民間学童の料金は月いくら?公立との差|入会金・延長・夏休み・送迎の額と、区の助成

民間学童の料金は施設ごとに決まり、1か月2万円から10万円ほどまで幅があります。週5日通う月は4万〜9万円ほどかかる施設があり、入会金に2万〜5万円ほどかかることもあります。
利用料を取る放課後児童クラブは、約8割が月1万円未満です(こども家庭庁・令和7年)。区市町村に届け出て補助を受ける民間のクラブは、文京区の例で月14,000円程度です。公立を含む料金の分布は学童保育の料金はいくら?にまとめています。
公立の学童に入れなかったので、民間学童を考えています。月額のほかに何がかかって、1年でいくらになるのかが分かりません。
民間学童は、届け出ているかで2つに分かれる
「民間学童」と呼ばれる預け先には、料金の決まり方が違う2つがあります。どちらに当たるかで、月額の目安も、区市町村の助成を受けられるかも変わります。
区市町村に届け出て、放課後児童クラブとして運営する
児童福祉法 第34条の8では、国・都道府県・市町村のほかの者も、あらかじめ市町村長に届け出れば、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)を行えます。会社や NPO 法人が建物を用意して運営するクラブは、こども家庭庁の調査で「民立民営」と数えます。
令和7年5月1日現在、民立民営のクラブは全国で6,585か所(25.4%)でした。区市町村から運営費の補助を受けるクラブもあり、東京都の認証学童クラブはこの形です。
届け出ずに、独自のサービスとして運営する
習い事や送迎、夕食を組み合わせて、会社が独自に行う学童サービスもあります。料金は施設が決め、こども家庭庁の実施状況の調査には入っていません。区市町村の学童の一覧に載らないこともあります。
1か月2万円から10万円ほどまで幅があるのは、主にこちらです。通いたい施設がどちらに当たるかは、区市町村の学童の案内に名前が載っているかと、施設への問い合わせで確かめます。
月額の目安と、公立との差
預け先ごとの月額の目安は、次のとおりです。届け出ていない民間学童の料金は、こども家庭庁の実施状況の調査には入っていないため、幅で示しています。
| 預け先 | 月額の目安 |
|---|---|
| 放課後児童クラブ(全体) | 1万円未満が約8割 |
| 民立民営のクラブ(1人の平均) | 約8,300円 |
| 文京区の認証学童(区の補助コース) | 14,000円程度 |
| 届け出ていない民間学童 | 2万〜10万円ほど |
放課後児童クラブの行は、令和7年の調査で利用料を取っている25,296か所の分布です。月4,000円から6,000円未満の区分が26.2%で最も多く、2万円以上のクラブは382か所(1.5%)でした。
民立民営の行は、こども家庭庁の委託の調査研究(令和3年度の状況)の1人あたりの年額の平均99,774円を、12で割った額です。文京区の行は、週6日通う場合の区の案内の額です。
月額で比べると、何倍になるか
計算の例として、週5日通う月の4万〜9万円の幅の下の端(月4万円)を、放課後児童クラブで最も多い区分(月4,000円から6,000円未満)と比べると、約7倍から10倍です。民間学童の月額には、夜の延長、送迎、夕食、英語や学習の時間などが入っていることがあります。
同じ額でも、何が月額に入っているかは施設で違います。料金表を見るときは、月額に入るものと別の料金になるものを分けて書き出します。
月額のほかにかかるお金
民間学童の料金表には、月額のほかに、入るときに1回払うもの、毎年払うもの、使った分だけ払うものが並びます。払う時期がばらばらなので、1年分の総額で見ます。
| 費用 | 払う時期 | 確かめること |
|---|---|---|
| 入会金 | 入るとき1回 | 額と払う月 |
| 年会費・教材費 | 年1回など | 毎年かかるか |
| おやつ・夕食 | 毎月・回ごと | 月額に入るか |
| 延長 | 毎月・回ごと | 何時まで何円か |
| 送迎 | 毎月・回ごと | 学校と家のどちらか |
| 長期休み | 夏休みなど | 月額の上乗せか |
延長は、何時までにするかで月額が変わる
延長は、18時まで・19時まで・20時までのように、預ける時間でコースを分け、遅いコースほど月額が上がる料金表があります。仕事の終わる時間と帰り道の時間から、必要なコースを先に決めておきます。
