PTA会費の相場は年間いくら?|小学校は年2,800円・中学校は年2,960円が真ん中。81市の額と、高いかの見方・入らないとき

公立小学校のPTA会費は、総務省の小売物価統計調査(2026年9月)で、調べている81の市を額の順に並べた真ん中が年2,800円です。中学校の真ん中は年2,960円で、月にならすと小学校は約233円、中学校は約247円です。
市による開きは大きく、小学校は年833円から6,984円まで、中学校は年1,000円から9,152円までです。小学校では、81市のうち50市が年2,000円から3,999円の間に入ります。
PTA会費の額は、学校ごとのPTAの会則で決まります。PTAに入るかどうかは保護者が決めることで、政府の答弁書でも、保護者の入退会は自由と示されています。案内の額が高いと感じたら、会則と予算書で、何に使われるのかを確かめられます。
PTA会費は年間いくら?市ごとの額
PTA会費の額は、総務省の小売物価統計調査で、都道府県庁所在市と人口15万以上の市の81市について毎月公表されています。調べているのは、公立の小学校・中学校で、PTAの会則で決まった会費の1年分です。
この統計の額は、1つの家庭から子ども1人が通う場合の会費です。市ごとに調べる学校を決めて集めた額なので、同じ市でも、学校によって額は違います。市の額は、自分の学校の額を比べる目安として使います。
主な市の、2026年9月の額は次のとおりです(年額)。9月の額は、81市とも8月と同じでした。
| 市 | 小学校 | 中学校 |
|---|---|---|
| 札幌市 | 1,696円 | 1,300円 |
| 仙台市 | 2,800円 | 2,840円 |
| さいたま市 | 3,416円 | 3,360円 |
| 千葉市 | 2,360円 | 2,760円 |
| 東京都区部 | 2,470円 | 2,620円 |
| 横浜市 | 3,495円 | 2,960円 |
| 川崎市 | 3,016円 | 3,268円 |
| 名古屋市 | 2,120円 | 2,165円 |
| 京都市 | 3,750円 | 2,780円 |
| 大阪市 | 3,610円 | 3,980円 |
| 神戸市 | 1,290円 | 1,200円 |
| 広島市 | 1,808円 | 2,404円 |
| 福岡市 | 3,960円 | 4,445円 |
| 那覇市 | 6,120円 | 5,184円 |
81市の額の散らばり
81市の額を、1,000円ごとの帯に分けて数えると、次の図のようになります。図は2026年8月の額で数えたものですが、9月も額が同じなので、帯ごとの市の数も変わりません。年2,000円台と3,000円台の2つの帯に、小学校は81市のうち50市、中学校は55市が入ります。

小学校でいちばん低いのは堺市の年833円、いちばん高いのは松江市の年6,984円です。中学校でいちばん低いのは浜松市の年1,000円、いちばん高いのは和歌山市の年9,152円でした。
81市の額を単純に平均すると、小学校は約2,955円、中学校は約3,099円です。ただ、額の高い少数の市に引っぱられるので、自分の学校と比べるときは、真ん中の2,800円と2,960円のほうが目安になります。
81市すべての額(2026年9月)
住んでいる市が上の表に無いときは、次の一覧で探します。並びは、統計の表と同じ北から南の順です(年額)。
| 市 | 小学校 | 中学校 |
|---|---|---|
| 札幌市 | 1,696円 | 1,300円 |
| 函館市 | 902円 | 2,300円 |
| 旭川市 | 1,787円 | 1,733円 |
| 青森市 | 2,580円 | 2,240円 |
| 八戸市 | 3,433円 | 3,950円 |
| 盛岡市 | 3,840円 | 3,560円 |
| 仙台市 | 2,800円 | 2,840円 |
| 秋田市 | 1,580円 | 1,210円 |
| 山形市 | 3,242円 | 3,508円 |
| 福島市 | 2,836円 | 2,772円 |
| 郡山市 | 2,600円 | 2,133円 |
| 水戸市 | 4,896円 | 3,984円 |
| 日立市 | 2,600円 | 2,367円 |
| 宇都宮市 | 5,040円 | 4,464円 |
| 小山市 | 2,807円 | 2,520円 |
| 前橋市 | 3,020円 | 3,160円 |
| さいたま市 | 3,416円 | 3,360円 |
| 熊谷市 | 2,600円 | 3,400円 |
| 川口市 | 2,267円 | 1,833円 |
| 所沢市 | 1,567円 | 1,800円 |
| 千葉市 | 2,360円 | 2,760円 |
