車の買い替えは平均何年?|買い替えた世帯は9.4年、登録から抹消までは13.35年、3つの平均の違いと考える節目、家計簿での備え方

車を何年で買い替えるかの「平均」は、調べると7年台、9年台、13年台と違う数字が出てきます。どれかが誤りというより、何を数えたかが違う数字です。内閣府の消費動向調査(2026年3月)では、二人以上の世帯が買い替えた乗用車は、平均で9.4年使われていました。
この記事では、3つの平均がそれぞれ何を表すかを分けたうえで、車検や保証、13年の税など買い替えを考える節目を確かめます。最後に、買い替えにかかるお金と、次の車に向けた取り分けを家計簿にどう書くかをまとめます。
今の車に乗って8年目に入りました。まわりと比べて早いのか遅いのか、何年目を目安に考えればよいのかが分かりません。
車の買い替えの平均は、どの数字を見るかで変わる
車の買い替えの年数として出てくる数字は、出どころによって数え方が違います。次の3つは、どれも乗用車の数字です。
- 買い替えた世帯が、前の車を使った年数:内閣府の消費動向調査
- 買い替えた人が、前の車を持っていた期間:日本自動車工業会の乗用車市場動向調査
- 初めて登録されてから抹消されるまでの年数:自動車検査登録情報協会の統計

図は、3つの平均を出どころごとに並べたものです。1台の車を何人が乗り継いだかを数えるかどうかで、年数が開きます。
買い替えた世帯が使った年数は9.4年(内閣府 消費動向調査)
消費動向調査の2026年3月の調査では、2025年4月から2026年3月に乗用車を買い替えた二人以上の世帯の平均使用年数は9.4年でした。この平均は、その1年に買い替えた世帯だけを分母にした年数です。
単身世帯の乗用車の平均使用年数は8.2年でした。どちらも、新車で買ったか中古車で買ったかを分けない平均で、その世帯が手放すまでに使った年数を聞いています。
前の車を持っていた期間は7.2年(日本自動車工業会の調査)
日本自動車工業会の「2025年度乗用車市場動向調査」は、単身世帯を含む全国の一般世帯に、2025年9月にWEB法で聞いた調査です。買い替えで今の車を買った人の、前の車の平均保有期間は7.2年でした。
前の車を新車で買っていた人の平均保有期間は7.3年、中古車で買っていた人は7.1年でした。この調査は今回から訪問による調査をWEB法に切り替えたので、前の回の数字とはそのまま比べられないと書かれています。
平均を出すとき、「10年超」と答えた人は一律10.5年として数えています。10年を超えて持っていた人は3割弱いて、その人たちが実際に何年持っていたかは、この平均には表れません。
登録から抹消までは13.35年(自動車検査登録情報協会)
自動車検査登録情報協会によると、2025年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.35年でした。初めて登録されてから抹消登録されるまでの年数の平均です。
この年数には、最初の持ち主が手放したあと、中古車として次の人が乗った年数も入ります。1つの世帯が持っていた年数ではなく、車そのものが何年使われたかの数字です。なお、これまでの過去最長は2021年3月末の13.87年です。
同じ協会の統計では、2025年3月末に走っている乗用車(軽自動車を除く)の平均車齢は9.44年でした。今、道を走っている車が、初めての登録から平均でどれだけたっているかを表す数字です。
自分の車は、どの数字と比べればよいか
自分が何年で買い替えるかを考えるなら、世帯が使った年数(9.4年)や、前の車を持っていた期間(7.2年)が近い数字です。13.35年は、中古車として次の人に渡った年数を含む、車そのものの年数です。
13.35年を「平均ではこの年数まで乗る」と読むと、1つの世帯が乗る年数より長く見えます。手放した車が売れるか、廃車になるかを考えるときの目安として見ておくと、取り違えずに済みます。
買い替えの理由は、故障が26.3%
消費動向調査では、買い替えの理由も聞いています。2026年3月の調査で、二人以上の世帯が乗用車を買い替えた理由は次のとおりでした。
- 故障:26.3%
- 上位品目への移行(より上の品に替える):19.7%
- 住居の変更(新築・購入・増改築・転居):0.3%
- その他:53.6%
単身世帯では、故障が20.4%、上位品目への移行が16.3%、住居の変更が1.0%、その他が62.2%でした。どちらの世帯でも、故障より「その他」の割合が大きく、半分を超えています。
その他の中身は、この調査では分けて示されていません。車検の前、税が上がる前、家族が増えたときなど、壊れる前に替える節目は次の節で見ます。
買い替えを考える節目