21時や22時まで延長できる施設もあります。回ごとの延長と月ぎめの延長があるときは、延長を使う日数を数えて、どちらが安いかを比べます。
長期休みは、朝から預ける分が足される
夏休みなどの長期休みは、朝から夕方まで預けるため、月額とは別の料金や、上乗せの料金になる施設があります。昼食を持たせるか、施設で出すかでも額が変わります。
申し込む前に、長期休みの月の額を確かめておきます。夏休みの月は支出が増えるので、その月の分を前もって分けておけます。
送迎は、学校からか、家までかで違う
小学校から学童までの送迎が付いている施設と、学童から家までの送迎も付いている施設があります。月額に入っているか、別の料金かを、行きと帰りに分けて確かめます。
予約金は、返ってくるかを先に確かめる
人気の施設では、入室を確保するための予約金が要ることがあります。公立の結果を待ちながら民間も押さえるときは、入らなかったときに予約金が返ってくるかを、払う前に確かめます。
夜まで預けたいときの見方
放課後児童クラブも、夕方で閉まるとは限りません。令和7年の調査では、平日に18時半を超えて開いているクラブが約62%で、19時1分以降まで開いているクラブは1,912か所(7.4%)でした。
19時までで足りるなら、まず住んでいる区市町村のクラブの終了時刻と延長を確かめます。20時以降まで預けたい、夕食も出してほしいときに、民間学童が候補に入ります。
東京都の認証学童クラブは、平日19時まで
東京都は、令和7年度から東京都認証学童クラブ事業を始めました。都独自の基準を満たすクラブを認証し、運営費などを補助しています。2025年7月には、50クラブを初めて認証しました。
基準では、平日は午後7時まで、学校の休みの日は午前8時から午後7時まで開きます。長期休みに昼食を出す仕組みを入れることも、基準に入っています。
新宿区と文京区の助成は、区が補助するクラブが対象
民間学童の利用料の助成があるか、誰が対象かは、区市町村ごとに違います。次の2つの区の例では、どちらも区が補助しているクラブを使う人が対象です。
新宿区の例:1人1か月6,000円の助成
新宿区の案内では、区が運営費の一部を補助している民間学童クラブの利用者に、利用料の助成があります。生活保護を受けている世帯と、その年度の住民税が非課税の世帯の子どもは、1人1か月6,000円です。
同じ世帯から民間学童クラブに2人以上通うときの2人目以降と、区の学童クラブと民間学童クラブにそれぞれ子どもが通うときの民間の子どもは、1人1か月2,000円です。前の年度に決まっていても、年度ごとに申請が要ります。
文京区の例:所得に応じて全額から3割
文京区の案内では、東京都認証学童クラブの区の補助コースの保育料は、週6日通うと月14,000円程度です。就労などで区立の育成室の要件に当たる人が使えるコースで、入会金や教材費などが別にかかる場合があります。
このコースの保育料には、令和8年度の助成があります。生活保護の世帯と令和7年度の住民税が非課税の世帯は全額、特別区民税の所得割の額が48,000円未満の世帯は7割、48,000円以上58,000円未満の世帯は3割です。
助成の対象は月額の保育料だけで、入会金や食事、延長の料金は入りません。利用を始める月の月末までに書類をクラブに出し、出した月の保育料から助成されます。
住んでいる区市町村の助成の探し方
住んでいる区市町村の名前と「民間学童 助成」や「認証学童」で、区市町村の案内を探します。助成の対象になるクラブの一覧、対象の世帯、申請の時期と出す先の3つが分かれば、家計に入れられます。
区市町村の学童の案内に、民間のクラブの一覧があるかを見てみてください。一覧に載っているクラブは、区市町村の補助や助成の対象になっていることがあります。
自分の家の1年分を出す
民間学童の費用は、月額だけで比べると、入会金や夏休みの分が抜けます。1年分は、月額の12か月分に、入会金・年会費や教材費・長期休みの追加・送迎や延長や夕食の追加を足し、区市町村の助成を引いて出します。紙でも表計算でも同じです。
ステップ1施設の料金表を、項目ごとに書き出す15分
月額、入会金、年会費や教材費、延長、送迎、夕食、長期休みの料金を、施設の料金表から書き写します。曜日や時間でコースが分かれているときは、使うコースの額を選びます。
ステップ2入会金と夏休みの分を、払う月に置く15分
