敬老の日のプレゼントの予算はいくら?|3,000〜5,000円が目安。孫・子・義理の親ごとの額と、9月の家計簿での書き方

敬老の日の贈り物の予算には、法律や公的な決まりはありません。目安になるのはギフトの売り場や読み物の案内で、3,000〜5,000円を目安とするものが並びます。
国の法律で決まっているのは、敬老の日がいつで、何のための日かということです。この記事では、贈る人と相手ごとの額と、何歳から贈るか、家計調査で見る9月の切り花の支出、家計簿での書き方をまとめます。
敬老の日に、祖父母や親へいくらくらいの品を贈ればよいのか分かりません。何歳から贈るものなのかも分からず迷います。
敬老の日の贈り物の予算の目安
敬老の日の贈り物は、3,000〜5,000円を目安とする案内が並びます。その中でも3,000円前後を相場とする案内があり、お菓子やグルメ、花、日用品などを選べる額とされています。

図は、案内に出ている額を、贈る人と年ごとにまとめたものです。同じ場面でも案内によって額が違うので、幅を持たせています。
孫から祖父母へ
孫から祖父母へ贈るときは、1,000〜3,000円くらいの品でもよいとする案内があります。お小遣いの範囲なら1,000円くらいとし、高すぎる品はかえって祖父母に気を遣わせるとする案内もあります。
小さい孫なら、手紙や似顔絵、手作りの品を贈る形が紹介されています。孫が大きくなるにつれて、自分のお小遣いで選んだり、少し高めの品にしたりと、年齢に合わせて額を変える形も挙げられています。
子から親へ・義理の親へ
高齢の親に、子どもから贈る形もあります。ふだん自分では買わない品や、前から気にしていた品を選ぶ形が紹介されています。
義理の親には、孫からの贈り物という形にして渡すことを勧める案内があります。のしの差出人は孫の名前にし、子としての感謝は別の機会に伝える形です。
奮発する年・節目の年
少し奮発するなら1万円程度とする案内があります。1万円以内を目安に、その中で3,000〜5,000円の品が選ばれているとする案内もあります。
古希(70歳)や喜寿(77歳)など特別な年には、2万円以上の予算で、旅行やエステなどの体験を贈る形も紹介されています。1万円の予算では、レストランや料亭での食事を贈る形が挙げられています。古希の年に贈るお祝いの額の目安は古希祝いの相場はいくら?にまとめています。
額より、相手に合うかを見る
高い品である必要はないとする案内があります。相手の好みや暮らしに合う品と、手紙や一緒に過ごす時間を大事にする形が紹介されています。
お祝いされることに抵抗がある人もいるとされています。祝われる側に聞いた民間の調査でも、敬老の日にお祝いされることに抵抗があると答えた人がいます。
敬老の日は、法律で決まった国民の祝日
敬老の日は、国民の祝日に関する法律で決まった祝日です。日にちは「九月の第三月曜日」で、趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」と書かれています。
内閣府の祝日の一覧では、敬老の日は2026年が9月21日、2027年が9月20日です。1966年から2002年までは、敬老の日は毎年9月15日でした。
9月15日は「老人の日」
敬老の日とは別に、老人福祉法では9月15日を「老人の日」、9月15日から21日までを「老人週間」としています。老人の福祉への関心と理解を深め、老人に自らの生活の向上に努める意欲を促すための日と週です。敬老の日は月曜日に合わせて日にちが動きますが、老人の日は毎年9月15日です。
何歳から贈るか
国民の祝日に関する法律には、敬老の日に祝う人の年齢は書かれていません。何歳から贈るかは、法律ではなく家族で決めることです。
目安にされる年齢は、案内によって違います。法令で65歳以上を高齢者としていることを目安に挙げる案内もあります。ただ、たとえば高齢者虐待の防止などに関する法律の「65歳以上」は、この法律の中での「高齢者」の決まりで、敬老の日に祝う人を決めたものではありません。
還暦や古希を迎えたときや、孫が生まれたときから贈り始める形を挙げる案内もあります。祝われる側に聞いた調査もあり、楽天インサイトが2020年8月に全国の65〜79歳の男女1,000人に聞いた調査では、適切な年齢として「70〜74歳」が最も高い答えでした。
贈るときに気をつけること
敬老の日の贈り物には、避けたほうがよいとされる品や、のしの付け方の案内もあります。気にするかどうかは人によるので、相手に合わせて決めます。
- 寝具やパジャマ:「寝たきり」を思わせるとして避けるとされる
- 鉢植え:「根付く」が「寝付く」を思わせるとして、とくに入院中の人には避けるとされる
- 下着・靴・靴下:目上の人には好ましくないと考える人がいる
- のし:付けるなら表書きは「祝 敬老の日」などで、水引は何度あってもよいお祝いに使う蝶結び
- 食べ物:食べきれる量と日持ちを見て、硬いものや調理の手間がかかるものは避ける
