留学の費用はいくら?|交換留学は年90万〜260万円が目安。学費・住まい・渡航費・保険・ビザの内訳と、給付・貸与の奨学金の額

留学の費用は、学費・住む費用と生活費・渡航費・保険・ビザなどの手続きの費用に分けると見積もれます。文部科学省のトビタテ!留学JAPANの案内では、大学の交換留学は授業料が要らず、年90万〜260万円程度が目安です。
この記事では、それぞれの費用の目安と、外貨で決まる額の見積もり方、日本学生支援機構とトビタテの給付の額、借りられる奨学金とローンの額を書きます。日本を離れる間の住民税・年金・健康保険と、家計簿での置き方もまとめます。
留学にいくら用意すればよいのか、見当がつきません。学費のほかに何にお金がかかるのかも分かりません。
留学の費用は、学費・住まい・渡航・保険・手続きに分ける
日本学生支援機構の海外留学情報サイトは、学校を選ぶときに比べる費用として、授業料・滞在費・教材費を挙げています。ここに、行き帰りの渡航費と、保険、ビザやパスポートの手続きの費用を足すと、留学の費用の全体になります。
内訳は、次のように分けて書き出します。
- 学費:授業料と教材費。語学学校は、週や4週間ごとの額で示されることがある
- 住む費用と生活費:寮・ホームステイ・アパートの費用と、食費・交通費など
- 渡航費:行き帰りの航空券と、出国のたびにかかる国際観光旅客税
- 保険:留学保険や、留学先の国や学校が加入を求める保険
- 手続きの費用:パスポートとビザの申請料、ビザのための健康診断や書類の費用、送金や両替の手数料
大学の短期留学と交換留学の目安
トビタテ!留学JAPANの「大学生の留学準備ガイド」は、留学の形ごとに費用のめやすを示しています。在籍する大学のプログラムで行く場合の額は、次のとおりです。
- 短期(目安は1週間から3か月):授業料が月15万〜50万円、滞在費が月5万〜15万円、渡航費が10万〜20万円で、合計30万〜150万円程度
- 交換留学(目安は半年から2年):授業料は不要、滞在費が月5万〜15万円、渡航費が10万〜20万円程で、合計が年90万〜260万円程度
交換留学の額のほかに、生活費・保険・ビザ取得の費用がかかると注記されています。奨学金の対象になれば負担が軽くなり、学生寮に入れれば滞在費を低く抑えられるとも書かれています。
海外の学校に直接申し込む留学は、「プログラム内容により大きく異なる」として額が示されていません。学位を取る留学や語学学校の額は、次の節で国ごとの例を見ます。

期間と国で見た総額と、実際にかかった額
留学の総額は、国と期間で大きく変わります。公的な調べと、留学の手配をする会社の調べの数字を並べます。
語学留学の総額の例(民間の調べ・2026年)
留学の手配をする会社が2026年に調べた、語学留学の授業料・滞在費・食費を合わせた目安は、次のとおりです。航空券や留学保険の料金は入っていません。
- アメリカ:12週間で144万〜217万円、48週間で528万〜838万円
- カナダ:12週間で98万〜125万円、48週間で355万〜494万円
- オーストラリア:12週間で112万〜135万円、48週間で411万〜530万円
- イギリス:12週間で113万〜188万円、48週間で413万〜712万円
同じ国の同じ期間でも、学校やコース、1週間の授業の数、都市で幅が出ると説明されています。円での額は、調べた時点の為替で出したものです。
実際にかかった総費用と、家庭で出せる額
トビタテ!留学JAPANの頁は、日本学生支援機構の「平成30年度海外留学経験者追跡調査報告書」から、留学にかかった総費用を紹介しています。1年未満の留学をした人の約55%が100万円未満、1年以上の人の約21%が100万円以上200万円未満、約15%が500万円以上でした。
同じ頁は、文部科学省の「学生の海外留学に関する調査2022」も引いています。保護者が留学費用として出せる最大の金額は、約45%が「100万円以下」と答え、約20%が「0円」と答えました。
学費は、留学の形で変わる
同じ留学でも、交換留学・学位を取る留学・語学学校で、学費を払う先と額の決まり方が違います。見積もりの前に、どの形の留学かを決めておきます。
交換留学は、在籍する大学に学費を払う
トビタテの案内では、交換留学は在籍する大学への学費だけで、海外の大学に追加の学費を払わずに単位を取りながら留学できるとしています。留学先の授業料が要らない代わりに、日本の大学の学費は払います。
単位認定留学には、交換留学のような授業料の免除はなく、授業料は行き先の学校で違います。ダブルディグリーの授業料の扱いは、プログラムによって違うとされています。
学位を取る留学は、留学先の授業料が年ごとにかかる
トビタテの国・地域別留学ガイドは、大学の授業料の目安を現地の通貨で示しています。ガイドに書かれた額は、次のとおりです。
