婚約指輪の相場はいくら?|平均39.0万円(民間の結婚情報誌の調査・2024年)と4つの調査の違い、値段の決まり方、家計簿での準備

家計の見える化 ・ ・ 最終更新

婚約指輪の平均額は、民間の結婚情報誌の調査(2024年)では39.0万円(全国推計値)です。ほかの調査の平均は33万9,427円から43.9万円までで、どの調査も30万円台から40万円台に入っています。

この記事では、4つの調査の平均と価格帯、地域の差を並べ、「給料の3か月分」を平均給与で確かめます。値段の決まり方と、家計簿で払う月に並べる手順もまとめます。

婚約指輪にいくらかければよいのか、目安が分かりません。結婚式や新生活のお金も要るなかで、どこまで出してよいのかも迷います。

婚約指輪の平均は、調査によって33.9万〜43.9万円

婚約指輪の平均額は、調べた人の範囲と時期で変わります。4つの調査の平均を、高い順に並べます。

  • 結婚情報サイトの調査(2025年):43.9万円(2025年7月に、2024年7月〜2025年6月に結婚した20〜49歳の男女に聞いた調査・回答した人数は頁に示されていない)
  • ジュエリーブランドが運営する結婚情報サイトの調査(2024年):41.7万円(2024年6月に、直近1年以内に婚約指輪を買った20代〜40代の男女191人に聞いた調査)
  • 民間の結婚情報誌の調査(2024年):39.0万円(2023年4月〜2024年3月に挙式や披露宴をした、結婚情報誌の読者と会員に郵送で聞き、婚姻の件数で全国を推計した値)
  • 結婚式の口コミサイトのアンケート(2026年):33万9,427円(2026年1〜2月に、2023年1月以降に指輪を買った人やもらった人371人に聞いた調査)

結婚情報誌の調査は、挙式や披露宴をした人に聞いているので、式をしない人は入っていません。2025年の結婚情報サイトの調査は、結婚した人を対象にしています。どの平均も、指輪を買った人やもらった人の中の平均です。

価格帯は、30万円台がいちばん多い

民間の結婚情報誌の調査(2024年)の婚約指輪にかかった金額の図。全国推計値の平均は39.0万円。30万〜40万円未満が約3割、20万〜30万円未満が約2割

結婚情報誌の調査(2024年)の全国推計値では、30万〜40万円未満が約3割でいちばん多く、20万〜30万円未満が約2割で続きます。平均の39.0万円は、50万円を超える指輪を買った人に引き上げられています。

ほかの調査では、いちばん多い価格帯を20万円台とするものもあり、2025年の結婚情報サイトの調査では20万〜30万円未満が17.4%、10万〜20万円未満が17.2%でした。同じ調査の平均は43.9万円で、約半数が30万円未満だったとされています。

地域で平均に差がある

結婚情報誌の調査(2024年)の地域ごとの平均では、首都圏など一部の地域で40万円を超え、ほかのほとんどの地域は30万円台です。地域は、結婚前の妻の住まいで分けています。

住んでいる地域の平均は、目安の1つとして使います。同じ地域でも、2人の貯金や結婚式の予算によって、指輪に回せる額は変わります。

年代別の平均は、調査によって向きが違う

ジュエリーブランドが運営する結婚情報サイトの調査(2024年)では、20代35.6万円、30代42.9万円、40代43.7万円です。結婚式の口コミサイトのアンケート(2026年)では、20代35万5,095円、30代32万4,211円でした。

前の調査は年代が上がるほど高く、後の調査は20代が高い結果です。回答は191人と371人で、年代ごとの人数は示されていません。年代の平均に合わせるよりも、全体の平均と価格帯を見て、自分たちの予算の中でどこに入るかを確かめます。

値段は、石と地金とデザインで決まる

婚約指輪の値段は、中央のダイヤモンドの品質と大きさ、指輪の台になる地金の素材と量、デザインの細かさで決まります。同じ条件でも、ブランドによって値段が違います。

ダイヤモンドは「4C」で評価される

ダイヤモンドの品質は、カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨の仕上がり)の4つで評価され、まとめて「4C」と呼ばれます。1カラットは0.2グラムで、同じ品質なら重いほど値段が上がります。

婚約指輪では、0.2〜0.4カラットほどを選ぶ人が多いとされています。カラットが同じでも、色や透明度、カットの評価で値段が変わります。

デザインは、ダイヤの数が多いほど高い

デザインには、1粒のダイヤを留めたソリティア、小さなダイヤ(メレ)を添えたメレ、敷き詰めたパヴェ、並べたエタニティなどがあります。結婚情報誌の調査(2024年)の首都圏の平均では、ソリティア41.5万円、メレ43.0万円、パヴェ65.3万円、エタニティ36.5万円でした。