相手が遠くに住んでいるときは、品物を送り、電話や手紙で気持ちを伝える形が紹介されています。近くに住んでいるなら、一緒に食事をする形もあります。
家計調査で見る、9月の切り花
総務省の家計調査で、切り花の1世帯あたり1か月の支出を見ると、9月は前後の月と比べて額が違います。2025年の二人以上の世帯(品目分類)では、9月が779円でした。

前の月の8月は1,052円、次の月の10月は525円でした。9月は10月より大きく、8月より小さい額です。
9月の額には、敬老の日の分だけが入っているわけではない
9月には、敬老の日のほかに秋分の日もあります。国民の祝日に関する法律では、秋分の日の趣旨は「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。」です。
家計調査の数字からは、何のために買った花かは分かりません。9月の額のうち、敬老の日の贈り物の分がいくらかは示されていません。
1人分の予算としては読めない
この額は、切り花を買わない世帯も含めた、1世帯あたりの平均です。家計調査の「切り花」には、花と籠などが一体になったものも含まれます。
品目分類では、自分の家に飾る花も、人に贈る花も、同じ品目に入ります。そのため、9月の額は、贈る分と家で飾る分を合わせた額です。
家計簿での書き方
敬老の日の出費は、贈る相手と一緒に暮らしているかどうかで、家計簿の項目が分かれます。家計調査の用途分類では、世帯の外の人に贈るために買った品を「交際費」に入れ、同じ世帯の家族のために買った品は、その品の項目に入れます。

図は、夫の実家と妻の実家の両方に贈る場合と、一緒に暮らす祖母に贈る場合の例です。金額は例で、実際には相手と予算の目安から額を決めて書きます。
別に暮らす祖父母・親への贈り物は、交際費に書く
別に暮らす祖父母や親は、世帯の外の人です。敬老の日の贈り物は、品物でも現金でも、1回かぎりのものなら交際費に書きます。
家計調査の仕送り金は、生活費などの全部または一部を継続的に補助するための現金支出です。毎月の仕送りをしている家は、敬老の日の贈り物とは行を分けておくと、1年の額を比べやすくなります。
一緒に暮らす祖父母・親への贈り物は、交際費に入れない
一緒に暮らす祖父母や親への贈り物は、家族の中の出費です。家計調査の用途分類でも、同じ世帯の家族のために買った品は、交際費ではなく、花なら教養娯楽のように、その品の項目に入ります。
家族の中の贈り物を、家族としての出費にするか、自分のこづかいから出すかは、家で決めておきます。毎年同じ分け方にそろえると、年ごとの額を比べられます。
夫の実家と妻の実家の両方に贈る
両方の実家に贈る家は、2件を同じ月の交際費に並べておくと、額をそろえたかどうかがひと目で分かります。贈る人を先に書き出しておくと、9月の合計を先に見込めます。
きょうだいで出し合って1つの品を贈り、自分がまとめて払ったときは、自分の分だけを交際費に書きます。ほかのきょうだいの分は「立て替え中」として分け、戻ったら消します。書き方は家計簿の立替金はどう書く?にまとめています。
子どもがお小遣いから贈った
孫にあたる子どもが、自分のお小遣いから祖父母に贈ったときは、親の家計簿には書きません。親が孫の分として品を用意して払ったときは、親の家計簿の交際費に書きます。
子どもにお小遣い帳をつけさせている家は、子どもの帳面に書くと、何にいくら使ったかを子ども自身が見返せます。小遣い帳のつけ方は子どもの小遣い帳のつけ方にまとめています。
年に1回の出費として、先に取り分ける
敬老の日のように毎年決まった月に出るものは、1年の合計を12で割って毎月取り分けておく方法もあります。やり方は家計簿の交際費はどこまで入れる?にあります。
5月の母の日と6月の父の日にも贈る家は、3つの月の交際費を並べて見ておくと、1年の中の偏りが分かります。母の日の予算と書き方は母の日の予算はいくら?にまとめています。
よくある質問
Q敬老の日のプレゼントの予算の相場は、いくらですか
ギフトの売り場や読み物の案内では、3,000〜5,000円が目安とされています。3,000円前後を相場とする案内や、1万円以内を目安とする案内もあります。
Q孫からは、いくらくらいの品を贈りますか
1,000〜3,000円くらいの品でもよいとする案内があります。小さい孫なら、手紙や似顔絵、手作りの品を贈る形も紹介されています。
Q敬老の日の贈り物は、何歳から贈りますか
国民の祝日に関する法律には、祝う人の年齢は書かれていません。還暦や古希、孫が生まれたときなどから贈り始める形が案内されていて、何歳からにするかは家族で決めます。
Q敬老の日と老人の日は、違う日ですか
違う日です。敬老の日は国民の祝日で9月の第3月曜日、老人の日は老人福祉法で決まった9月15日です。
Q敬老の日の贈り物は、家計簿のどの項目に書きますか
別に暮らす祖父母や親への贈り物は、交際費に書きます。一緒に暮らす祖父母や親への贈り物は家族の中の出費なので、品の項目か、家で決めた項目に書きます。