- アメリカ:公立4年制(州外の学生)がUS$29,150、私立4年制がUS$41,540(1学年の9か月間・2023年の資料)
- 英国:大学が£10,000〜/年、大学院が£15,000〜/年
- オーストラリア:大学がAU$20,000〜45,000/年
- カナダ:学部が年間C$36,100(平均)、大学院が年間C$21,100(平均)
ガイドの最終更新は、アメリカ・オーストラリア・カナダが2023年12月、英国が2024年4月です。今の額は、行きたい学校の案内で確かめます。
語学学校は、週や4週間ごとの額で見る
同じガイドは、語学学校の授業料を週や4週間ごとに示しています。オーストラリアはAU$300〜550/週、カナダは週C$340〜C$425程度、アメリカの私立はUS$900/4週間(週20時間)です。
アメリカの額は、日本学生支援機構の海外留学支援サイトの2020年8月1日現在の資料からとされています。通う週の数を掛けると、期間全体の授業料になります。
高校留学は、交換留学のプログラムか私費か
トビタテの国・地域別留学ガイドのアメリカの頁は、高校生の留学を交換留学のプログラムと私費留学に分けています。交換留学のプログラムは約190万〜200万円/1年で、渡航費・健康保険料・学費・オリエンテーションの費用などを含むとしています。
私費留学は、学費だけで公立高校が年$3,000〜$10,000、私立高校が年約$16,000〜$24,000です。私費留学では、住まいの費用が別にかかります。
住む費用と生活費は、住まいの形で変わる
トビタテの案内の滞在費は月5万〜15万円で、学生寮に入れれば低く抑えられるとしています。国ごとのガイドは、住まいの形ごとの額を現地の通貨で示しています。
- アメリカ:大学の1学年(9か月間)の部屋代と食費の合計が、公立4年制(州外の学生)でUS$12,770、私立4年制でUS$14,650。ほかに交通費や教科書代などがUS$4,200〜4,900
- オーストラリア:ホームステイがAU$260〜310/週(2食付き)、学生寮がAU$320〜400/週、シェアハウスを含む賃貸がAU$150〜400/週
- カナダ:生活費が年間C$15,000程度
寮やホームステイの費用に食事が入るかどうかで、別にかかる食費が変わります。見積もりでは、住まいの費用と食費を分けて書き、何食付きかを確かめておきます。
渡航費・保険・手続きの費用
学費と住まいのほかに、出発の前後にまとまってかかるお金があります。航空券・保険・ビザは、出発より前に払うものです。
渡航費は、行き帰りの航空券と出国の税
トビタテの案内では、渡航費は10万〜20万円が目安です。日本から出国するたびに国際観光旅客税が1回3,000円かかり(2026年7月1日から)、2歳未満はかかりません。
留学の途中で一時帰国するなら、その往復の分も足します。行きと帰りの時期が決まっていれば、航空券の代金を早めに調べておけます。
パスポートとビザ
パスポートの手数料は、2026年7月1日の申請分から、18歳以上の10年用が窓口で9,300円、18歳未満の5年用が4,800円です。国と都道府県の内訳と払い方は、パスポートの費用はいくら?にあります。
日本学生支援機構の案内では、国や地域によって、ビザの申請や入国のときに要るパスポートの残りの有効期間が決まっていることがあります。残りが1年未満なら切り替えの申請ができるので、留学の前に期限を確かめます。
ビザは留学先の国が出すもので、申請の手数料も留学先の国が決めます。英国の政府の案内(GOV.UK)では、英国の外から学生ビザを申請すると£558かかります。
英国では、ビザの申請のときに医療の追加料金(Immigration Health Surcharge)も払い、学生は1年につき£776です。英国の外から6か月以下の期間で申請するときは払わず、6か月を超えて1年未満なら1年分を払います。
アメリカの学生ビザ(F)や交流訪問者ビザ(J)では、ビザの申請料とは別に、SEVIS の費用がかかります。米国移民・関税執行局(ICE)の案内では、F ビザの申請者が$350、J ビザの申請者が$220です。
ほかの国の額は、留学先の国の大使館や移民局の案内で確かめます。トビタテの案内も、ビザの手続きは国によって違うので、各国の移民局のウェブサイトで確かめるよう書いています。
保険は、留学先が求めるものを先に確かめる
日本学生支援機構の案内は、出発前に日本の留学保険に入る方法と、留学先で現地の保険に入る方法を挙げています。保険料・補償の範囲・緊急時の対応は保険会社で違うので、比べて選ぶよう書いています。
国や学校によっては、決まった保険に入らないと入学やビザが認められません。日本学生支援機構の案内に挙がっている例は、次のとおりです。
- オーストラリア:学生ビザには、海外留学生健康保険(OSHC)への加入が要る