| 柏市 | 2,400円 | 3,200円 |
| 浦安市 | 2,667円 | 3,333円 |
| 東京都区部 | 2,470円 | 2,620円 |
| 八王子市 | 1,333円 | 2,133円 |
| 立川市 | 1,867円 | 2,267円 |
| 府中市 | 1,863円 | 2,167円 |
| 横浜市 | 3,495円 | 2,960円 |
| 川崎市 | 3,016円 | 3,268円 |
| 相模原市 | 2,167円 | 2,600円 |
| 藤沢市 | 1,667円 | 2,500円 |
| 新潟市 | 3,100円 | 3,200円 |
| 長岡市 | 1,400円 | 1,133円 |
| 富山市 | 2,640円 | 2,580円 |
| 金沢市 | 4,360円 | 4,860円 |
| 福井市 | 3,480円 | 4,450円 |
| 甲府市 | 1,900円 | 1,847円 |
| 長野市 | 2,772円 | 2,520円 |
| 松本市 | 2,933円 | 2,667円 |
| 岐阜市 | 3,640円 | 4,500円 |
| 静岡市 | 2,896円 | 3,480円 |
| 浜松市 | 1,333円 | 1,000円 |
| 富士市 | 940円 | 1,200円 |
| 名古屋市 | 2,120円 | 2,165円 |
| 豊橋市 | 2,800円 | 3,000円 |
| 津市 | 3,240円 | 4,244円 |
| 松阪市 | 4,000円 | 3,100円 |
| 大津市 | 2,460円 | 3,432円 |
| 京都市 | 3,750円 | 2,780円 |
| 大阪市 | 3,610円 | 3,980円 |
| 堺市 | 833円 | 2,417円 |
| 枚方市 | 2,433円 | 1,500円 |
| 東大阪市 | 3,500円 | 3,740円 |
| 神戸市 | 1,290円 | 1,200円 |
| 姫路市 | 2,400円 | 2,000円 |
| 西宮市 | 1,667円 | 2,133円 |
| 伊丹市 | 2,467円 | 3,000円 |
| 奈良市 | 2,260円 | 2,110円 |
| 和歌山市 | 3,840円 | 9,152円 |
| 鳥取市 | 4,720円 | 4,692円 |
| 松江市 | 6,984円 | 4,453円 |
| 岡山市 | 1,880円 | 2,200円 |
| 広島市 | 1,808円 | 2,404円 |
| 福山市 | 2,800円 | 6,600円 |
| 山口市 | 4,944円 | 3,696円 |
| 宇部市 | 2,600円 | 2,600円 |
| 徳島市 | 3,752円 | 2,228円 |
| 高松市 | 2,892円 | 2,522円 |
| 松山市 | 4,320円 | 4,770円 |
| 今治市 | 3,367円 | 2,300円 |
| 高知市 | 2,760円 | 5,200円 |
| 福岡市 | 3,960円 | 4,445円 |
| 北九州市 | 3,630円 | 3,350円 |
| 佐賀市 | 3,420円 | 3,736円 |
| 長崎市 | 4,080円 | 3,480円 |
| 佐世保市 | 5,000円 | 4,640円 |
| 熊本市 | 3,340円 | 3,610円 |
| 大分市 | 4,120円 | 4,100円 |
| 宮崎市 | 4,608円 | 3,952円 |
| 鹿児島市 | 3,360円 | 3,200円 |
| 那覇市 | 6,120円 | 5,184円 |
中学校のほうが高いとは限らない
真ん中の額は中学校のほうが160円高いものの、市ごとに比べると、中学校のほうが高い市は41市、小学校のほうが高い市は39市、同じ額の市が1市です。子どもが中学校に上がっても、PTA会費が上がるとは限りません。
年度の初めに額が変わることがある
統計の額は、新しい年度に入ると変わることがあります。たとえば東京都区部の小学校の額は、2026年3月までは2,240円で、4月に2,450円、6月から2,470円に変わりました。
同じ東京都区部の中学校は、2026年3月までの2,680円から、4月に2,870円、5月に2,670円、6月から2,620円です。10月の額も、小学校・中学校とも6月と同じでした。市の額は年の途中でも動くので、比べるときは調べた月を確かめます。
自分の学校のPTA会費が高いかを見る
自分の学校の額を市の額と比べる前に、そろえておくことがあります。次の4つを、入会の案内や会則、学校の集金の明細で確かめます。
| 確かめること | 見る所 | そろえ方 |
|---|---|---|