まとめ
- 敬老の日の贈り物の予算に公的な決まりはなく、目安はギフトの売り場や読み物の案内。3,000〜5,000円を目安とする案内が並ぶ
- 孫からは1,000〜3,000円くらいでもよいとされ、奮発するなら1万円程度、古希や喜寿など特別な年は2万円以上の体験を贈る形もある
- 敬老の日は国民の祝日に関する法律で9月の第3月曜日と決まっていて、2027年は9月20日。老人福祉法の老人の日は毎年9月15日
- 法律に「何歳から」の線は無く、何歳から贈るかは家族で決める
- 家計調査では、2025年の二人以上の世帯の切り花の支出は9月が779円。贈る分と家で飾る分を合わせた平均なので、1人分の予算としては読めない
- 家計簿では、別に暮らす祖父母・親への贈り物は交際費、一緒に暮らす祖父母・親への贈り物は家族の中の出費として書く。きょうだいで出し合ったら、自分の分だけを交際費にする
この記事で参照した公的情報
- 国民の祝日に関する法律 第2条(敬老の日=九月の第三月曜日・「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」)・第3条(「国民の祝日」は休日とする・前日と翌日が国民の祝日である日は休日とする)。2020年1月1日施行の版が現行で、未施行の版は無い(2026-09-27 に e-Gov の版一覧で確認)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC1000000178
- 「国民の祝日」について(令和8年(2026年)の敬老の日は9月21日・9月22日は祝日法第3条第3項による休日・秋分の日は9月23日。令和9年(2027年)の敬老の日は9月20日)と、昭和30年(1955年)から令和9年(2027年)の国民の祝日の一覧(敬老の日は1966年から2002年まで9月15日、2004年は9月20日)
- 老人福祉法 第5条(老人の日は九月十五日・老人週間は同日から同月二十一日まで)。令和8年法律第51号などによる未施行の版(2027年4月1日〜2029年6月24日の版)でも第5条の文は変わらない(2026-09-27 に e-Gov で確認)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/338AC0000000133
- 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律 第2条(この法律において「高齢者」とは、六十五歳以上の者をいう)。2027年4月1日・2029年6月24日施行の未施行の版でも第2条第1項は変わらない(2026-09-27 に e-Gov で確認)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/417AC1000000124
- 統計トピックスNo.149 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-(令和8年9月20日。65歳以上人口は2026年9月15日現在の推計で3624万人・総人口に占める割合29.6%)
- 窓口
- 総務省統計局
- 確認日
- 確認先
- https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1490.html
- 敬老の日に関する調査(2020年9月14日公表。2020年8月4日〜6日・インターネット調査・楽天インサイトのモニターのうち全国の65〜79歳の男女1,000人。「敬老の日」にお祝いされる年齢として適切なのは何歳からかの問いで「70~74歳」が最も高い)
- 窓口
- 楽天インサイト株式会社(民間の調査)
- 確認日
- 確認先
- https://insight.rakuten.co.jp/report/20200914/
- 家計調査 品目分類(全品目)(2025年改定):支出金額(月)二人以上の世帯(2025年1月〜2026年7月の切り花)
- 窓口
- 総務省統計局(政府統計の総合窓口 e-Stat)
- 確認日
- 確認先
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040270651
- 家計調査 収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)(切り花=花と籠などが一体となっているものも含む/交際費=贈答用金品及び接待用支出並びに職場、地域などにおける諸会費及び負担費。用途分類では世帯外の人のために使う贈答用と接待用に購入したものを「交際費」に分類し、品目分類では使う目的にかかわらず同じ項目に分類する/仕送り金=世帯票に記載のない者への生活費などの全部又は一部を継続的に補助するための現金支出)