歓送迎会の会費の相場は?|調査の平均は1回4,781円。主役の会費、役職で差をつける決め方、送別の品の集め方と家計簿での書き方

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歓送迎会は、異動や入社、退職で職場を出入りする人を、迎えたり送り出したりする会です。会費の額に決まりはなく、店のコースや人数、主役の分を誰が持つか、上司が多めに出すかで変わります。

まず、出る人が払う会費を、民間の調査で出た平均の額と、額の幅ごとの割合から確かめます。続いて、主役の会費と役職で差をつける決め方、送別の品の集め方を、例の数字で並べます。

送別会の会費が5,500円と案内されましたが、相場と比べて高いのか分かりません。幹事になったときに、主役や上司の分をどう決めればよいかも迷います。

歓送迎会の会費の目安

調査の平均は、想定4,781円・実際4,843円

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、2026年春の歓送迎会1回1人あたりの想定予算の平均は4,781円でした。前の年より384円高く、この調査で最も高い想定額だと報告書は書いています。

2025年に実際にかかった参加費の平均は4,843円で、そのときの想定額の平均4,397円を上回りました。実際の参加費は、3年続けて調査の始まりから最も高い額になっています。

調査は2026年2月2日〜12日に、首都圏・関西圏・東海圏に住む20〜69歳の男女7,665人に聞いたものです。報告書の平均は、自分では払わない「0円」の回答を外して計算した値です。

額の幅ごとの割合は、5,000円台が38.0%

2025年に実際にかかった参加費を額の幅ごとに見ると、5,000円〜6,000円未満が38.0%で最も高く、4,000円〜5,000円未満が18.4%でした。この2つの幅で、半分をこえます。

2026年の想定予算でも、5,000円〜6,000円未満が36.5%で最も高く、次が3,000円〜4,000円未満の17.5%です。報告書は、節約の気持ちから3,000円台の会が求められているかもしれないと書いています。

歓送迎会の会費の目安の図。ホットペッパーグルメ外食総研の調査で、2026年の歓送迎会1回1人あたりの想定予算の平均は4,781円、2025年に実際にかかった参加費の平均は4,843円。2025年の参加費の幅は5,000円〜6,000円未満が38.0%、4,000円〜5,000円未満が18.4%。2019年の別の調査では、会場代や飲食費を含めて3,000円〜3,999円が38.9%、4,000円〜4,999円が33.1%

会場代を含めた別の調査では、3,000円台が38.9%

株式会社Rebaseの調査(2019年1〜2月・レンタルスペースの予約サービスの20代以上の利用者1,000人)では、会場代や飲食費を含めた歓送迎会の費用は、3,000円〜3,999円が38.9%、4,000円〜4,999円が33.1%でした。合わせて約7割です。

同じ調査で、歓送迎会の参加人数は10〜19人が44.7%、5〜10人が30.5%でした。歓送迎会をする相手は「仕事関係の人」が45.6%です。調査の時期と対象が違うので、2つの調査の額はそのまま比べられません。

会費4,500円は高いか

案内された会費が4,500円だったとします。2026年の調査の想定予算の平均4,781円と比べると、4,500円はそれより低い額です。

高いか低いかは、平均の額だけでは決まりません。案内された会費は、調査の平均に加えて、料理や飲み放題、個室かどうかといった内容をあわせて見ます。

主役の会費

主役は会費を払わない形が紹介されている

歓迎会の新入社員や、送別会で送られる人は、主役として会費を取らない形があります。主役の会費は、無料〜2,000円という目安もあります。

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、2025年の歓送迎会で、1回あたりの参加費を「0円(自分では払わない)」と答えた人は2.2%でした。主役だったからかなど、払わなかった理由までは報告書に出ていません。

主役の分は、ほかの参加者で割る

主役の会費を取らないと、その分を誰が持つかを決める必要があります。参加者全員で均等に割るか、上司や役職の高い人の額を上げるかを、店を決める前に上司と相談しておきます。

役職で差をつける決め方

役職ごとの目安

上司が多めに出す「傾斜配分」で会費を決める形もあります。その目安は、一般の社員4,000〜6,000円、係長・主任5,000〜7,000円、課長以上7,000〜10,000円です。

差のつけ方には、上司を1.5倍や2倍にする、上司に2,000円を足す、新入社員を一律2,000円にするなど、いくつかの形があります。どの形にするかは、職場のこれまでのやり方に合わせます。

