七回忌の費用はいくら?|お布施・会食・引き出物の目安と、家族だけ・親族を呼ぶときの合計、一周忌より小さくなる行、家計簿での書き方

七回忌の費用は、お布施1万〜5万円とお車代・御膳料に、人数で増える会食と引き出物、供花などを足した額です。会食は1人3,000〜5,000円、引き出物は1世帯2,000〜3,000円が目安とされ、呼ぶ人数と会食をするかどうかで合計が大きく変わります。
項目の目安を足すと、家族だけで会食をしないなら2.4万〜8.3万円ほど、近い親族7人で自宅に集まり仕出し料理を頼むなら5.7万〜13.1万円ほどです。受け取る香典があれば、施主の負担はその分だけ軽くなります。
七回忌に招かれて香典を包む側の額は香典の相場はいくら?に、お供えの品は法事のお供えの相場はいくら?にあります。この先は、七回忌を主催する施主の側で見込む費用を扱います。
七回忌は一周忌より小さく、家族と近い親族だけで行うつもりです。お布施をいくらにして、全部でいくら用意すればよいのかが分かりません。
七回忌の費用は、お寺へのお礼と人数で増える費用の合計
七回忌は、亡くなってから満6年の年忌法要で、一周忌や三回忌より小さく、家族や近い親族だけで行うことが多いとされます。費用は、お寺に渡すお礼と、参列してくれた人をもてなす分の2つに分けて考えると整理できます。
| 項目 | 目安 | 要らないとき |
|---|---|---|
| お布施 | 1万〜5万円 | なし |
| お車代 | 1万円ほど | お寺で行う |
| 御膳料 | 5,000円〜1万円 | 僧侶が会食に出る |
| 会食 | 1人3,000〜5,000円 | 会食をしない |
| 引き出物 | 1世帯2,000〜3,000円 | 香典を辞退する |
| 供花 | 1基7,000円〜2万円 | 用意しない |
この表の目安は、葬儀や僧侶の手配を扱う会社が、七回忌で施主が用意する費用として示しているものです。盛籠などのお供えを足すときは、同じ目安で5,000円〜1万円ほどが加わります。
自分の場合の合計は、6つの行を足して出す
自分の七回忌にいくらかかるかは、次の6つの行に、見込みの額を入れて足すと出せます。会食は人数、引き出物は世帯数が決まってはじめて額が出ます。
- お寺に渡すお礼:お布施と、要るときのお車代・御膳料
- 会食:料理1人分の額×席に着く人数(施主の家族を含める)
- 引き出物:品物1つの額×渡す相手の世帯数(施主の家を除く)
- 供花・お供え:用意するものの額
- 卒塔婆:1本の額×本数
- 会場費:お寺や自宅なら0円、法要の会場を借りるなら見積もりの額
七回忌は家族と近い親族だけで行うことが多いので、案内する相手を世帯ごとに書き出すところから始めます。料理と引き出物は1人・1世帯の額で選ぶので、最後に人数を掛けると合計が出ます。
家族だけか、親族を呼ぶかで見る合計
表の目安を、規模と場所に当てはめて足した計算の例です。お布施1万〜5万円、御膳料5,000円〜1万円、供花1基7,000円〜2万円を全部の行に入れ、僧侶は会食に出ないものとしました。
| 規模と場所 | 人数・世帯 | 足した額 |
|---|---|---|
| 家族・お寺・会食なし | 2世帯 | 2.4万〜8.3万円 |
| 近い親族・自宅・仕出し | 7人・3世帯 | 5.7万〜13.1万円 |
| 親族・お寺と料理店 | 11人・5世帯 | 6.3万〜14.7万円 |
自宅の行はお車代1万円を入れ、お寺の行は0円にしています。引き出物は施主の家を除いた世帯の数で数え、盛籠などのお供えと卒塔婆、会食をしないときの持ち帰りの折詰は入れていません。
低いほうの額は、お布施1万円で料理と引き出物も目安の下限を選んだ場合です。高いほうは各項目を目安の上限にした場合で、お布施の額が合計の幅をいちばん大きく広げています。
一周忌と比べて、小さくなる行と変わらない行
七回忌を一周忌より小さく行うときに額が下がるのは、お布施と、人数で増える会食・引き出物です。お車代と御膳料、供花は、人数が減っても同じだけかかります。
| 行 | 一周忌と比べて | 見直し方 |
|---|---|---|
| お布施 | 下がることがある | お寺に確かめる |
| 会食・引き出物 | 人数で下がる | 呼ぶ範囲を決める |
| お車代・御膳料 | 変わらない | 場所で決まる |
