会社員のランチ代の平均はいくら?|1回は男性709円・女性694円(民間の調査)と、食べ方ごとの額・1か月の出し方

会社員のランチ代の平均は、どの調査を見るかで額が変わります。弁当を持っていく日を数に入れるか、外で買った日だけの額かで、同じ会社員でも数字が離れるからです。
この記事では、2つの民間の調査の原文から、1回のランチ代を年代別・食べ方別に並べます。1か月のランチ代の出し方と、会社の食事補助の税の扱い、家計簿での書き方もまとめます。
毎日の昼を外で買っていると、1回700円くらいでも月の額が大きく感じます。ほかの会社員と比べて使いすぎなのかが分からず迷います。
会社員の1回のランチ代は、男性709円・女性694円
SBI新生銀行が2024年4月に行った「2024年会社員のお小遣い調査」では、全国の会社員とパート・アルバイト2,718人がインターネットで答えています。勤務日の1回の昼食代の平均は、男性会社員が709円、女性会社員が694円でした。
この額は、弁当を持っていく日と、在宅勤務でお昼を作る日を除いて聞いたものです。外で買ったり食べたりした日の1回の額なので、弁当の日を入れた平均より高く出ます。
男性会社員の709円は前の年の624円から85円増え、2010年の調査開始以来、最も高い額でした。女性会社員の694円は、前の年の696円とほぼ同じ額です。

年代別では、女性の20代・30代が高い
年代別に見ると、男性会社員は20代723円、30代749円、40代657円、50代707円でした。女性会社員は20代806円、30代784円、40代608円、50代584円です。
女性会社員では、20代と50代の差が222円ありました。男性会社員は、どの年代も650円から750円の間に入っています。
家族の形で見ると
男性会社員を家族の形で分けると、未婚が723円、既婚で子どもなしの共働きが766円でした。既婚で子どもありの共働きは700円、既婚で子どもありで配偶者が主婦・無職の場合は627円です。
同じ会社員でも、家族の形で140円近い差があります。家計の中でランチ代をどこから出しているかでも、1回にかけられる額は変わります。
弁当を入れると、1回の平均は496円
ホットペッパーグルメ外食総研の「有職者のランチ実態調査(2026年3月実施)」は、首都圏・関西圏・東海圏の20〜69歳の働く人4,444人に聞いた調査です。会社員のほか、公務員・経営者・自営業・自由業の人も入っています。
この調査の平日のランチ1回あたりの予算の平均は、自炊や弁当も入れた全体で496円でした。前の年の485円より11円高く、過去最高の額です。
食べ方で、1回の額は3倍以上違う
食べ方ごとの1回あたりの予算は、次のとおりでした。自分や家族が作った食事・弁当がいちばん安く、出前・デリバリーと外食店の中での食事が高い額です。
- 自分や家族が作った食事・弁当:439円
- 社食・学食:573円
- コンビニやスーパーで買った物:648円
- 持ち帰りの専門店で買った物:922円
- 飲食店の持ち帰り:1,066円
- 飲食店の店内で食べる:1,338円
- 出前・デリバリー:1,472円
外食店内での食事の1,338円は、自炊・弁当の439円の3倍あまりです。週に何回どの食べ方をするかで、1か月のランチ代は大きく変わります。

709円は外で買った日だけの1回の額、496円は弁当の日も入った1回の額です。自分の額と比べるときは、どちらの数え方に近いかをそろえます。
弁当を持っていく人の割合
SBI新生銀行の調査では、平均的な1週間の勤務日の昼食の内訳も聞いています。男性会社員は持参弁当が36.7%で最も高く、購入した弁当が20.2%、社員食堂が15.8%、外食が14.4%でした。
女性会社員は、持参弁当が53.5%、購入した弁当が17.7%、在宅勤務でお昼を作るが8.1%、社員食堂が7.8%、外食が6.6%でした。女性会社員では、昼食の半分あまりが持参弁当です。
ホットペッパーグルメ外食総研の調査で、先週の月曜から金曜のランチを1食ずつ合わせた割合は、自炊や家族が作った食事が30.6%、小売店や飲食店で購入した食事が20.7%、自分や家族が作った弁当が20.2%でした。「食べていない」も5.0%ありました。
