お小遣いの平均はいくら?|男性会社員は月3.9万円(民間の調査)、家計調査の数え方と夫婦の決め方

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民間の調査では、会社員のお小遣いは月に男性3万9,081円、女性3万4,921円でした(SBI新生銀行「2024年会社員のお小遣い調査」・昼食代を含む)。夫や妻1人あたりの額は、総務省の家計調査には示されていません。

家計調査の「こづかい(使途不明)」は、使い道の分からない分だけを数える項目です。2025年の二人以上の世帯では1か月5,744円で、民間の調査とは数え方が違います。

この記事では、民間の調査の額を年代と家族の形ごとに並べ、家計調査の額と何が違うかを書きます。小遣いに含める範囲、額の決め方、家計簿での書き方もまとめます。

夫の小遣いを月3万円にしていますが、多いのか少ないのかが分かりません。昼食代も含めているので、ほかの家と比べてよいのかも迷います。

民間の調査のお小遣いの平均

お小遣いの額を人に聞いた調査は、民間の会社が行っています。聞いた相手と聞き方が調査ごとに違うので、額は調査の名前と一緒に見ます。

会社員の男女と年代ごとの額

SBI新生銀行の「2024年会社員のお小遣い調査」は、2024年4月に全国の20〜50代の働く男女2,718人にインターネットで聞いた調査です。会社員の1か月のお小遣い(昼食代を含む)の平均は、男性が39,081円、女性が34,921円でした。

年代ごとの平均は、次のとおりです。

  • 20代:男性40,373円・女性40,578円
  • 30代:男性36,196円・女性39,444円
  • 40代:男性36,089円・女性31,394円
  • 50代:男性43,453円・女性28,809円

男性は50代がいちばん高く、女性は年代が上がるほど低くなっています。女性の20代は、男性の20代とほぼ同じ額です。

家族の形ごとの額(男性会社員)

同じ調査で、男性会社員を家族の形ごとに分けた平均は、次のとおりです。

  • 未婚:45,779円
  • 既婚・子どもなし・共働き:38,913円
  • 既婚・子どもなし・妻が主婦または無職:28,753円(答えた人は36人)
  • 既婚・子どもあり・共働き:33,091円
  • 既婚・子どもあり・妻が主婦または無職:31,993円

既婚で子どものいる男性は、3万円台前半でした。未婚の男性より1万円以上低く、子どもの有無と共働きかどうかで額が変わります。この表は、お小遣いが0円の人を除いた平均です。

夫と妻を分けて聞いた調査

株式会社UOCC(女性向けメディア Spicomi の運営会社)は、2021年5月に20〜60歳の既婚者500人にインターネットで聞きました。夫のお小遣いの平均は30,053円、妻は19,697円で、夫のほうが約1万円多い結果でした。

同じ調査では、夫がお小遣い制の家は45.2%、妻がお小遣い制の家は29.0%でした。世帯年収ごとでは、夫は300万円以下で22,917円、901万円以上で39,808円と、年収が高いほど額も大きくなっています。

明治安田生命の「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2025年10月・全国の20〜79歳の既婚男女1,620人・インターネット調査)では、お小遣い制の夫婦は39.0%でした。お小遣い制の人のひと月の額の平均は30,680円です。

民間の調査と家計調査の違い

民間の調査の額は、1人が受け取っている額を本人が答えたものです。SBI新生銀行の調査は昼食代を含めて聞いていますが、ほかの調査では、昼食代やスマホ代を含むかは答えた人によって違います。

下の家計調査の「こづかい」は、世帯の支出のうち使い道の分からない分を、家計簿の記録から数えたものです。1人あたりの額ではなく、昼食代なども別の項目に入るため、民間の調査よりずっと小さく出ます。

家計調査の「こづかい」は、使い道の分からない分だけ

総務省の家計調査の分類では、「こづかい(使途不明)」は「こづかいのうち使途が不明なもの」とされています。世帯主の分(世帯主こづかい)と、世帯主以外の家族の分(他のこづかい)に分かれます。

