喪中はがきの費用はいくら?いつまでに出す?|はがき代85円と印刷代の早見、出す相手、間に合わないときの寒中見舞い

喪中はがきの費用は、はがき代と印刷代を足した額です。はがき代は1枚ごとにかかり、郵便局の通常はがきは85円です。私製はがきに刷るときは用紙代に85円の切手が加わります。
印刷を頼むと、はがき代とは別に印刷代がかかります。印刷代は頼む先やデザイン、枚数、宛名印刷の有無で違い、1枚あたり数十円から200円台まで幅があるとされます。
出す時期は、相手が年賀状の準備を始める前の、12月上旬までに届くようにするのが目安です。年末に身内が亡くなって間に合わないときは、年が明けて松の内が過ぎてから、寒中見舞いで知らせます。
喪中はがきを用意するのは初めてです。印刷を頼むといくらかかるのか、いつまでに出せば失礼にならないのかが分かりません。
喪中はがきの費用はいくら?枚数ごとの早見
喪中はがきの費用は、次のものを足して出します。頼む先や作り方で、かかるものが変わります。
- はがき代:通常はがきは85円。私製はがきなら、用紙代と85円の切手
- 印刷代:頼む先・デザイン・枚数で決まる
- 宛名印刷・送料:印刷を頼むとき、別にかかることがある
- インク代:家のプリンターで刷るとき
印刷代を1枚50円とした例と、1枚150円とした例で、枚数ごとの合計を並べると次のとおりです。はがき代は85円で計算し、宛名印刷と送料は入れていません(印刷代は例)。
| 枚数 | はがき代 | 印刷代50円の例 | 印刷代150円の例 |
|---|---|---|---|
| 20枚 | 1,700円 | 2,700円 | 4,700円 |
| 30枚 | 2,550円 | 4,050円 | 7,050円 |
| 50枚 | 4,250円 | 6,750円 | 11,750円 |
| 80枚 | 6,800円 | 10,800円 | 18,800円 |
枚数が増えると、はがき代と印刷代の両方が大きくなります。出す相手の数を先に数えると、費用の見当がつきます。
自分の額を出す式
自分の場合の費用は、次の式で出せます。紙でも表計算でも、枚数と1枚の印刷代を入れれば計算できます。
- 費用=85円×枚数+1枚の印刷代×枚数+宛名印刷・送料
たとえば40枚を、1枚70円の印刷で頼み、送料が400円かかる場合は、85円×40+70円×40+400円で6,600円です(印刷代と送料は例)。宛名印刷も頼むときは、その料金を足します。
印刷を頼む先の画面では、デザインの一覧に出る額と、宛名印刷や受け取り方を選んだあとの明細の額が違うことがあります。比べるときは、注文を確定する前の明細の合計を見ます。
自分で刷るときの費用
家のプリンターで刷るときは、通常はがきに刷れば、はがき代の85円×枚数とインク代で済みます。インクジェットのプリンター向けのインクジェット紙のものを含めて、通常はがきは85円です。インク代を1枚あたりで出す方法はプリンターのインク代にあります。
市販の喪中はがき用の私製はがきに刷るときは、用紙代に加えて、1枚ずつ85円の切手を貼ります。私製はがきは、重さ2g〜6gなどの決まった規格の中で作ったものに限って、はがきの料金で送れます。
規格を超えると、はがきではなく第一種郵便物(手紙)の扱いになり、料金が変わります。厚い紙を使ったり飾りを付けたりしたときは、切手を貼る前に郵便局の窓口で確かめます。
喪中はがきに貼る切手
日本郵便の切手のマナーの案内では、「喪中はがきの切手には『弔事用85円普通切手』をご利用ください」としています。通常はがきは料金が印面に入っているので、切手を貼る必要はありません。
手元に値上げの前の63円のはがきが残っているときは、22円の切手を足せば使えます。古いはがきや切手の差額は、郵便料金はいくら?にあります。
喪中はがきはいつまでに出す?