ステップ1店の総額を出す15分

店のコースの1人あたりの額に、主役を含めた参加の人数を掛けて、店に払う総額を出します。1人5,000〜6,000円に人数を掛けた額を目安に店を探す方法もあります。

ステップ2主役と役職の会費を先に決める10分

主役の会費を0円にし、役職ごとの額を決めて、総額から引きます。役職の額は、本人に事前に伝えて了解を取っておくと、当日の集金で迷いません。

ステップ3残りを一般の参加者で割る10分

総額から主役と役職の分を引いた残りを、一般の参加者の人数で割ります。割り切れないときは、100円単位で切り上げて集める方法が紹介されています。

歓送迎会の会費の傾斜の例の図。参加15人、店のコース5,000円×15人で75,000円。主役2人は0円、課長1人8,000円、係長2人は6,000円×2人で12,000円、一般の社員10人は5,500円×10人で55,000円。会費の合計75,000円。金額は例

図は、主役2人を含む15人が出る送別会で、店のコースを1人5,000円とした例です。主役を0円、課長を8,000円、係長を6,000円にすると、一般の社員10人の会費は1人5,500円で、店の総額75,000円と同じ額が集まります。

送別の品を贈るとき

会費と、品物のお金を分けて集める

送別会で花束や品物を贈るときは、会費とは別に、品物のお金を集める方法があります。分けて集めると、送別会に出られない人も品物のお金だけ出せます。

会費に品物の分を上乗せするときは、案内に「品物代を含む」と書いておくと、会費の額が高く見えても理由が伝わります。職場で出し合う餞別の1人あたりの目安と表書きは餞別の相場に、退職する人へのお祝いの品と額は退職祝いの相場にまとめています。

幹事の段取り

予約と、人数の確定

1週間以上前に店を予約し、3日前から前日に参加者へ日時・場所・会費を知らせて、最終の人数を店に伝える流れが目安です。この時期は個室などの競争率が高いので、早めに動きます。

確定した人数で予約すると、当日に欠席が出てもその分を払うことがあります。予定より少なめの人数で予約し、当日人数が増えたら何人まで受けられるかを店に聞いておく方法が紹介されています。

集め方と、欠席したときの会費

会費は、当日に現金で集めるか、事前に振り込んでもらうかを決めます。事前に集めると当日のキャンセル分を幹事が持つ心配が減り、当日に集めるなら、おつりの用意と受け取った人の名簿が要ります。

欠席でお店のキャンセル料がかかるときは、その分を欠席した本人が負担するのが一般的とされます。キャンセル料の扱いは、案内を出すときにあわせて伝えておきます。

幹事の会費

幹事の会費を無料にするか、500〜1,000円割引にする形があります。ただし職場によって違うので、自分で決めずに、上司に確かめてから案内に書きます。上司から受け取る寸志の扱いは寸志の相場にあります。

歓送迎会が続く月の家計

3月と4月に、送別と歓迎が重なる

年度の終わりと始めには、異動や退職の送別会と、新しく来る人の歓迎会が続きます。歓送迎会が重なると、その月の生活費が足りなくなることもあります。異動で配るお菓子の額は異動のお菓子の相場にあります。

ホットペッパーグルメ外食総研の調査では、2025年に歓送迎会に参加した人の割合は19.6%、参加しなかった人を含めた平均の参加回数は0.41回でした。会費5,000円の会に3月と4月で2回ずつ出れば、2か月で2万円になります(例)。

先に予定を書いておく

職場の異動の発表が出たら、送別会と歓迎会の回数を見込み、会費と送別の品の分を、3月と4月の予定に書いておきます。部署で積み立てをしている職場なら、その分は会費から引いて見込みます。年末の忘年会の会費は、忘年会の会費の相場で調査の平均を並べています。

家計簿での書き方

会費は、外食か交際費のどちらかにそろえる

総務省の家計調査の分類に照らすと、会費は会の目的で分かれます。お酒を飲むための会費は外食の「飲酒代」、食事のための会費は外食の「他の主食的外食」、親睦や付き合いのための会費は交際費の「つきあい費」です。