年数のほかに、出費が増える前、車の価値が下がる前を目安にする考え方が紹介されています。どれか1つで決めるより、今の車がいくつ当てはまるかを見ておきます。
車検の前
自家用の乗用車は、新車で買ってから初めての車検が3年後、そのあとは2年ごとです。車検の前は、法定費用と整備の費用がまとまって出るので、このまま乗るか替えるかを考える区切りになります。
車検を通した直後に売っても、売れる額に車検代の分が上乗せされるとは限りません。車検にかかる額の中身と、13年・18年での変わり方は車検の費用はいくら?にまとめています。
メーカーの保証が切れるころ
新車には、メーカーの保証が付いています。保証には一般保証と特別保証があり、一般保証は3年、特別保証は5年で切れるとされ、切れる時期も買い替えを考える節目になります。期間と走った距離の上限は、保証書に書かれています。
保証が切れたあとの修理は、自分で払うことになります。保証書や車の取扱説明書で、いつ・何kmで切れるかを確かめておくと、その前に乗り続けるかを考えられます。
13年を過ぎると、税が重くなる
国土交通省のグリーン化特例の概要では、ガソリン車とLPG車は初めての登録から13年を超えると、ディーゼル車は11年を超えると、自動車税が概ね15%重くなります。三輪以上の軽自動車は、13年を過ぎると軽自動車税が概ね20%重くなります。
電気自動車やガソリンのハイブリッド自動車などは、この重課の対象から外れています。排気量ごとの額は自動車税はいくら?に並べています。
車検のときに払う自動車重量税も、13年と18年で上がります。国土交通省の2026年5月1日からの税額表で、エコカー減税から外れる自家用の乗用車を見ると、0.5トンあたりの2年分は8,200円です。13年を経過すると11,400円、18年を経過すると12,600円に上がります。
走った距離が10万kmに近づくころ
車の寿命として「10年・10万km」という目安が紹介されることがあります。ただ、これは法律や公的な機関が決めた線ではなく、手入れや乗り方で変わるとされています。
10万kmを超えると修理が増え、売るときの額も下がると説明されています。距離が大きく伸びる前に、今の車がいくらで売れそうかを見ておくと、乗り続けるかを比べられます。
日本自動車工業会の調査では、1か月の走行距離の平均は345kmでした。このペースで走ると、1年で4,140km、10万kmに届くまで約24年かかる計算です(計算の例)。年数より先に距離が来る車と、距離より先に年数が来る車があるので、両方を見ます。
修理の見積もりが高くなったとき
年数がたつと、エンジンや変速機などの大きな部品に不具合が出て、修理代がかさむことがあるとされています。消耗品の交換とは額の桁が違うので、見積もりをもらったら、その額と今の車が売れそうな額を並べて考えます。
家族や暮らしが変わるとき
子どもが生まれて乗る人数が増える、子どもが独立して大きな車が要らなくなる、通勤の距離が変わる、といった変化も買い替えのきっかけに挙げられています。乗る人数や走る距離が変わると、合う車の大きさや燃費が変わるからです。
決算期とボーナスの時期
決算期の3月と9月は、販売店の値引きを期待できることがあると紹介されています。7月と12月のボーナスの時期に売り出しをしていることがあり、月末までの納車にすると値引きを引き出しやすいともされます。
一方で、中古車の値段は、時期より車の状態で変わる部分が大きいとされています。時期だけで決めず、予算に合う車があるかを見て決めます。
長く乗るか、早めに替えるか
長く乗るほど、1年あたりの車の代金は小さくなります。ただ、13年を過ぎると税が上乗せされ、年数がたつと修理代もかさむことがあります。どちらが少ない額で済むかは、車と使い方で変わります。
比べるときは、どちらも次の式で1年あたりの額を出します。数字は自分の車の見積もりや、明細から取ります。
- 1年あたりの車の代金:(買った額−売れた額)÷乗った年数
- 1年あたりの維持費:税・車検・保険・修理・燃料などの1年分
この2つを足した額が、その乗り方の1年あたりのお金です。乗る人数や使い方が変わらないなら、1台を長く使うほうが車の代金を抑えられるとされます。
一方で、乗る人数や走る距離が変われば、替えたほうが維持費が下がることもあると書かれています。維持費を自分の明細から月割りにする手順は車の維持費は月いくら?にまとめています。
買い替えにかかるお金
総務省の家計調査(2025年)では、二人以上の世帯が車を買ったときの1台あたりの平均価格は196万2,930円でした。家計調査の「自動車購入」は中古車も含むので、新車と中古車をまとめた平均です。
同じ調査で、二人以上の世帯の自動車購入の年間の支出金額は109,579円でした。その年に車を買わなかった世帯も含めて割った額なので、1回の買い替えの額とは別の数字です。