| 1家庭か子ども1人か | 会則・入会の案内 | 統計は子ども1人の家庭 |
| 年額か月額か | 集金の案内 | 12か月分にそろえる |
| ほかの集金と一緒か | 学校の集金の明細 | 学級費などを分ける |
| 何に使うか | 予算書・決算書 | 総会の資料で見る |
PTAによって、きょうだいが何人いても1家庭で同じ額とする会則もあれば、子どもの数で決める会則もあります。きょうだいで通っている家庭は、会則の決め方を見てから、統計の額(子ども1人の家庭)と比べます。
例として、月350円を集める学校なら、年額は350円×12か月で4,200円です。小学校なら81市の真ん中の2,800円より1,400円高く、図の4,000円台の帯に入ります。住んでいる市の額が表にあれば、その額とも並べます。
年5,000円は高い?額ごとの市の数
案内の額が81市の中でどのくらいの高さかは、次の表で見当がつきます。左の年額と同じか、それより高い額の市が、81市のうちいくつあるかを数えたものです(2026年9月)。
| 年額 | 小学校 | 中学校 |
|---|---|---|
| 2,000円以上 | 63市 | 70市 |
| 3,000円以上 | 35市 | 40市 |
| 4,000円以上 | 13市 | 15市 |
| 5,000円以上 | 4市 | 4市 |
| 6,000円以上 | 2市 | 2市 |
| 7,000円以上 | 0市 | 1市 |
小学校で年5,000円なら、5,000円以上の市は81市のうち4市だけで、高いほうの額です。年7,000円の小学校は、81市のどの市の額よりも高くなります。ただ、市の額は調べた学校の額なので、同じ市の中にもこれより高い学校や低い学校があります。
月ごとに集める学校は、月の額を12倍して表に当てます。月200円なら年2,400円、月300円なら年3,600円、月400円なら年4,800円です。
学級費や後援会費は、PTA会費とは別のお金
学校から集めるお金には、PTA会費のほかに、学級費や教材費、給食費、後援会の会費などがあります。給食費などと一緒に口座から引き落とされる学校では、明細の中でPTA会費の行だけを見ます。
文部科学省の子供の学習費調査でも、PTA会費は、学級費や後援会等会費、寄附金などと一緒に「学校納付金等」にまとめられ、学校教育費の一部として数えられています。学校にかかるお金の全体は、子どもの教育費の平均にあります。
年度の初めに配られる総会の資料に、PTAの予算書と前の年の決算書が入っていないか探してみてください。会費の額と、何にいくら使ったかが1枚で分かります。
PTA会費の使い道
PTA会費は、PTAを動かすための運営費と、PTAが行う活動の費用に使われます。中身はPTAごとに違いますが、予算書には次のような項目が並びます。
- 運営費:会議の資料の印刷、事務用品、連絡のための費用
- 活動費:委員会の活動、講習会や子ども向けの行事、広報紙の印刷
- 保険料:PTAの活動中のけがや事故に備える保険
- 上の団体への会費:市区町村などのPTAの連合の団体に納める分担金
- 記念品・慶弔:入学や卒業の記念品、慶弔の規定にもとづくお祝いやお見舞い
学校の経費は、原則として設置者が負担する
学校教育法 第5条では、学校の設置者が、法令に特別の定めがある場合を除いて、その学校の経費を負担します。公立の小学校・中学校なら、設置者は市区町村などです。
地方財政法 第4条の5は、地方公共団体が住民に、直接か間接かを問わず、寄附金を割り当てて強制的に集めることを禁じています。学校の備品や修繕にPTA会費が回っていないかは、決算書の支出の欄で確かめられます。
会費が高いと感じたり、使い道が分かりにくかったりするときは、PTAの役員に尋ねられます。予算はPTAの総会で承認されて使われるので、役員に相談したり総会で意見を出したりすると、活動や会費が見直されることもあります。
PTAに入るかは、保護者が決める
PTAへの入会は、法律で義務になっているものではありません。令和5年6月30日の政府の答弁書は、PTAを「保護者及び教職員で構成される任意の団体」とし、保護者の入退会は「当該保護者の自由であると考えている」と答えています。
PTAは学校そのものではなく、保護者と教職員でつくる、学校とは別の団体です。学校から配られる案内や集金の封筒にPTA会費が入っていても、入るかどうかは保護者が決めます。
入らないと決めた家庭は、PTA会費を払うことになりません。一方で、子どもはPTAの会員ではなく、PTAの活動はその学校に通う子ども全員のためのものとされます。入っていない家庭の子どもにだけ記念品を渡さない、といった扱いは適切ではないとされます。
