ホットプレートで焼肉をすると電気代はいくら?|消費電力ごとの1時間の額と、カセットこんろの燃料代との比べ

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ホットプレートの電気代は、消費電力1,300Wの製品を1時間使って、多くても40.3円です。家電のカタログに使われる全国家庭電気製品公正取引協議会の目安の単価、1kWhあたり31円(税込)で計算しました。焼肉を90分焼いた場合でも、上限は約60円です。

上限と書いたのは、表示の消費電力が、選べる最高の温度で使うときの値だからです。温度を低めにしたときや保温の間は、使う電気が減ります。カセットこんろで同じ90分焼くと、ボンベの値段と1本で使える時間しだいで、燃料代はホットプレートより高く出ることがあります。

消費電力ごとの、1時間と30分の電気代

電気代は、消費電力のWをkWに直し、使った時間と1kWhの値段を掛けて出します。消費電力は、本体の裏や底の表示か、取扱説明書の仕様の欄に書かれています。家族向けの大きさでは1,200〜1,400W、一人用の小さな製品では700W前後のものがあります。

次の表は、表示の消費電力のまま使い続けたとして、目安の単価31円で出した額です。30分の額は、1時間の額の半分です。

消費電力 1時間 30分
700W 21.7円 約10.9円
1,000W 31円 15.5円
1,200W 37.2円 18.6円
1,300W 40.3円 約20.2円
1,400W 43.4円 21.7円

1,000Wなら1時間でちょうど1kWhなので、額は単価と同じ31円になります。単価が変わったときは、この行を目安にすると見当をつけやすくなります。

表示の消費電力で出すと、多めの額になる

ホットプレートは「保温」「160℃」「250℃」のように温度を選べます。表示の消費電力は選べる最高の温度で使うときの値で、温度を低くするほど、使う電力は小さくなります。そのため、表の額は「これより高くはならない」という上限として読みます。

保温や低い温度のときの消費電力は、製品の取扱説明書に書かれていることがあります。書かれていない製品は、表の額を多めの見積もりとして使えば、月の電気代を少なく見積もるおそれはありません。

焼肉・お好み焼き・たこ焼き、1回の電気代

料理1回の額は、消費電力に、温め始めてから電源を切るまでの時間を掛けて出します。次の表は、料理ごとに消費電力と時間を置いた例で、表示の消費電力のまま使い続けたとした上限です。

料理の例 電力と時間 1回の上限
焼肉 1,300W・90分 約60円
お好み焼き 1,200W・40分 24.8円
たこ焼き 1,200W・30分 18.6円
一人焼肉 700W・40分 約14円

焼肉は、1.3kW×1.5時間で1.95kWh、31円を掛けて60.45円です。家族で食べながら焼き続けると時間が延びるので、ふだんの食事の時間を当てはめて計算します。

ホットプレートの電気代を、目安の単価31円で計算した例の図。1,300Wで1時間40.3円。料理1回の上限は、焼肉1,300Wで90分が約60円、お好み焼き1,200Wで40分が24.8円、たこ焼き1,200Wで30分が18.6円、一人焼肉700Wで40分が約14円。消費電力と時間は例

図の消費電力と時間は例です。どの料理も、途中で温度を下げたり保温にしたりした時間があれば、実際の額は図より小さくなります。

月に何回か使うと、いくらになるか

月の額は、1回の額に使う回数を掛けて出します。たとえば焼肉を月2回、お好み焼きを月2回なら、60.45円×2回と24.8円×2回で約171円、1年で約2,046円が上限です(回数は例)。

毎日の夕食で使う家なら、30日分を掛けます。1,200Wで1日40分使うと、1日24.8円、30日で744円が上限です(時間は例)。

カセットこんろで焼いた場合の燃料代

卓上で焼肉をするもう一つの道具が、カセットボンベを使うカセットこんろです。燃料代は「ボンベ1本の値段÷1本で使える時間×使った時間」で出します。1本で使える時間は、こんろの機種と火の強さで違うので、本体やボンベの説明で確かめます。

次の表は、ボンベ1本140円、1本で75分使えるとした例で、焼肉を90分焼いたときの燃料代です。90分は1本の1.2倍なので、140円×1.2で168円になります。

道具 前提(例) 90分の額
ホットプレート 1,300W・31円 約60円
カセットこんろ 1本140円・75分 168円

この前提では、カセットこんろの燃料代はホットプレートの電気代の上限の2倍を超えます。ボンベを安く買えたり、弱い火で長く使えたりすれば差は縮みます。自分のボンベの値段と1本で使える時間を入れれば、同じ式で比べられます。

焼肉をホットプレートでするかカセットこんろでするかで迷います。燃料代の差がどのくらいなのか、何を比べればよいのかが分かりません。

カセットこんろは、電源が無い場所でも使え、直火で強く焼けるのが特長です。ボンベには使える時間があり、長い食事では途中で替えが要ることがあります。室内で使うときは換気をして、使い終わったボンベは住んでいる市区町村の出し方で捨てます。

台所のIH・ガスこんろで焼く場合

台所のIHクッキングヒーターでフライパンを使う場合も、計算の式はホットプレートと同じです。同じ消費電力を同じ時間使えば、電気代も同じになります。違いが出るのは、選んだ火力の消費電力と、焼き終わるまでの時間です。

