ドッグフードの1か月の費用は?|主食だけで月3,000〜5,999円の家が6割近く。体重ごとの量と額の早見、自分の家の出し方

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ドッグフードの1か月の費用は、犬の飼い主500人に聞いた2025年の調査で、主食だけで月3,000〜5,999円の家が6割近くでした。いちばん多かったのは5,000円台で、全体の20%です。

体の大きさで見ると、超小型犬は3,000円台、小型犬と中型犬は5,000円台が最も多く、大型犬(答えた人は20人)では月1万円以上が約4割でした。おやつ代は別で、2021年の別の調査では月1,000〜1,999円が最も多い答えでした。

犬のごはん代に毎月いくらかけているのが普通なのか分かりません。うちの子の体重だと、いくらくらいになるのかも知りたいです。

ドッグフードの1か月の費用は、主食だけで月3,000〜5,999円が6割近く

この調査は、ドッグフードの情報サイトを運営する株式会社エイトが、2025年6月に犬の飼い主500人にインターネットで聞いたものです。1か月にかけている主食のドッグフード代を、1,000円ごとの幅で答えてもらっています。

フードを紹介するサイトを運営する会社の調査なので、答えた人の選び方には偏りがあるかもしれません。額は、自分の家と比べるときの目安の1つとして見ます。

1か月の主食の代金 答えた人の割合
2,999円以下 17%
3,000〜3,999円 19%
4,000〜4,999円 16%
5,000〜5,999円 20%
6,000〜9,999円 21%
1万円以上 7%

2,999円以下は「1,999円未満」5%と「2,000〜2,999円」12%を、6,000〜9,999円は1,000円ごとの4つの幅を足した割合です。3,000〜5,999円は500人のうち281人で、約56%です。

体の大きさで、多い価格帯が変わる

同じ調査では、犬の大きさごとに答えも分けています。答えた犬は、10kg未満の小型犬と超小型犬で約8割でした。

  • 超小型犬(4kg未満・143人):3,000〜3,999円が最も多い
  • 小型犬(4〜10kg未満・260人):5,000〜5,999円が最多で27%
  • 中型犬(10〜25kg未満・77人):5,000〜5,999円が最多で25%
  • 大型犬(25kg以上・20人):1万円以上が最多で約4割

大型犬は20人だけの答えなので、ずれが大きいことがあります。中型犬は小型犬と大きく変わらない結果でしたが、食べる量は体重で増えるので、自分の家の額は次の早見と式で確かめます。

2021年の調査でも、主食は月3,000円台が最も多い

犬の情報サイトを運営する東晶貿易株式会社も、2021年12月に2,403人に聞いています。毎月のエサ(主食)代は、3,000〜3,999円かけている家庭が最も多い答えでした。3,999円未満が65.2%、4,000円以上が34.8%です。

同じ調査で、おやつ代は月1,000〜1,999円が最も多く、おやつを与えていない家はおよそ15.6%でした。主食とおやつを合わせた額で比べるときは、この分を足します。

体重ごとの1か月の量と額の早見

ドッグフードの量は、犬が1日に要るカロリーで決まります。環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」は、成犬が1日に要るカロリーを「132×体重(kg)の0.75乗」で出す式と、体重ごとの参考値を示しています。

次の表は、成犬の1日のカロリーと、100gあたり350kcalのドライフードで出した1か月(30日)の量です。350kcalは計算のために置いた例で、実際のカロリーは袋に書かれています。

体重 1日のカロリー 1か月の量
3kg 301kcal 約2.6kg
5kg 441kcal 約3.8kg
10kg 742kcal 約6.4kg
20kg 1,248kcal 約10.7kg
30kg 1,692kcal 約14.5kg

5kg〜30kgはガイドラインの参考値で、3kgは同じ式で出した値です。1日の量は、カロリーを3.5で割ったグラム数で、3kgなら約86g、10kgなら約212gになります。

1kgの値段で、1か月の額は2倍以上変わる

同じ量でも、フードの1kgあたりの値段で額が変わります。次の表は、上の1か月の量に、1kgあたり800円と2,000円の値段を掛けた計算の例です。

体重 1kg 800円 1kg 2,000円
3kg 約2,100円 約5,200円
5kg 約3,000円 約7,600円
10kg 約5,100円 約12,700円
20kg 約8,600円 約21,400円
30kg 約11,600円 約29,000円

