年賀状を自宅で印刷する費用は?|はがき代85円とインク代の1枚あたり、印刷を頼むほうが安くなる枚数の式

支出の見直し ・

年賀状を自宅で印刷する費用は、1枚あたり、はがき代85円にインク代を足した額です。インク代は「使ったインクの値段÷刷れた枚数」で出し、1枚16円なら1枚101円、40枚で4,040円になります(16円は計算のための例です)。

はがき代は印刷を頼んでも同じようにかかるので、家と店で比べるのは、インク代と店の印刷の料金です。プリンターをもう持っているか、新しく買うかで答えが変わるので、何枚から頼むほうが安いかの式に当てはめて決めます。

プリンターが無い人は、本体を買う額を同じ式に入れるか、コンビニのコピー機で刷る方法と比べます。刷り損じたはがきは、郵便局で1枚6円の手数料を払うと交換できます。

年賀状を家のプリンターで刷るか、印刷を頼むかで迷います。インク代を入れると1枚いくらになるのか、何枚なら頼んだほうが安いのかが分かりません。

年賀状を自宅で印刷する費用の早見

次の表の「インク込み」は、はがき代85円に、インク代を1枚16円と置いて足した合計です(16円は例)。自分の家のインク代は、1枚あたりのインク代の出し方で出せます。

枚数 はがき代 インク込み
20枚 1,700円 2,020円
40枚 3,400円 4,040円
60枚 5,100円 6,060円
100枚 8,500円 10,100円

はがき代は、枚数に85円を掛けた額で決まります。インク代は、刷る絵柄・写真の量・宛名も家で刷るかで変わるので、右の列は自分の家の額に置き換えて見ます。

自分の家の費用を出す式

  • 1枚あたり:85円+1枚あたりのインク代
  • 全部で:(85円+1枚あたりのインク代)×枚数+刷り損じた分

刷り損じた分は、交換の手数料と、刷り損じに使ったインク代です。用紙を自分で用意する場合は、はがき代の代わりに、用紙代と85円の切手代を足します。

はがき代は1枚85円

日本郵便の発表では、2027年用の年賀はがきは、2026年11月2日から2027年1月15日まで売られます。無地とインクジェット紙は1枚85円で、はがきの郵便料金と同じ額です。

種類 1枚の値段 見る点
無地 85円 普通の紙
インクジェット紙 85円 家で刷る向け
寄付金付 90円 5円は寄付金
広告付 80円 一部の地域だけ
四面連刷 340円 4枚分

寄付金付は、絵の入った年賀はがきで、1枚につき5円が寄付金になります。広告付は、会社などの広告が入っている分、1枚につき5円安く、売られるのは一部の地域だけです。

四面連刷は、はがき4枚が田の形につながったもので、主に大量に印刷するためのものです。出すときは必ず4枚に切り離し、切り離していないものは、はがきとして引き受けてもらえません。

家のプリンターで刷るなら、インクジェット紙

インクジェット紙の年賀はがきは、無地と同じ85円です。家のインクジェットプリンターで絵柄や写真を刷るなら、値段を変えずに、インクジェットプリンター向けの紙を選べます。

間違えて無地を買ったときは、使っていないものなら、郵便局で同じ年の別の種類の年賀はがきに無料で交換できます。四面連刷や広告付など、この無料の交換を受けない種類もあるので、窓口で確かめます。

自分で用意した用紙をはがきとして出すこともできます。重さ2g〜6gなどの決まった規格の中で作ったものなら、85円の切手を貼って出せます。

写真を大きく入れるとき

2027年用の年賀はがきの種類の一覧には、写真用の年賀はがきはありません。写真の仕上がりを重く見るなら、写真用の紙に刷ってはがきに貼り合わせる印刷を店に頼む方法があり、そのぶん料金は上がります。

写真を貼り合わせたはがきは厚みが出るので、家のプリンターで宛名を刷れないことがあります。宛名を家で刷るつもりなら、頼む前に、貼り合わせる印刷かどうかを確かめます。

1枚あたりのインク代の出し方

1枚あたりのインク代は、使ったインクの値段を、そのインクで刷れた年賀状の枚数で割って出します。たとえば、5,600円のインクのセットで350枚刷れたなら、1枚16円です(値段と枚数は例)。

去年の年賀状の前後にインクを替えた記録があれば、その値段と刷った枚数で出せます。記録が無いときは、プリンターのインク代の出し方で、1年のインクの合計を刷った枚数で割った額を目安にします。

