うさぎの飼育費は月いくら?|1年150,875円・月にすると約1万2,600円(2025年の調査)と内訳、迎えるときの用品代、病院代

支出の見直し ・

うさぎの飼育費は、ペット保険の会社が自社の契約者に聞いた2025年の調査で、1年150,875円でした。月にすると約1万2,600円です。この額には、フードや日用品のほか、保険料・病院代・冷暖房の電気代も入っています。

保険に入らない家なら、保険料の分(1年27,579円)を除いて、月にすると約1万300円です。その場合は病院代を全額自分で払うので、毎月の分とは別に病院代の予備を取り分けておきます。

うさぎを迎えたいのですが、牧草や電気代で毎月いくら出ていくのか分かりません。病院代がどれくらいかかるのかも心配です。

うさぎの飼育費は、1年150,875円・月約1万2,600円(2025年の調査)

この調査は、アニコム損害保険が自社のペット保険の契約者に、インターネットで聞いたものです。2025年1月〜12月の1年間に、ペット1頭へ使った額を答えてもらっています。うさぎの回答は159頭でした。

保険を扱う会社の調査なので、答えたのは保険に入っている飼い主で、額には保険料も入っています。自分の家に当てはめるときは、次の内訳から要る項目だけを拾います。

何にいくらかかっているか

同じ調査のうさぎの1年の額を、項目ごとに12で割って月の額にしました。項目の額は、答えた159頭の平均で、足すと合計の150,875円になります。

項目 1年 月にすると
フード・おやつ 38,478円 3,206円
ペット保険料 27,579円 2,298円
治療費 27,186円 2,266円
光熱費の増えた分 24,818円 2,068円
日用品 8,731円 728円
ホテル・シッター 5,510円 459円
ワクチン・健診など 4,305円 359円
そのほか 14,268円 1,189円
合計 150,875円 12,573円

「そのほか」は、サプリメント(5,433円)・トリミング(4,468円)・交通費(2,275円)・防災用品(1,157円)などを足した額です。いちばん大きいのはフード・おやつで、牧草とペレットがここに入ります。

保険に入らない家は、保険料の行を除くと1年123,296円、月にすると約1万300円です。その代わり、病院代は全額を自分で払うので、治療費の行は平均より厚めに見ておきます。

アニコム損害保険の2025最新版ペットにかける年間支出調査の、うさぎ1羽にかかる額の図。1か月にすると12,573円、1年は150,875円、10年分を足す計算の例は1,508,750円。前の年の2024年分は1年168,316円

前の年の調査では、1年168,316円

同じ調査の2024年分は、うさぎ1羽で1年168,316円(回答265頭)でした。2025年分は前の年の89.6%で、額がいちばん大きく下がったのは光熱費(36,127円から24,818円)です。

調べる年や答えた頭数で、額は動きます。調査のうさぎの平均年齢は3.1歳と若いので、年を取ってからの病院代は、この平均とは別に予備を見ておきます。

毎月の額は、買った額と使い切った日数で出す

牧草やペレット、トイレの砂は、袋の大きさが商品ごとに違います。自分の家の月の額は、「買った額×30÷使い切った日数」で出せます。

たとえば、1,400円の牧草を28日で使い切ったなら、30日分は1,500円です(数字は計算の例です)。牧草・ペレット・トイレ用品をそれぞれこの式で出して足すと、表のフード・おやつと日用品の行を、自分の家の額に置き換えられます。

牧草は、うさぎが引き出して食べずに残す分もあるので、袋の減り方は家ごとに違います。最初の袋は開けた日と空になった日をメモし、その日数で月の額を出し直します。

迎えるときに、一度だけかかるお金

迎えた月には、毎月の額のほかに、うさぎの代金と用品代がかかります。ペット可の住まいかどうかも、迎える前に契約書で確かめます。

うさぎの代金は、種類と迎える先で違う

うさぎの代金は、種類によって幅があります。雑種のミニウサギは1万円以下から、ネザーランドドワーフは4万〜10万円、垂れ耳のホーランドロップは5万〜11万円ほどです。

個人から譲り受けるときは、代金はかからなくても、避妊の手術代や、それまでのエサ代の一部を払うことがあります。払う額と条件は、譲る人と先に決めておきます。

最初にそろえる用品

迎える前には、ケージ・トイレ・食器・牧草入れ・給水ボトル・キャリーなどをそろえます。ペット保険を扱う会社が示す目安では、最初にかかるのは全体でおよそ2万〜3万円です。

用品 目安の額
ケージ 1万円前後
トイレ(プラスチック) 1,000円前後
フード入れ 500〜1,000円
牧草入れ 1,000円前後
給水ボトル 1,000円前後
シート・砂(1パック) 1,000円前後
キャリー 3,000〜5,000円

キャリーは、動物病院に連れて行くときと、災害で避難するときに使います。トイレは陶器製にすると2,000〜3,000円前後です。夏の冷却マットや冬のヒーター、ブラシや爪切りも、季節や毛の生え変わりに合わせて買い足します。