月額を12か月に並べ、入会金は入る月に、長期休みの追加はその月に足します。図は、届け出ていない民間学童と、放課後児童クラブの1年分を並べた例です。

この例では、民間学童が1年642,000円、放課後児童クラブが1年90,000円で、差は552,000円です。月に直すと、民間学童は53,500円になります。
ステップ3毎月の額は固定費に、増える月は年間の表に入れる5分
毎月の額は、引き落とされる日に合わせて固定費の一覧に入れます(一覧は家計簿の固定費の書き方の形で作れます)。入会金の月と夏休みの月の額は、年間収支表に先に書いておくと、支出の山が来る月が前もって分かります。
ステップ4助成の申請の月と、公立の空きを待つ期限を書く10分
住んでいる区市町村の助成の対象になるかを確かめ、申請する月を書きます。公立の待機を続けるなら、空きの連絡があったときの解約の申し出の期限も、施設の決まりで確かめて書いておきます。
公立に入れなかったとき・料金が高すぎるとき
こども家庭庁が令和7年7月に、放課後児童クラブの待機になっている子どもの保護者に聞いたアンケート(回答1,865件)では、59%が待機で生活に変化があったと答えました。料金と補助の意見では、民間学童の補助金制度の希望が約70件ありました。
公立の待機を続けながら、民間と併願する
文京区の案内では、認証学童クラブは区立の育成室と併願できます。ただし、区の補助コースを使う人は、区立の育成室と同時には在籍できません。併願できるか、同時に在籍できるかは区市町村で違うため、申し込みの前に両方の案内で確かめます。
民間学童のほかの預け先
放課後子ども教室は、公立小学校に通う子どもの居場所で、親が働いているかを問わないところがほとんどです。利用料はかからず(行事などで別にかかることはあります)、17時までのところが多いので、夜までの預け先にはなりません。
ファミリー・サポート・センターは、子どもを預けたい人と預かる人を地域でつなぐ事業で、窓口は住んでいる区市町村の案内で探します。学童の後の時間や、長期休みの一部を埋めるときの選択肢になります。
こども家庭庁のベビーシッター派遣事業の割引券は、小学3年生まで使えます。ベビーシッターの補助に、対象の年齢と区市町村の補助をまとめています。
教育資金の一括贈与は、今から使えない
祖父母などから教育資金をまとめて贈与してもらい、贈与税をかけない特例は、令和8年3月31日までとされていた期限が延長されずに終了しました。令和8年4月1日以後は、新しくこの特例を受けられません。
それまでにこの特例を受けた口座は、引き続き使えます。口座のお金を学童の料金に充てられるかは、口座のある金融機関に確かめます。制度のしくみは教育資金の一括贈与とはにまとめています。
よくある質問
Q民間学童の料金は、月にいくらが目安ですか
施設ごとに決まり、1か月2万円から10万円ほどまで幅があります。週5日通う月は4万〜9万円ほどかかる施設があり、区市町村の補助を受けるクラブは低くなることがあります(文京区の認証学童の区の補助コースで月14,000円程度)。
Q公立の学童と比べて、どれくらい高いですか
利用料を取っている放課後児童クラブは、約8割が月1万円未満です(令和7年)。計算の例として、週5日で月4万円の民間学童を、最も多い区分(月4,000円から6,000円未満)のクラブと比べると、約7倍から10倍です。
Q入会金のほかに、何がかかりますか
年会費や教材費、おやつ代や夕食代、延長料金、送迎費、長期休みの追加の料金がかかる場合があります。月額に入っているか別の料金かを、項目ごとに確かめます。
Q民間学童に補助金はありますか
住んでいる区市町村の案内で探します。新宿区は区が補助するクラブの利用者に1人1か月6,000円など、文京区は認証学童クラブの保育料の全額から3割を、世帯の状況に応じて助成しています。
Q予約金は、入らなかったら返ってきますか
返金の決まりは施設ごとに違います。公立の結果を待ちながら申し込むときは、払う前に返金の条件を確かめます。
まとめ
- 民間学童の料金は施設ごとに決まり、1か月2万円から10万円ほどまで幅がある
- 利用料を取る放課後児童クラブは約8割が月1万円未満(令和7年)。週5日で月4万円の民間学童は、最も多い区分(月4,000円から6,000円未満)と比べる計算で約7倍から10倍
- 区市町村に届け出て補助を受けるクラブは低くなることがあり、文京区の認証学童の区の補助コースは月14,000円程度