首都圏の値なので、全国の平均とは違います。デザインを比べるときは、同じダイヤの大きさで値段を並べると、デザインの分の差が見えます。

地金は、素材と量で値段が変わる

地金は白金(プラチナ)か金が使われ、白金は純度90%以上、金は75%のものを使う例が案内されています。幅が広く厚い指輪ほど、使う地金が増えて値段が上がります。

同じデザインでも、素材を変えると値段が変わることがあります。見積もりを取るときは、素材と純度、幅をそろえて比べます。

「給料の3か月分」を、平均給与で確かめる

婚約指輪は「給料の3か月分」と言われたことがありますが、この目安を決めた公的な基準はありません。案内の中には、30年以上前の話とするものや、月収の1か月分ほどとするものがあります。

国税庁の令和7年分の民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤めた人の平均給料・手当は412万円で、賞与は含みません。412万円を12で割ると約34.3万円で、結婚情報誌の調査(2024年)の平均39.0万円は、この1か月分を少し上回ります。

平均給与は、年齢や勤め先の大きさで違います。自分の月の手取りで何か月分になるかを出すと、結婚式や新生活のお金と並べたときに、指輪にどこまで出せるかが見えます。

予算と、実際に払った額

結婚式の口コミサイトのアンケート(2026年)では、買う前の予算の平均は33万6,200円で、買った額の平均33万9,427円は想定よりやや高くなっていました。ジュエリーブランドが運営する結婚情報サイトの調査(2024年)では、約4人に1人が「予算を超えた」と答えています。

同じ調査では、64.9%がパートナーと相談せずに予算を決めていました。プロポーズのときは簡単な指輪を渡し、婚約指輪はあとで2人で選ぶ形も案内されています。

家計簿での準備

婚約指輪は、毎月の生活費とは別に、1回だけ出ていくお金です。ふだんの行と分けて書いておくと、結婚にかかったお金の合計を後から出せます。

婚約指輪と結婚の準備の支払いを、払う月ごとに見込んだ例の図。指輪を買う月に婚約指輪360,000円。顔合わせの月に食事代50,000円。結婚指輪を買う月に結婚指輪2人分240,000円。合計650,000円。すべて「結婚準備」の行に書く。金額は例

図は、婚約指輪と顔合わせ、結婚指輪を、払う月ごとに並べた例です。額は例として置いたもので、合計は65万円になります。

家計調査の分類では「アクセサリー」

総務省の家計調査の収支項目分類では、指輪は「アクセサリー」に入ります。宝石や貴金属類など、飾りとして身に付ける物をまとめた項目です。

同じ分類で、結納式の費用は「他の冠婚葬祭費」、挙式や結婚式の費用は「婚礼関係費」と、別の項目です。受け取った結納金は、収入の側の「受贈金」に入り、持参金や祝金と同じ扱いです。

家計簿では、指輪をふだんの被服や日用品の行に入れず、「結婚準備」などの行にまとめます。婚約指輪と結婚指輪、顔合わせ、結納を同じ行に並べると、結婚の準備にいくらかかったかが見えます。

払う月と、残りのお金を並べる

指輪の代金を払う月を決めたら、その月の支出の見込みに書き入れます。結婚式の申込金や新居の契約など、同じ時期に払うお金も同じ表に並べます。

親からの援助や、2人の貯金から出す額は、収入の側に別の行で書きます。代金と差し引きせずに並べると、自分たちで払った額と、援助で払った額が分かれて見えます。

迷いやすい場面

婚約指輪のお返しをするか迷う

婚約指輪のお返しは、しなければならないものではないとする案内があります。お返しをする場合は、指輪の額の半分ほどを目安に、腕時計やスーツなどを贈る例が紹介されています。

お返しの有無や目安は、地域や家で考え方が違うことがあります。2人で話してから決め、贈る場合はお返しの額も「結婚準備」の行に書いておきます。

結婚指輪の予算も一緒に決めたい

婚約指輪に予算を多く回すと、毎日着ける結婚指輪に回せる額が減ります。2つの指輪の額は、結婚にかかるほかのお金と一緒に決めます。結婚指輪の2人分の平均と、1本ずつの額、本体とは別にかかる費用は結婚指輪の相場はいくら?にまとめています。

結婚指輪の平均や、顔合わせ・挙式・新婚旅行を含めた結婚費用の全体は結婚費用の平均にまとめています。先に結婚全体の予算を決め、その中で2つの指輪の額を割り振ると、ほかの支払いと重なっても見通しが立ちます。

親から指輪の代金の援助を受けるときの贈与税の扱いは、結婚費用の平均にまとめています。結婚・子育て資金の一括贈与の非課税は、こども家庭庁の費目リストでは婚約指輪・結婚指輪の購入費用が対象外です。

よくある質問

Q婚約指輪の相場はいくらですか

民間の結婚情報誌の調査(2024年)では、平均は39.0万円(全国推計値)で、30万〜40万円未満を買った人が約3割でいちばん多い結果でした。ほかの調査の平均は、33万9,427円から43.9万円までです。