- ドイツ:学生ビザの申請には、入国の時点から有効な健康保険への加入が要る
- 英国:6か月以上の留学では、学生ビザの申請のときに Immigration Health Surcharge を払う
- アメリカ:J1ビザでは、補償の額などの条件を満たす保険への加入が要る
- シンガポール:外国人留学生は、在籍する大学の学生医療保険に入る
現地の保険に入るときは、日本の留学保険と重ねて入るか、短期の海外旅行保険で渡航してから現地の保険に入る方法があるとされています。現地の保険が効くまでの間に、保険の無い期間を作らないよう注意が要ります。
送金と両替の手数料
日本学生支援機構の案内では、海外への送金は、送る側の銀行の手数料のほかに、受け取る側の銀行でも手数料がかかります。間に別の銀行を通ると、その銀行の手数料が引かれることもあります。
学費のように決まった額を送るときは、手数料が引かれて足りなくならないよう注意が要ると書かれています。デビットカードやプリペイドカードで現地のATMから引き出すときも、為替レートの上乗せやATMの手数料がかかります。
現金に両替するときも、両替する場所で両替のレートが違い、手数料がかかる場合もあります。両替の前に、レートと手数料の両方を確かめます。
外貨の額は、払う日の為替で円に直す
授業料や住まいの費用が外貨で決まっているときは、円での額は払う日の為替で変わります。見積もりには置いた為替の率を書いておき、率が動いたときの額も出しておきます。
送金や両替で実際に使われるのは銀行や両替所の率で、ニュースで見る為替の率とは違います。日本学生支援機構の案内も、まとまった額を送るときは、手数料だけでなく換算のレートで受け取る額が変わるとしています。
語学学校に4週間通う例
例として、アメリカの私立の語学学校(US$900/4週間)に通い、ホームステイ(US$600〜/4週間・2食付き)をする4週間を考えます。学校と住まいの分は、合わせてUS$1,500です。
1ドル=150円と置くと22万5,000円、1ドル=165円と置くと24万7,500円で、2万2,500円違います。ここに渡航費・保険・2食の外の食費などが加わります。

返さなくてよい奨学金(給付)の額
日本学生支援機構の海外留学支援制度と、トビタテ!留学JAPANは、返さなくてよい奨学金です。どれも応募と選考があり、窓口と時期が違います。
海外留学支援制度(協定派遣)
日本の大学などが海外の大学と結んだ協定で、在籍したまま8日以上1年以内派遣されるプログラムの学生が対象です。日本学生支援機構に採択されたプログラムに限られ、申し込みは在籍する大学を通して行います。
日本学生支援機構の案内(2026年6月22日更新)の支給額は、次のとおりです。
- 奨学金の月額:A地区12万円、B地区11万円、C地区9万円、D地区8万円
- 渡航支援金:一定の家計基準を満たす人に16万円、一定の派遣期間を満たす人に1万円
地区は国・地域コード表で決まり、アメリカはニューヨークなどの都市がA、そのほかの都市がBです。英国はロンドンがA、そのほかがBで、ドイツはC、オーストラリアはBです。
対象は、在籍する大学で「経済的理由により、自費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者」と認められる人などです。在籍する大学が選考するので、条件は大学の窓口で確かめます。
海外留学支援制度(学部・大学院の学位取得型)
学部学位取得型は、高校などを出て海外の大学に直接入り、学士の学位を目指す人が対象です。2027年度の募集要項では、奨学金の月額は13万9,000円(台湾など)から35万2,000円(アメリカ・英国など)までの区分に分かれ、渡航支援金1万円が加わります。
支援は原則4年で、家計を支える人の令和7年の合計所得金額が2,000万円以下であることなどが条件です。2027年度の募集は、2027年4月から2028年3月までに留学を始める人が対象で、エントリーは2026年9月24日で締め切られました。
大学院学位取得型は、海外の大学院で修士か博士の学位を目指す人が対象です。月額は17万7,000円(タイなど)から38万8,000円(アメリカ・英国など)までで、修士は2年、博士は3年が支援の上限です。
どちらの月額も2026年度の実績で、2027年度の予算の成立の状況で変わることがあると書かれています。支給は、毎月の在籍の確認の後に、本人名義の日本の口座へ送られます。
トビタテ!留学JAPAN(大学生等)
トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラムは、企業などの寄附による返さなくてよい奨学金です。大学生等の2026年度(第18期)の募集要項の支給額は、次のとおりです。