1か月のランチ代を出す式
1か月のランチ代は、次の式で出せます。紙でも表計算でも、食べ方ごとの1回の額と回数を入れるだけです。
- 1か月のランチ代=食べ方ごとの(1回の額×1か月の回数)の合計
毎日同じ食べ方なら、1回の額に1か月の出勤日数を掛けるだけです。食べ方が日によって違うなら、外食・買う・弁当に分けて掛け、最後に足します。
毎日買う場合と、弁当の日を作る場合の例
出勤が月20日で、毎日1回700円の昼を買うと、1か月14,000円です。週に2日を1回400円の弁当にすると、700円×12日と400円×8日で11,600円になり、差は月2,400円です(数字は例)。
週1回は1,300円の外食、残りの4日を700円で買う場合は、1,300円×4日と700円×16日で、1か月16,400円です(数字は例)。同じ20日でも、食べ方の組み合わせで額は変わります。

図は計算の例です。在宅勤務の日がある人は、出勤日数だけを掛けると、自分の家の額に近くなります。
飲み物やおやつは、分けて数える
ランチの時に買う飲み物や、午後のおやつを同じ財布から出していると、ランチ代が実際より大きく見えます。昼食だけの額を知りたいときは、レシートで飲み物とおやつを分けて足します。
水筒を持っていく、昼のついでに買う物を決めておくなど、昼食のまわりの出費を見直すこともできます。どれを見直すかは、分けて数えた額を見てから決めます。コンビニで使う額の平均はコンビニ代の平均にあります。
ランチ代を抑える工夫
ランチ代は、食べ方の組み合わせを変えるのが近道です。調査の額の差から見ると、外食や出前の回数を減らすと、1回あたりの差が大きく出ます。
- 主食だけ持っていく:ご飯やパンを家から持ち、おかずだけを買う
- 作り置きを使う:週末に作ったおかずを冷凍しておき、朝に詰める
- 買う店を選ぶ:同じ弁当でも、スーパーなどは値段の安い品がそろうことがある
- 社員食堂があれば使う:調査では社食・学食の1回は573円で、外で買う648円より安い
節約のために昼を抜くと、午後の仕事に響くことがあります。1回の額を下げる工夫と、1か月の回数の組み合わせで、無理のない額を探します。
会社の食事補助と税の扱い
会社が社員に食事を出す場合の税の扱いは、国税庁のタックスアンサー(No.2594・令和8年4月1日現在)に示されています。次の2つをどちらも満たせば、その食事は給与として課税されません。
- 役員や使用人が、食事の価額の半分以上を負担していること
- 食事の価額から本人の負担額を引いた額が、1か月当たり7,500円(消費税等を除く)以下であること
どちらかを満たさないときは、食事の価額から本人の負担額を引いた残りが、給与として課税されます。食事の価額は、弁当を買って出すなら会社が業者に払う額、社員食堂なら材料費などの合計です。
食事を出すのではなく、現金で食事代を補助する場合は、補助した全額が給与として課税されます。例外は、深夜勤務の人に夜食を出せないときの1食650円(消費税等を除く)以下の支給です。
残業や宿日直のときに出す食事は、無料でも給与として課税しなくてよいとされています。自分の会社の制度がどれに当たるかは、勤め先の案内で確かめてください。
家計簿での書き方
ランチ代を家計簿のどこに書くかは、家で決めた小遣いの範囲で変わります。小遣いに昼食代を含めている家は小遣いの中に、含めていない家は食費の中に「昼食」の行を作って書きます。
小遣いに何を含めるかの決め方は、お小遣いの平均の記事にまとめています。食費全体の平均と比べるときの外食の数え方は、食費の平均の記事にあります。
食べ方ごとに、回数も書いておく
昼食の行には、額のほかに「外食」「買った」「弁当」の別と回数を書いておきます。月末に足すと、どの食べ方に月いくら使ったかが分かり、この記事の調査の1回の額とも並べられます。
SBI新生銀行の調査では、昼食代の支払いは、男性会社員で現金が65.3%、QRコード決済が36.9%、クレジットカードが36.2%でした。女性会社員は、現金64.0%、QRコード決済46.8%、クレジットカード36.8%です。