爪切りは1〜2か月に1回要り、動物病院や専門店に頼むと1回500〜1,000円ほどです。トイレは尿石の汚れで数年に一度、給水ボトルは水の出が悪くなったときに買い替えるので、その分も毎月の額とは別に見ておきます。

犬や猫と違い、登録やマイクロチップの決まりは無い

動物愛護管理法でマイクロチップの装着を決めているのは、犬と猫です。うさぎを迎えても、犬猫のような変更登録の手続きと手数料はかかりません。

狂犬病予防法の登録と予防注射も、犬が対象です。犬を飼うときの登録や注射の費用は、犬を飼う費用の記事にまとめています。

病院代は、全額が家計から出る

人の医療と違い、うさぎの治療費を一部だけ払えばよくなる公的な保険はありません。2025年の調査では、ケガや病気の治療費が1年27,186円、ワクチン・健康診断などの予防費が4,305円でした。

うさぎを診る病院を、迎える前に探す

犬や猫を診る病院に比べると、うさぎを診られる動物病院は限られます。うさぎ・フェレット・小鳥などのエキゾチックアニマルを診る病院を、迎える前に探しておきます。

電話で聞くのは、うさぎを診てもらえるかと、健康診断で何を見てもらえていくらかかるかです。車やバスで通うなら、その運賃や駐車代も病院代の予備に含めます。

病気やけがで、1回の額が大きくなることがある

うさぎは、歯の噛み合わせが悪くなる不正咬合や、飲み込んだ毛で胃腸の動きが悪くなる毛球症にかかりやすいといわれます。高い所から跳んで骨を折ることもあります。

骨折や手術が要る病気では、1回で10万円を超えることもあります。料金はそれぞれの動物病院が決めるので、治療の前に見積もりを聞き、払える額と払い方を相談します。

ペット保険の保険料

同じ調査のペット保険料は、1年27,579円(月2,298円)でした。この調査に答えた159頭の飼い主(その会社の保険の契約者)が払った保険料の平均です。

保険で戻る割合と保険料は、商品で違います。入るかどうかは、1年分の保険料と、自分で毎月積み立てられる額を並べて決めます。保険で戻る額のしくみは、ペット保険は必要?で確かめられます。

電気代は、留守の間の冷暖房で増える

うさぎは暑さや寒暖の差で体調を崩しやすいため、留守の間もエアコンで部屋の温度を保ちます。2025年の調査では、飼育に伴って増えた光熱費が1年24,818円、月にすると2,068円でした。

前の年の調査では、この額が36,127円でした。夏や冬の長さ、住まいの断熱で変わるので、自分の家の分は電気の明細から出します。冷暖房の分の出し方は、明細の単価で、エアコンの分を出し直すで確かめられます。

家を空ける日にうさぎを預ける費用は、調査ではホテル・シッターで1年5,510円でした。うさぎなどの小動物を預かる施設の料金は、ペットホテルの料金にまとめています。

一生分は、1年の額に飼う年数を掛けて考える

うさぎの寿命は種類や飼い方で違い、10歳を超えて生きるうさぎもいます。一生分は、1年の額に、飼う年数を掛けて見積もります。

2025年の調査の1年150,875円で10年分を足すと、1,508,750円です(調査の額を10倍した計算の例です)。これとは別に、迎えるときの代金と用品代、年を取ってからの病院代の予備がかかります。

途中で額が上がる年もあれば、下がる年もあります。1年ごとに家計簿の実際の額と比べ、10年分の見込みを書き直すと、払い続けられるかを早めに確かめられます。

払えない・飼えないと感じたときの相談先

動物愛護管理法では、飼い主は、できる限り、動物がその命を終えるまで適切に飼うよう努めることになっています。うさぎ(いえうさぎ)はこの法律の「愛護動物」に入り、捨てると1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金になります。

病院代が払えないときは、治療の前に動物病院に見積もりを聞き、分けて払えるかなどを相談します。生活費まで足りないときは、市区町村の自立相談支援機関で、家計ごと相談できます。

飼えなくなりそうなときは、新しい飼い主を探します。法律で都道府県などが引き取ると決めているのは犬と猫で、うさぎは入っていません。迎えた先や動物病院、地域の動物愛護センターに、相談先を聞きます。

家計で備える手順

手順は3つで、紙のノートでも表計算でも書けます。調べた額は、あとで実際の支払いと比べられるように残しておきます。

ステップ1迎える月の一度だけのお金を書く10分

うさぎの代金、用品、キャリー、最初の健康診断を、払う月ごとに書きます。金額は、迎える先や動物病院で確かめた額にします。

ステップ2毎月の額を項目ごとに決める10分

内訳の表から、自分の家に当てはまる行だけを書き写します。牧草・ペレット・トイレ用品は「買った額×30÷使い切った日数」で出した額に置き換え、電気代の増えた分を足します。