10kgの犬で1kg 800円のフードなら月約5,100円、1kg 2,000円なら約12,700円です。小型犬は値段の高いフードでも額が抑えられ、大型犬は1kgの値段の差がそのまま大きな額の差になります。

環境省の飼い主のためのペットフード・ガイドラインの式で出した、成犬1頭の1か月のドッグフード代の計算の例の図。100gあたり350kcalのフードで、3kgは約2.6kgで1kg 800円なら約2,100円・2,000円なら約5,200円、10kgは約6.4kgで約5,100円・約12,700円、30kgは約14.5kgで約11,600円・約29,000円

自分の家のフード代は、袋の値段と1日の量で出す

袋の大きさと値段は商品ごとに違うので、自分の家の1か月の額は、袋の値段から1gの値段を出して計算します。式は「袋の値段÷袋のグラム数×1日にあげるグラム数×30」です。

たとえば、2.5kgで3,200円の袋を、1日95gずつあげているとします。1gは1.28円なので、1か月は1.28円×95g×30日で3,648円です(数字は計算の例です)。

1日の量が分からないときは、袋を開けた日と空になった日を書いておきます。袋の値段を、使い切った日数で割って30を掛けると、1か月の額になります。

1日の量は、袋の目安から体の様子で調節する

ドッグフードの袋には、体重ごとの1日の量の目安と、100gあたりのカロリーが書かれています。ガイドラインは、この目安だけに頼らず、散歩などの運動量や体調を見て量を調節するよう示しています。

成犬は1日分を2回に分け、子犬は4回ほどに分けてあげます。量を変えたら、その分だけ1か月の額も変わるので、量を決めた月に式で出し直します。

子犬と年をとった犬で、量と額は変わる

ガイドラインの式では、成長中の犬の係数は200で、成犬の132の約1.5倍です。たとえば5kgで成長中の子犬は1日669kcalで、同じ体重の成犬の441kcalより多く食べます。

子犬の時期の長さは大きさで違い、小型犬は生後10か月ほど、大型犬は1年半ほどまでが成長期です。この間はフードの量が増えていくので、毎月の額も体重に合わせて見直します。

シニア用への切り替えは、1〜2週間かけて

シニアに入る時期は、大型犬で6〜7才、小型犬で8〜10才くらいからです。年に合わせたフードに変えるときは、いまのフードに少しずつ混ぜて、1〜2週間かけて切り替えます。

フードを変えると1kgあたりの値段も変わります。切り替えの月は、2つの袋を並行して買うことがあるので、その月だけ額が上がることも見ておきます。

フードの種類で、同じカロリーの量と値段が変わる

ドッグフードは、水分の量で分けると、ドライ・ウエット・セミモイストなどがあります。ドライは水分が10%程度かそれ以下で、ウエットは75%程度、セミモイストは25〜35%程度です。

ウエットは水分が多い分、同じカロリーをとるのに要る重さが増えます。2021年の調査では、ドッグフードのタイプによって、エサ代が2倍以上違うことを、額がばらつく理由の1つに挙げています。

2025年の調査では、主食がドライの家が76%、セミモイストが15%、ウエットが6%でした。2021年の調査でも、ドライを買う人が73.6%でした。

「総合栄養食」かを袋で確かめる

ガイドラインは、目的でフードを3つに分けています。「総合栄養食」は、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を保てるように栄養をととのえたフードで、主食にするのはこれです。

おやつ(間食)は、1日に要るカロリーの20%以内に抑えることが大切とされています。病気に合わせた「療法食」は、かかりつけの獣医師の指導のもとで与えるフードです。

おやつ代は、主食とは別に数える

おやつは、主食とは別の袋で買うので、家計簿でも分けて書くと額が見えます。2021年の調査では、おやつ代は月1,000〜1,999円が最も多く、3,000円以上は14.2%でした。

ガイドラインは、おやつを与えた分だけ主食を減らすよう示しています。10kgの成犬なら1日742kcalの20%で、おやつは約148kcalまでが目安です。

フード代を抑えるときに確かめること

大きい袋は、1kgあたりの値段が下がることがあります。ただ、ガイドラインは開封後はなるべく早く使い切ることを大切とし、犬の大きさに合ったサイズの袋を選ぶよう示しています。

