見守りサービスの料金はいくら?|高齢の親のセンサー・カメラ・電話・訪問・駆けつけの月額と初期費用、市区町村の緊急通報

高齢者の見守りサービスの月額は、2025年6月時点の目安で、電球のセンサー型で1,000〜2,000円、電話で安否を確かめる型で200〜1,500円、警備会社の駆けつけ型で3,000〜5,000円程度とされます。初期費用は、型によって0円から6万8,000円程度までの幅があります。
離れた所から知らせを受けるだけの型は低めで、倒れたときに警備員が駆けつける型は、初期費用も月額も高めの幅です。親の住む市区町村には、緊急通報装置を低い額で貸し出す制度があることがあり、浜松市の例では市民税非課税世帯は無料です。
費用をできるだけかけたくない人は、市区町村の緊急通報装置の貸し出しを先に読んでください。すでに介護が必要な様子なら、見守りより先に要介護認定を考えます。
離れて暮らす親が一人暮らしになり、倒れても気づけないのが心配です。見守りサービスは種類が多く、月にいくらかかるのか、どれを選べばよいのか分かりません。
型ごとの初期費用と月額の早見
見守りサービスの額は、どうやって無事を知るか(型)で大きく変わります。次の表は、型ごとの初めにかかる費用と、毎月の額の目安とされる幅です(2025年6月時点)。
| 型 | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|
| 電球のセンサー | 0円〜 | 1,000〜2,000円 |
| 人感センサー・カメラ | 1,500円〜5万円 | 2,000〜5,000円 |
| スマホのアプリ | 0〜5万円 | 0〜3,000円 |
| 電話 | 0〜1万円 | 200〜1,500円 |
| 宅配の安否確認 | 0円〜 | 1,000〜5,000円 |
| 警備会社の駆けつけ | 1.3万〜6.8万円 | 3,000〜5,000円 |
初期費用は、機器を買うかレンタルにするかと、取り付けの工事があるかで変わります。宅配の安否確認の月額には、食事などの宅配の代金は入っておらず、別にかかります。
同じ型でも、会社やプランで額は違います。表の幅で見当を付けたら、申し込む前に、気になるサービスの料金の案内で初期費用と月額の両方を確かめます。
1年目と2年目からの額を出す
初期費用は最初の1回だけですが、月額は使っている間ずっと払い続けます。続けて払えるかは、1年目の額と2年目からの額に分けて見ると分かります。
- 1年目の額:初期費用 + 月額 × 12
- 2年目からの1年の額:月額 × 12

図は、表の幅の中で初期費用と月額を置いた例です。2年目からは、電球のセンサー型が18,000円、駆けつけ型が48,000円になり、駆けつけを頼んだときの1回ごとの料金は別にかかります。
知りたいことから型を選ぶ早見
どの型が合うかは、親の何を知りたいかと、倒れたときに人に来てほしいかで決まります。次の表で、自分の知りたいことに近い行を見てください。
| 知りたいこと | 合う型 | 人が来るか |
|---|---|---|
| 毎日無事か | 電球・家電・メーター | 来ない(頼めば来る型あり) |
| 顔や部屋の様子 | カメラ | 来ない |
| 毎日の体調 | 電話 | 来ない |
| 暮らしの様子 | 訪問・宅配 | 来る |
| 倒れたとき | 駆けつけ・緊急通報 | 来る |
人が来ない型は、知らせを受けた家族が自分で電話をかけたり、訪ねたりします。家族がすぐに行けない距離に住んでいるなら、人が駆けつける型か、頼めば訪ねてくれる型を選ぶことになります。
型ごとの違いと、額が分かれる点
電球・家電のセンサー型
トイレや廊下の電球を専用のものに替え、点いたり消えたりしない時間が続くと、家族のスマホやメールに知らせる型です。電気ポットや冷蔵庫の使い方、リモコンの電池の動きで知らせる型もあります。