ステップ3病院代の予備を、別の行で取り分ける5分

毎月の分とは別に、病院代の「予備」の行を作ります。保険に入らないなら、保険料の分を予備に回す形にすると、急な治療費に備えられます。積み立て方の例は、通院などの急な出費の置き方に書いています。

よくある質問

Qうさぎを飼うと、月にいくらかかりますか

保険会社の2025年の調査では、うさぎ1羽で1年150,875円、月にすると約1万2,600円でした。保険料を除くと月約1万300円です。

Qうさぎは、犬や猫より安く飼えますか

同じ調査の1年の額は、犬が413,416円、猫が195,427円、うさぎが150,875円でした。うさぎは犬や猫より低い一方、光熱費の増えた分は、犬(22,273円)や猫(15,580円)より高い額でした。

Q一人暮らしでも、うさぎを飼えますか

費用の面では、毎月の額と病院代の予備を払い続けられるかで考えます。出かけている間もつける冷暖房の電気代と、泊まりで出かけるときの預け先の料金も、迎える前に足しておきます。

Q賃貸の住まいで飼うときに、気をつけることは

ペット可の物件かを、契約書で確かめます。うさぎは柱や壁をかじることがあるので、退去のときの修理の費用を誰が払うかも見ておきます。考え方は、退去費用の記事にまとめています。

Qうさぎも、ペット保険に入るべきですか

入るかどうかを決めるときは、1年分の保険料(調査の平均は27,579円)、自分で予備に積み立てられる額、うさぎを診る病院の料金の3つを並べて比べます。どれがよいかは、家の貯えと病院の近さで変わります。

まとめ

  • うさぎ1羽の飼育費は、1年150,875円・月約1万2,600円(アニコム損害保険 2025年分の調査・保険の契約者159頭)
  • 額には保険料(1年27,579円)が入る。保険に入らないなら、月約1万300円に病院代の予備を足して考える
  • 迎えるときは、うさぎの代金と、用品でおよそ2万〜3万円がかかる
  • 病院代は全額を自分で払う。うさぎを診る病院は、迎える前に探す
  • 留守の間の冷暖房で、電気代が1年24,818円増えた(2025年の調査)
  • 毎月の分と、病院代の予備を分けて、家計簿で取り分ける

内訳の表から自分の家の行だけを拾えば、迎える前に毎月の額を出せます。病院代の予備も別の行で取り分けておけます。

この記事で参照した公的情報

  1. 2025最新版 ペットにかける年間支出調査(自社のペット保険の契約者・2025年1月1日〜12月31日の1年間にペット1頭へ支出した費用・インターネット調査・有効回答5,494件)うさぎ=年間150,875円・前年比89.6%・回答159頭・平均年齢3.1歳(ケガや病気の治療費27,186円・フード・おやつ38,478円・サプリメント5,433円・シャンプー・カット・トリミング料4,468円・ペット保険料27,579円・ワクチン・健康診断等の予防費4,305円・ペットホテル・ペットシッター5,510円・日用品8,731円・洋服473円・遊ぶ施設205円・首輪・リード257円・防災用品1,157円・交通費2,275円・光熱費(飼育に伴う追加分)24,818円)、2024年分=168,316円・回答265頭・光熱費36,127円。犬413,416円・猫195,427円
    窓口
    アニコム損害保険株式会社(民間の調査・2026年3月11日公表)
    確認日
    確認先
    https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2025/20260311/
  2. うさぎの飼育費用の読み物(迎える前の用品の目安=ケージ10,000円前後・プラスチック製のトイレ1,000円前後・陶器製2,000〜3,000円前後・フード入れ500〜1,000円・牧草入れ1,000円前後・給水ボトル1,000円前後・トイレシートとトイレの砂は1パック1,000円前後・キャリー3,000〜5,000円・最初におよそ2万〜3万円・食費と消耗品で月3,000〜5,000円・爪切りを頼むと500〜1,000円)
    窓口
    アニコム損害保険株式会社(ペット保険を扱う会社の目安)
    確認日
    確認先
    https://www.anicom-sompo.co.jp/usagi/1741.html
  3. 動物の愛護及び管理に関する法律 第7条第4項(終生飼養に努める)・第35条(都道府県等の引取りは犬又は猫)・第39条の2(マイクロチップの装着は犬又は猫)・第44条(愛護動物=いえうさぎを含む・遺棄は1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)(2026年6月5日施行の版と2027年1月4日施行の未施行の版で同じ文)
    窓口
    e-Gov法令検索(デジタル庁)
    確認日
    確認先
    https://laws.e-gov.go.jp/law/348AC1000000105

この記事を書いているのは

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この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の金融商品の推奨や、個別の投資判断に関する助言を行うものではありません。公的制度の要件・金額は変更される場合があり、自治体によって異なります。実際のご利用にあたっては、必ず公式の窓口でご確認ください。