開けた袋は、封をしっかりして、直射日光の当たらない、温度と湿度の低い所に置きます。冷蔵庫に入れると、出し入れのときに結露してカビの原因になるので、常温で保存します。

通販の定期購入は、割引がつくことがあります。割引の率と、届く量が1か月に使う量に合うかを、申し込む前に確かめます。

安いフードに変えるときに見ること

値段だけで選ぶ前に、袋の表示を見ます。ペットフード安全法にもとづく省令で、名称・原材料名・賞味期限・製造や輸入や販売をする業者の名前と住所・原産国名を書くことが決められています。

小型犬用のフードはカルシウムが多めのことがあるので、大型犬には与えないよう、ガイドラインは注意しています。値段の違うフードに変えるときも、1週間くらいかけて新しいフードの割合を増やします。

家計簿でフード代を毎月の額にする手順

フード代は、袋を買った月にまとめて出ていくので、月によって額が上下します。1か月あたりの額に直しておくと、多いのか少ないのかを比べやすくなります。

ステップ1いまの袋の値段とグラム数を書く3分

いま使っているフードの袋の値段とグラム数、1日にあげている量を書きます。通販の定期便なら、届く間隔と1回の額も書いておきます。

ステップ21か月の額を式で出す3分

「袋の値段÷袋のグラム数×1日の量×30」で、主食の1か月の額を出します。おやつも同じように出し、主食と別の行に書きます。

ステップ3毎月の予算の行に入れる5分

出した額を、ペットの項目の毎月の行に入れます。項目の作り方は、家計簿のペットの項目で確かめられます。袋を買った月と買わない月の差は、この行の予算から出します。

フード代が続けられないときの相談先

療法食をあげている犬は、値段が高くても自分で別のフードに変えず、かかりつけの獣医師に相談します。ふつうのフードなら、値段の違う総合栄養食に、1週間くらいかけて切り替えられます。

生活費そのものが足りないときは、市区町村の自立相談支援機関で、家計ごと相談できます。犬を飼い続けられなくなりそうなときは、迎えた先や動物病院、地域の動物愛護センターに相談先を聞きます。

よくある質問

Q小型犬のドッグフード代は、1か月いくらですか

2025年の調査では、小型犬(4〜10kg未満)は主食で月5,000〜5,999円が最も多く、27%でした。環境省の式で5kgの成犬なら1か月約3.8kgで、1kg 800円のフードなら約3,000円、2,000円なら約7,600円の計算です。

Q大型犬のドッグフード代は、1か月いくらですか

2025年の調査では、大型犬(25kg以上)は月1万円以上が最多で、約4割でした。式で30kgの成犬なら1か月約14.5kgで、1kg 800円でも約11,600円になります。

Q2頭飼うと、フード代は2倍になりますか

フード代は1頭ずつの体重と量で決まるので、2頭の式の額を足します。体重が違う2頭なら、それぞれの1日の量で出してから合わせます。

Qドッグフード代のほかに、犬には毎月いくらかかりますか

フードのほかに、ペットシーツ、トリミング、病院代、保険料などがかかります。犬1頭にかかる1か月と一生の額は、犬を飼う費用の記事にまとめています。

Q手作りのごはんを主食にしてもいいですか

2025年の調査で、主食を手作りにしている家は2%でした。手作りにするときは、総合栄養食と同じように栄養が足りるかを、かかりつけの獣医師に相談して決めます。

まとめ

  • ドッグフードの主食代は、月3,000〜5,999円の家が6割近く(株式会社エイト 2025年6月の調査・犬の飼い主500人)
  • 超小型犬は3,000円台、小型犬と中型犬は5,000円台が最も多く、大型犬は月1万円以上が約4割
  • 自分の家の額は「袋の値段÷袋のグラム数×1日の量×30」で出せる
  • 環境省の式では、10kgの成犬は1日742kcalで、1か月に約6.4kg(100gあたり350kcalの例)
  • おやつは1日のカロリーの20%以内にし、主食とは別の行で数える
  • 主食とおやつの1か月の額を出し、家計簿の毎月の行に入れておく