歓送迎会の会費をどちらに入れるかは、家計簿の中で1度決めてそろえます。入れる線の考え方は家計簿の交際費はどこまで入れる?にまとめています。

お金で渡す餞別は、家計調査では交際費の「贈与金」の例示に「せん別」があります。品物を贈る分も、会費とは別の行で交際費に書くと、あとで見分けられます。

幹事が集めたお金は、自分の分だけを書く

幹事が店にまとめて払うと、口座やカードからは全員分の額が出ていきます。ほかの人から集めた会費は自分の支出ではないので、家計簿に書くのは自分の1人分だけです。

集めた現金は、ほかの支払いに使わず、店の支払いに使ったカードの引き落とし口座にすぐ入れる方法が紹介されています。立て替えて払ったときの一覧の作り方は、家計簿の立替金にまとめています。

迷いやすい場面

歓迎会と送別会を、同じ会で開く

歓迎と送別を1つの会にまとめるときは、送られる人と迎えられる人の両方が主役です。主役の人数が増えるほど、ほかの参加者の会費が上がるので、主役の分をどう分けるかを先に決めます。

会費を抑えたい

幹事になると、店の候補を選べるので、会費を抑えやすくなります。夜より値段の安い昼の時間帯に歓送迎会のコースを出す店もあります。

よくある質問

Q歓送迎会の会費の相場はいくらですか

民間の調査(ホットペッパーグルメ外食総研)では、2026年春の歓送迎会1回1人あたりの想定予算の平均は4,781円でした。2025年に実際にかかった参加費の平均は4,843円です。

Q主役も会費を払いますか

主役は会費を取らない形があります。主役の分は、ほかの参加者で均等に割るか、上司が多めに出して受け持ちます。

Q上司は会費を多く払うものですか

決まりはありませんが、役職で差をつける「傾斜配分」という形があります。目安は、一般の社員4,000〜6,000円、係長・主任5,000〜7,000円、課長以上7,000〜10,000円です。

Q送別の品のお金は、会費に含めますか

会費とは別に集めると、送別会に出られない人も品物のお金だけ出せます。会費に含めるときは、案内にその旨を書いておきます。

Q歓送迎会の会費は、家計簿の何の項目ですか

家計調査の分類に照らすと、お酒や食事のための会費は外食、親睦や付き合いのための会費は交際費です。どちらかにそろえ、送別の品のお金は別の行に書きます。

まとめ

  • 歓送迎会の会費に決まりはない。民間の調査(ホットペッパーグルメ外食総研)では、2026年の想定予算の平均は4,781円、2025年に実際にかかった参加費の平均は4,843円
  • 2025年の参加費の幅は5,000円〜6,000円未満が38.0%、4,000円〜5,000円未満が18.4%
  • 主役は会費を取らない形が紹介されていて、その分はほかの参加者で割るか、上司が多めに出す
  • 傾斜配分は、店の総額から主役と役職の分を引き、残りを一般の参加者で割る
  • 送別の品のお金は会費と分けて集め、家計簿でも会費と別の行に書く。幹事は自分の1人分だけを書く

案内された会費を、調査で出た平均の額と見比べれば、相場との差が分かります。幹事になっても、主役と役職の分を先に決めて残りを割れば、会費は迷わずに出せます。

この記事で参照した公的情報

  1. 「歓送迎会」&「花見」動向を調査(2026年2月実施)(ホットペッパーグルメ外食総研・2026年3月18日発表=2026年の歓送迎会の1回1人あたりの想定予算の平均4,781円(前年比+384円)・5,000円〜6,000円未満36.5%・3,000円〜4,000円未満17.5%/2025年の実際の参加費の平均4,843円・想定額の平均4,397円・5,000円〜6,000円未満38.0%・4,000円〜5,000円未満18.4%・0円(自分では払わない)2.2%・1万円以上4.0%/平均は0円を除いて集計/2025年の歓送迎会の参加率19.6%・平均参加回数0.41回/2026年の歓送迎会の相手は会社・仕事関係が28.8%で最多/調査時期2026年2月2日〜12日・首都圏・関西圏・東海圏在住の20〜69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)・有効回答7,665人)
    窓口
    株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研
    確認日
    確認先
    https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20260318
  2. 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(飲酒代=飲酒を目的とした諸会費も含む/他の主食的外食=食事を目的とした会費及び積立ても含む/つきあい費=親睦又は交際的要素のある会費/贈与金=せん別・香典・見舞金・謝礼金・祝儀)
    窓口
    総務省統計局
    確認日
    確認先
    https://www.stat.go.jp/data/kakei/kou2025/zuhyou/kouh2025.xlsx

この記事を書いているのは

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