喪中はがきは、身内が亡くなった年に、新年のあいさつを控えることを相手に伝えるあいさつ状です。日本郵便の案内でも、正式には「年賀欠礼状」と呼ぶとしています。
相手が年賀状を書き始める前に届くよう、12月上旬までに届けるのが目安とされます。12月上旬までに届けるには、11月中には準備を始めます。
日本郵便の案内では、年賀はがきは例年11月頃に発行しています。年賀状の受け付け(年賀郵便物の引受)が始まるのは例年12月15日とされ、その年の開始日は日本郵便の発表で確かめます。

印刷を頼むときは、仕上がって手元に届く日を、注文の画面で確かめます。宛名を書いて投函する日を逆に数え、12月上旬までに相手に届く日に間に合うように注文します。
間に合わないとき・出し忘れたときは寒中見舞い
年末に身内が亡くなり、年内に喪中はがきが届かないときは、急いで出す代わりに、年が明けてから寒中見舞いで知らせる方法があります。喪中はがきを出し忘れた相手から年賀状が届いたときも、寒中見舞いで返事をします。
寒中見舞いを出すのは、松の内が過ぎたあとから、立春の前の日までが目安です。松の内の終わりは地域で違い、1月7日とする所と、関西のように1月15日とする所があります。
寒中見舞いには、次のことを書きます。はがき代は、喪中はがきと同じ85円です。
- 寒中のお見舞いのあいさつ
- 年賀状をもらった相手には、そのお礼
- 喪中のため、新年のあいさつを控えたこと
- 知らせるのが遅れたことのおわび
引っ越しや結婚など、喪中はがきに書かなかった知らせも、寒中見舞いで伝えられます。喪中はがきは新年のあいさつを控えることを伝えるはがきなので、近況は書かずに分けて送ります。
喪中で使わなくなった年賀はがきは、無料で交換できる
喪中になる前に年賀はがきを買っていたときは、郵便局で交換できます。日本郵便は、近親者の不幸による服喪のため使えなくなったお年玉付き年賀はがきを、無料で普通切手(弔事用切手を含む)や通常はがきなどに交換しています。
交換できるのは、その年賀はがきの販売開始日から販売期間の終わりの日までで、簡易局を除く郵便局で受け付けます。窓口で服喪であることを申し出て、備え付けの請求書に住所・氏名と、亡くなった人との続柄などを書きます。
年賀状印刷など、印刷代を含む商品を交換するときは、買った額から印刷代などを除いた料額分での交換です。交換で受け取る通常はがきには、喪中の文面や絵柄を刷った商品は入りません。
書き損じたはがきの交換には、所定の手数料がかかります。服喪の無料交換とは別の扱いなので、窓口では服喪のためと伝えます。
喪中はがきを出す相手
喪中はがきは、毎年年賀状をやり取りしている相手に出します。仕事で年賀状を交わしている相手に出すかは、故人を知っている人や家族で付き合いのある人に限る考え方もあり、自分の付き合い方で決めます。会社の名前で出す挨拶状は、職場の方針を確かめます。
葬儀に来てくれた人でも、年賀状をやり取りしているなら出します。喪中はがきは、亡くなったことを知らせるためではなく、新年のあいさつを控えることを伝えるためのはがきだからです。
親族どうしで互いに喪中のときは、喪中はがきを省くこともあります。父が亡くなり、父のきょうだいも同じく喪中になる場合などです。
どこまでの親族で喪中にするか
今は、喪中にする親族の範囲や期間を決めた法令はありません。配偶者・父母・子・きょうだい・配偶者の父母が亡くなったときは、喪中とするのが目安です。祖父母は喪中にする人としない人がいて、同居していたかや付き合いの深さで決めます。
夫婦で年賀状を別々に出している家では、配偶者の祖父母が亡くなったとき、配偶者だけが喪中はがきを出す形もあります。夫婦の連名で出すかどうかは、2人で話し合って決めます。
喪中はがきの文面に書くこと