車の代金のほかにかかるもの
車を買うときは、車の代金のほかに、税・自賠責保険料・登録の手数料などの諸費用がかかります。2026年4月からは、買うときの税のうち環境性能割が無くなりました。内訳は車を買うときの諸費用にあります。
今の車を手放すとき
今の車を売るか下取りに出すときは、名義を変える手続きがあります。売れずに廃車にするときは、解体や抹消登録の費用がかかり、自動車税や重量税が戻ることもあります。名義変更は車の名義変更の費用、廃車は廃車の費用にまとめています。
ローンが残っている車は、残りの額を先に確かめておくよう勧められています。売れた額で払い終えられるかによって、手元に残るお金が変わるからです。
家計簿での備え方
次の車の代金は、数年に1回の大きな出費です。いつ替えるかを決めて、毎月少しずつ取り分けておくと、買う年に家計が大きく崩れずに済みます。
ステップ1次に替える年を決める5分
車検証で初めて登録した年月を見て、今が何年目かを確かめます。そのうえで、次の車検、保証が切れる時期、13年の区切りのどれを目安にするかを決め、替える年と月を書いておきます。
ステップ2次の車の見込み額と、今の車が売れる見込みを書く10分
次の車の見込み額は、車の代金に諸費用を足した額にします。今の車が売れる見込みは、走った距離と年数で大きく変わるので、高く見積もりすぎないようにします。
ステップ3足りない額を、替えるまでの月数で割る3分
見込み額から売れる見込みを引いた額を、替えるまでの月数で割ると、1か月に取り分ける額になります。端数は切り上げておくと、買う月に足りなくなりにくくなります。

図は、次の車の見込み額を190万円、今の車が売れる見込みを22万円と置いた例です。足りない168万円を7年(84か月)で割ると、1か月に20,000円を取り分ける計算になります(金額は例)。
取り分けたお金は、生活費の口座とは別に置き、家計簿では支出ではなく「移動」として書きます。書き方は貯金の記事の目的ごとに貯めるときにあります。
買った月の書き方
家計調査では、車の代金は「自動車等購入」、ガソリンや整備、保険などは「自動車等維持」と分けています。家計簿でも、車の代金と諸費用、毎月の維持費を別の行にしておくと、次の買い替えの見込みを立てるときに額を拾いやすくなります。
今の車が売れたお金は、車の代金の行から引かずに、受け取った額として別の行に書きます。買った額と売れた額が両方残るので、あとで1年あたりの車の代金を出せます。
よくある質問
Q車の買い替えは、何年目を目安にすればよいですか
決まった年数はありません。買い替えた二人以上の世帯の平均は9.4年(2026年3月の消費動向調査)、前の車を持っていた期間の平均は7.2年(2025年度の乗用車市場動向調査)でした。車検、保証、13年の税の区切りのどれに近いかを見て、自分の年数を決めます。
Q平均の13年は、何の数字ですか
自動車検査登録情報協会の平均使用年数で、2025年3月末の乗用車(軽自動車を除く)は13.35年でした。初めての登録から抹消までの年数で、中古車として次の人が乗った年数も入ります。1つの世帯が乗る年数とは別の数字です。
Q軽自動車は、早めに替えたほうがよいですか
自動車検査登録情報協会の平均使用年数は軽自動車を除いた数字で、消費動向調査の乗用車も軽自動車を分けていません。税の面では、三輪以上の軽自動車は13年を過ぎると軽自動車税が概ね20%重くなるので、その区切りを1つの目安にできます。
Q中古車で買った車は、何年乗れますか
車の状態と走った距離で大きく変わります。日本自動車工業会の調査では、前の車を中古車で買っていた人の平均保有期間は7.1年でした。登録からの年数は車検証で、13年の区切りまで何年あるかは初めて登録した年月から数えられます。
Q10万kmを超えたら、買い替えるべきですか
10万kmは、法律で決まった線ではありません。超えても走れる車はあり、部品の交換と修理の見積もりの額で判断が変わります。交換が重なる時期と、売るときの額が下がる点を、乗り続ける費用と並べて考えます。
Q13年を過ぎたら、替えたほうが得ですか
13年を過ぎると、ガソリン車とLPG車の自動車税は概ね15%、自動車重量税は0.5トンごとに2年分で11,400円に上がります。ただ、上がる額と新しい車の代金は桁が違うので、税だけで決めず、修理代や売れる額と比べます。ガソリンのハイブリッド車などは、自動車税の重課の対象外です。
まとめ
- 車の買い替えの平均は、数え方で違う。買い替えた二人以上の世帯が使った年数は9.4年、前の車を持っていた期間は7.2年、登録から抹消までは13.35年
- 消費動向調査では、乗用車の買い替えの理由は故障が26.3%、その他が53.6%
- 車検の前、保証が切れるころ、13年の税、走った距離、修理の見積もり、暮らしの変化が、考える節目