入学のときに入会の届を出していないのに、給食費などと一緒に会費が引き落とされている場合は、まず入会の扱いをPTAに尋ねます。入らない、またはやめると決めたら、その手続きと、引き落としを止める方法をPTAと学校に確かめます。
入るかどうかは、会費の額だけでなく、役員や係の決め方、活動にかかる時間も含めて家庭で決めます。決める前に、会則と入会の案内で、役員の決め方や会費の集め方を読んでおくと、入ったあとの負担の見当がつきます。
払うのが苦しいときは、就学援助を確かめる
家計が苦しくてPTA会費を払うのが難しいときは、市区町村の就学援助が使えるかを確かめます。就学援助は、学校教育法 第19条にもとづき、経済的な理由で就学が難しい子どもの保護者に、市町村が必要な援助をするしくみです。
文部科学省の案内では、生活保護法に定める要保護者(保護を必要とする状態にある人)への援助に国が補助する品目に、PTA会費が入っています。それに準じる人(準要保護者)への援助は市町村が単独で行い、認定基準や援助の費目も市町村ごとに違います。
認定の基準や、PTA会費が援助の対象になるかは、住んでいる市区町村の教育委員会に問い合わせます。申請の時期と所得の目安は、就学援助とはにあります。
家計簿での書き方
PTA会費は、総務省の家計調査の分類では、交際費ではなく教育の「授業料等」に入り、学級費と同じ項目の例に挙がっています。家計簿でも、学校に払うお金と同じ教育の行に書くと、1年の教育費を見るときに集計しやすくなります。
年に1回まとめて払う家庭は、払う月に1年分を書き、年の初めに作る1年の予定の表にも書いておきます。月々の集金の場合は、学校の集金の明細を見て、PTA会費の分を学級費などと分けて書きます。子どもの費用の分け方は、家計簿の子ども費の分け方にあります。
この記事で参照した公的情報
- 小売物価統計調査(動向編)第1表 主要品目の都市別小売価格【2026年9月】「8001 PTA会費(小学校)」〜「9951 学童保育料」(都道府県庁所在市及び人口15万以上の市の81市・PTA会費(小学校)・(中学校)の1か年の額。81市とも2026年8月と同じ額)
- 窓口
- 総務省統計局(e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040515974&fileKind=0
- 小売物価統計調査(動向編)第2表 主要品目の東京都区部小売価格【2025年10月〜2026年10月】「8001 PTA会費(小学校)」〜「9951 学童保育料」(東京都区部のPTA会費の月ごとの額)
- 窓口
- 総務省統計局(e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040521459&fileKind=0
- 小売物価統計調査 調査品目及び基本銘柄(2026年11月調査)(8001 PTA会費(小学校)=公立小学校,PTA会則による会費,1家庭児童1人通学・学校指定・1か年/8002 PTA会費(中学校)=公立中学校,1家庭生徒1人通学)
- 衆議院議員神津たけし君提出PTAの入退会に関する質問に対する答弁書(令和5年6月30日・PTAは、学校に在籍する幼児、児童又は生徒の保護者及び当該学校の教職員で構成される任意の団体であり、保護者の入退会は当該保護者の自由であると考えている)
- 就学援助制度について(就学援助ポータルサイト)(要保護者への援助の補助対象品目にPTA会費・準要保護者への援助は市町村が単独で実施・認定基準や援助費目は市町村に問い合わせ)
- 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要(「学校納付金等」とは学級費、PTA会費等であり、統計表の「施設整備費等」「学級・児童会・生徒会費」「その他の学校納付金」「PTA会費」「後援会等会費」「寄附金」の計)
- 学校教育法 第5条(学校の設置者は、その設置する学校を管理し、法令に特別の定のある場合を除いては、その学校の経費を負担する)。2027年4月1日施行の版まで同じ文
- 窓口
- e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000026
- 地方財政法 第4条の5(割当的寄附金等の禁止・地方公共団体は住民に対し、直接であると間接であるとを問わず、寄附金を割り当てて強制的に徴収するようなことをしてはならない)。2028年12月11日施行の版まで同じ文
- 窓口
- e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000109
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(教育>授業料等の例示に学級費・PTA会費)