写真や色の多い絵柄、宛名で額が変わる

写真や色を広く塗った絵柄は、文字だけの絵柄よりインクを多く使うことがあります。印刷の設定で画質を高くしてもインクの消費が増えるので、試し刷りで仕上がりを見てから、残りの枚数を刷ります。

宛名面は黒の文字が中心です。裏面だけを家で刷って宛名を手で書くなら、宛名の分のインク代はかかりません。

カタログの1枚あたりの額は、年賀状の額ではない

プリンターのカタログにある1枚あたりの額は、業界団体(JEITA)のガイドラインに沿って、国際規格で決まった見本を刷って出した値です。年賀状の絵柄を刷った値ではないので、写真の多い年賀状は、カタログの額より上がることがあります。

刷り損じた分も費用に入る

家で刷ると、紙の向きや位置がずれて、刷り損じが出ることがあります。刷り損じたはがきは、日本郵便の所定の手数料を払うと、切手や新しいはがきに交換できます。

交換の手数料は、99枚までなら通常はがき1枚につき6円です。2027年用の年賀はがきを売っている間なら、刷り損じを同じ年の年賀はがきに替えられます。

刷り損じに使ったインク代は戻りません。本番の前に普通の紙で試し刷りをして、位置と色を確かめておくと、交換の手数料もインク代も減らせます。

印刷を頼んで刷ってもらった年賀状を書き損じたときは、印刷の代金を除いた、はがきの額の分での交換になります。印刷の代金は戻らないので、宛名を手で書く前に、書く順番と相手を決めておきます。

喪中で出さなくなったとき

身内が亡くなって年賀状を出さなくなったときは、使わなくなった年賀はがきを、年賀はがきを売っている間に窓口で服喪のためと伝えると、無料で切手などに交換できます。喪中の年の費用と出す時期は、喪中はがきの費用で確かめられます。

印刷を頼む費用の見方

印刷を頼む費用は、店の料金表の項目を足して出します。見るのは、次の5つです。

  • 基本料金:枚数に関係なく、1回の注文にかかる額
  • 1枚あたりの印刷代:絵柄や写真の印刷の種類で変わる額
  • 宛名印刷:無料の店と、1件ごとに料金がかかる店がある
  • 送料:家に届けてもらうときの額
  • 割引:早く申し込む、Web から申し込むなどの割引

料金表の額には、はがき代込みの額と、印刷代だけの額があります。家で刷る費用と比べるときは、はがき代込みの額から85円×枚数を引き、印刷の分どうしで並べます。

早く申し込むと印刷の料金を割り引く店があります。日本郵便の年賀状の印刷サービスは、Web から申し込むと印刷料金から最大30%割引で、2026年9月1日から2027年1月15日の18時まで受け付けます。

宛名を家で刷るなら、宛名印刷を頼まない分、店の費用は下がります。宛名印刷が有料の店で比べるときは、宛名の料金を外した額を、家で刷る費用と並べます。

コンビニのコピー機で刷る

日本郵便の「はがきデザインキット」は、年賀状のデザインを作れるソフトで、スマートフォンアプリ版で作ったデザインは家のプリンターで刷れます。一部のコンビニのマルチコピー機から出力することもできます。

プリンターが無い人や、少ない枚数だけ刷りたい人は、コンビニで刷る料金を店の料金表で見て、プリンターを買う場合と比べます。どちらでも、はがき代85円は同じようにかかります。

何枚から印刷を頼むほうが安いか

家で刷るか頼むかは、プリンターをもう持っているかで答えが分かれます。はがき代はどちらも同じなので、比べる式には入れません。

  • 店の費用:基本料金+1枚あたりの印刷代×枚数
  • 家の費用:家で始めるのにかかる額(プリンター本体など)+1枚あたりのインク代×枚数
  • 分かれ目の枚数:(家で始めるのにかかる額−店の基本料金)÷(店の1枚あたり−家の1枚あたり)

出す枚数が分かれ目より少なければ店のほうが安く、多ければ家のほうが安くなります。店の1枚あたりの印刷代は、はがき代込みの額なら85円を引いてから式に入れます。

たとえば、プリンターを12,000円で買い、インク代が1枚16円、店の基本料金が1,000円で1枚の印刷代が60円なら、(12,000円−1,000円)÷(60円−16円)で250枚です(金額は例)。250枚より少ないなら、店に頼むほうが安くなります。