喪中はがきの文面には、次のことを入れます。故人のことをくわしく書かない形にもできます。
- 喪中のため、新年のあいさつを控えること(「年賀」ではなく「新年」「年始」と書く)
- 誰がいつ亡くなったか(差出人から見た続柄と名前)
- 生前のお付き合いへのお礼
- 差し出した年月と、差出人の住所・名前
夫婦の連名で出すときは、「父」がどちらの父かが分かるよう、「妻〇〇の父」のように書きます。文面の続柄と差出人の欄を続けて読み、誰の父か伝わるかを確かめます。
文字を薄墨で刷らなければならないことはなく、黒で刷っても問題ないとされます。句読点を入れない書き方もありますが、入れる場合も入れない場合も、1枚の中で表記をそろえます。
家計簿での書き方
総務省の家計調査の分類では、郵便はがき・往復はがきと郵便切手は「郵便料」に入る品目です。私製はがきは郵便料ではなく、文房具の「ノート・紙製品」に入ります。
喪中はがきの印刷を頼んだ代金とプリンターのインクは、分類の例示に名指しの品目がありません。家計簿では、はがき代と印刷代を分けて書き、どちらにも「喪中はがき」とメモを付けておくと、あとで合計を出せます。
身内が亡くなった年は、葬儀や法要、香典、喪中はがきと、冠婚葬祭の出費が続きます。葬儀にかかる額は葬儀費用の平均、香典の額は香典の相場にあります。
喪中はがきを出した相手の名前と枚数を、家計簿のメモか住所録に残しておくと、翌年の年賀状の枚数を決めるときに使えます。寒中見舞いを出した相手も、同じ所に書いておきます。
まとめ
- 喪中はがきの費用は、はがき代と印刷代の合計。通常はがきは85円で、私製はがきなら用紙代と85円の切手
- 印刷代は頼む先・デザイン・枚数で違い、宛名印刷や送料が別にかかることがある。比べるときは注文前の明細の合計で
- 費用は「85円×枚数+1枚の印刷代×枚数+宛名印刷・送料」で出せる
- 相手が年賀状の準備を始める前の、12月上旬までに届くようにする。11月中には準備を始める
- 間に合わないときや出し忘れたときは、松の内が明けてから立春の前日までに寒中見舞いを出す
- 喪中で使わなくなった年賀はがきは、販売期間の終わりの日まで、郵便局で無料で交換できる
この記事で参照した公的情報
- 国内の料金表(手紙・はがき)(はがき〈第二種郵便物〉通常はがき85円・往復はがき170円)
- 窓口
- 日本郵便株式会社
- 確認日
- 確認先
- https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/one_two.html
- 第二種郵便物 はがき(通常はがきの重さ2g〜6g・はがきは所定の規格内において私製することができ、規格を超えるものは第一種郵便物の扱い・年賀はがきは例年11月頃に発行)
- 書き損じはがき・切手の交換(年賀はがき等の無料交換について:近親者のご不幸による服喪のため、ご利用いただけなくなったお年玉付き年賀はがき等は無料で普通切手類と交換・販売開始日から販売期間終了日まで・簡易局を除く郵便局)
- 切手のマナー(喪中はがきの切手:喪中はがきは正式には「年賀欠礼状」・喪中はがきの切手には「弔事用85円普通切手」をご利用ください)
- 窓口
- 日本郵便株式会社
- 確認日
- 確認先
- https://www.post.japanpost.jp/enjoy/culture/howto/stamp/
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定:760 郵便料=郵便切手・郵便はがき・往復はがき・お年玉付年賀はがき/私製はがきは×→826 ノート・紙製品(文房具)/プリンターのインク・印刷を頼んだ代金は例示に名指し無し)