- 入会金・教材費・延長・送迎・夕食・長期休み・予約金を足して、1年分で比べる
- 助成は住んでいる区市町村の案内で探す。新宿区・文京区とも区が補助するクラブを使う人が対象
この記事で参照した公的情報
- 令和7年(2025年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和7年5月1日現在。クラブ数25,928か所・設置運営主体別=民立民営6,585か所(25.4%)・利用料の徴収25,296か所・月額利用料(表38)・平日の終了時刻=18時31分から19時までが14,229か所(54.9%)・19時1分以降が1,912か所(7.4%)・18時半を超えて開所しているクラブが約62%)
- 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)(児童福祉法第6条の3第2項に基づく事業の概要・実施状況・放課後児童対策パッケージ2026)
- 放課後のこどもの過ごし方に関する保護者アンケート(放課後児童クラブを利用希望しているが待機となっている児童の保護者・令和7年7月1日現在・回答1,865件・待機になって保護者の生活に変化があった1,099件(59%)・料金と補助の意見=民間学童の補助金制度を希望する約70件・料金が高くて家計に負担約60件)
- 放課後児童クラブの運営状況及び職員の処遇に関する調査(令和4年度子ども・子育て支援推進調査研究事業・みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社。利用料の子ども1人あたりの徴収年額の平均=公立公営45,271円・公立民営78,484円・民立民営99,774円(令和3年度))
- 児童福祉法 第34条の8(市町村は放課後児童健全育成事業を行うことができる・国、都道府県及び市町村以外の者は、あらかじめ市町村長に届け出て放課後児童健全育成事業を行うことができる)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000164
- 民間学童クラブ(区が運営費の一部を補助している民間学童クラブの一覧・利用料助成=生活保護受給世帯と当該年度住民税非課税世帯の児童は1人1か月6,000円・民間学童クラブに2人以上在籍の2人目以降と区学童クラブとの在籍の児童は1人1か月2,000円・年度ごとの申請)
- 民間学童クラブ(東京都認証学童クラブ)について(東京都認証学童クラブ事業実施要綱等に基づき区から補助を受けて実施・学校があるとき下校時から午後7時・休みのとき午前8時から午後7時・保育料は月額14,000円程度(区の補助対象コース週6日利用の場合)・入会金や教材費実費等がかかる場合がある・区立育成室と併願できる・補助対象コースは区立育成室と同時に在籍できない)
- 【令和8年度】住民税非課税世帯等への認証学童クラブ保育料の助成について(文京区民間学童クラブ児童保護者負担軽減補助事業・生活保護世帯と令和7年度住民税非課税世帯は保育料の全額・特別区民税の所得割課税額48,000円未満は7割・48,000円以上58,000円未満は3割・対象は月額保育料のみで入会金・食事・延長などは対象外・利用開始月の月末までにクラブへ提出・提出月の保育料から)
- 都独自の基準を満たす「東京都認証学童クラブ」を決定(2025年7月31日・令和7年度から事業を開始・50クラブを初の認証・開所時間は平日午後7時まで・授業の休業日は午前8時から午後7時まで・1支援単位の上限40人・運営費等の経費を補助)
- No.4510 直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税(令和8年4月1日現在法令等・令和8年3月31日までとされていた適用期限が延長されずに終了・令和8年4月1日以後は適用を受けることはできない・それまでに適用を受けた分は引き続き適用)
- 令和8年度ベビーシッター派遣事業 実施要綱(割引券の対象は乳幼児又は小学校3年生までの児童(障害のある児童は小学校6年生まで))
- 窓口
- 全国保育サービス協会(こども家庭庁の事業の実施団体)
- 確認日
- 確認先
- https://bs-ticket.jp/wp-content/uploads/2026/04/outline-r08-rev2026.pdf
