は丸めて巻く分け方があり、店が配送の会社や梱包の仕方を決めていればそれに従います。
家に来てもらう
部屋いっぱいに敷き込んで外せないカーペットは、ハウスクリーニングの業者が家で洗います。梱包も運ぶ手間も無く、作業はその日のうちに終わりますが、乾くまで半日から1日ほどかかることがあります。
受ける業者が限られ、額は高くなる傾向があります。出張費や駐車場代が別か、最低料金があるかを見積もりで確かめます。持ち運べる大きさのラグなら、店や宅配のほうが安く済むことがあります。
高い絨毯やムートンは、敷物を専門に扱う店へ
ペルシャ絨毯や緞通のような手織りの物、ムートンや革のラグは、敷物を専門に扱う店や、革製品を扱う業者が受けることがあります。ほつれの直しや房の付け替えなど、洗う以外の手入れを頼める店もあります。
家で洗えるかは、裏のタグで見る
毛足(パイル)のあるカーペットやラグに表示が求められているのは、繊維の名前と割合、表示した会社の名前と連絡先です。消費者庁の繊維製品の一覧では、毛布や膝掛けと違い、洗濯の方法は入っていません。
そのため、洗濯表示が付いていない物もあります。表示が無い物は、タグの繊維の名前を手がかりに、表示した会社へ水で洗えるかを問い合わせるか、店で見てもらいます。
洗濯表示があれば、桶の記号は洗濯機、手を入れた桶は手洗いができる印で、桶に×なら家では洗えません。四角の中に丸の乾燥の記号に×があれば、コインランドリーの乾燥機は使えません。
ウール・シルク・レーヨンは水洗いに向かず、洗えない物が多い素材です。裏にゴムや滑り止めが付いた物は、乾燥機の熱で溶けたり形が変わったりすることがあります。
洗濯機とコインランドリーで洗える大きさ
洗濯機に入れられる重さには限りがあり、超えると揺れが大きくなったり、壊れたりする原因になります。カーペットの大きさごとに要る洗濯機の容量と、コインランドリーの料金の目安は次のとおりです。
| 大きさ | 要る容量 | ランドリー |
|---|---|---|
| 1畳ほどの物 | 12kg | 600〜800円 |
| 2畳から3畳 | 15〜17kg | 800〜1,500円 |
| 6畳ほどの物 | 22kg | 1,500〜1,800円 |
どちらも、出し方ごとの表と同じ、家事のサービスを紹介するサイトの目安(2024年4月)で、店ごとに違います。家の洗濯機の容量は、本体か取扱説明書で見られます。
洗い方の流れ
洗濯機でも、浴槽でも、コインランドリーでも、洗い方の流れは近いものです。手順は次のとおりです。
- 掃除機やブラシで、毛の間のほこりやごみを先に取る
- 山折りと谷折りを繰り返してたたみ、大きな洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤を使い、毛布や大物のコースか、水を多くした弱い水流で洗う(浴槽ならつけ置きしてから踏み洗いする)
- 脱水は30秒ほどにし、裏を上にして陰干しする
物干しざおが2本ならまたがせてM字に、1本なら角を対角に合わせて三角にかけると、乾きが早まります。大きい物は乾くまでに時間がかかるので、天気のよい日に洗います。
額が上がるとき、抑える方法
基本の額に、次のような分が足されることがあります。見積もりや料金表で、どこまでが基本の額に入っているかを見ます。
- 大きさ:6畳を超える大きい物は、額が上がりやすい
- 織り方と素材:手織り、シャギー、シルク、ムートンは単価が高い
- 洗い方:水洗いのできない物は、追加の料金になることがある
- 汚れ:落ちにくいシミや汚れは、別の処理の料金がかかることがある
- 加工:防虫・防ダニや消臭は500〜1,000円ほど、抗菌や静電気を防ぐ加工は1㎡10〜20円ほど
- 保管:使わない季節に預ける保管は、1畳800〜3,000円ほど
- 送料:宅配は、往復の送料が足されることがある
加工の額は仲介サービスの会社の調べ(2024年6月)、保管の額は掃除の業者を紹介するサイトの目安です。どちらも業者の紹介を仕事にする会社の数字で、頼む先で違うので、見積もりの内訳で確かめます。