2025年の1か月あたりの額は、次のとおりです。どちらも、支出を使う目的で分けた用途分類の表(第1-1表)の数字です。

  • 二人以上の世帯:5,744円
  • 二人以上の世帯のうち勤労者世帯:6,744円

勤労者世帯は、世帯主が会社や役所などに勤めている世帯です。消費支出(二人以上の世帯で314,001円)のうち、こづかい(使途不明)は2%に届きません。

世帯主の分と、ほかの家族の分

世帯主の分とほかの家族の分は、品目ごとの年間の支出金額を載せた表(第4-1表)で分かれています。二人以上の世帯では、こづかい(使途不明)が1年68,928円で、12で割ると上の用途分類の月額と同じ5,744円です。

  • 世帯主こづかい:1年52,479円(12で割ると月4,373円)
  • 他のこづかい:1年16,449円(12で割ると月1,371円)

勤労者世帯では、世帯主こづかいが1年61,740円(月5,145円)、他のこづかいが1年19,185円(月1,599円)でした。合わせた1年80,925円を12で割ると、用途分類の月額6,744円とほぼ同じです。

世帯主の年齢ごとの額

世帯主の年齢ごとの額は、第3-2表(用途分類・1か月)で見られます。勤労者世帯では、世帯主が50代の世帯で9,000円を超え、30代までは3,000円に届きません。

家計調査2025年の二人以上の世帯のうち勤労者世帯の、世帯主の年齢ごとのこづかい(使途不明)の1か月の額の図。34歳まで2,396円、35〜39歳2,705円、40〜44歳4,847円、45〜49歳6,350円、50〜54歳9,262円、55〜59歳9,400円、60〜64歳8,295円、65〜69歳7,979円、70歳以上6,535円。平均は6,744円

図の額は、世帯主と家族の分を合わせた、使い道の分からないこづかいの額です。夫や妻1人の小遣いの額ではありません。

年間収入ごとの額

年間収入の低い世帯から高い世帯までを5つに分けた第2-4表(用途分類・1か月・二人以上の世帯)では、収入が高い区分ほど額も大きくなります。

  • いちばん低い区分(年間収入の平均267万円):3,516円
  • 2つ目(412万円):4,856円
  • 3つ目(582万円):5,378円
  • 4つ目(792万円):6,913円
  • いちばん高い区分(1,289万円):8,057円

いちばん低い区分は世帯主の平均年齢が72.8歳で、年齢の違いも重なっています。年間収入と年齢のどちらが効いているかは、この表だけでは分けられません。

家計調査の額が小さく出る理由

家計調査は、買った物やサービスごとに項目を分けて数えます。昼食の外食は食料、スマホの料金は通信というように、使い道が分かる支出はそれぞれの項目に入り、こづかいには残りません。

家計調査の「こづかい」の額は、小遣いとして渡している額とは別のものです。上の民間の調査の額とも数え方が違うので、どの数字と比べるときも、含めるものをそろえてから見ます。

小遣いに含めるものを先に決める

小遣いの額は、何を小遣いから払うかで大きく変わります。ほかの家や調査の数字と比べる前に、夫と妻それぞれで、次のものを小遣いに含めるかを決めます。映画に使う額の目安は映画の料金にあります。

  • 平日の昼食代:平日に外で食べる人は、含めるかどうかで小遣いの額が大きく変わる
  • スマホの料金:家計の通信費として払うか、本人の小遣いから払うか
  • 職場の飲み会・付き合い:本人の付き合いは小遣い、家族としての付き合いは交際費
  • 服・美容院・化粧品:身の回りのものをどこまで小遣いにするか
  • 趣味・娯楽:本・ゲーム・スポーツなど、本人だけが楽しむもの
  • 車のガソリン代:通勤だけに使う車か、家族で使う車か

含めるものを増やすと、小遣いの額は大きくなり、家計の食費や通信費はその分だけ小さく見えます。額が多いか少ないかは、含めるものをそろえてから比べます。交際費との分け方は家計簿の交際費はどこまで入れる?にまとめています。会社員の1回のランチ代の平均はランチ代の平均にあります。