- 奨学金の月額:北米・シンガポール・欧州・中近東は16万円、アジア(シンガポールを除く)・大洋州・中南米・アフリカは12万円(欧州の一部の国も12万円)。家計基準を超える人は地域にかかわらず6万円
- 留学準備金:アジア地域15万円・その他の地域25万円に、円安や物価の高騰を踏まえてアジア6万円・その他10万円を増額
- 授業料:30万円(受け入れ先で授業料が全額免除の場合や、語学だけを学ぶ場合は対象外)
家計基準は、日本学生支援機構の国内の第二種奨学金の家計基準です。留学期間は28日以上1年以内(3か月以上を推奨)で、2026年4月1日時点で30歳以下であることなども条件です。
トビタテ!留学JAPAN(高校生等)
高校生等の2026年度(第11期)の奨学金は、月額16万円・12万円(家計基準を超える人は6万円)に、支給対象の月数を掛けた額です。月数は留学期間の日数を31で割った数で、小数点以下は切り上げます。
募集要項の例では、留学期間が144日なら5回分で、月額16万円の人は80万円です。留学準備金は、アジア地域15万円・その他の地域25万円に、6万円・10万円の増額が加わります。
留学期間が124日以下の場合、奨学金は留学が終わった後にまとめて振り込まれます。125日以上なら、支給対象の月の翌月に振り込まれる予定です。
借りる奨学金とローン
給付に選ばれなかったときや、給付で足りない分は、借りる方法もあります。どれも返すお金なので、返す月の額まで見てから決めます。
第二種奨学金(海外)
海外の大学・大学院で学位を取る人が借りられる、利子の付く奨学金です。月額は、大学が2万円から12万円まで、大学院が5万円・8万円・10万円・13万円・15万円から選びます。
希望すれば、初回に10万〜50万円の入学時特別増額貸与奨学金を足せます。借りるには、保証料を払う機関保証と、連帯保証人・保証人を立てる人的保証の両方に入る必要があります。
利率は貸与が終わるときに決まり、固定か見直しかの算定方法は申し込みのときに選びます。返還は、貸与が終わった翌月から数えて7か月目に始まります。
国の教育ローン
日本政策金融公庫の国の教育ローンは、修業年限3か月以上の外国の教育施設に留学する資金なら、子ども1人450万円まで借りられます。金利や世帯年収の上限、申し込みの流れは、国の教育ローンとはにあります。
費用を抑える方法
トビタテ!留学JAPANの「先輩たちの留学費用削減術」は、留学費用の要らない交換留学から考えることや、民間の奨学金を併せて使うことを挙げています。渡航費や一時帰国の回数を考えて行き先を選ぶことも、工夫の1つに入っています。
物価の安い国を選ぶ、住まいと食事が付く受け入れ先を選ぶ、学費の要らない形で学ぶ、という例も紹介されています。トビタテの留学準備ガイドも、学生寮に入れると滞在費を低く抑えられるとしています。
航空券は、時期によって値段が違います。学生ビザでアルバイトができるかどうかと、その条件は国によって違うので、留学先の国の移民局の案内で確かめます。
日本を離れる間の住民税・年金・健康保険
日本学生支援機構の案内では、海外に1年以上住む場合は、市区町村に海外転出届を出して住民票を抜きます。住民票を残したままだと、住民税・国民年金・国民健康保険を払う義務が続きます。
海外転出届を出すと、国民健康保険から抜け、保険料を払う義務がなくなります。国民年金も強制加入ではなくなり、その分だけ将来の年金が減ります。日本国籍の人は、任意で加入して納めることもできます。
海外の大学などに留学した場合は、国民年金の学生納付特例は使えません。住民税は1月1日に住所があった市区町村で課税されるので、年度の途中で出国したときは、納税管理人を決めてその年度の分を納めます。
1年未満の留学なら、海外転出届は要りません。住民票が残るので、住民税・国民健康保険料・国民年金保険料の支払いは続きます。
家計簿では、留学の費用をまとめて追う
留学の費用は、払う時期が出発の前・留学中・帰国の後に散らばります。家計簿では、1つの項目にまとめて、見積もりと実際の額を並べます。
項目は「留学」1つにして、内訳で分ける
学費・住まい・渡航費・保険・手続きの費用・送金の手数料を、項目「留学」の内訳として書きます。内訳を分けておくと、見積もりと実際の差がどこで出たかを後で見られます。
学費と住まいの費用は、出発の前に払う
日本学生支援機構の案内では、入学が許可されたら、授業料などの必要な費用を送金する手続きがあります。国によっては、ビザの申請のときに学費を払った証明を求められることもあります。
そのため、学費と住まいの費用は、出発より前の月に家計から出ていきます。見積もりには、為替の動きや初めの月の出費に備えた予備の額も入れておきます。
外貨で払った分は、円で引き落とされた額を書く
カードや送金で外貨を払ったときは、実際に円で引き落とされた額を書き、そのときの外貨の額と為替の率をメモに残します。次の学期の分を見積もるときに、置く率の手がかりになります。