| 供花・お供え | 変わらない | 数を決める |
法要ごとのお布施を並べた目安では、一周忌と三回忌が3万〜5万円、七回忌は1万〜3万円とされ、規模が小さくなるのに合わせて低くされています。別の目安では、一周忌3万〜10万円に対し、七回忌以降は1万〜5万円です。
一周忌の費用を家計簿に書いていれば、その行を写し、お布施と人数だけを直すと七回忌の見積もりになります。一周忌の項目ごとの目安と合計は一周忌の費用はいくら?にあります。
七回忌の前の三回忌も、一周忌の明細を写して人数の行を直すと見積もれます。三回忌のお布施の2つの目安と合計の計算例は、三回忌の費用にあります。
お寺へのお礼:お布施・お車代・御膳料
七回忌のお布施は1万〜5万円が目安とされます。お布施は読経へのお礼で、代金ではないので額の決まりはなく、お寺との付き合いや地域、これまで納めてきた額で変わります。
僧侶に自宅などへ来てもらうときはお車代を、会食に僧侶が出ないときは御膳料を、お布施とは別の封筒に入れて包みます。御膳料は5,000円〜1万円、お車代は1万円ほどとされ、5,000円〜1万円とする目安もあります。
お寺で法要を行うときは、お車代は要りません。御膳料は僧侶が会食の席に着くなら包まず、席の数に僧侶の分を足します。
額に迷うときは、同じお寺に法要を頼んでいる親族に前の額を聞くか、お寺にたずねてもかまいません。封筒は濃い墨で「御布施」と書き、書き方と渡し方は法事のお布施の相場にまとめています。
七回忌で弔い上げにするとき
年忌法要を七回忌で終える(弔い上げにする)ときは、お布施はふだんより高くなる傾向があるとされ、3万〜5万円が目安です。何回忌で弔い上げにするかは、親族とお寺に相談して決めます。
弔い上げのあとは、遺骨をお寺などに預けて供養してもらう形に移すこともあります。その費用の目安は永代供養の費用はいくら?にあります。
会食と引き出物
法要のあとの会食(お斎)は、1人3,000〜5,000円が目安とされます。料理は精進料理が正式とされますが、会席料理や仕出しの弁当にする形もあり、選ぶ料理と場所で額が変わります。
会食をしないときは、引き出物とあわせて、お酒や折詰の弁当を持ち帰ってもらう形があります。その分は会食の行の代わりに、持ち帰りの品の額を入れて見積もります。
引き出物は、来てくれたことへのお礼の品で、2,000〜3,000円が目安とされます。1人に1つではなく、家族ごとや香典をもらった単位で用意する形があり、お茶やお菓子、洗剤のような使えばなくなるものが選ばれます。
場所と、そのほかの費用
法要の場所は、お寺のほか、霊園の法要室や自宅、法要の会場から選びます。お寺や自宅なら会場の費用はかからないか少なく、会場を借りるときは見積もりの額を足します。
施主は祭壇に供花を出し、1基7,000円〜2万円ほどが目安です。盛籠や果物、お菓子をお供えするときは、5,000円〜1万円ほどを見込みます。
卒塔婆をお墓に立てるときは、1本3,000円〜1万円ほどをお布施とは別に用意します。額はお寺が決めていることがあるので、法要を頼むときにあわせて聞いておきます。
受け取る香典と、施主の持ち出し
施主が辞退を伝えていなければ、参列する人は香典を包んで来ます。参列する側の目安は、親族なら5,000円〜2万円、会食があれば5,000円〜1万円を上乗せするとされます。
ただし、受け取る香典で費用の全額をまかなえるとは限りません。費用の合計から、いただいた香典の合計を引いた残りが、施主の家計の負担になります。

図は、施主の家を含めて9人・4世帯がお寺に集まり、そのあと料理店で会食をした七回忌の例です。合計は74,000円で、3世帯から受け取った香典40,000円を引くと、施主の持ち出しは34,000円になります。金額は例です。
国税庁 No.4405 では、個人から受ける香典のうち社会通念上相当と認められるものは、贈与税がかからない財産に挙げられています。香典を辞退するときは合計の全額を施主が負担し、香典へのお返しとしての引き出物を用意しない形もあります。
費用を抑えるには
七回忌の費用で大きいのは、お布施と、人数で増える会食です。費用を抑えたいときは、次のところから見直します。
- 案内する範囲を家族と近い親族にする:会食と引き出物の数が減る
- お寺で行う:お車代と会場の費用がかからない
- 会食をしないか、弁当の持ち帰りにする:料理店の費用がかからない