小遣いの額の決め方

小遣いの額は、生活費と貯金を先に決め、残りから決めます。生活費と貯金を先に確保しておけば、小遣いの額を変えても暮らしの支出は崩れません。

  • ステップ1:家賃・光熱費・通信費・保険料など、毎月決まって出ていく額を書き出す
  • ステップ2:食費・日用品など、毎月変わる支出の月あたりの額を、家計簿の3か月分から出す
  • ステップ3:毎月の貯金の額と、年に数回の支出(特別費)の月あたりの額を決める
  • ステップ4:手取りからステップ1〜3を引いた残りを、2人の小遣いの上限にする

手取りの1割前後を2人の小遣いの目安にする考え方も紹介されています。割合は家計によって違うので、ステップ4の残りと比べて、無理のない額かを確かめる使い方をします。

夫婦の手取り33万円から小遣いを決める例の図。家賃や光熱費などの毎月決まった支出15万円、食費・日用品など毎月変わる支出9万円、貯金3万円、特別費の月割り2万円を引くと、残りは4万円。4万円を2人の小遣いの上限にし、夫2万5,000円、妻1万5,000円に分ける。金額は例

図は、手取りが2人で月33万円の家の例です。この例では、残りの4万円が2人の小遣いの上限で、手取りの約12%にあたります。

2人の分け方は、昼食代のように外で働く日にかかる支出を、どちらがどれだけ持つかで決めます。額を決めたら、3か月使ってみてから見直す月を決めておきます。デート代を小遣いから出すときの月の額の出し方はデート代の平均は1回いくら?にあります。

家計簿での書き方

家計の家計簿には、小遣いとして渡した日に、渡した額を「こづかい」として書きます。本人が小遣いで何を買ったかは、家計の家計簿には書きません。

小遣いの中身を本人が記録するなら、本人の小遣い帳やメモに分けます。家計の家計簿と小遣い帳で同じお金を2回数えずに済みます。

こづかいの行を夫と妻で分けておくと、1年たったときに、それぞれ月いくら渡したかが分かります。渡した額で数えているので、翌年の額を決めるときにそのまま使えます。

小遣い制でない家の場合

収入をそれぞれの口座で持ち、生活費だけを出し合っている家では、小遣いの額は決まっていません。家計の家計簿には、出し合った生活費の側を書き、それぞれの口座に残った分は本人のお金として扱います。

この場合、自分が自由に使った額を知りたいときは、自分の口座とカードの1か月分の支出から、生活費として出した額を引きます。共有の範囲の決め方は夫婦で家計簿を共有する方法にまとめています。

家計簿の項目での置き場

家計調査の分け方では、こづかいは「その他の消費支出」の中にあります。家計簿の項目を家計調査の10の費目に合わせているなら、その他の中に「こづかい」の行を作ります。

迷いやすい支出の置き場は家計簿の項目の決め方に並べています。子どもに渡す小遣いの書き方は子どもの小遣い帳のつけ方にあります。

迷いやすい場面

小遣いが足りなくなり、家計から前借りした

前借りした額は、その月のこづかいに足して書きます。翌月の小遣いから差し引くなら、翌月は差し引いた後の額を書きます。

前借りが続く月は、小遣いに含めるものと額が合っていないことがあります。含めるものを減らすか、額を見直すかを、次の見直しの月に決めます。

昼食代を、家計から出した日がある

弁当を作れなかった日の昼食代を家計の財布から出した場合は、小遣いではなく食費に書きます。小遣いに昼食代を含めていない家では、平日の昼食代はいつも食費です。

どちらにするかを決めておかないと、同じ昼食代が月によって食費と小遣いを行き来します。含めるものを決めたときに、家計簿の最初のページに書いておきます。

仕事の立て替えを、小遣いから払った

会社から後で戻るお金は、小遣いの支出でも家計の支出でもありません。戻るまでは立て替えとしてメモし、戻った日に消します。

小遣いから立て替えている間は、その分だけ小遣いが減って見えます。額が大きいときは、家計の口座から立て替え、戻ったら家計の口座に戻す形にすると、小遣いの額を崩さずに済みます。

よくある質問

Q夫(妻)の小遣いの平均はいくらですか

民間の調査では、夫は月3万円前後、妻は月2万円前後です。株式会社UOCCが2021年5月に既婚者500人に聞いた調査では、夫が30,053円、妻が19,697円でした。