給付が入る月と、払う月のずれを書く
給付の奨学金は、払う月と入る月がずれることがあります。トビタテの高校生等で124日以下の留学なら、奨学金は留学の後にまとめて振り込まれるので、それまでの分は立て替えます。
家計簿には、払う予定の月と、給付や貸与が入る予定の月を並べて書いておきます。立て替えが続く月の残高を先に見ておけば、足りない月に備えられます。
迷いやすい場面
交換留学でも、日本の大学の学費はかかる
交換留学は、留学先の授業料が要らない代わりに、在籍する大学の学費を払います。留学中の学期の授業料の扱いは在籍する大学の決まりなので、大学の窓口で確かめます。
協定派遣とトビタテは、一緒に受けられない
日本学生支援機構の協定派遣の案内では、トビタテ!留学JAPANや大学院学位取得型との併給は認められていません。日本学生支援機構の貸与の奨学金(第一種・第二種)とは、一緒に受けられます。
よくある質問
Q1年間の留学には、いくらかかりますか
トビタテの案内では、大学の交換留学は授業料が要らず、滞在費と渡航費で年90万〜260万円程度が目安です。生活費・保険・ビザ取得の費用は、これとは別にかかります。
学位を取る留学では、留学先の授業料が加わります。額は国や学校で違い、外貨で決まる分は払う日の為替で円の額が変わります。
Q実際に留学した人は、いくらかかっていますか
日本学生支援機構の平成30年度の追跡調査では、1年未満の留学をした人の約55%が、総費用100万円未満でした。1年以上の人では、約15%が500万円以上でした。
Q短期留学なら、いくらかかりますか
在籍する大学のプログラムで1週間から3か月の目安で行く短期留学は、トビタテの案内で合計30万〜150万円程度が目安です。授業料は月15万〜50万円、滞在費は月5万〜15万円、渡航費は10万〜20万円とされています。
Q返さなくてよい奨学金には、何がありますか
日本学生支援機構の海外留学支援制度(協定派遣・学部学位取得型・大学院学位取得型)と、トビタテ!留学JAPANがあります。協定派遣は月8万〜12万円、トビタテの大学生等は月6万〜16万円に、留学準備金などが加わります。
どれも選考があり、協定派遣とトビタテは在籍する学校を通して申し込みます。学部学位取得型は、個人で応募します。
Q高校生が使える奨学金はありますか
トビタテ!留学JAPANには高校生等の区分があり、月額16万円・12万円・6万円の奨学金と留学準備金を支給します。124日以下の留学では、奨学金は留学が終わった後に振り込まれます。
Q外貨の学費は、いつの為替で見積もればよいですか
円での額は、払う日の為替で決まります。見積もりには置いた率を書き、率が動いたときの額も出しておくと、差の大きさが分かります。
まとめ
- 留学の費用は、学費・住む費用と生活費・渡航費・保険・手続きの費用に分けて見積もる
- トビタテの案内の目安は、大学の交換留学が年90万〜260万円程度、短期留学が30万〜150万円程度(交換留学は生活費・保険・ビザの費用が別)
- 日本学生支援機構の調べでは、1年未満の留学をした人の約55%が総費用100万円未満
- 学位を取る留学と語学学校は、留学先の授業料が外貨で決まり、円の額は払う日の為替で変わる
- ビザの手数料は留学先の国が決める。英国は学生ビザ£558と医療の追加料金(学生は1年£776)
- 給付は、協定派遣(月8万〜12万円)・学位取得型・トビタテ(大学生等は月6万〜16万円と留学準備金・授業料)
- 借りるなら、第二種奨学金(海外)・国の教育ローン(留学なら450万円まで)
- 1年以上なら海外転出届を出し、国民健康保険・国民年金の扱いが変わる
学費・住まい・渡航費・保険・手続きに分けて書き出せば、足りない所が見えます。外貨の分は為替の率を置いて、給付が入る月も並べておきます。
この記事で参照した公的情報
- 大学生の留学準備ガイド(費用のめやす=在籍大学等のプログラムの短期(目安1週間から3ヶ月)は授業料15〜50万円/月・滞在費5〜15万円/月・渡航費10〜20万円・合計30〜150万円程度/交換留学は授業料不要・滞在費5万円〜15万円/月・渡航費10万円〜20万円程・合計90〜260万円/年程度・上記のほか生活費、保険、ビザ取得費用などがかかる・学生寮に入れると滞在費は低くおさえられる/単位認定留学の授業料は行き先の学校により異なる/その他の留学は「プログラム内容により大きく異なる」/ビザ申請の手続きは国によって異なるので各国の移民局のwebサイトで確認)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/univ/planguide/