印刷を頼むほうが安くなる枚数の例の図。プリンター本体12,000円から店の基本料金1,000円を引いた11,000円を、1枚あたりの差44円(店の印刷代60円−家のインク代16円)で割ると250枚。250枚より少ないなら店のほうが安い。プリンターがある家で50枚なら、家800円・店4,000円。金額は例

プリンターをもう持っているとき

プリンターをもう持っていれば、家で始めるのにかかる額は0円です。家の1枚あたりのインク代が、店の1枚あたりの印刷代より低いなら、何枚でも家で刷るほうが費用は低くなります。

上の例の額で50枚なら、家は16円×50枚で800円、店は1,000円+60円×50枚で4,000円です(金額は例)。どちらにも、はがき代の4,250円が加わります。

費用のほかに、刷る手間と仕上がりも比べます。写真を貼り合わせる印刷は家ではできないので、写真の仕上がりを重く見るなら、費用が上がっても店に頼む選び方もあります。

刷る前に確かめる日付

日本郵便の発表では、2027年用の年賀状の引受は2026年12月20日に始まり、元日に届けるには12月27日までに出すよう案内しています。以前は引受の始まりが12月15日、元日に届ける目安が12月25日まででしたが、2027年用からは12月20日と12月27日です。

12月19日以前に出した年賀状は、元日ではなく、ふつうの郵便として年内に届いてしまいます。印刷を頼むなら、届くまでの日数を足して、27日に間に合う日までに申し込みます。

家計簿での書き方

総務省の家計調査の分け方では、お年玉付年賀はがきは「郵便料」、私製はがきは「ノート・紙製品」に入ります。「インク」は「他の学習用消耗品」の例示にありますが、プリンター用かは書かれておらず、印刷を頼んだ代金も名指しがありません。

家計簿では「年賀状」の行を作り、はがき代と、印刷の費用(インク代か店の料金)を分けて書きます。分けておくと、翌年に家で刷るか頼むかを、去年の額で比べられます。

年賀はがきを買う月は、郵便代がふだんより増えます。はがきや手紙の料金は郵便料金はいくら?に、年末年始の出費をまとめて取り分ける方法は年末年始の出費にあります。

よくある質問

Q年賀状を家で刷ると、1枚いくらかかりますか

はがき代85円に、1枚あたりのインク代を足した額です。インク代を1枚16円と置くと1枚101円で、40枚なら4,040円です(16円は計算のための例です)。

Q何枚から印刷を頼むほうが安くなりますか

(家で始めるのにかかる額−店の基本料金)÷(店の1枚あたり−家の1枚あたり)で出る枚数より少なければ、店のほうが安くなります。プリンターを12,000円で買う例では250枚で、プリンターをもう持っている人は、家のインク代が店の印刷代より低ければ家のほうが安くなります。

Q年賀はがきの値段は、種類で違いますか

2027年用は、無地とインクジェット紙が85円、寄付金付が90円、広告付が80円です。広告付は一部の地域だけで売られ、四面連刷は4枚分で340円です。

Q家のプリンターで刷るなら、どの年賀はがきを選べばよいですか

インクジェット紙の年賀はがきが、無地と同じ85円で選べます。2027年用の種類の一覧には写真用の年賀はがきは無いので、写真の仕上がりを重く見るなら、写真を貼り合わせる印刷を店に頼む方法と比べます。

Q刷り損じた年賀はがきは、どうすればよいですか

郵便局で所定の手数料を払うと、切手や新しいはがきに交換できます。手数料は99枚までなら1枚6円で、年賀はがきを売っている間なら、同じ年の年賀はがきに替えられます。

Q元日に届けるには、いつまでに出せばよいですか

日本郵便は、2027年の元日に届けるには、2026年12月27日までに出すよう案内しています。引受は12月20日に始まり、19日以前に出すと、元日ではなく、ふつうの郵便として年内に届きます。

まとめ

  • 年賀状を自宅で印刷する費用=はがき代85円+1枚あたりのインク代。インク代=使ったインクの値段÷刷れた枚数
  • はがき代は頼んでも同じなので、家と店で比べるのはインク代と店の印刷代。はがき代込みの料金表は85円×枚数を引いて比べる
  • 2027年用の年賀はがきは、無地とインクジェット紙が85円・寄付金付90円・広告付80円で、写真用は種類の一覧に無い
  • 分かれ目の枚数=(家で始めるのにかかる額−店の基本料金)÷(店の1枚あたり−家の1枚あたり)。プリンターをもう持っていれば、家のインク代が店の印刷代より低い限り家のほうが安い
  • 刷り損じは1枚6円の手数料で交換できる。元日に届けるには12月27日までに出す