IHの火力ごとの額と料理1回の出し方は、IHクッキングヒーターの電気代にまとめています。ガスこんろのガス代は、ガスの種類と契約の単価で大きく違います。都市ガスとプロパンガスの単価の違いはガス代の平均はいくら?で確かめられます。

ヒーター式とIH式で、電気代は変わるか

ホットプレートの温め方には、プレートの下のヒーターで温めるヒーター式と、磁力でプレートそのものを熱くするIH式があります。値段の安い製品にはヒーター式のものがあり、プレートの真ん中は熱くなりやすく、四隅には熱が伝わりにくいとされます。

IH式は温度を一定に保ちやすく、温度が上がるのが速いとされます。ただし、消費電力が同じなら、1時間の電気代は同じ式で同じ額になります。差が出るのは、設定の温度まで温まるのにかかる時間の長さです。

買い替えを考えるときは、消費電力の数字と、使う人数に合う大きさを見ます。プレートが大きい製品や、選べる最高温度の高い製品ほど、消費電力が大きいことがあります。

電気を使う量を減らす焼き方

ホットプレートの電気代は、温度の高さと、電源を入れている時間で決まります。減らすには、高い温度の時間を短くするか、電源を入れている時間そのものを縮めます。

  • 下ごしらえを先に済ませる:野菜を切る・肉にたれをからめるなどを、電源を入れる前に終えておく
  • 食材の大きさをそろえる:大きさをそろえて切ると、火の通りが同じになり、焼く時間が延びにくい
  • 料理に合う温度にする:焼き終えたら温度を下げ、食べ終わるまで高い温度のままにしない
  • ふたを使う:まとめて焼いたあとはふたをして、余熱で火を通すと、高い温度の時間を短くできる
  • 食べる合間に電源を入れ切りしない:いったん冷めると、次に焼くときに温め直す時間がかかる

お好み焼きやたこ焼きで生地を何回かに分けて焼くときは、1回目を焼いている間に次の生地を用意しておくと、温めたまま待つ時間が減ります。待つ間は温度を下げておくと、使う電気をさらに抑えられます。

請求に近い額は、明細の値段で出す

31円は家電の表示に使う目安の値で、自分の家の契約の値段とは違うことがあります。電気の明細から自分の家の値段を出して入れ替えると、請求に近い額になります。

出し方は、1か月分の明細の請求額を、その月に使った電力量(kWh)で割ります。基本料金や再エネ賦課金も含めた、自分の家の1kWhあたりの値段になります。明細の見方は、電気代の平均はいくら?にまとめています。

たとえば明細から出した値段が1kWhあたり36円なら、焼肉90分の上限は1.95kWh×36円で約70円です(単価は例)。値段が分かったら、1,000Wで1時間の額がその値段と同じになることを使って、表の額を置き換えられます。

よくある質問

Qホットプレートの電気代は1時間いくらですか

消費電力で変わります。目安の単価31円なら、700Wで21.7円、1,200Wで37.2円、1,300Wで40.3円です。表示の消費電力のまま使い続けたときの額なので、温度を低めにした時間や保温の時間があれば、これより小さくなります。

Q焼肉を1回するといくらかかりますか

1,300Wのホットプレートで90分焼く例では、上限が約60円です。焼く時間と温度で変わるので、ふだんの食事の時間に消費電力を掛けて出します。

Q保温にしておいても電気代はかかりますか

保温でも電気は使います。ただ、高い温度で焼くときより使う電力は小さくなります。保温のときの消費電力は、取扱説明書の仕様の欄で確かめられる製品があります。

Qカセットこんろとどちらが安いですか

ボンベ1本140円・1本で75分使える例では、90分の焼肉でカセットこんろが168円、ホットプレートが上限約60円です。ボンベの値段と1本で使える時間を入れ替えれば、自分の場合も同じ式で比べられます。

QIH式のホットプレートのほうが電気代は安いですか

消費電力が同じなら、1時間の電気代は同じです。IH式は温度が上がるのが速いとされるので、温まるまでの時間が短い分、1回の額が小さくなることがあります。

まとめ

  • ホットプレートの電気代は、消費電力(W)÷1,000×使った時間×1kWhの値段で出す
  • 目安の単価31円(令和4年7月22日改定)なら、1,300Wで1時間40.3円・1,200Wで37.2円・700Wで21.7円
  • 表示の消費電力で出した額は上限で、低めの温度や保温で使う時間があれば実際の額は小さくなる
  • 焼肉1,300Wで90分は上限約60円、お好み焼き1,200Wで40分は24.8円(例)
  • カセットこんろの燃料代は、ボンベ1本の値段÷1本で使える時間×使った時間で出して比べる
  • 自分の家の額は、明細の請求額÷電力量で出した値段に入れ替えて出す

この記事で参照した公的情報

  1. よくある質問 Q7 カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか(電力取引報の全小売電気事業者の販売電力量・販売額の集計値などに基づき算出・現在の目安単価は令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込))
    窓口
    公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
    確認日
    確認先
    https://www.eftc.or.jp/qa/

この記事を書いているのは

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