- 国・地域別留学ガイド(アメリカ:大学の授業料の平均=公立4年制(州外学生)US$29,150・私立4年制US$41,540/1学年(9カ月間)、部屋代+食費=公立US$12,770・私立US$14,650、その他の交通費や教科書代などUS$4,200〜4,900(Trends in College Pricing 2023)、語学学校の私立US$900/4週間・ホームステイUS$600〜/4週間(2食付)(海外留学支援サイト 2020年8月1日現在)・最終更新2023年12月15日)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/countryguide/america/index.html
- 国・地域別留学ガイド(英国:授業料=大学£10,000〜/年・大学院£15,000〜/年・最終更新2024年4月15日)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/countryguide/uk/index.html
- 国・地域別留学ガイド(オーストラリア:大学の授業料AU$20,000〜45,000/年・語学学校AU$300〜550/週・ホームステイAU$260-310/week(2食付)・学生寮AU$320-400/週・賃貸物件(シェアハウス含む)AU$150〜400/週・最終更新2023年12月15日)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/countryguide/australia/index.html
- 国・地域別留学ガイド(カナダ:University・学部の授業料 年間C$36,100(平均)・大学院C$21,100(平均)・語学学校 週C$340〜C$425程度・生活費 年間C$15,000程度・最終更新2023年12月15日)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/countryguide/canada/index.html
- 留学準備・お役立ち情報 お金の管理(2025年9月22日更新・海外送金は送金側の銀行の手数料のほか受取り側の銀行でも手数料・経由した銀行からも差し引かれることがある・学費など決まった金額を送金するときは手数料で不足しないよう注意・デビットカードやプリペイドカードは為替レートの上乗せやATM利用手数料)
- 窓口
- 日本学生支援機構(海外留学情報サイト)
- 確認日
- 確認先
- https://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/basic/simulation/okane.html
- 留学準備・お役立ち情報 留学中の保険(2025年9月29日更新・出発前に日本の留学保険に入る・留学先で現地の保険に入る・各国の状況例(オーストラリアのOSHC・ドイツ・イギリスのImmigration Health Surcharge・アメリカのJ1ビザ・スペイン・シンガポール))
- 窓口
- 日本学生支援機構(海外留学情報サイト)
- 確認日
- 確認先
- https://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/basic/simulation/hoken.html
- 留学準備・お役立ち情報 役所の手続き(2025年9月29日更新・1年以上は海外転出届・住民票を残すと住民税・国民年金・国民健康保険を支払う義務・国民年金の任意加入・海外の大学などに留学した場合は学生納付特例制度は利用できない・住民税は1月1日現在の住所で課税・納税管理人・パスポートの残存有効期間)
- 窓口
- 日本学生支援機構(海外留学情報サイト)
- 確認日
- 確認先
- https://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/basic/simulation/yakusyo.html
- 留学準備・お役立ち情報 留学までのプランニング(2026年4月10日更新・学校選択の条件の「費用」=授業料、滞在費、教材費など)
- 窓口
- 日本学生支援機構(海外留学情報サイト)
- 確認日
- 確認先
- https://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/basic/planning.html
- 海外留学支援制度(協定派遣)(2026年6月22日更新・8日以上1年以内・奨学金月額A地区12万円・B地区11万円・C地区9万円・D地区8万円・渡航支援金(一定の家計基準を満たす者)16万円・(一定の派遣期間を満たす者)1万円・在籍大学等において経済的理由により自費のみでの参加が困難な者・ほかの奨学金等の月額が本制度の月額を超えない者・第一種・第二種奨学金との併給は可能・トビタテ!留学JAPAN・大学院学位取得型・国内の給付奨学金との併給は認められない)/国・地域コード表(アメリカ合衆国のサンフランシスコ・ニューヨークなどはA・その他の都市はB・英国のロンドンはA・その他はB・ドイツはC・オーストラリアはB)