- 13年を過ぎると、ガソリン車の自動車税は概ね15%重くなり、重量税も上がる
- 家計調査(2025年)では、車1台の平均価格は196万2,930円(中古車を含む)
- 次の車の代金は、替える年を決めて、足りない額を月数で割って取り分ける
この記事で参照した公的情報
- 消費動向調査 令和8年(2026年)3月実施調査結果 第5表 主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯・令和7年4月から令和8年3月の買替え・乗用車の平均使用年数9.4年・買替え理由 故障26.3%・上位品目への移行19.7%・住居の変更0.3%・その他53.6%・平均使用年数は買替えをした世帯のみを分母として算出)
- 窓口
- 内閣府 経済社会総合研究所
- 確認日
- 確認先
- https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/honbun202603.pdf
- 消費動向調査 2026年3月調査 第4表 主要耐久消費財の買替え状況(単身世帯の乗用車 平均使用年数8.2年・故障20.4%・上位品目16.3%・住居変更1.0%・その他62.2%)
- 車種別の平均使用年数推移表・平均車齢推移表(令和7年3月末・乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数13.35年・過去最長は令和3年の13.87年・平均車齢9.44年)
- 窓口
- 一般財団法人 自動車検査登録情報協会
- 確認日
- 確認先
- https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
- 2025年度乗用車市場動向調査(2026年3月・調査時期2025年9月・WEB法・単身世帯を含む一般世帯・前保有車の平均保有期間7.2年・新車7.3年・中古車7.1年・10年超は3割弱・月間走行距離の平均345km)
- 窓口
- 一般社団法人 日本自動車工業会
- 確認日
- 確認先
- https://www.jama.or.jp/release/news_release/2026/3582/
- 自動車税のグリーン化特例の概要(令和8年4月1日〜令和10年3月31日・重課=ガソリン車とLPG車は13年超、ディーゼル車は11年超で概ね15%・三輪以上の軽自動車は13年経過で概ね20%・電気自動車やガソリンハイブリッド自動車などは対象外)
- 窓口
- 国土交通省
- 確認日
- 確認先
- https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001993314.pdf
- 地方税法 附則第12条の3 第1項・附則第12条の4 第3項(自動車税の税率の特例。自家用の乗用車の13年超・11年超の重課は附則第12条の4 第3項が附則第12条の3 第1項各号の年度を引いて定める。2026-10-01施行の今の版から、いちばん先の未施行の版(2030-06-19施行)まで同じ条文)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226
- 令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(2026年5月1日から2028年4月30日までの継続検査等・自家用の乗用車 0.5トンごと2年分 13年未満8,200円・13年経過11,400円・18年経過12,600円)
- 窓口
- 国土交通省
- 確認日
- 確認先
- https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001884517.pdf
- 道路運送車両法 第61条(自動車検査証の有効期間=自家用乗用自動車は2年・初めて交付するときは3年。2026-04-01施行の今の版で、未施行の版は無い)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185
- 家計調査 家計収支編 2025年 第4-1表(品目分類・二人以上の世帯・全国)(自動車購入の年間の支出金額109,579円・購入数量0.056・平均価格1,962,930.28円)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040409546
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年)(7.2 自動車等関係費・7.2.1 自動車等購入・740 自動車購入=中古車も含む・7.2.3 自動車等維持)