- 同じ年の法要をまとめる:七回忌以降は、同じ年に重なる年忌を1回で行う「併修」がある。できるかはお寺に相談する
- お布施の額が決まった僧侶の手配を使う:お付き合いのあるお寺が無いときの形
家族だけで集まり、お坊さんを呼ばずにお墓参りや仏壇に手を合わせて供養する形もあります。どの形にするかは、親族で前もって話し合って決めます。
家計簿での書き方
七回忌の費用は、お布施は当日に渡し、会食や引き出物、供花は店ごとに払う日が違うことがあります。家計簿では、どの支払いにも「七回忌」などの同じ印を付けて書き、あとで合計を出せるようにします。
総務省の家計調査の分け方では、法事の費用は葬儀の費用と同じ「葬儀関係費」です。受け取った香典は収入の行に分けて書き、支払いの合計と並べると、施主の持ち出しがいくらだったかが分かります。
十三回忌までの分を、七回忌の記録から取り分ける
七回忌の次の年忌法要は、満12年の十三回忌で、七回忌から6年あとです。七回忌で書いた行が、そのまま次の見積もりの下書きになります。
たとえば次も6万円ほどかかると見込むなら、72か月で割った月833円ほどを取り分けておくと、法事の年に家計が崩れにくくなります。数年に1回の支払いの拾い方は特別費は1年分の明細から拾うにまとめています。
十三回忌は家族を中心に営み、そこで弔い上げにする家もあります。そのときのお布施の目安と合計の例は、十三回忌の費用にあります。
迷いやすい場面
七回忌の日取りと、予約を入れる時期
七回忌は亡くなった年を1回目と数えるので、満6年の命日に行います。命日に集まれないときは、命日より前の土曜日や日曜日にずらすのが一般的とされます。
準備は1〜2か月前から始め、案内は出欠を確かめるために1か月前までに届くようにします。家族と近い親族だけなら、案内状ではなく電話やメールで知らせる形もあります。
よくある質問
Q七回忌の費用は、全部でいくらくらいですか
お布施1万〜5万円に、お車代・御膳料、会食・引き出物・供花の費用を足した額です。項目の目安を足すと、家族だけで会食をしないなら2.4万〜8.3万円ほど、近い親族7人で自宅に集まるなら5.7万〜13.1万円ほどです。
Q七回忌のお布施は、一周忌より下げてもよいですか
七回忌のお布施は1万〜5万円が目安とされ、法要ごとに並べた目安では一周忌より低くされています。お寺との付き合いや、七回忌で弔い上げにするかで変わるので、迷うときはお寺に確かめます。
Q七回忌を家族だけで行ってもよいですか
七回忌は、家族や近い親族だけで行うことが多いとされます。会食を持ち帰りの弁当にしたり、お坊さんを呼ばずにお墓参りで供養したりする形もあり、親族で話し合って決めます。
Q受け取る香典で、費用をまかなえますか
香典の合計が費用の合計に届くとは限らず、足りない分は施主が出します。施主の持ち出しは、合計の費用から受け取った香典を引いた額で、香典を辞退するときは全額を施主が負担します。
まとめ
- 七回忌の費用は、お布施1万〜5万円とお車代・御膳料に、会食・引き出物・供花の費用を足した額
- 会食は1人3,000〜5,000円、引き出物は1世帯2,000〜3,000円、供花は1基7,000円〜2万円が目安
- 項目の目安を足すと、家族だけで会食をしないなら2.4万〜8.3万円ほど、近い親族7人で自宅に集まるなら5.7万〜13.1万円ほど
- 一周忌より小さくするときに下がるのはお布施と人数の分で、お車代・御膳料・供花は変わらない
- 施主の負担は、費用の合計からいただいた香典を引いた残り。個人から受ける社会通念上相当の香典は贈与税がかからない(No.4405)
- 家計簿では同じ印を付けて書き、七回忌の記録から十三回忌の分を見込んで取り分ける
呼ぶ範囲と場所を決めて、6つの行に額を入れたら、七回忌の合計が出せました。一周忌から下がる行と変わらない行も分かったので、お寺へのお礼を決められます。
この記事で参照した公的情報
- タックスアンサー No.4405 贈与税がかからない場合(個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物または見舞いなどのための金品で、社会通念上相当と認められるもの/令和8年4月1日現在法令等)
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(諸雑費の葬儀関係費=葬儀費用・法事費用)