- 窓口
- 日本学生支援機構
- 確認日
- 確認先
- https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/index.html
- 2027年度海外留学支援制度(学部学位取得型)募集要項(奨学金月額(2026年度実績)A352,000円(カナダ・アメリカ合衆国・英国・シンガポール)〜H139,000円(台湾)・渡航支援金1万円・支援期間原則4年・家計支持者の令和7年の合計所得金額2,000万円以下・2027年4月〜2028年3月に留学を開始する計画・エントリーは2026年9月1日〜9月24日13時・支援額は2027年度予算の成立状況により変更する場合がある)
- 窓口
- 日本学生支援機構
- 確認日
- 確認先
- https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2027.html
- 2027年度海外留学支援制度(大学院学位取得型)募集要項(奨学金月額(2026年度実績)A388,000円(カナダ・アメリカ合衆国・英国)〜H177,000円(タイ)・渡航支援金1万円・支援期間は修士2年(24か月)・博士3年(36か月)が上限・トビタテ!留学JAPAN・学部学位取得型・協定派遣との併給は認めない)
- 官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム~【大学生等対象】2026年度(第18期)派遣留学生募集要項(2025年10月・奨学金月額 家計基準内は北米・シンガポール・欧州・中近東16万円(除外国あり)・アジア(シンガポールを除く)・大洋州・中南米・アフリカ・除外国12万円、家計基準外6万円・留学準備金 アジア地域15万円・その他の地域25万円に円安や物価高騰を鑑みアジア6万円・その他10万円を増額・授業料30万円(受入れ機関で授業料不徴収・全額免除の場合や語学のみの科目は対象外)・家計基準は第二種奨学金の家計基準・留学期間28日以上1年以内(3か月以上を推奨)・2026年4月1日時点で30歳以下・インターンシップ等の報酬やほかの奨学金の平均月額が本制度の月額を超えない者・海外留学支援制度(協定派遣・学部学位取得型・大学院学位取得型)との併給はできない)
- 窓口
- 文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト・日本学生支援機構
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/assets/pdf/2026_18th_univ_applicant_guidelines.pdf
- 官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム~【高校生等対象】2026年度(第11期)派遣留学生募集要項(奨学金月額 家計基準内の地域区分①16万円・地域区分②12万円・家計基準外6万円・支給総額は月額×支給対象月数(留学期間の日数÷31・小数点以下切り上げ)・例1は144日で5回分80万円・留学準備金 アジア地域15万円・その他の地域25万円に6万円・10万円を増額・ロング以外(留学期間124日以下)は留学終了後に一括支給・ロング(125日以上)は支給対象月の翌月(予定))
- 窓口
- 文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト・日本学生支援機構
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/assets/pdf/2026_11th_hs_applicant_guidelines.pdf
- 留学のための奨学金 日本学生支援機構の奨学金(2026年9月1日更新・給付型の海外留学支援制度(学部学位取得型・大学院学位取得型・協定派遣)とトビタテ!留学JAPAN・トビタテの申し込みは日本の在籍校を通じて行う・貸与型の第二種奨学金(海外)・国内貸与奨学金は条件を満たすと短期留学中も継続・留学時特別増額貸与奨学金)
- 窓口
- 日本学生支援機構(海外留学情報サイト)
- 確認日
- 確認先
- https://ryugaku.jasso.go.jp/scholarship/scholarship_jasso.html
- 第二種奨学金(海外)制度概要(貸与月額 大学2万円〜12万円の選択制・大学院5万円・8万円・10万円・13万円・15万円の選択制・入学時特別増額貸与奨学金10万円〜50万円・利子付き・利率の算定方法は申込時に選択・機関保証制度と人的保証制度の両方への加入・貸与終了の翌月から数えて7か月目に返還開始)