SBI新生銀行の「2024年会社員のお小遣い調査」では、既婚で子どものいる男性会社員が月3万1,993〜3万3,091円(昼食代を含む)でした。総務省の家計調査には、夫や妻1人あたりの額は示されていません。

Q国の家計調査の「こづかい」は、なぜ少ないのですか

家計調査の「こづかい(使途不明)」は、使い道が分からない分だけを数える項目だからです。昼食の外食は食料、スマホの料金は通信のように、使い道が分かる支出はそれぞれの項目に入ります。

Q小遣いに昼食代を含めるべきですか

決まりはありません。含めると小遣いの額は大きくなり、家計の食費は小さく見えます。どちらにしても、夫と妻で同じ決め方にし、ほかの数字と比べるときも昼食代を含むかをそろえます。

Q小遣いは手取りの何割が目安ですか

手取りの1割前後を目安にする考え方がありますが、公的な基準はありません。生活費・貯金・特別費を先に決め、残りを上限にすると、家計に合った額になります。

Q妻が専業主婦の家でも、妻の小遣いを決めますか

決まりはありません。決めておくと、家計の中で本人が自由に使える額と、家族のための支出を分けて記録できます。

まとめ

  • 民間の調査では、会社員のお小遣いは月に男性39,081円・女性34,921円(SBI新生銀行・2024年・昼食代を含む)
  • 夫と妻を分けた調査では、夫30,053円・妻19,697円(UOCC・2021年・既婚者500人)
  • 夫や妻1人あたりの小遣いの額は、総務省の家計調査には示されていない
  • 家計調査の「こづかい(使途不明)」は使い道の分からない分だけ。2025年の二人以上の世帯で月5,744円、勤労者世帯で月6,744円
  • 勤労者世帯では、世帯主が50代の世帯で月9,000円を超え、30代までは3,000円に届かない
  • 小遣いの額は、昼食代・スマホ代・服などを含めるかで大きく変わる。比べる前に含めるものをそろえる
  • 額は、生活費・貯金・特別費を引いた残りから決める
  • 家計簿には、渡した日に渡した額を「こづかい」として書き、中身は書かない

この記事で参照した公的情報

  1. 家計調査 家計収支編 2025年 第1-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出(用途分類・二人以上の世帯・二人以上の世帯のうち勤労者世帯:こづかい(使途不明))
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409521
  2. 家計調査 家計収支編 2025年 第3-2表 世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(用途分類・二人以上の世帯のうち勤労者世帯:こづかい(使途不明))
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409533
  3. 家計調査 家計収支編 2025年 第2-4表 年間収入五分位階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(用途分類・全国・二人以上の世帯:こづかい(使途不明)・年間収入)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409527
  4. 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格(品目分類・年間の支出金額:こづかい(使途不明)・世帯主こづかい・他のこづかい)
    窓口
    総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
    確認日
    確認先
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
  5. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(こづかい(使途不明)=こづかいのうち使途が不明なもの・世帯主こづかい(単身世帯は使途不明金)・他のこづかい=世帯主を除く世帯員こづかい)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx
  6. 2024年会社員のお小遣い調査(2024年4月12〜15日・全国の20〜50代の有職者2,718人・インターネット調査:会社員の1か月のお小遣い〈昼食代を含む〉の平均・年代別・男性会社員のライフステージ別)
    窓口
    株式会社SBI新生銀行(民間の調査)
    確認日
    確認先
    https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/news/news/20240628/main/04/teaserItems1/0/linkList/0/link/230628_okozukaiSurvey_j.pdf
  7. お小遣いの平均金額についてのアンケート調査(Spicomi 調査・2021年5月14〜19日・20〜60歳の既婚者500人・インターネット調査:夫と妻のお小遣いの平均・お小遣い制の割合・世帯年収別)
    窓口
    株式会社UOCC(民間の調査)
    確認日
    確認先
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000070676.html
  8. 「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2025年10月8〜20日・全国の20〜79歳の既婚男女1,620人・インターネット調査:お小遣い制の割合・お小遣い額の平均)
    窓口
    明治安田生命保険相互会社(民間の調査)
    確認日
    確認先
    https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2025/pdf/20251119_02.pdf

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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