電気ポットの使い方で知らせる型は、ポットの代金5,500円〜と月額3,300円〜が目安とされます。電球の型のなかには、異常の知らせが来たときに依頼すると、スタッフが訪ねてくれるものもあります。
電気・ガスのメーターで見る型
契約している電力会社やガス会社が、使った量がふだんと違うときに知らせるサービスを出していることがあります。月額が1,000円以下のものも多く、無料のものもあります。
電力会社の型では、スマートメーターの設置や会員サイトの登録が条件になることがあります。知らせが翌日になるものもあるので、すぐに気づきたいときは、ほかの型と組み合わせます。
カメラ型
部屋に置いたカメラの映像を、家族がスマホで見る型です。様子を目で確かめられる一方で、親の家にWi-Fiが要る機種があります。映る範囲を親と決めておかないと、暮らしを見張られているように感じさせることがあります。
カメラを玄関や家の外に付けて防犯にも使うときは、屋外用の機器と取り付けの工事の費用がかかります。その額は、防犯カメラの設置費用で確かめられます。
電話型
決まった時間に電話をかけ、親が答えた体調を家族に知らせる型です。自動の音声で毎日かける形もあり、月額は200〜1,500円が目安とされます。
郵便局の見守りでは、日本郵便の案内で、毎日の自動音声の電話による体調の確認が月額1,070円(税込)からです。答えが無いときは1時間以内にかけ直し、2回続けて答えが無いと、家族にメールで知らせます。
訪問型・宅配型
人が親の家を訪ねて、顔色や話し方、部屋の様子を見る型です。センサーでは分からない変化に気づける一方で、毎日ではなく月1回などの間隔になります。
郵便局の訪問の見守りは、日本郵便の案内で、局員が月1回・30分ほど訪ねて、写真付きの報告を家族に送り、月額2,500円(税込)です。電話の見守りと合わせると月額3,460円(税込)からです。訪問の見守りには、ケガで入院したときの保険が追加の料金なしで付きます。
お弁当などの宅配に安否の確認が付くサービスや、家事代行の定期の訪問で様子を知らせてもらう方法もあります。この場合は、見守りの額とは別に、宅配や家事代行の代金がかかります。
警備会社の駆けつけ型
親が非常のボタンを押したときや、部屋で動きが無い時間が続いたときに、警備会社の警備員が24時間駆けつける型です。初期費用1万3,000〜6万8,000円程度・月額3,000〜5,000円程度が目安とされ、初期費用も月額も、ほかの型より高めの幅です。
機器を買い取る形では、初期費用だけで10万円以上になることがあります。これは見守りサービスを紹介している会社が示す目安なので、親の家での額は見積もりで確かめます。
警備会社以外の見守りサービスには、駆けつけは通常付いておらず、オプションで足す形があります。郵便局の見守りでは、駆けつけを足すと月額が880円上がり、警備会社と別に契約を結びます。家族の求めで警備会社が駆けつけたときは、1回5,500円(税込)がかかります。
市区町村の緊急通報装置の貸し出し
市区町村には、一人暮らしの高齢者などに、ボタンを押すと受信センターにつながる緊急通報装置を貸し出す制度があることがあります。対象の条件と利用料は市区町村ごとに決めていて、制度の名前も同じとは限りません。
浜松市の例(2026年4月の案内)
浜松市の案内では、対象は、心臓や脳の血管など循環器の病気がある65歳以上の一人暮らしの世帯、75歳以上の一人暮らしの世帯、支援が必要な75歳以上の高齢者の世帯です。昼間や夜間に高齢者だけになる世帯も含みます。
浜松市の機器の利用料は、市民税非課税世帯は無料、課税世帯は月額1,100円です。通話料と週1回の通信テストの代金は、どちらの世帯も実費を払います。
浜松市の装置は防犯のためのものではなく、駆けつける業者は介護や医療の行為ができません。問い合わせの先は、高齢者相談センター(地域包括支援センター)と、各福祉事業所の担当の窓口です。
親の住む市区町村のホームページで「緊急通報」「高齢者 見守り」と入れて、対象の条件と利用料を確かめてください。分からないときは、親の住む地域の地域包括支援センターに聞けます。