はがき代とインク代を分けて、自分の家の1枚あたりの額が出せました。プリンターを持っているか、何枚出すかを式に入れて、家で刷るか印刷を頼むかを決められます。

この記事で参照した公的情報

  1. 2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要(2026年8月31日・2026年11月2日9:00から2027年1月15日まで販売・販売終了日を1月15日まで延伸(従前は1月10日頃)・引受開始日を12月20日に繰り下げ(従前は12月15日)・元日に届けるための差出日目安を12月27日に繰り下げ(従前は12月25日)・12月19日以前に差し出された年賀状は通常郵便の標準送達日数にて年内に届ける・寄付金付絵入りは1枚につき5円が寄付金・広告付は1枚につき5円安い・はがきデザインキットのスマートフォンアプリ版で作成したデザインは自宅のプリンターで印刷が可能でマルチコピー機から出力できる・郵便局のプリントサービスはWebからの申し込みで印刷料金から最大30%割引・Web申込は2026年9月1日から2027年1月15日18時まで・年賀85円郵便切手)
    窓口
    日本郵便株式会社
    確認日
    確認先
    https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/159168aef19d465baf3350d358e46fa9/20260831_02_06.pdf
  2. 別紙1 2027(令和9)年用年賀はがきの券種一覧(無地85円・無地(くぼみ入り)85円・無地(四面連刷)340円=主として大量印刷用で必ず4枚に切り離して使い1枚ずつに切り離していない場合は郵便はがきとして引き受けない・無地(インクジェット紙)85円・広告付(5種類)80円=地域限定・オリジナル用(四面連刷)340円・寄付金付絵入り年賀はがき全国版と地方版90円・四面連刷の前売渡しは印刷会社向けで個人は2026年11月2日から購入できる)
    窓口
    日本郵便株式会社
    確認日
    確認先
    https://files.japanpost.jp/assets/34d9d11432734cfaa759e78fe395b688/6a5764c4148f470dbb68ca7288b9ba83/20260831_02_02.pdf
  3. 第二種郵便物 はがき(はがきの料金は全国一律で1通85円・往復はがきは170円・通常はがきの重さ2g〜6g・はがきは所定の規格内において私製することができ規格を超えるものは第一種郵便物の扱い・年賀はがき(お年玉付郵便はがき)は例年11月頃に発行)
    窓口
    日本郵便株式会社
    確認日
    確認先
    https://www.post.japanpost.jp/service/send/domestic/mail/postcard/
  4. 書き損じはがき・切手の交換(書き損じたはがきは所定の手数料を払えば切手やはがきなどと交換できる・くじ引番号付き郵便はがきの当年度発行のものは販売期間中ならくじ引番号付郵便はがきと交換できる・年賀状印刷などの印刷代金等を含む商品を書き損じた場合は料額分(購入金額から印刷代金等を除いた金額)での交換)
    窓口
    日本郵便株式会社
    確認日
    確認先
    https://www.post.japanpost.jp/service/send/domestic/mail/postcard/exchange.html
  5. 国内の料金表(手数料)切手類の交換手数料(郵便切手・通常はがき=99枚まで1枚につき6円・100枚以上1枚につき13円)
    窓口
    日本郵便株式会社
    確認日
    確認先
    https://www.post.japanpost.jp/send/domestic/charge/list/charge.html
  6. 家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン第3版の公開(2022年7月8日・印刷コストを正しく比較検討できるように印刷コストの表示に関する統一基準を策定し2006年から運用・イールド測定方法として ISO/IEC 24711 と ISO/IEC 29102、イールド測定用の原稿として ISO/IEC 24712・ISO/IEC 19752・ISO/IEC 29103 を利用)
    窓口
    一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
    確認日
    確認先
    https://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=1402
  7. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定:760 郵便料=郵便はがき・往復はがき・お年玉付年賀はがき・私製はがきは826/826 ノート・紙製品=私製はがき/827 他の学習用消耗品=インク・スペアインク/印刷を頼んだ代金は例示に名指し無し)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

Mirai Kanaiは、家計を見えるようにすることを目的とした個人向けの家計簿サービスです。運営するMove for People株式会社は、家計が見えていないことが、使える制度を逃したり、対処が遅れたりする原因になっていると考えています。

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。