Q給料の3か月分は本当ですか

公的な基準はありません。令和7年分の民間給与実態統計調査の平均給料・手当412万円を12で割ると約34.3万円で、調査の平均39.0万円は1か月分を少し上回ります。

Q20代と30代で相場は違いますか

ジュエリーブランドが運営する結婚情報サイトの調査(2024年)では20代35.6万円・30代42.9万円、結婚式の口コミサイトのアンケート(2026年)では20代35万5,095円・30代32万4,211円です。調査によって差の向きが違います。

Qダイヤモンドは何カラットが多いですか

婚約指輪では、0.2〜0.4カラットほどを選ぶ人が多いとされています。重さのほか、色・透明度・カットで値段が変わります。

まとめ

  • 婚約指輪の平均は、民間の結婚情報誌の調査(2024年)で39.0万円(全国推計値)。ほかの調査は33万9,427円〜43.9万円
  • 価格帯は30万〜40万円未満が約3割でいちばん多く、20万〜30万円未満が約2割
  • 地域の平均は、首都圏など一部の地域で40万円を超え、ほかのほとんどの地域は30万円台
  • 「給料の3か月分」に公的な基準は無い。平均給料・手当の1か月分は約34.3万円で、調査の平均はこれを少し上回る
  • 値段は、ダイヤモンドの4C、地金の素材と量、デザインで決まる
  • 家計簿では「結婚準備」などの行にまとめ、払う月の見込みに書き入れる

この記事で参照した公的情報

  1. ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏 報告書(第2章 婚約記念品について:婚約指輪にかかった金額=婚約記念品として婚約指輪があった人のうち金額回答者・全国(推計値)平均39.0万円・20〜30万円未満19.5%・30〜40万円未満30.3%/首都圏のスタイル別の平均=ソリティア41.5万円・メレ43.0万円・パヴェ65.3万円・エタニティ36.5万円/調査期間2024年4月2日〜5月27日・郵送法・『ゼクシィ』読者およびネット会員のうち2023年4月〜2024年3月に挙式または披露宴・ウエディングパーティーを実施した人・全国は婚姻件数でウエイトバックした推計値)
    窓口
    リクルートブライダル総研
    確認日
    確認先
    https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report_06shutoken.pdf
  2. 婚約指輪の相場~年代別の平均金額や購入された人気ブランドまで徹底解説(マイナビウエディングの調査:婚約指輪の平均購入額43.9万円・20〜30万円未満17.4%・10〜20万円未満17.2%・調査日2025年7月25日〜7月31日・インターネット・2024年7月〜2025年6月に結婚した20-49歳男女・回答人数は頁に示されていない)
    窓口
    株式会社マイナビ(マイナビウエディング)
    確認日
    確認先
    https://wedding.mynavi.jp/ring/contents/pages/survey/01/
  3. 婚約指輪の相場は?20代・30代の平均購入額や人気ブランドの価格帯をチェック(みんなのウェディング「2026年婚約指輪・結婚指輪に関するアンケート」:平均購入価格33万9,427円・20代35万5,095円・30代32万4,211円・平均予算額33万6,200円・Web/SNS調査・2026年1月16日〜2月5日・過去3年以内(2023年1月〜)に婚約指輪と結婚指輪、または結婚指輪のみを購入した人(もらった人を含む)・有効回答371人)
    窓口
    みんなのウェディング
    確認日
    確認先
    https://www.mwed.jp/articles/11660/
  4. 婚約指輪の相場は?20代・30代・40代の平均額と予算の決め方を紹介(「結婚スタイルマガジントレンド調査2024」:平均金額41.7万円・20代35.6万円・30代42.9万円・40代43.7万円・予算を超えたのは約4人に1人・パートナーと相談せずに予算を決めた64.9%・直近1年以内に婚約指輪を購入した20代〜40代の男女191人・2024年6月・WEBアンケート)
    窓口
    結婚スタイルマガジン
    確認日
    確認先
    https://www.niwaka.com/ksm/radio/engagement-ring/price/base/01/
  5. 令和7年分 民間給与実態統計調査 調査結果報告(1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与487万円・うち平均給料・手当412万円(第10表 4,118千円)・平均賞与75万円)
    窓口
    国税庁
    確認日
    確認先
    https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2025/pdf/2025_001.pdf
  6. 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置 別表1:費目リスト(非課税とならない費目=両家顔合わせ・結納式に要する費用、婚約指輪・結婚指輪の購入に要する費用、エステ代、挙式などに出席するための交通費や宿泊費、新婚旅行代)
    窓口
    こども家庭庁
    確認日
    確認先
    https://www.cfa.go.jp/policies/shoushika/zouyozei/
  7. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(令和7年1月改定)(928 アクセサリー=指輪・宝石・貴金属類などの装飾を目的として身に付けるもの/956 婚礼関係費=挙式・結婚式の費用、花嫁・花婿の貸衣装代/958 他の冠婚葬祭費=結納式費用など/収入の032 受贈金=持参金・結納金・祝金など)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

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