機器の初期費用を補助する市区町村もある
見守りの機器を自分で選んで付けたときに、初期費用の一部を補助する市区町村もあります。補助の対象になる機器を市区町村が決めていることがあるので、買う前に案内を確かめます。
練馬区の案内(2026年9月更新)では、区に住む65歳以上の人が、区の指定する見守りの機器を付けたとき、初期費用を上限1万円まで助成します。1世帯1回限りで、月額は自分で払い、機器を付けてから3か月以内に地域包括支援センターで申請します。
お金をかけない地域の見守り
地域では、民生委員や住民のボランティアなどが担当として、定期的に高齢者を訪ねる見守りがあります。認知症などで専門の対応が要るときは、地域包括支援センターの職員などが見守ります。
地域の見守りの担当や訪ねる間隔は、地域ごとに違います。毎日の確認が要るときは、民間のサービスや市区町村の緊急通報装置と組み合わせます。
申し込む前に確かめること
見守りサービスは、月額のほかに、使い方の条件で実際の額や使い勝手が変わります。申し込む前に、次の点を確かめます。
- 初期費用と月額のほかに、駆けつけ1回ごとの料金や、やめるときの機器の撤去の費用がかかるか
- 親の家にWi-Fiが要るか。機器にSIMが入っていて、Wi-Fiが無くても使える型があるか
- 機器を誰が取り付けるか。家族が行けないときに、取り付けまで頼めるか
- 知らせが来たときに、誰が何分で行けるか
- 親が見守られることに納得しているか。カメラなら映る範囲
- ケガの入院の保険や、24時間の医療相談が付いているか
親の家の固定電話を、光回線の電話やワイヤレスの電話に替える予定があるときは、緊急通報装置がそのまま使えるかを先に確かめます。ワイヤレスの固定電話では、一部の電話機や緊急通報装置が使えなくなることがあると案内されています(固定電話の基本料金)。
家計簿での書き方
見守りサービスの費用は、初期費用と月額を分けて書きます。初期費用は、ふだんの支出とは別の特別な出費の行に、月額は毎月の固定の支出の行に入れます。
- 誰のお金で払うか(親の年金・預貯金か、子のお金か)を決めて、払う人の家計簿に書く
- 項目を「親の見守り」とし、サービスの名前と、初期費用か月額かを添える
- 駆けつけを頼んだ月は、その1回の料金を別の行に書く
- 1年に1回、続けて使っているか、型を替えたほうが合うかを見直す
兄弟で費用を分けるときは、誰がいくら出したかを残しておくと、あとで話し合うときに使えます。分け方の決め方は、親の介護費用の兄弟での分担で確かめられます。紙でも表計算でも、同じ手順で書けます。
よくある質問
Q高齢者の見守りサービスの料金はいくらですか
2025年6月時点の目安で、月額は電球のセンサー型で1,000〜2,000円、電話の型で200〜1,500円、警備会社の駆けつけ型で3,000〜5,000円程度とされます。初期費用は、型によって0円から6万8,000円程度です。
Q費用をかけずに見守る方法はありますか
市区町村が緊急通報装置を貸し出す制度があれば、浜松市の例では市民税非課税世帯は無料です。電力会社やガス会社の見守りには無料のものもあり、民生委員などによる地域の見守りもあります。
Q親の家にWi-Fiが無くても使えますか
機器にSIMが入っている型や、電話の型、電気やガスのメーターで見る型は、Wi-Fiが無くても使えるものがあります。カメラの型にはWi-Fiが要る機種があるので、申し込む前に条件を確かめます。
Q郵便局の見守りはいくらですか
日本郵便の案内では、月1回の訪問が月額2,500円(税込)、毎日の電話が月額1,070円(税込)から、両方で月額3,460円(税込)からです。駆けつけを足すと月額が880円上がり、駆けつけたときは1回5,500円(税込)がかかります。
Q市区町村の緊急通報装置は誰でも借りられますか