現金とQRコード決済が混ざると、昼食の記録が抜けやすくなります。支払い方が混ざるときの書き方は、キャッシュレスの家計簿の記事にあります。
平均と比べるより、自分の1か月の食べ方の回数と1回の額を並べるほうが、どこを変えるとよいかが見えます。回数を書いておくと、その比べが楽になります。
よくある質問
Qランチ代が1日1,000円だと、高いほうですか
SBI新生銀行の調査(2024年)の1回の昼食代は、外で買った日だけで男性会社員709円、女性会社員694円でした。ホットペッパーグルメ外食総研の調査(2026年3月実施)では、外食店内での食事が1回1,338円です。外食が中心なら、1,000円は外食の1回より安い額です。
Q1か月のランチ代はいくらが目安ですか
決まった目安はありません。1回の額に1か月の回数を掛けて出します。毎日700円で20日なら14,000円、週2日を400円の弁当にすれば11,600円です(数字は例)。家計の中でいくらまで出せるかから、回数と食べ方を決めます。
Q弁当にすると、1回いくらになりますか
ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、自炊や家族が作った食事・弁当の1回の予算の平均は439円でした。実際の額は、材料と作る量で変わります。
Q会社からランチ代として現金が出ると、税金はかかりますか
国税庁のタックスアンサー(No.2594)では、現金で食事代を補助する場合は、深夜勤務の夜食代の1食650円以下を除いて、全額が給与として課税されるとされています。自分の場合は勤め先に確かめてください。
Q在宅勤務の日の昼食代はどう書きますか
家で作る昼食は、食材として食費に入ります。SBI新生銀行の調査も、在宅勤務でお昼を作る時を昼食代から除いて聞いています。出勤の日のランチ代と分けて書くと、出勤の日数と一緒に見比べられます。
まとめ
- SBI新生銀行の調査(2024年)では、勤務日の1回の昼食代は男性会社員709円・女性会社員694円(弁当持参・在宅勤務の日を除く)
- ホットペッパーグルメ外食総研の調査(2026年3月実施)では、弁当も入れた1回の予算の平均は496円、外食店内での食事は1,338円
- 持参弁当の割合は、男性会社員36.7%、女性会社員53.5%
- 1か月のランチ代は「食べ方ごとの1回の額×回数」の合計で出せる
- 会社が出す食事は、本人が半分以上負担し会社の負担が月7,500円以下なら課税されない(国税庁)
- 家計簿には額と食べ方・回数を書き、どの食べ方に月いくら使ったかを見る
1回の額と1か月の回数が分かれば、ランチ代を調査の平均と同じ物差しで見られます。食べ方ごとに分けて書けば、どこを変えるとよいかも見えてきます。
この記事で参照した公的情報
- 2024年会社員のお小遣い調査(2024年4月12〜15日・インターネット調査・全国の会社員(正社員・契約社員・派遣社員)とパート・アルバイト2,718人:勤務日の1回の昼食代〈弁当持参・在宅勤務でお昼を作る時を除く〉の平均・年代別・ライフステージ別、平均的な1週間の昼食の内訳、昼食代の支払い手段)
- 有職者のランチ実態調査(2026年3月実施)(2026年3月2〜12日・インターネット調査・首都圏・関西圏・東海圏の20〜69歳の有職者4,444人:平日のランチ1回あたりの予算の平均・食べ方別の予算・先週の平日のランチの食べ方)
- 窓口
- 株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研(民間の調査)
- 確認日
- 確認先
- https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20260410
- タックスアンサー No.2594 食事を支給したとき(令和8年4月1日現在法令等:役員や使用人が食事の価額の半分以上を負担し、会社の負担が1か月当たり7,500円〈消費税等を除く〉以下なら給与として課税されない・現金で補助する場合は深夜勤務の1食650円以下を除き全額が給与)