反対に、年末年始や引っ越しの時期を避ける、何枚かまとめて頼んで割引を聞く、要らない加工を外すと、額を抑えられることがあります。見積もりはいくつかの頼む先から取り、同じ条件で並べます。
出す間隔の目安
出す間隔に決まりはなく、目安には幅があります。年に1回ほどとする考え方、年に1〜2回で夏と冬に出すとする考え方のほか、化学繊維は3か月に1回、天然の素材は5年に1回ほどとする目安もあります。
人がよく通るリビングの物は汚れがたまりやすく、間を短くする目安もあります。一方で、何度も洗うと、繊維や裏地に負担がかかることもあります。
ふだんは週に2回ほど掃除機をかけ、月に1回は固く絞ったぞうきんで拭くと、汚れがたまりにくくなります。飲み物や食べ物をこぼしたときは、時間をおかずに拭き取ると、シミになりにくくなります。
出す前と受け取るときに見ること
出す前に、汚れのある場所を写真に撮って控えておくと、頼みたい所を伝えやすく、戻ってきたときに比べられます。ふちのほつれや穴も見ておきます。破れがあると洗う間に広がるおそれがあり、受けてもらえないこともあります。
食べこぼしや黄ばみは落ちやすい一方、カビの跡、インクやペンキ、時間がたった汚れ、ペットの糞尿は、店でも落とし切れないことがあります。落ちにくい汚れは、シミ抜きの追加になるかと、落ち切らないときの扱いを先に聞いておきます。
預けるときと受け取るときは、店の人と一緒にラグを広げて、汚れや傷みの様子と洗い方を見ます。国民生活センターも、時間がたつと解決がより難しくなるとして、この確かめ方を呼びかけています。
「クリーニング事故賠償基準」は、Sマーク(標準営業約款の登録店)やLDマーク(クリーニングの組合の加盟店)のある店が使っています。基準を使っていない店もあるので、頼む先の決まりを確かめます。
基準で賠償されても、買ってからの月数などが考えに入るため、買った値段がそのまま戻るとは限りません。話がまとまらないときは、消費者ホットライン188にかけると、地域の消費生活センターにつないでもらえます。
洗うより買い替えたほうが安いとき
手ごろな値段で買った化学繊維のラグは、クリーニング代と新しい物の値段を比べると、買い替えのほうが安く済むことがあります。毛が寝てしまった物や、日焼けで黄ばんだ物は、洗っても元に戻らないことがあります。
一方、ウールやシルクの手織りの絨毯は物の値段が高く、洗うほうが安く済みます。買い替えるなら、洗濯機で洗える表示のあるラグを選ぶと、次からは家で洗えます。
手放すときは、市区町村の粗大ごみなどで出します。額と出し方は粗大ごみの料金にあります。敷き込みのカーペットをやめて床を替えるなら、フローリングの張り替え費用で額を見られます。
家計簿では、ラグの洗い代を家具の手入れの行に書く
総務省の家計調査では、服のクリーニング代は「被服及び履物」の洗濯代に入りますが、じゅうたんの洗濯代はそこから外し、「家具・家事用品関連サービス」に入れています。家具や家事用品の修理代と、それらの洗濯代をまとめる項目です。
家計簿に書くときも、ラグの洗い代は服の行に混ぜず、家具や寝具の手入れの行にまとめます。たまにしか出ない出費なので、別の行にすると大きさがつかめます。
布団と同じ時期に出すなら、布団クリーニングの料金と合わせて見込みます。自分で洗う場合のコインランドリーの機械ごとの料金はコインランドリーの料金に、ワイシャツやスーツの額はクリーニング代の相場にあります。
カーペットのクリーニング代は、出し方、素材と織り方、大きさで決まります。縦と横を測って面積を出し、裏のタグで素材と洗濯表示を見れば、店・宅配・自分で洗う場合のどれがいくらかを並べられます。
よくある質問
Qカーペットのクリーニング代は、いくらですか
店に持ち込むと1畳1,700〜5,500円、宅配は1畳3,300〜12,000円、家に来てもらう業者は6畳6,600〜16,500円が目安です。素材と大きさで変わります。
Q店と宅配では、どちらが安いですか