対象は市区町村が決めていて、誰でも借りられるとは限りません。浜松市の例では、持病のある65歳以上の一人暮らしの世帯や、75歳以上の一人暮らしの世帯などが対象です。親の住む市区町村の案内で確かめます。
Q見守りサービスに補助金はありますか
機器の初期費用を補助する市区町村があります。練馬区の例では、区の指定する機器の初期費用を上限1万円まで、1世帯1回助成し、月額は自分で払います。補助の有無と条件は、親の住む市区町村で確かめます。
まとめ
- 月額の目安(2025年6月時点)は、電球のセンサー型1,000〜2,000円・電話の型200〜1,500円・警備会社の駆けつけ型3,000〜5,000円程度。初期費用は0円から6万8,000円程度
- 知らせを受けるだけの型は低めで、警備員が駆けつける型は初期費用も月額も高め。家族がすぐ行けない距離なら、人が来る型を考える
- 1年目は初期費用+月額×12、2年目からは月額×12。駆けつけを頼むと1回ごとの料金が別にかかる
- 市区町村の緊急通報装置の貸し出しは、浜松市の例では市民税非課税世帯は無料・課税世帯は月額1,100円。対象と額は親の住む市区町村で確かめる
- 申し込む前に、Wi-Fiの要否・取り付ける人・親の納得・駆けつけの料金を確かめる
型ごとの月額と初期費用から、親に合う型の1年目と2年目からの額が分かりました。親の住む市区町村の緊急通報装置の貸し出しと補助を確かめてから、どの型にするかを決められます。
この記事で参照した公的情報
- 緊急通報システムの貸与(持病等による緊急事態を受信センターにボタンで通報する緊急通報システム(装置)を貸与・対象は65歳以上の心疾患及び脳血管障害等循環器系の疾患を持つひとり暮らし高齢者世帯、75歳以上のひとり暮らし高齢者世帯、75歳以上の支援の必要がある高齢者世帯(昼間や夜間に高齢者のみとなる世帯を含む)・防犯目的のシステムではない・かけつけ業者は介護・医療行為はできない・機器利用料は市民税非課税世帯の方は無料、市民税課税世帯の方は月額1,100円・通話料と通信テスト代金(週1回)は利用者の実費負担・問い合わせ先は高齢者相談センター(地域包括支援センター)・更新日2026年4月1日)
- 窓口
- 浜松市 健康福祉部高齢者福祉課
- 確認日
- 確認先
- https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kourei/welfare/elderly/zaitaku/kinkyuu.html
- 見守りICT機器導入費用の助成(練馬区に住所を有し居住する65歳以上の高齢者・助成対象機器は高齢者見守りネットワーク事業協定を締結している団体が提供する機器のうち区が指定する機器・助成金額は初期費用に要した額(上限10,000円)・1世帯につき1回限り・月額利用料等は利用者負担・対象機器導入後3か月以内に申請・地域包括支援センターで申請(郵送も可)・更新日2026年9月16日)
- 窓口
- 練馬区 高齢施策担当部高齢者支援課
- 確認日
- 確認先
- https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/koreisha/nichijo/mimamoriict.html
- 郵便局のみまもりサービス(高齢者見守り)(みまもり訪問は月1回・30分程度の訪問で生活状況を写真付きの報告書で家族など指定先へ報告・月額2,500円(税込)・みまもりでんわは毎日の自動音声の電話で体調確認・月額1,070円(税込)〜・訪問+でんわは月額3,460円(税込)〜・駆けつけはオプションで警備会社が提供し別途契約が必要・駆けつけの際に生じる料金は1回につき5,500円(税込)・駆けつけ付きは月額4,340円・3,380円・1,950円(税込)〜・ケガで入院したときのみまもり保険が追加料金なしで付く)
- 窓口
- 日本郵便
- 確認日
- 確認先
- https://www.post.japanpost.jp/life/mimamori/