- 国の教育ローン(教育一般貸付)ご利用条件や金利・ご返済方法(融資額はお子さま1人につき350万円以内・海外留学(修業年限3ヵ月以上の外国教育施設に留学する場合)の資金は450万円以内)
- 窓口
- 日本政策金融公庫
- 確認日
- 確認先
- https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/sim.html
- 国際観光旅客税法 第15条(本邦からの出国一回につき三千円・令和8年7月1日施行の版)・第6条(2歳未満は非課税)
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/430AC0000000016
- 旅券法施行令 第1条・第2条(10年の旅券の国の手数料7,000円・18歳未満の5年の旅券2,500円・都道府県の手数料の標準2,300円(令和8年7月1日施行の版))
- 窓口
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)
- 確認日
- 確認先
- https://laws.e-gov.go.jp/law/401CO0000000122
- Student visa - How much it costs(£558 to apply for a Student visa from outside the UK)
- 窓口
- GOV.UK(英国政府)
- 確認日
- 確認先
- https://www.gov.uk/student-visa/how-much-it-costs
- Pay for UK healthcare as part of your immigration application - How much you have to pay(£776 per year for students・6 months or less applying from outside the UK=no surcharge・more than 6 months but less than one year=a full year)
- 窓口
- GOV.UK(英国政府)
- 確認日
- 確認先
- https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay
- かかった費用、教えます!先輩たちの留学費用削減術(文部科学省「学生の海外留学に関する調査2022」=保護者が留学費用として出せる最大の金額は約45%が「100万円以下」・約20%が「0円」/日本学生支援機構「平成30年度海外留学経験者追跡調査報告書」=1年未満の留学経験者の約55%が100万円未満・1年以上の約21%が100万円以上200万円未満・約15%が500万円以上/工夫の例=留学費用不要の交換留学から考える・民間の奨学金等の併用・渡航費や一時帰国の頻度を考えて渡航先を選ぶ・物価の安い国・食費と宿泊費を含む機関・学費の要らないVisiting Student)
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/cuttingcosts/
- 留学の費用(2026年留学ジャーナル調べ・語学留学の「授業料」+「滞在費」+「食費」の目安=アメリカ12週間144万〜217万円・48週間528万〜838万円、カナダ98万〜125万円・355万〜494万円、オーストラリア112万〜135万円・411万〜530万円、イギリス113万〜188万円・413万〜712万円。航空券や留学保険料は別)
- 窓口
- 株式会社留学ジャーナル(民間の調査)
- 確認日
- 確認先
- https://www.ryugaku.co.jp/cost/
- I-901 SEVIS Fee(Fee Amounts=F or M visa applicants $350・J visa applicants $220・This fee is separate from visa fees)
- 窓口
- 米国移民・関税執行局(ICE)
- 確認日
- 確認先
- https://www.ice.gov/sevis/i901
- 国・地域別留学ガイド(アメリカ・高校生向けガイド:交換留学プログラム約190万~200万円/1年(渡航費、健康保険料、学費、カウンセリング料、オリエンテーション費用、事務手続費などを含む)・私費留学の公立高校$3,000~$10,000/年・私立高校約$16,000~$24,000/年(学費のみ))
- 窓口
- 文部科学省 トビタテ!留学JAPAN
- 確認日
- 確認先
- https://tobitate-mext.jasso.go.jp/countryguide/america/index.html