運べる大きさなら、自分で持ち込む店のほうが安く済むことがあります。宅配は往復の送料まで入れて比べ、送料が無料の所なら差は縮まります。
Q家の洗濯機やコインランドリーで洗えますか
洗濯表示で洗濯機か手洗いができる物なら、家で洗えます。毛足のあるカーペットには洗濯表示が求められていないので、表示が無ければ表示した会社か店に聞きます。裏に滑り止めがある物は、乾燥機を使いません。
Q戻ってくるまで、何日かかりますか
店は2週間ほど、宅配は2〜3週間が目安です。シミ抜きを足したときや混み合う時期は、1〜2か月かかることがあります。
Q破れやほつれがあっても出せますか
洗う間に破れが広がるおそれがあり、受けてもらえないことがあります。手織りの絨毯なら穴の直しを受ける店もあるので、洗うのと一緒に相談します。
Qどれくらいの間隔で出せばいいですか
決まった間隔はありません。年に1回ほど、年に1〜2回、化学繊維は3か月に1回で天然の素材は5年に1回と、目安には幅があります。
まとめ
- 店に持ち込むと1畳1,700〜5,500円、宅配は1畳3,300〜12,000円、家に来てもらう業者は6畳6,600〜16,500円が目安
- 1㎡あたりで決める店では、化学繊維やウールが1,700〜2,300円、シルクや手織りは4,000円以上
- 縦×横の面積に単価を掛け、加工と宅配の送料を足すと、自分のラグの額を見込める
- 毛足のあるカーペットには洗濯表示が求められていない。表示が無ければ、表示した会社か店に聞く
- 出す前に汚れとほつれを写真で控え、受け取るときは店の人と一緒に広げて見る
- 家計簿では服のクリーニング代と別の行にし、年に一度の出費として先によけておく
ラグの縦と横の長さと素材が分かれば、店・宅配・コインランドリーのどれでいくらかかるかを比べられます。汚れの写真を残してから預ければ、戻ってきたときの仕上がりも落ち着いて確かめられます。
この記事で参照した公的情報
- 家庭用品品質表示法 製品別品質表示の手引き 繊維製品一覧表(床敷物(パイルのあるものに限る)の表示事項は繊維の組成と表示者名及び連絡先で、家庭洗濯等取扱方法は「-」/毛布・膝掛けは家庭洗濯等取扱方法が「○」)
- 家庭用品品質表示法 繊維製品 床敷物(パイルのある繊維製床敷物の定義・表示するのは繊維の組成と表示者名等の付記)
- 見守り新鮮情報 第476号 クリーニング 受け渡し時には必ず状態を確認しましょう!(出す時と受け取る時に状態や処理方法を店舗側と一緒に確認・時間が経つと解決がより難しくなる・クリーニング事故賠償基準を使う店舗と使わない店舗がある・賠償では購入時からの経過月数などが勘案され購入時の金額が戻るわけではない・Sマーク、LDマークのある店舗が使用・消費者ホットライン188)
- 窓口
- 国民生活センター
- 確認日
- 確認先
- https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen476.html
- 衣類の切り替え時期に多いクリーニングのトラブル!(受け渡し時に店側と一緒に確認・SマークやLDマークの店はクリーニング事故賠償基準に基づいて賠償・Sマークは厚生労働大臣が認可したクリーニング業の標準営業約款に基づいて営業する店・LDマークは各都道府県のクリーニング生活衛生同業組合の加盟店)
- 窓口
- 東京都消費生活総合センター
- 確認日
- 確認先
- https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/sodan/kinkyu/161109.html
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(691 洗濯代=「被服及び履物」に分類されるものの洗濯代・×じゅうたん、毛布の洗濯代→542/542 家具・家事用品関連サービス=家具・家事用品の借賃、分解掃除代、修理代(加工賃、出張費)及びそれらの洗濯代)