袋の値段と1日の量から、うちの子の1か月の額が出せました。おやつの分も別の行に書いて、毎月の予算に入れておけます。

この記事で参照した公的情報

  1. 飼い主500人に聞いたドッグフードの値段や選び方のアンケート(第1回=2025年6月20日〜21日・犬の飼い主500人・インターネット調査/1か月のドッグフード代(主食のみ)=1,999円未満5%・2,000〜2,999円12%・3,000〜3,999円19%・4,000〜4,999円16%・5,000〜5,999円20%・6,000〜6,999円8%・7,000〜7,999円6%・8,000〜8,999円5%・9,000〜9,999円2%・10,000円以上7%/「3,000〜5,999円」に収まる人が6割近く/超小型犬は3,000〜3,999円が最も多い・小型犬は5,000〜5,999円が最多(27%)・中型犬は5,000〜5,999円が最多(25%)・大型犬は10,000円以上が最多で約4割/犬のサイズ=超小型犬(〜4kg未満)143人・小型犬(4〜10kg未満)260人・中型犬(10〜25kg未満)77人・大型犬(25kg以上)20人/主食はドライフード76%・セミモイスト15%・ウェット6%・手作り2%・療法食1%)
    窓口
    株式会社エイト(ドッグフードの情報サイトを運営する会社の調査・2025年7月2日発表)
    確認日
    確認先
    https://resemom.jp/release/prtimes/20250702/149415.html
  2. 犬の食費・ドッグフードに関するアンケート(2021年12月10日〜12日・全国の15歳以上の男女2,403人/毎月のエサ(主食)代は3,000〜3,999円が最も多い・3,999円未満が65.2%・4,000円以上が34.8%/毎月のおやつ代は1,000〜1,999円が最も多い・おやつを与えていない家庭はおよそ15.6%・3,000円以上は14.2%/ドライタイプを購入している割合が73.6%・半生13.8%・ウェット9.0%/ドッグフードのタイプによってエサ代が2倍以上違う)
    窓口
    東晶貿易株式会社(犬の情報サイトを運営する会社の調査・発表の記事)
    確認日
    確認先
    https://www.commercepick.com/archives/12325
  3. 飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために〜(平成21年10月 第二版)5-1 カロリー必要量の計算法(犬は体重(kg)の0.75乗に係数=離乳期274・成長中期200・成犬期132をかける/成犬の参考値=5kg 441kcal・10kg 742kcal・15kg 1,006kcal・20kg 1,248kcal・25kg 1,476kcal・30kg 1,692kcal・40kg 2,100kcal、成長中期=5kg 669kcal・10kg 1,125kcal・20kg 1,891kcal・30kg 2,564kcal/市販のフードの与える量の目安だけに頼らず、運動量や体調を見て調節)・2-1 市販フードの種類と選び方(総合栄養食・間食は1日に必要なカロリーの20%以内・療法食は獣医師の指導のもとで・ドライタイプは水分10%程度またはそれ以下・ウエットタイプは75%程度・セミモイストは25〜35%程度/ライフステージ別の区分・フードの切替えは1週間くらいかけて徐々に/ペットフード安全法で義務づけられる表示=名称・原産国名・賞味期限・事業者名及び住所・原材料名)・1-3 与え方(成犬は1日分を2回に分ける・子犬は4回程度・パッケージの給与量の目安を参考に体重や健康状態にあわせて調節)・4-1 フードの保存方法(開封後は常温で保存・冷蔵庫は結露でカビの原因・開封後はなるべく早く使い切る・犬の大きさにあったサイズの製品を選ぶ)・Q&A(シニアに入る時期は大型犬6〜7才・小型犬8〜10才くらい・1〜2週間かけて切り替え/カルシウムが多めの小型犬用のフードを大型犬に与えない)
    窓口
    環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
    確認日
    確認先
    https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide/pdf/8.pdf
  4. 愛玩動物用飼料の成分規格等に関する省令 別表 3 販売用愛玩動物用飼料の表示の基準(ア 名称・イ 原材料名・ウ 賞味期限・エ 製造業者、輸入業者又は販売業者の氏名又は名称及び住所・オ 原産国名)(2021年10月1日施行の版・e-Gov の版一覧で未施行の改正なし)
    窓口
    e-Gov法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/421M60001200001

この記事を書いているのは

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。